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甘い消毒液
しおりを挟む「早く会いたいなぁ、、」
教室の隅の席で先生の長い終礼の挨拶を聞きながら、渉は一人呟いた。渉は、恋人である優との放課後が何より好きだった。今日はなにをしよう。そう考えるだけで、わくわくしてくる。
終礼後、足早に教室を後にし、廊下にでる。一年である渉は二年生である優の教室まで長い廊下を移動しなければいけない。
「...渉くん。」
突然、背後から声をかけられた。
聞き覚えのない声を不思議に思いつつ、後ろを振り向いた瞬間、手首を掴まれ、近くの教室に引き込まれた。あまりの突然の出来事に、渉は抵抗することが出来なかった。
「ちょっ、何だよお前ら...んっ!」
「ちょっと身体貸してもらうよ。」
床に押し倒されてキスをされる。相手は男で、しかも2人いる。1人がキスをして、もう1人は足を押さえながら渉の自身を弄っている。キスをしている方は渉の身体の上に乗っており、逃げることなど出来なかった。
「んふっ...んんっ...」
舌を入れられ、口内を隅々まで荒らされる。
「やっ...やだっ...!やめろって...ぅあん!」
キスをしていた男は渉から唇を離すと、カッターシャツを捲り渉の胸を刺激し始めた。
「んんっ...やめっあっ!」
「可愛いね...興奮してる?」
「興奮っ...してなんかっ...はぁっ...!」
クリクリと人差し指で動かし、時々強くつねる。渉の声は、少しずつ甘い声に変わっていった。もう1人の男も、渉の自身への刺激を止めない。
「そろそろこっちも限界かな...?」
「んんっ...あっはぁ...」
与えられる刺激を受けることしかできない状況に、頭が呆然となり、もういっそこのまま果てた方がいいのではないのかと考えていた時、
「何してんだっ...!」
ドアが開き、1人の男が入ってきた。渉はその声に聞き覚えがあった。間違えない。恋人の優だ。
「やべっ!」
突然入ってきた優に驚いたのか、男たちはバタバタと教室を後にする。
優はすぐさま渉の所に駆け寄って、行為によって熱くなった渉の身体を強く抱きしめた。
「遅くなってごめん。
もう、大丈夫だからな。」
優が優しくつぶやいた。安心のせいか、頬に温かいものを感じながら、渉も優を抱きしめ返す。そんな渉を優は更に強く抱きしめた。まるで渉は自分だけのものだとでも言うように。
「渉...」
「えっ、んぅっ...」
渉が泣き止むのを待って、優は渉の身体から自分を離し、優しくキスをした。舌を入れて口内を犯す。2人が唇を離すと、銀色の糸がのびてプツッと切れた。
「...消毒。」
そう言った優の顔は、不安と喜びが混ざりあっているようだった。
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