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第8章 マフィア・ラプソディ
第132話 マフィア式の清算方法 Liquidation
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徹底的に馬場を痛めつけて満足した後、ジェーンたちは尋問を再開した。そして一通りの情報を得ると、彼らを旧知の闇医者のもとへ送った。
今は深夜のバーでカクテルを楽しんでいる。彼女たちがいるこのフロアは組織のメンバーしか利用できないから、ちょっとヤバい話をしても問題はない。
セヴンス・ヘヴンを堪能中のウーファンが愉快そうに話す。
「いやー! 久々に面白い仕事でしたねぇ! えぇ!」
彼女の対面席でフレンチ・コネクションをやっているジェーンが返す。
「実際、あんなに笑ったのはいつ以来でしょうね。本当もう、本当に久しぶりで、本当、アッハハハ!」
「姐さんもう酔ってんですか?」
「バカ、そんなわけないでしょ。ちょっと飲んだくらいで!」
「でもえらい上機嫌じゃないですか」
「そりゃそーよ。だって面倒な仕事が半分かたづいたわけだし」
ウーファンはちょっと真面目な調子でたずねる。
「残りの半分だってわりと面倒じゃないですか。奴らが使いこんだ金を埋め合わせしなくちゃいけない。
でもみんな一文無しのハイナシなわけで……。どーすんです?」
「まずは鈴川の車をパロって売り飛ばす。そんな走ってないからそこそこの値段でしょう。後はあいつらバラしていくらになるかって話ね」
「どんなもんですかねぇ」
「鈴川は健康そうだから、結構いくんじゃない?」
「問題は馬場ともう1人ですよ、姐さん……」
セヴンス・ヘヴンをぐっとやり、ウーファンは続ける。
「あいつらまず売り物になりませんって。髪や肌からしてあんなボロボロなんですよ? 内臓だって同じに決まってます」
「まぁ実際そうでしょうね」
「じゃあどうしたら……」
「明後日にはドクターの検査結果が出るって話だから、それ見て考えましょ。意外といい結果かもしれないし」
「それに期待するしかないですねぇ……」
夜が更けていく。
上民のなかでも特に裕福な人々しか住めない高級住宅地に一軒の病院がある。
表向きの看板には「整形外科」や「サイボーグ外科」などが書き並べてあり、実際その通りの仕事をしているが、裏では臓器売買も手がけている。
ここの秘密フロアの診察室に3人の女たちがいる。うち2人はジェーンとウーファンで、残りは中年の女性医師だ。アフリカ系の彼女は優しい口調で喋っている。
「結論からいえば、鈴川の体は問題ゼロだよ。腎臓のカケラまで高く売れるだろうさ」
それを聞いたウーファンは嬉しそうに言う。
「じゃあ後は臓器を買いたい奴を見つけるだけですね!」
「そのことなんだけど、ちょっといいかい? 実は、あたしの知り合いの医者が肝臓を欲しがっててね。
彼の患者に若い男の子がいて、肝臓ガンでヤバいんだよ。移植手術で治すしかないって話でさ」
「あー、わかった! つまり、その患者がいくら払ってでも買ってくれるっていう……」
「そうそう。ま、正確には患者の両親がお金を出すんだけど」
「ぼったくれる相手ですかね?」
「イケんじゃないかい? だって相当なお金持ちだからね。相場の5倍でも余裕だろうさ」
「うひゃ~! それであれでしょ、すい臓とかもみんな売り物になるなんでしょ? 姐さん、鈴川の臓器だけで充分儲かるんじゃないですか?」
「あなたねぇ、この程度で穴埋めできるような小さい損失じゃありませんよ……。
馬場と加瀬のも売らないと間に合わない。先生、彼らの健康はどうなんですか?」
医師は少し顔を曇らせてジェーンに返す。
「それがねぇ、あんまり良くなくて……。加瀬の臓器は低級品で安売りすればどうにかなるでしょうけど、馬場はダメ。ありゃ全然ダメだわ」
「なぜです?」
「だって全身が有毒な化学物質で汚染されてるもの。カドミウムとかトリクロロエチレンとか。いったいどんな酷い場所に住んでんだろうねぇ」
「なるほど……(ため息をつく)」
ウーファンが慰めの言葉をかける。
「あのですね、姐さん。ちょっと話題が変わるんですが。別の方法だったら馬場からも金を回収できますよ」
「どうやって?」
