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そこからはまさに地獄の日々だった。
ずっと抱かれ続けて、窓もテレビも新聞も時計も無いから外のことはなんにも分からなくて。
反抗の意志も少しずつ薄れてきてしまっている。
彼の言う通り、反抗したところでここからは逃げられないからだ。
「先輩、おはようございます」
「んん……っ、んぅ……」
朝起きれば必ず彼が隣にいる。
「今日は何をして遊びますか?」
「……なんでもいい……」
「じゃあ俺がしたいことをしますね。」
そう言って彼は僕の身体に口づけを落としていく。
首筋、鎖骨、胸、腹部、太腿……全身くまなく口づけされて、時々強く吸われると痕が残る。
初めは暴れて全力で反抗した。
だが今となってはもう反抗する気も湧かない。
されるがままになっていると、次第に彼の行為はエスカレートしていった。
今では毎日のように彼を受け入れている。
「先輩の中すごく熱いですね……。もう俺の形を覚えてくれたみたいです……」
「んぁ……っ、言わないでぇ……」
彼のものが僕の中に入ってくる。
僕はもうすっかりこの行為に慣れてしまい、受け入れただけで感じてしまうようになってしまった。
「先輩、可愛いです……」
「あぁっ、だめぇ……っ」
彼は僕の腰を掴み激しく打ち付けてくる。
「あっ、あぁっ、あぁ……っ!」
「先輩、好き……っ」
「ああぁぁっ!!!」
彼は僕の中に精を放った。同時に僕は絶頂を迎える。
「はぁ……っ、先輩…………」
「……っ」
彼は嬉しそうに笑う。
その顔を見て僕はまた絶望感に襲われるのだ。
「先輩、実は先輩がここに来てから今日で1ヶ月になるんですよ。」
「え……っ!?」
僕は驚いて飛び起きた。
そんなに時間が経っていたとは思わなかった。
「思えば、初めと比べるとだいぶ受け入れてくれるようになりましたよね…」
「そんなこと無い……っ」
「ふふ、素直じゃないところも可愛いです。」
「うるさい……っ!早くここから出してよ……っ」
「まだそんなことを言う元気があるんですね。流石ですけど、残念ながらそれは出来ません。なんなら先輩は今から完全に出られなくなりますよ」
「……!!??どういうこと………」
言い終わらないうちに深い口付けをされる。
舌を絡め取られて、そのまま歯列をなぞられると力が抜けてしまう。
息苦しさを感じながらも受け入れていると、突然下腹部に違和感を感じた。
「!??????な、何入れたの……!?!?」
「カプセルタイプの媚薬です。面白いですよね、こんなものがあるなんて。」
「びやく……っ!?!?」
「大丈夫、先輩はただ気持ちよくなるだけですよ。」
「やだ……っ!抜いて……っ!!」
「駄目ですよ、これからもっと気持ち良くなりましょうね。」
「や……っ!やめ……っ!!」
「ほら、もう効いてきたでしょう?」
「うそ……っ、こんなのって……」
身体の奥が疼いて仕方がない。
「やだ……っ、やめてよぉ……っ」
涙目になりながら懇願しても彼は楽しげに笑っているだけだ。
「先輩、どうして欲しいですか?ちゃんと言ってください。」
「や……っ、やだよ……っ!!」
「先輩は悪い子ですね……。じゃあ俺のを入れてあげませんから」
そう言うと彼は僕の中に指を入れてきた。
「ひゃぁ……っ!!やだ、入れないでぇ……」
指を動かされると余計に奥の方が熱くなる。
「先輩は本当に嘘つきですね。本当は欲しいんでしょう?でも俺は優しいからお強請り出来たら入れてあげますよ」
「やだ……っ、やめてぇ……っ」
「どうして嫌なんですか?気持ちいいの嫌いなんですか?」
「きもちわるぃ……っ、」
「そうですか……。それなら俺も無理矢理はしたくないんですけど……」
彼は僕の中に入れていた指を抜き出した。
「あ……っ、なんで抜くんだよぉ……」
「だって気持ち良くないんでしょう?」
「…………っ」
「先輩、正直に言ってくれたら続きしてあげるのに……」
「やだ……っ、絶対言わないもん……っ」
