143 / 227
第9章 この社会を革命するために 前編
第140話 死亡賭博 Death pool
しおりを挟む
有名人がいつ死ぬかについて賭けるギャンブルをデス・プールと呼ぶ。対象は様々で、スポーツ選手や作家、政治家、ときには天皇やローマ法王までもが選ばれる。
かつてプラネットを遊んでいた頃、低賃金の土木建築作業員にすぎなかった俺は、どうやって課金の費用を作るかいつも悩んでいた。
そんな時、このサイトからの広告メールによってデス・プールを知り、面白半分に参加した。
当時の俺は火村大輔というスカしたロック・ギタリストが大嫌いで、さっさと死ねばいいと思っていた。だから「30日以内に死亡」のチケットを購入した。
彼はそのときまだ20代後半の若い男で、急死などまず考えられず、よってこのチケットはいわゆる大穴となっていた。
で、賭けはどういう結末を迎えたか? 俺がチケットを買って数日後、情報局が飛ばしていたドローンが墜落事故を起こし、火村の妻と子どもを殺した。
火村は記者会見で号泣しながら訴えた。
「公共の利益のためとはいえ、なんでドローンをいつも飛ばしておく必要があるんですか!
こんなものはいらない! 仮に必要だとしても、24時間休みなしで飛ばす必要はない!
どうしてもの時だけ飛ばせばいいんです! 無闇にドローンを、ドローンを、乱用したことが、俺の家族の命を奪った! ドローンなんていらない、廃止すべきだ!」
みっともなく取り乱す火村の姿をテレビでながめながら、俺は心の中で拍手喝采した。ざまぁみろ、高慢ちきなクソ野郎! 調子に乗るから天罰が下ったんだ!
同時にこうも思った。ドローンを廃止なんて反体制的なことを言い出したら、LMや情報局が黙っているわけがない。近いうちに消されるに決まってる。
この予測はみごとに当たった。記者会見から2週間後、火村は自宅の庭で謎の焼身自殺を遂げたのだ。おかげで俺は賭けに勝ち、かなりの儲けを手に入れた。
それから俺はデス・プールに熱中した。いろんな有名人の健康データを血眼になって探し、分析し、くたばりそうな奴を見つけると片っ端から賭けた。
あの頃の俺は、賭けの対象にした有名人のニュースを知るたびにこう思った。こいつまだ生きてんのか、馬鹿野郎、さっさと死んで俺に儲けさせろ!
そいつが長生きしたせいで賭けに負けた時はしこたま罵った。クズ、クソ、ゴミ、アホ、ドちくしょう、今すぐ自殺して俺に詫びろ!
まぁ基本的には俺は勝つことが多かったから、こういう罵倒はごくたまに経験するだけだった。むしろたいていはこんなセリフと共に賭けを終えた。
ターゲットくん、死んでくれてありがとう。おかげで大儲けだ、君の死に心の底から感謝する!
デス・プールは俺に多くの金をもたらし、生活を楽にし、プラネットに重課金することを可能にしてくれた。でも、あることがきっかけで俺はこの愚かな博打をやめた。
それは港区でビルの建築の仕事をやってた時だった。休憩時間、現場の片隅でボーっとしていた俺は、その日の朝に知ったニュースのせいですごくブルーだった。
ニュースが言うには、俺が中学生の頃から大好きなロック・シンガーのヒューイ・タイガーが、くも膜下出血で死んだというのだ。まだ37歳だというのに!
