純白な兎は籠の中

bara

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本編

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男は男性器の形をした、いわゆる大人のおもちゃを取り出す。
そして僕の秘部に当てがうと、一気に押し込んだ。
「いっ……!!!!」
あまりの衝撃に僕は目を見開いた。
「あーあ、入っちゃったね。」
男は楽しそうな声で言った。
「さて、スイッチ入れるよ?」
男がカチッ、とスイッチをつけると僕の中の玩具は激しく震えだす。「あっ、あっ、あっ……!!」
僕は何度もイキ続けた。頭が真っ白になるくらいの強い快楽に、意識を失いかけた時だった。
「まだ気を失うには早いよ?」
そう言うと男はバイブの振動を強くする。
「あぁああああぁぁあぁっ............!!!!!!!!!!!!!」
もはや喘ぎ声とも言えないような、叫びに近い声が出る。
「まだまだこれからだからね……」
男が何かを取り出した。それは注射器だった。
「な、なに、やだ……!?」
僕は怯える。しかし、男は一切躊躇せず、針を僕の腕に刺す。
「やだ!!!!やめて!!!!!!」「大丈夫、すぐに良くなるよ……」
男はそう言うと、液体を全て注入した。
「あ……あ……あ……!」
「ほら、もう効いてきたみたいじゃないか……」
男はそう言うと僕を抱き寄せる。そして耳元で囁いた。
「今のはさっき体に塗ったものだよ。さぁ、悠兎くん。おかしくなろうね...」
蒼く美しい目が僕を真っ直ぐに見つめる。

そして彼は僕の男性器にオナホールを当てがうと一気に根元まで飲み込ませた。
「あ"あぁぁぁぁっ……!!」
目の前で火花が散るような感覚に陥ると同時に、今まで感じたことのないような強烈な刺激が襲ってくる。
「あぁっ、やだっ!だめぇっ!!」
「ふふふ...可愛い、本当に可愛いね...、ほら、もっと気持ちよくしてあげる」
彼は僕の乳首にいわゆるローターを固定してスイッチを入れる。
ただでさえバイブとオナホールで気を保つのがやっとだったのに、その上更に新たな刺激を与えられてしまう。僕は狂ってしまいそうだった。
「やだぁっ!こんなのっ……いやだっっ!!」
僕は必死に抵抗するが、男はお構い無しに責め立てる。
「悠兎くん、君は、俺のことすき?」
涼しげな、でも熱っぽい顔で僕に尋ねる。
「きらいですっ……きらいっっ!!!」
「嘘つきだねぇ……。そんな悪い子にはもっとお仕置きしてあげないとね?」
「...ぁ...うぅ……っ!!」
僕は涙を零しながら否定するが、秘部に入れられたバイブの動きを強められ、言葉にならない声しか出せなかった。
「悠兎くん、俺のことも気持ち良くして……?」

そう言って男は僕の口の中に自らのモノを突っ込む。
「んぐっ……!!」
「噛んだりしたらダメだよ?君を傷つけたくないからね」
男はそう言うと、僕の頭を掴んで前後に動かす。
「……っ!!」
「悠兎くんのお口に出してあげるからね……全部飲んでね?」
そう言うと男は喉の奥で果てる。
「……っげほっ……!!」
僕は思わず咳きこんでしまう。
ただでさえ快楽で責められ続けて息が苦しいのに、咳き込んだせいで息が出来なくなる。
さすがに男もやり過ぎたと思ったのか、「ごめんね、苦しかったよね?」と言いながら僕の背中をさすってくれた。
「もうそろそろいいか……」
男はそう呟くと、僕の秘部からバイブを抜き取る。
「はぁっ……はぁっ……」僕は呼吸を整えるが、男の次の行動によってその余裕は無くなってしまう。
「悠兎くん、後ろ向いて」
男は僕の腰を掴むと、自分の方に引き寄せる。僕は四つん這いのような体勢になった。
「やだ……!!」
僕は抵抗しようとするが、男は有無を言わさず挿入してきた。
「あぁああぁあっ!!」
「ははっ、どろっどろだね……?」
男がゆっくりと動き出す。最初は優しく、徐々に早くなっていく。
「あっ、あっ、あっ……!!」
「悠兎くん、俺のこと好き...??」
「あっ、やぁっ……!!」
「答えてくれないなら止めるよ?」
「あ……す、すき……っ!!」
僕は半ば強制的に言わされたようなものだった。
「あぁ……嬉しいな……」
そう言いながらもなお、男は僕を攻め立てる。「やだっ……!!おかしくなる……っ!!」
「いいよ、壊れちゃえばいい」
男は僕の腕を掴み、ベッドに押し倒すと正常位の体勢になる。
「悠兎くん……好きだよ……」
「あっ、やだっ、やめて……!!」
「悠兎くんは俺のこと嫌いなの?」
「ちがう……!すきだからっ……!」
「じゃあなんで嫌だって言うのかな……?」
「だって...っ……こわい……!!」
「大丈夫、怖くないよ……ほら、キスしよう?」
男は僕に覆い被さると唇を重ねてくる。
舌を入れられて、歯列をなぞられる。
頭が真っ白になりそうだ。
「悠兎くん、中に出すね……?」
男はそう言って更に激しく動く。
「やだぁっ!やめてぇっ!!す、きだから....あぁっ!!!!」
「悠兎くん……っ」
男が一際強く突いた瞬間、熱いものが注がれていく感覚があった。
「あぁぁぁっ……」
僕は意識を失った。

目覚めた時、僕は彼に抱きしめられながら横になっていた。
少し動くと、首に何かが付いているのが分かった。
ベッドの横の鏡を見ると真っ赤な首輪が着けられていた。
深い赤色で僕の目の色と同じだった。
昨日のことを思い出しながら恐らく寝ているであろう彼の方を向いた。
ひどいことをされ過ぎてそこまで考えていなかったけど、本当に綺麗な顔立ちだ。
この人が僕に愛を囁いたんだ...と思うと何か胸がぎゅっとした。
「この人が、僕のこと、好きで...」
彼に昨日(無理矢理)言わされた「好き」という言葉を思い出す。
なぜか体が熱くなる。胸にあかりが灯ったように安心する。

あぁ、僕はこの人と、ずっと、一緒に......

寝ているはずの彼が、そんな僕を見て笑った気がした。
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