「じゃあいいです。先輩はずっとここでこのままですね。」
「!?!?」
「まあ俺的にはそれでもいいんですけど。」
「待ってよ、言うから……っ!だからもう止めて……!」
「…何をどうして欲しいんですか??」
彼がにやりと笑って言う。
これを言ってしまったらもう後には戻れない。
きっと快楽を貪るだけの人間になってしまう。
でもそれより、そんなことより…
「…とうまのちんちんを…っ…ぼくの…おしりのあなに入れて…いっぱい…っ…突いて……ください………」
「よく言えましたね。淫らな先輩、最高に可愛いですよ…」
彼が再び僕の中に入ってくる。
「んぁ……っ、だめ……っ」
「先輩、気持ち良いですか?」
「んぅ……っきもちいい……っ」
「どこが良いか教えてください。」
「おく、そこ突かれるときもちいいのぉ……」
「ここが好きなんですね。いっぱい突いてあげますね。」
「あぁっ、だめぇ……っ!」
彼は僕の感じるところを執拗に攻めてくる。
僕はただひたすら喘ぐしかなかった。
「先輩、中に出しますからしっかり受け止めてくださいね……っ」
「あっ、ああぁーっ!!」
彼の精液が注がれていく感覚に僕は絶頂を迎えた。
「先輩、今日も気持ち良かったです。」
いつものように笑顔で言われても、今の僕にはそれに答える余裕などなかった。
「それに、やっと受け入れてくれましたね」
僕は媚薬がまだ抜けきっておらず、頭がぼーっとしたままだった。
「せんぱい、愛していますよ」
「……っ」
彼に抱き締められて、また唇を重ねられる。
抵抗する気力もなく、されるがままになっていた。
結局その後も意識が無くなるまで抱き潰されて目覚めると西園寺の顔がすぐ間の前にあった。
「先輩、大好きです。」
彼は壊れ物を扱うように僕を優しく抱き締める。
そして僕はここに来てはじめてそれに応える。
「ぼくも、だいすきだよ」
ずっと抱かれ続けて、窓もテレビも新聞も時計も無いから外のことはなんにも分からなくて。
反抗の意志も少しずつ薄れてきてしまっている。
彼の言う通り、反抗したところでここからは逃げられないからだ。
「先輩、おはようございます」
「んん……っ、んぅ……」
朝起きれば必ず彼が隣にいる。
「今日は何をして遊びますか?」
「……なんでもいい……」
「じゃあ俺がしたいことをしますね。」
そう言って彼は僕の身体に口づけを落としていく。
首筋、鎖骨、胸、腹部、太腿……全身くまなく口づけされて、時々強く吸われると痕が残る。
初めは暴れて全力で反抗した。
だが今となってはもう反抗する気も湧かない。
されるがままになっていると、次第に彼の行為はエスカレートしていった。
今では毎日のように彼を受け入れている。
「先輩の中すごく熱いですね……。もう俺の形を覚えてくれたみたいです……」
「んぁ……っ、言わないでぇ……」
彼のものが僕の中に入ってくる。
僕はもうすっかりこの行為に慣れてしまい、受け入れただけで感じてしまうようになってしまった。
「先輩、可愛いです……」
「あぁっ、だめぇ……っ」
彼は僕の腰を掴み激しく打ち付けてくる。
「あっ、あぁっ、あぁ……っ!」
「先輩、好き……っ」
「ああぁぁっ!!!」
彼は僕の中に精を放った。同時に僕は絶頂を迎える。
「はぁ……っ、先輩…………」
「……っ」
彼は嬉しそうに笑う。
その顔を見て僕はまた絶望感に襲われるのだ。
「先輩、実は先輩がここに来てから今日で1ヶ月になるんですよ。」
「え……っ!?」
僕は驚いて飛び起きた。
そんなに時間が経っていたとは思わなかった。
「思えば、初めと比べるとだいぶ受け入れてくれるようになりましたよね…」
「そんなこと無い……っ」
「ふふ、素直じゃないところも可愛いです。」
「うるさい……っ!早くここから出してよ……っ」
「まだそんなことを言う元気があるんですね。流石ですけど、残念ながらそれは出来ません。なんなら先輩は今から完全に出られなくなりますよ」
「……!!??どういうこと………」