彼みたいなクール・ガイがどうして若死にしなくちゃいけないんだ? そう考えた時、同僚の男たちの会話が聞こえてきた。
「おい、デス・プールって知ってるか?」
「噂だけはな。あれだろ、作家とか政治家がいつ死ぬかに賭けるっていう……」
「なんだ、知ってんのか。じゃあ話は早い、お前もやってみろよ」
「でもギャンブルはなぁ……」
「そんなヤバいもんじゃねぇよ、ちょっとした小遣い稼ぎと思えばいい。
実はさ、俺さ、こないだ賭けたのよ。ヒューイ・タイガーが死ぬかどうか……」
「タイガー? あいつ確か、昨日の夜に死んだんだろ?」
「そうそう! おかげで大儲けよ!」
「へぇ!」
「なんだっけ、AVMだっけ? よく知らねぇけど、タイガーって脳の血管が生まれつき病気だったらしいのよ。
だからいつかそこがバクハツしてくたばるんじゃねぇかと思ってさ。それで賭けたんだけど、アイツいつまでも死なねぇからさぁ……」
「そりゃお前、タイガーってまだ30代なんだしさ。普通に考えたらまず死なねぇよ」
「だがくたばった! いやぁお前、これ以上に嬉しいことってあるかよ!?」
「で、どんだけ儲かったの?」
「二十万!」
「マジ!?」
「だからお前もやってみろって! くたばりそうなの見つけりゃ、それでこんなに儲かるんだぜ? おいしい話だろ?」
巨大なハンマーで心を殴り飛ばされたような、そんな凄まじいショックだった。
俺はいつまでもタイガーに長生きして欲しかったし、もっと活躍して欲しかったし、もっともっといろんな曲を発表して欲しかった。
だが、俺がタイガーの長生きを祈ったまさにその時、同僚は死を祈った。タイガーが死んだというニュースを聞き、俺が悲しんだまさにその時、同僚は狂喜した。
デス・プールは法的には問題ない。大昔に日本版カジノ(IR)が生まれて以降、ギャンブルへの法規制は緩められ、デス・プールも合法となった。
しかし。法的に問題がないからといって、じゃあ道徳的にも問題ないのか? そんなわけあるか! これほど胸糞の悪い話はそうそうあるもんじゃない!
タイガーが死んだことで俺はやっと悟ったのだ。人の死を賭けの対象にしてはならないし、ましてや死を喜んではいけない。
そして、この一件と前後して、俺はプラネットで大事件に巻きこまれ、引退することを余儀なくされた。
引退するのだからもう課金する必要もない。したがってデス・プールでせっせと稼ぐ必要もない。こうして俺はデス・プールから完全に手を引いた。
若気の至りとはいえ本当に愚かなことをしたものだ。今でもそう思う。火村の死を喜んだのは大きな過ちだった、彼のファンの悲しみを思えばとても喜べる話ではない。
……思い出話はこれぐらいにしておこう。俺は回想をやめ、サイトを見て回る。仰木の死に関する賭けは……やっぱり行われているな。
参加者たちが投稿したコメント群を読む。ふむ……。現役引退後の仰木は離婚裁判で苦しみ、しばしば深酒した。それが病を招いて死につながったという意見が多い。
彼はLMに嫌われるような言動をする人物ではなかったし、マフィアに暗殺されるような事情を抱えていたわけでもない。
となると、おそらくだが、今回の急死はやはり単なる不運なのだろう。あるいは、不健康な生活習慣がもたらした必然的な悲劇だ。
こういった話は確かにまれに発生する、そんなに疑うほどのことではない。調査を打ち切ることに決め、俺はブラウザーを閉じて軽くため息をつく。
やれやれ……。世の中は嫌なことばっかりだ。
かつてプラネットを遊んでいた頃、低賃金の土木建築作業員にすぎなかった俺は、どうやって課金の費用を作るかいつも悩んでいた。
そんな時、このサイトからの広告メールによってデス・プールを知り、面白半分に参加した。
当時の俺は火村大輔というスカしたロック・ギタリストが大嫌いで、さっさと死ねばいいと思っていた。だから「30日以内に死亡」のチケットを購入した。
彼はそのときまだ20代後半の若い男で、急死などまず考えられず、よってこのチケットはいわゆる大穴となっていた。
で、賭けはどういう結末を迎えたか? 俺がチケットを買って数日後、情報局が飛ばしていたドローンが墜落事故を起こし、火村の妻と子どもを殺した。
火村は記者会見で号泣しながら訴えた。
「公共の利益のためとはいえ、なんでドローンをいつも飛ばしておく必要があるんですか!
こんなものはいらない! 仮に必要だとしても、24時間休みなしで飛ばす必要はない!
どうしてもの時だけ飛ばせばいいんです! 無闇にドローンを、ドローンを、乱用したことが、俺の家族の命を奪った! ドローンなんていらない、廃止すべきだ!」
みっともなく取り乱す火村の姿をテレビでながめながら、俺は心の中で拍手喝采した。ざまぁみろ、高慢ちきなクソ野郎! 調子に乗るから天罰が下ったんだ!
