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「い、たぃ...っ」
あまりの刺激に目を覚ます。
そこは見たことの無い場所だった。
だだっ広い、やけに豪華な畳の部屋。
床の間に飾られた大きな花瓶。
「ここ、どこ...」
そう思い動こうとするが四肢が動かない。
鎖の音がしてようやく自分の四肢が縛られていることに気付く。
「…!?なんで…っ」
ここに来るまでの経緯を思い出す。
僕は今日もあの地獄のような教室に足を踏み入れようとしていたはずだった。
でも、昨日上履きをズタズタに裂かれたせいで履くものが無くってどうしようか困っていたんだっけ。
それから...
思い出そうとすると頭がズキ、と痛む。
これから僕、どうなっちゃうんだろう。
これって誘拐されてるんだよね??殺される??なんで僕はいつもこんな目に合わなくちゃいけないの……??
涙が溢れてくる。
その時、部屋の扉が開かれ誰か入ってきた。
「お目覚めですか??」
鋭い目に整えられた黒髪。すっと通った鼻筋。
間違いなく委員会の後輩の西園寺斗真だ。
彼はつい先月越してきたばかりだと言うのにその美貌から学校では有名人だった。
殴られて傷だらけになっている僕を見ていつも心配してくれていた。
だがそんな彼がどうしてここにいるのか分からず困惑する。
混乱して自然と涙が零れる。
「あぁ泣かないでください。先輩。」
「西園寺、くん……どういうこと……なの……??」
「えぇ、まぁすぐに分かりますよ」
彼はそう言うと僕の頬に手を当ててきた。
そして壊れ物でも触るかのように優しく撫でられる。
「先輩、なんでただの怪我だなんて嘘をついたんですか……」
伏し目がちな目で僕を見下げる彼に思わずドキっとする。
「だ、だって、心配、かけたくないし…西園寺くんまで巻き込むわけには、」
そう言い終わらないうちに彼は僕を抱きしめた。
椅子に四肢を固定されて動かせなかった為、痺れた足に刺激が走る。
「うぐぅっ!!」
痛みに耐えられず声を上げる。
すると彼は慌てて僕から離れた。
「ごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
「んーっ!はぁ、はぁ……大丈、夫だよ……」
「すみません……先輩にそんな苦痛を味わわせてしまうなんて……」
まるで自分が悪いかのように謝り続ける彼。
なんだかこっちが悪いことをしている気分になる。
それにしても一体これは何なんだろうか。
ただ一つ言えることはここは普通ではないということだけ。
僕は遅れてだがようやく理解した。
僕は彼に監禁されているのだ。
「ねぇ……っ」
そうと分かれば聞かなければならない。
要求は金か、それともただの快楽殺人者なのか。
「僕を……どうする気……??」
昨日まで普通に仲良く話していたはずの彼が怖い。
思わず声が震える。
「……ふふっ、怯えている姿も可愛いですね」
「へ……??」
予想外の言葉に間抜けな声が出る。
彼の表情を見る限り冗談で言っているようには見えない。
本当に何を考えているのか分からない……。
「俺の目的はなにか、ですか。それはね……」
突然視界が反転し目の前に天井が見える。
そして後頭部と背中に強い衝撃を感じ息が出来なくなる。
そこで初めて自分が押し倒されたのだという事に気づいた。
「こうすることです。」
彼の端正な顔が間近に迫る。
本当に綺麗な顔だと思ったのも束の間、僕の唇を彼の唇が覆った。
口の中に生温い舌が入り込み蹂躙される。
「んんっ!!!!…んん……っ!」
必死に抵抗するが全く力が入らない。
僕も男のはずなのに端正な顔立ちの男に女のように扱われて訳が分からない。
酸欠気味になったところでようやく解放された。
「はぁ、はぁ……っ」
やっと解放され肩を大きく上下させながら酸素を取り込もうとする。
「はぁ……っ、やっと、やっとあなたと結ばれる………」
西園寺の目がギラリと鋭く光る。
その瞳を見た瞬間背筋が凍るような感覚に襲われた。
彼はそのまま僕の着ていたシャツを脱がせにかかる。
ボタンを一つ一つ丁寧に外されていく。
その間僕は恐怖で動くことが出来なかった。
全てのボタンが外れると次はズボンと下着を下ろされた。
「あぁ、とっても…綺麗です。先輩……」
一糸まとわぬ姿になった僕の隅々を彼はまじまじと見つめる。
「やめ……っ、お願いだから……こんなことしないでよぉ……っ」
情けない声しか出ない。