言い終わらないうちに深い口付けをされる。
舌を絡め取られて、そのまま歯列をなぞられると力が抜けてしまう。
息苦しさを感じながらも受け入れていると、突然下腹部に違和感を感じた。
「!??????な、何入れたの……!?!?」
「カプセルタイプの媚薬です。面白いですよね、こんなものがあるなんて。」
「びやく……っ!?!?」
「大丈夫、先輩はただ気持ちよくなるだけですよ。」
「やだ……っ!抜いて……っ!!」
「駄目ですよ、これからもっと気持ち良くなりましょうね。」
「や……っ!やめ……っ!!」
「ほら、もう効いてきたでしょう?」
「うそ……っ、こんなのって……」
身体の奥が疼いて仕方がない。
「やだ……っ、やめてよぉ……っ」
涙目になりながら懇願しても彼は楽しげに笑っているだけだ。
「先輩、どうして欲しいですか?ちゃんと言ってください。」
「や……っ、やだよ……っ!!」
「先輩は悪い子ですね……。じゃあ俺のを入れてあげませんから」
そう言うと彼は僕の中に指を入れてきた。
「ひゃぁ……っ!!やだ、入れないでぇ……」
指を動かされると余計に奥の方が熱くなる。
「先輩は本当に嘘つきですね。本当は欲しいんでしょう?でも俺は優しいからお強請り出来たら入れてあげますよ」
「やだ……っ、やめてぇ……っ」
「どうして嫌なんですか?気持ちいいの嫌いなんですか?」
「きもちわるぃ……っ、」
「そうですか……。それなら俺も無理矢理はしたくないんですけど……」
彼は僕の中に入れていた指を抜き出した。
「あ……っ、なんで抜くんだよぉ……」
「だって気持ち良くないんでしょう?」
「…………っ」
「先輩、正直に言ってくれたら続きしてあげるのに……」
「やだ……っ、絶対言わないもん……っ」
「じゃあいいです。先輩はずっとここでこのままですね。」
「!?!?」
「まあ俺的にはそれでもいいんですけど。」
「待ってよ、言うから……っ!だからもう止めて……!」
「…何をどうして欲しいんですか??」
彼がにやりと笑って言う。
これを言ってしまったらもう後には戻れない。
きっと快楽を貪るだけの人間になってしまう。
でもそれより、そんなことより…
「…とうまのちんちんを…っ…ぼくの…おしりのあなに入れて…いっぱい…っ…突いて……ください………」
「よく言えましたね。淫らな先輩、最高に可愛いですよ…」
彼が再び僕の中に入ってくる。
「んぁ……っ、だめ……っ」
「先輩、気持ち良いですか?」
「んぅ……っきもちいい……っ」
「どこが良いか教えてください。」
「おく、そこ突かれるときもちいいのぉ……」
「ここが好きなんですね。いっぱい突いてあげますね。」
「あぁっ、だめぇ……っ!」
彼は僕の感じるところを執拗に攻めてくる。
僕はただひたすら喘ぐしかなかった。
「先輩、中に出しますからしっかり受け止めてくださいね……っ」
「あっ、ああぁーっ!!」
彼の精液が注がれていく感覚に僕は絶頂を迎えた。
「先輩、今日も気持ち良かったです。」
いつものように笑顔で言われても、今の僕にはそれに答える余裕などなかった。
「それに、やっと受け入れてくれましたね」
僕は媚薬がまだ抜けきっておらず、頭がぼーっとしたままだった。
「せんぱい、愛していますよ」
「……っ」
彼に抱き締められて、また唇を重ねられる。
抵抗する気力もなく、されるがままになっていた。
結局その後も意識が無くなるまで抱き潰されて目覚めると西園寺の顔がすぐ間の前にあった。
「先輩、大好きです。」
彼は壊れ物を扱うように僕を優しく抱き締める。
そして僕はここに来てはじめてそれに応える。
「ぼくも、だいすきだよ」
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2話で完結表示されてますがここで終わりですか?
三話まで続けるならまだ完結してないと思うのですが…
コメントありがとうございます🙏
すいませんこちらのミスですね💦
本日投稿の3話目で完結となります、ご指摘ありがとうございます☺️