同時にこうも思った。ドローンを廃止なんて反体制的なことを言い出したら、LMや情報局が黙っているわけがない。近いうちに消されるに決まってる。
この予測はみごとに当たった。記者会見から2週間後、火村は自宅の庭で謎の焼身自殺を遂げたのだ。おかげで俺は賭けに勝ち、かなりの儲けを手に入れた。
それから俺はデス・プールに熱中した。いろんな有名人の健康データを血眼になって探し、分析し、くたばりそうな奴を見つけると片っ端から賭けた。
あの頃の俺は、賭けの対象にした有名人のニュースを知るたびにこう思った。こいつまだ生きてんのか、馬鹿野郎、さっさと死んで俺に儲けさせろ!
そいつが長生きしたせいで賭けに負けた時はしこたま罵った。クズ、クソ、ゴミ、アホ、ドちくしょう、今すぐ自殺して俺に詫びろ!
まぁ基本的には俺は勝つことが多かったから、こういう罵倒はごくたまに経験するだけだった。むしろたいていはこんなセリフと共に賭けを終えた。
ターゲットくん、死んでくれてありがとう。おかげで大儲けだ、君の死に心の底から感謝する!
デス・プールは俺に多くの金をもたらし、生活を楽にし、プラネットに重課金することを可能にしてくれた。でも、あることがきっかけで俺はこの愚かな博打をやめた。
それは港区でビルの建築の仕事をやってた時だった。休憩時間、現場の片隅でボーっとしていた俺は、その日の朝に知ったニュースのせいですごくブルーだった。
ニュースが言うには、俺が中学生の頃から大好きなロック・シンガーのヒューイ・タイガーが、くも膜下出血で死んだというのだ。まだ37歳だというのに!
彼みたいなクール・ガイがどうして若死にしなくちゃいけないんだ? そう考えた時、同僚の男たちの会話が聞こえてきた。
「おい、デス・プールって知ってるか?」
「噂だけはな。あれだろ、作家とか政治家がいつ死ぬかに賭けるっていう……」
「なんだ、知ってんのか。じゃあ話は早い、お前もやってみろよ」
「でもギャンブルはなぁ……」
「そんなヤバいもんじゃねぇよ、ちょっとした小遣い稼ぎと思えばいい。
実はさ、俺さ、こないだ賭けたのよ。ヒューイ・タイガーが死ぬかどうか……」
「タイガー? あいつ確か、昨日の夜に死んだんだろ?」
「そうそう! おかげで大儲けよ!」
「へぇ!」
「なんだっけ、AVMだっけ? よく知らねぇけど、タイガーって脳の血管が生まれつき病気だったらしいのよ。
だからいつかそこがバクハツしてくたばるんじゃねぇかと思ってさ。それで賭けたんだけど、アイツいつまでも死なねぇからさぁ……」
「そりゃお前、タイガーってまだ30代なんだしさ。普通に考えたらまず死なねぇよ」
「だがくたばった! いやぁお前、これ以上に嬉しいことってあるかよ!?」
「で、どんだけ儲かったの?」
「二十万!」
「マジ!?」
「だからお前もやってみろって! くたばりそうなの見つけりゃ、それでこんなに儲かるんだぜ? おいしい話だろ?」
巨大なハンマーで心を殴り飛ばされたような、そんな凄まじいショックだった。
俺はいつまでもタイガーに長生きして欲しかったし、もっと活躍して欲しかったし、もっともっといろんな曲を発表して欲しかった。
だが、俺がタイガーの長生きを祈ったまさにその時、同僚は死を祈った。タイガーが死んだというニュースを聞き、俺が悲しんだまさにその時、同僚は狂喜した。
デス・プールは法的には問題ない。大昔に日本版カジノ(IR)が生まれて以降、ギャンブルへの法規制は緩められ、デス・プールも合法となった。
しかし。法的に問題がないからといって、じゃあ道徳的にも問題ないのか? そんなわけあるか! これほど胸糞の悪い話はそうそうあるもんじゃない!