僕は男なのに。
「嫌ですよ。俺はもう我慢出来ないんですから。」
そう言って彼は自分のネクタイを外すとそれで僕の目を隠した。
「ひっ……!?」
暗闇の中、次に何が起きるのか分からず恐怖に怯える。
その刹那、体に強い快感が走る。
「っあぁ……………っっ!!!???」
彼の頭は僕の胸元にあった。
乳首を吸われ、舐められ、甘噛みされて、時折強く噛まれる。
その度に体が跳ね上がり声が出てしまう。
「先輩のおっぱい美味しいです。もっと……ください。」
「ひぃっ、あ、あっ、やだぁ……っ」
「あぁ、先輩のここ……硬くなってますね。」
不意に股間を撫でられ腰が大きくビクつく。
「あぁっ!!」
「先輩、女の子みたいな声で鳴くんですね。…可愛い。」
「ち、違っ、違うからぁ……っ」
「違わないでしょう?ほら、こんなにも感じて。」
そう言うと彼は僕の中心に手を伸ばしてきた。
「う、嘘っ!?」
「嘘なんかじゃないです。ほら、気持ち良くしてあげますから。」
彼は優しく僕のそれを包み込むように握るとゆっくりと上下に動かし始めた。
乳首への愛撫のせいで先端から垂れていた蜜がいやらしい水音を立てる。
「はぁ……っ!あぁ……っ」
「先輩……っ、本当に、可愛すぎる……」
耳元で切なげに囁かれると頭がおかしくなりそうになる。
「あぁ……っ、もう出ちゃうぅ……っ」
限界を迎えそうになったその時だった。
急に刺激が止まり、代わりに先程までとは比べ物にならない程の強烈な快感に襲われる。
「あああっ!!ダメぇ……っ!!」
「イっちゃ駄目ですよ。先輩はこれから女の子になるんだから。」
彼の大きな手が僕のものの根元を掴み絶頂への道を断つ。
そして先端をくるくると掌で刺激する。
射精したくても出来ず気が狂いそうだ。
「あぁっ!お願……いっ、離し……てぇ……っ!」
「ふふ、まだそんなこと言える余裕があるんですか??」
彼は僕の先端を指先で弄りながら今度は胸元へ吸い付いた。
片方の突起を強く摘まれもう片方を舌で転がされる。
「あああっ!!だめ……っ、イッちゃうよぉ……っ」
「いいですよ、俺の手で、女の子になって下さい。」
「イクっ、やぁっ……っ!!!!!!!!!!!」
僕は絶叫にも近い声をあげて腰を大きくうねらせる。
射精はしていないのに確かに絶頂した。
あまりの刺激に目を覚ます。
そこは見たことの無い場所だった。
だだっ広い、やけに豪華な畳の部屋。
床の間に飾られた大きな花瓶。
「ここ、どこ...」
そう思い動こうとするが四肢が動かない。
鎖の音がしてようやく自分の四肢が縛られていることに気付く。
「…!?なんで…っ」
ここに来るまでの経緯を思い出す。
僕は今日もあの地獄のような教室に足を踏み入れようとしていたはずだった。
でも、昨日上履きをズタズタに裂かれたせいで履くものが無くってどうしようか困っていたんだっけ。
それから...
思い出そうとすると頭がズキ、と痛む。
これから僕、どうなっちゃうんだろう。
これって誘拐されてるんだよね??殺される??なんで僕はいつもこんな目に合わなくちゃいけないの……??
涙が溢れてくる。
その時、部屋の扉が開かれ誰か入ってきた。
「お目覚めですか??」
鋭い目に整えられた黒髪。すっと通った鼻筋。
間違いなく委員会の後輩の西園寺斗真だ。
彼はつい先月越してきたばかりだと言うのにその美貌から学校では有名人だった。
殴られて傷だらけになっている僕を見ていつも心配してくれていた。
だがそんな彼がどうしてここにいるのか分からず困惑する。
混乱して自然と涙が零れる。
「あぁ泣かないでください。先輩。」
「西園寺、くん……どういうこと……なの……??」
「えぇ、まぁすぐに分かりますよ」
彼はそう言うと僕の頬に手を当ててきた。
そして壊れ物でも触るかのように優しく撫でられる。
「先輩、なんでただの怪我だなんて嘘をついたんですか……」
伏し目がちな目で僕を見下げる彼に思わずドキっとする。
「だ、だって、心配、かけたくないし…西園寺くんまで巻き込むわけには、」
そう言い終わらないうちに彼は僕を抱きしめた。
椅子に四肢を固定されて動かせなかった為、痺れた足に刺激が走る。
「うぐぅっ!!」
痛みに耐えられず声を上げる。
すると彼は慌てて僕から離れた。
「ごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
「んーっ!はぁ、はぁ……大丈、夫だよ……」
「すみません……先輩にそんな苦痛を味わわせてしまうなんて……」
まるで自分が悪いかのように謝り続ける彼。
なんだかこっちが悪いことをしている気分になる。
それにしても一体これは何なんだろうか。
ただ一つ言えることはここは普通ではないということだけ。
僕は遅れてだがようやく理解した。
僕は彼に監禁されているのだ。
「ねぇ……っ」
そうと分かれば聞かなければならない。
要求は金か、それともただの快楽殺人者なのか。
「僕を……どうする気……??」
昨日まで普通に仲良く話していたはずの彼が怖い。
思わず声が震える。
「……ふふっ、怯えている姿も可愛いですね」
「へ……??」
予想外の言葉に間抜けな声が出る。
彼の表情を見る限り冗談で言っているようには見えない。
本当に何を考えているのか分からない……。
「俺の目的はなにか、ですか。それはね……」
突然視界が反転し目の前に天井が見える。
そして後頭部と背中に強い衝撃を感じ息が出来なくなる。
そこで初めて自分が押し倒されたのだという事に気づいた。
「こうすることです。」
彼の端正な顔が間近に迫る。
本当に綺麗な顔だと思ったのも束の間、僕の唇を彼の唇が覆った。
口の中に生温い舌が入り込み蹂躙される。
「んんっ!!!!…んん……っ!」
必死に抵抗するが全く力が入らない。
僕も男のはずなのに端正な顔立ちの男に女のように扱われて訳が分からない。
酸欠気味になったところでようやく解放された。
「はぁ、はぁ……っ」
やっと解放され肩を大きく上下させながら酸素を取り込もうとする。
「はぁ……っ、やっと、やっとあなたと結ばれる………」
西園寺の目がギラリと鋭く光る。
その瞳を見た瞬間背筋が凍るような感覚に襲われた。
彼はそのまま僕の着ていたシャツを脱がせにかかる。
ボタンを一つ一つ丁寧に外されていく。
その間僕は恐怖で動くことが出来なかった。
全てのボタンが外れると次はズボンと下着を下ろされた。
「あぁ、とっても…綺麗です。先輩……」
一糸まとわぬ姿になった僕の隅々を彼はまじまじと見つめる。
「やめ……っ、お願いだから……こんなことしないでよぉ……っ」
情けない声しか出ない。
僕は男なのに。
「嫌ですよ。俺はもう我慢出来ないんですから。」
そう言って彼は自分のネクタイを外すとそれで僕の目を隠した。
「ひっ……!?」
暗闇の中、次に何が起きるのか分からず恐怖に怯える。
その刹那、体に強い快感が走る。
「っあぁ……………っっ!!!???」
彼の頭は僕の胸元にあった。
乳首を吸われ、舐められ、甘噛みされて、時折強く噛まれる。
その度に体が跳ね上がり声が出てしまう。
「先輩のおっぱい美味しいです。もっと……ください。」
「ひぃっ、あ、あっ、やだぁ……っ」
「あぁ、先輩のここ……硬くなってますね。」
不意に股間を撫でられ腰が大きくビクつく。
「あぁっ!!」
「先輩、女の子みたいな声で鳴くんですね。…可愛い。」
「ち、違っ、違うからぁ……っ」
「違わないでしょう?ほら、こんなにも感じて。」
そう言うと彼は僕の中心に手を伸ばしてきた。
「う、嘘っ!?」
「嘘なんかじゃないです。ほら、気持ち良くしてあげますから。」
彼は優しく僕のそれを包み込むように握るとゆっくりと上下に動かし始めた。
乳首への愛撫のせいで先端から垂れていた蜜がいやらしい水音を立てる。
「はぁ……っ!あぁ……っ」
「先輩……っ、本当に、可愛すぎる……」
耳元で切なげに囁かれると頭がおかしくなりそうになる。
「あぁ……っ、もう出ちゃうぅ……っ」
限界を迎えそうになったその時だった。
急に刺激が止まり、代わりに先程までとは比べ物にならない程の強烈な快感に襲われる。
「あああっ!!ダメぇ……っ!!」
「イっちゃ駄目ですよ。先輩はこれから女の子になるんだから。」
彼の大きな手が僕のものの根元を掴み絶頂への道を断つ。
そして先端をくるくると掌で刺激する。
射精したくても出来ず気が狂いそうだ。
「あぁっ!お願……いっ、離し……てぇ……っ!」
「ふふ、まだそんなこと言える余裕があるんですか??」
彼は僕の先端を指先で弄りながら今度は胸元へ吸い付いた。
片方の突起を強く摘まれもう片方を舌で転がされる。
「あああっ!!だめ……っ、イッちゃうよぉ……っ」
「いいですよ、俺の手で、女の子になって下さい。」
「イクっ、やぁっ……っ!!!!!!!!!!!」
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