「馬場をパクった時、スマホを没収しましたよね。あたしあれ調べたんですよ。そしたら面白いものを発見したんです。
あいつが遊んでたゲームがあって、試しにあいつのアカウントでログインしてみました。で、重課金して作った武器とか防具があって……」
「(少しいら立ち、)その話のなにが、私たちにとって得なの?」
「まぁまぁ、もうちょい話させてください。リアル・マネー・トレーディング(real money trading)、略してRMTっていいますが、姐さんご存知ですか?」
「いや、ぜんぜん」
「ゲーム内のキャラとかアイテムを、現実のお金で売り買いすることをそう呼ぶんですよ。
世の中いろんな奴がいますからね。このレア・アイテムだったら100万円で買おうとか、そんな取引がネットのあちこちに転がってるわけです」
「……で?」
「あたしはRMTで小遣い稼ぎしてんですよ。いろんなゲームのアカウントを乗っ取って、そいつのアイテムを売り飛ばす。そういうサイバー泥棒をやってんです。
で、ここからが本題なんですが。馬場が持ってるアイテムって、そこそこの値段で売れそうです。
だからコイツ本人は適当に始末して、かわりにあたしがいま言った方法で金を都合する。どうですか?」
「ふぅん……。なんかよく分からないけど、つまり、馬場のゲームのアイテムをあなたが現金化してくれるってこと?」
「そうです!」
「じゃあ是非そうして」
「了解!」
二人の会話に区切りがつく。医師が(自分の話をするチャンス)と思って口を開く。
「ちょっとした提案なんだけどさ。二束三文で構わないなら、メキシコ・マフィアに馬場を売るってのはどうだい?」
ジェーンが「どういうことですか?」と聞く。
「うちの旦那があそこと付き合いあってね。で、あいつらいつも人体実験の材料を欲しがってるのよ。
だって新しい合成麻薬の効き目を試すには、実際に誰かに使ってみるしかないからさ。あたしにマージン回してくれるなら仲介してあげるけど……」
「いいですね。じゃあ馬場はそれで処分しましょう」
「後日また連絡するから、取引の詳しい話はその時まとめるってことで……」
「えぇ、それでお願いします」
「こちらこそよろしく。人間はどんなクズでもこうやって金に換えられるんだから、ありがたいもんだね、本当」
一通りの話が終わる。長いこと喋ったせいだろうか、3人とも少し疲れたようになり、気分転換に別の話題をしたくなる。
今は深夜のバーでカクテルを楽しんでいる。彼女たちがいるこのフロアは組織のメンバーしか利用できないから、ちょっとヤバい話をしても問題はない。
セヴンス・ヘヴンを堪能中のウーファンが愉快そうに話す。
「いやー! 久々に面白い仕事でしたねぇ! えぇ!」
彼女の対面席でフレンチ・コネクションをやっているジェーンが返す。
「実際、あんなに笑ったのはいつ以来でしょうね。本当もう、本当に久しぶりで、本当、アッハハハ!」
「姐さんもう酔ってんですか?」
「バカ、そんなわけないでしょ。ちょっと飲んだくらいで!」
「でもえらい上機嫌じゃないですか」
「そりゃそーよ。だって面倒な仕事が半分かたづいたわけだし」
ウーファンはちょっと真面目な調子でたずねる。
「残りの半分だってわりと面倒じゃないですか。奴らが使いこんだ金を埋め合わせしなくちゃいけない。
でもみんな一文無しのハイナシなわけで……。どーすんです?」
「まずは鈴川の車をパロって売り飛ばす。そんな走ってないからそこそこの値段でしょう。後はあいつらバラしていくらになるかって話ね」
「どんなもんですかねぇ」
「鈴川は健康そうだから、結構いくんじゃない?」
「問題は馬場ともう1人ですよ、姐さん……」
セヴンス・ヘヴンをぐっとやり、ウーファンは続ける。
「あいつらまず売り物になりませんって。髪や肌からしてあんなボロボロなんですよ? 内臓だって同じに決まってます」
「まぁ実際そうでしょうね」
「じゃあどうしたら……」
「明後日にはドクターの検査結果が出るって話だから、それ見て考えましょ。意外といい結果かもしれないし」
「それに期待するしかないですねぇ……」
夜が更けていく。
上民のなかでも特に裕福な人々しか住めない高級住宅地に一軒の病院がある。
表向きの看板には「整形外科」や「サイボーグ外科」などが書き並べてあり、実際その通りの仕事をしているが、裏では臓器売買も手がけている。
ここの秘密フロアの診察室に3人の女たちがいる。うち2人はジェーンとウーファンで、残りは中年の女性医師だ。アフリカ系の彼女は優しい口調で喋っている。
「結論からいえば、鈴川の体は問題ゼロだよ。腎臓のカケラまで高く売れるだろうさ」
それを聞いたウーファンは嬉しそうに言う。
「じゃあ後は臓器を買いたい奴を見つけるだけですね!」
「そのことなんだけど、ちょっといいかい? 実は、あたしの知り合いの医者が肝臓を欲しがっててね。
彼の患者に若い男の子がいて、肝臓ガンでヤバいんだよ。移植手術で治すしかないって話でさ」
「あー、わかった! つまり、その患者がいくら払ってでも買ってくれるっていう……」
「そうそう。ま、正確には患者の両親がお金を出すんだけど」
「ぼったくれる相手ですかね?」
「イケんじゃないかい? だって相当なお金持ちだからね。相場の5倍でも余裕だろうさ」
「うひゃ~! それであれでしょ、すい臓とかもみんな売り物になるなんでしょ? 姐さん、鈴川の臓器だけで充分儲かるんじゃないですか?」
「あなたねぇ、この程度で穴埋めできるような小さい損失じゃありませんよ……。
馬場と加瀬のも売らないと間に合わない。先生、彼らの健康はどうなんですか?」
医師は少し顔を曇らせてジェーンに返す。
「それがねぇ、あんまり良くなくて……。加瀬の臓器は低級品で安売りすればどうにかなるでしょうけど、馬場はダメ。ありゃ全然ダメだわ」
「なぜです?」
「だって全身が有毒な化学物質で汚染されてるもの。カドミウムとかトリクロロエチレンとか。いったいどんな酷い場所に住んでんだろうねぇ」
「なるほど……(ため息をつく)」
ウーファンが慰めの言葉をかける。
「あのですね、姐さん。ちょっと話題が変わるんですが。別の方法だったら馬場からも金を回収できますよ」
「どうやって?」
「馬場をパクった時、スマホを没収しましたよね。あたしあれ調べたんですよ。そしたら面白いものを発見したんです。
あいつが遊んでたゲームがあって、試しにあいつのアカウントでログインしてみました。で、重課金して作った武器とか防具があって……」
「(少しいら立ち、)その話のなにが、私たちにとって得なの?」
「まぁまぁ、もうちょい話させてください。リアル・マネー・トレーディング(real money trading)、略してRMTっていいますが、姐さんご存知ですか?」
「いや、ぜんぜん」
「ゲーム内のキャラとかアイテムを、現実のお金で売り買いすることをそう呼ぶんですよ。
世の中いろんな奴がいますからね。このレア・アイテムだったら100万円で買おうとか、そんな取引がネットのあちこちに転がってるわけです」
「……で?」
「あたしはRMTで小遣い稼ぎしてんですよ。いろんなゲームのアカウントを乗っ取って、そいつのアイテムを売り飛ばす。そういうサイバー泥棒をやってんです。
で、ここからが本題なんですが。馬場が持ってるアイテムって、そこそこの値段で売れそうです。
だからコイツ本人は適当に始末して、かわりにあたしがいま言った方法で金を都合する。どうですか?」
「ふぅん……。なんかよく分からないけど、つまり、馬場のゲームのアイテムをあなたが現金化してくれるってこと?」
「そうです!」
「じゃあ是非そうして」
「了解!」
二人の会話に区切りがつく。医師が(自分の話をするチャンス)と思って口を開く。
「ちょっとした提案なんだけどさ。二束三文で構わないなら、メキシコ・マフィアに馬場を売るってのはどうだい?」
ジェーンが「どういうことですか?」と聞く。
「うちの旦那があそこと付き合いあってね。で、あいつらいつも人体実験の材料を欲しがってるのよ。
だって新しい合成麻薬の効き目を試すには、実際に誰かに使ってみるしかないからさ。あたしにマージン回してくれるなら仲介してあげるけど……」
「いいですね。じゃあ馬場はそれで処分しましょう」
「後日また連絡するから、取引の詳しい話はその時まとめるってことで……」
「えぇ、それでお願いします」
「こちらこそよろしく。人間はどんなクズでもこうやって金に換えられるんだから、ありがたいもんだね、本当」
一通りの話が終わる。長いこと喋ったせいだろうか、3人とも少し疲れたようになり、気分転換に別の話題をしたくなる。
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