タイガーが死んだことで俺はやっと悟ったのだ。人の死を賭けの対象にしてはならないし、ましてや死を喜んではいけない。
そして、この一件と前後して、俺はプラネットで大事件に巻きこまれ、引退することを余儀なくされた。
引退するのだからもう課金する必要もない。したがってデス・プールでせっせと稼ぐ必要もない。こうして俺はデス・プールから完全に手を引いた。
若気の至りとはいえ本当に愚かなことをしたものだ。今でもそう思う。火村の死を喜んだのは大きな過ちだった、彼のファンの悲しみを思えばとても喜べる話ではない。
……思い出話はこれぐらいにしておこう。俺は回想をやめ、サイトを見て回る。仰木の死に関する賭けは……やっぱり行われているな。
参加者たちが投稿したコメント群を読む。ふむ……。現役引退後の仰木は離婚裁判で苦しみ、しばしば深酒した。それが病を招いて死につながったという意見が多い。
彼はLMに嫌われるような言動をする人物ではなかったし、マフィアに暗殺されるような事情を抱えていたわけでもない。
となると、おそらくだが、今回の急死はやはり単なる不運なのだろう。あるいは、不健康な生活習慣がもたらした必然的な悲劇だ。
こういった話は確かにまれに発生する、そんなに疑うほどのことではない。調査を打ち切ることに決め、俺はブラウザーを閉じて軽くため息をつく。
やれやれ……。世の中は嫌なことばっかりだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
特殊装甲隊 ダグフェロン『廃帝と永遠の世紀末』② 海と革命家、時々娘
橋本 直
SF
進歩から取り残された『アナログ』異星人のお馬鹿ライフは続く
遼州人に『法術』と言う能力があることが明らかになった。
だが、そのような大事とは無関係に『特殊な部隊』の面々は、クラゲの出る夏の海に遊びに出かける。
そこに待っているのは……
新登場キャラ
嵯峨茜(さがあかね)26歳 『駄目人間』の父の生活を管理し、とりあえず社会復帰されている苦労人の金髪美女 愛銃:S&W PC M627リボルバー
コアネタギャグ連発のサイキック『回収・補給』ロボットギャグアクションストーリー。
人間電磁虤《でんじガン》サリー
中七七三
SF
アリスシリーズと呼ばれる人造人間兵器が投入された戦争――
世界に大きな傷跡を残し戦争は終わった。
戦争終了後、アリスシリーズは「アイザック回路」を装着され人類に対し無害化される。
が――
アリスシリーズの中でもSSクラスの数台が軍から脱走。
「アイザック・アシモフ回路」装着を拒否した。
ロボット三原則を基礎設計とした人工知能にある種の枷をはめるものであった。
自分たちの「自由」を守るため、鋼の魂を人に売り渡すことのできない存在がいたのだ。
そのアリスシリーズたちは「デザーター」と呼ばれる。
少女サリーは、対人造人間電磁虤《でんじガン》を携え、相棒のコアラと共に、人造人間を狩る。
言霊付与術師は、VRMMOでほのぼのライフを送りたい
工藤 流優空
SF
社畜?社会人4年目に突入する紗蘭は、合計10連勤達成中のある日、VRMMOの世界にダイブする。
ゲームの世界でくらいは、ほのぼのライフをエンジョイしたいと願った彼女。
女神様の前でステータス決定している最中に
「言霊の力が活かせるジョブがいい」
とお願いした。すると彼女には「言霊エンチャンター」という謎のジョブが!?
彼女の行く末は、夢見たほのぼのライフか、それとも……。
これは、現代とVRMMOの世界を行き来するとある社畜?の物語。
(当分、毎日21時10分更新予定。基本ほのぼの日常しかありません。ダラダラ日常が過ぎていく、そんな感じの小説がお好きな方にぜひ。戦闘その他血沸き肉躍るファンタジーお求めの方にはおそらく合わないかも)
ポイントセンサー
岡智 みみか
SF
人格の全てを数値で表される世界
個人の人格を総合的に評価し、数値で現す時代。そのポイントの管理・運営を司るパーソナルポイント管理運営事務局、略してPP局に勤める主人公の明穂は、同じ部署の仲間と共に日々自己のPPアップと局の仕事に邁進していた。
元SPの横田や、医師の資格を持つさくら、中性的な男の子の市山など、様々な個性あふれるメンバーとの交流を重ねながら、明穂はPPという制度の利点と矛盾に悩みつつも、やがて大きな事件へと巻き込まれてゆくーー。
妹が憎たらしいのには訳がある
武者走走九郎or大橋むつお
SF
土曜日にお母さんに会うからな。
出勤前の玄関で、ついでのように親父が言った。
俺は親の離婚で別れた妹に四年ぶりに会うことになった……。
お母さんに連れられた妹は向日葵のような笑顔で座っていた。
座っていたんだけど……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる