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1章 Re:高校編
これからの行動について
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なんとか入澤さんと会うことができたため、実家に戻った。
しばらくしてから家に父さんが帰ってきて、家にいる兄貴と母さんの4人で夕飯を食べた。
14年後でも、父さんも母さんもまだ元気だからこの光景はそこまで違和感ないな。
兄貴も元から老け顔だから昔の顔を見ても全然違和感を感じない。
夕飯を食べ終えてから部屋に戻り、俺はとにかく今後のことを考えていた。
しかし、今でも14年前に戻ってきたという事実は受け入れきれていない。
当然だ。昨日までは俺は29歳のサラリーマンだった訳なんだからな。
ただ、戻ってしまったからにはもうこの人生を歩んでいくしかないんだろう。
これからどう動けばいいんだ?
俺は麻田総合高校という総合学科の高校にいくはずだが、その結末は変わってないのか?
制服を見る限りだとあの頃の制服だから行く学校は変わらないんだな。
大学の道に関しては俺の行動次第で未来を変えられるのか?
よし、入澤さんに聞いてみよう。俺は入澤さんに電話をかけた。
「もしもーし」
「お疲れ様です、夜分遅くにすみません」
「なんだい?私が恋しい?抱きたい?」
「質問なんですが、これからの未来は変えれるものなんですか?例えば俺が進む大学や社会人生活についてとか」
「うわ!スルーされたよ!」
「真面目に答えてください」
入澤さんって科学者なのに大分フランクだな。そもそも入澤さんって何者だ?
ただの科学者と言って濁されたが、そんな訳ないだろう。
現にタイムリープなんて出来るということが世に知られたら世界中でビッグニュースだ。
「はいはいっと。それは君の行動次第で何でも変えられるわよ」
「じゃあ俺が最初の彼女にふられるのも阻止できるということですか?」
「それに関してはわからないよ。君の最初の彼女がどういう意図でふったのか知らないし」
「なるほど、けれども行動次第で未来は変えられる訳なんですね」
そうなれば今後の行動はある程度固まりそうだな。高校時代にやらかしたことは全てフィードバックできてある。
とにかくこの高校3年間の行動次第でかなり未来は変わりそうだな。
「あっ、ちなみに言っておくよ。中途半端に未来を変えようとしても結果は変わらないからね」
「どういう意味ですか?」
「君自身が相当な覚悟を決めて行動しないと14年後はつまらない人生は変わらないということは教えておくよ」
よくわからなかったが、とにかく後先考えて動かなきゃ駄目だということだな。
「わかりました、すみません。ありがとうございました」
「ほーい、おやすみ~」
入澤さんとの電話を終えた。
待てよ?そもそも未来を変えられることが出来るということをなんであの人が知ってるんだ?
ひょっとしてあの人、何度もタイムリープしてるのか?
もし何度もタイムリープしてるなら、なんでまたタイムリープなんてしたんだ?
そして何のために俺と一緒になってタイムリープしてきたんだ?
まぁいいや。とにかく高校生活について考えよう。
来週から高校生になるわけだ。
俺が行く高校のデータ↓
麻田総合高校
総合学科
偏差値:40
男子3割、女子7割
大学進学率6%
こうして見ると本当に酷い高校だな・・・。正直Fラン大学に行けただけでも俺は優秀な方だっただろう。
それはさておき、俺が未来のことを知っていると誰にも気づかれないように行動しなきゃな・・・。
それはそれで大変そうだ。
当時の俺は、入澤さんと飲んだ時に話した通り、正真正銘のクズでクラスの嫌われ者だった。
いじめすら受けないほど相手にされていなかった。思い返せばそんなこと当然だったな。
今度はそうならないようにしなきゃな。そのために俺は戻ってきたんだ。
まずは高校生活で俺は当時勉強を全くしていなかった。
そのせいで専門学校に通うことになり、その後Fラン大学に入学。
専門学校は楽しかったが、この未来をまずなんとか変えれるようしよう。そのために、高校では勉強をしまくるぞ。
俺はゲームクリエイターになる夢は今でも持っている。
そのためには学歴が必要だ。
ゲーム業界のクリエイターは高学歴ばかりだ。高学歴じゃないクリエイターはコネ入社以外はほとんどない。
よし、IT企業のトップの人たちが出身だった明陽大学に行こう。
明陽大学の理工学部にいければ大分強い。偏差値は70近い大学だから相当頑張らなきゃ厳しいけど。
うちの高校から明陽大学に進学なんて実績を出したら快挙だろう。
そんな快挙を作り上げてやるよ。今に見てろってんだ。
そして、彼女を作ろう。これ大事。
当時の俺は童貞そのもので野獣だった。ふられた原因は他にもあるがこれが大きい。
まずは付き合えてたとしても、相手のペースに合わせて対応しなければ何も変わらない。そこを気を付けないと。
俺の恋愛歴は一人目の彼女が1週間、二人目の彼女が2ヶ月弱という失笑ものだったからな。
ちゃんとした恋愛を若いうちに学びたい。
まだ不安はあるものの、あれこれ考えていたらなんか楽しくなってきたな?
よーし、絶対につまらない人生から面白い人生に変えてやるぞ。14年後の俺、見てろよ。
そんな俺の2度目の高校生活が始まる。
しばらくしてから家に父さんが帰ってきて、家にいる兄貴と母さんの4人で夕飯を食べた。
14年後でも、父さんも母さんもまだ元気だからこの光景はそこまで違和感ないな。
兄貴も元から老け顔だから昔の顔を見ても全然違和感を感じない。
夕飯を食べ終えてから部屋に戻り、俺はとにかく今後のことを考えていた。
しかし、今でも14年前に戻ってきたという事実は受け入れきれていない。
当然だ。昨日までは俺は29歳のサラリーマンだった訳なんだからな。
ただ、戻ってしまったからにはもうこの人生を歩んでいくしかないんだろう。
これからどう動けばいいんだ?
俺は麻田総合高校という総合学科の高校にいくはずだが、その結末は変わってないのか?
制服を見る限りだとあの頃の制服だから行く学校は変わらないんだな。
大学の道に関しては俺の行動次第で未来を変えられるのか?
よし、入澤さんに聞いてみよう。俺は入澤さんに電話をかけた。
「もしもーし」
「お疲れ様です、夜分遅くにすみません」
「なんだい?私が恋しい?抱きたい?」
「質問なんですが、これからの未来は変えれるものなんですか?例えば俺が進む大学や社会人生活についてとか」
「うわ!スルーされたよ!」
「真面目に答えてください」
入澤さんって科学者なのに大分フランクだな。そもそも入澤さんって何者だ?
ただの科学者と言って濁されたが、そんな訳ないだろう。
現にタイムリープなんて出来るということが世に知られたら世界中でビッグニュースだ。
「はいはいっと。それは君の行動次第で何でも変えられるわよ」
「じゃあ俺が最初の彼女にふられるのも阻止できるということですか?」
「それに関してはわからないよ。君の最初の彼女がどういう意図でふったのか知らないし」
「なるほど、けれども行動次第で未来は変えられる訳なんですね」
そうなれば今後の行動はある程度固まりそうだな。高校時代にやらかしたことは全てフィードバックできてある。
とにかくこの高校3年間の行動次第でかなり未来は変わりそうだな。
「あっ、ちなみに言っておくよ。中途半端に未来を変えようとしても結果は変わらないからね」
「どういう意味ですか?」
「君自身が相当な覚悟を決めて行動しないと14年後はつまらない人生は変わらないということは教えておくよ」
よくわからなかったが、とにかく後先考えて動かなきゃ駄目だということだな。
「わかりました、すみません。ありがとうございました」
「ほーい、おやすみ~」
入澤さんとの電話を終えた。
待てよ?そもそも未来を変えられることが出来るということをなんであの人が知ってるんだ?
ひょっとしてあの人、何度もタイムリープしてるのか?
もし何度もタイムリープしてるなら、なんでまたタイムリープなんてしたんだ?
そして何のために俺と一緒になってタイムリープしてきたんだ?
まぁいいや。とにかく高校生活について考えよう。
来週から高校生になるわけだ。
俺が行く高校のデータ↓
麻田総合高校
総合学科
偏差値:40
男子3割、女子7割
大学進学率6%
こうして見ると本当に酷い高校だな・・・。正直Fラン大学に行けただけでも俺は優秀な方だっただろう。
それはさておき、俺が未来のことを知っていると誰にも気づかれないように行動しなきゃな・・・。
それはそれで大変そうだ。
当時の俺は、入澤さんと飲んだ時に話した通り、正真正銘のクズでクラスの嫌われ者だった。
いじめすら受けないほど相手にされていなかった。思い返せばそんなこと当然だったな。
今度はそうならないようにしなきゃな。そのために俺は戻ってきたんだ。
まずは高校生活で俺は当時勉強を全くしていなかった。
そのせいで専門学校に通うことになり、その後Fラン大学に入学。
専門学校は楽しかったが、この未来をまずなんとか変えれるようしよう。そのために、高校では勉強をしまくるぞ。
俺はゲームクリエイターになる夢は今でも持っている。
そのためには学歴が必要だ。
ゲーム業界のクリエイターは高学歴ばかりだ。高学歴じゃないクリエイターはコネ入社以外はほとんどない。
よし、IT企業のトップの人たちが出身だった明陽大学に行こう。
明陽大学の理工学部にいければ大分強い。偏差値は70近い大学だから相当頑張らなきゃ厳しいけど。
うちの高校から明陽大学に進学なんて実績を出したら快挙だろう。
そんな快挙を作り上げてやるよ。今に見てろってんだ。
そして、彼女を作ろう。これ大事。
当時の俺は童貞そのもので野獣だった。ふられた原因は他にもあるがこれが大きい。
まずは付き合えてたとしても、相手のペースに合わせて対応しなければ何も変わらない。そこを気を付けないと。
俺の恋愛歴は一人目の彼女が1週間、二人目の彼女が2ヶ月弱という失笑ものだったからな。
ちゃんとした恋愛を若いうちに学びたい。
まだ不安はあるものの、あれこれ考えていたらなんか楽しくなってきたな?
よーし、絶対につまらない人生から面白い人生に変えてやるぞ。14年後の俺、見てろよ。
そんな俺の2度目の高校生活が始まる。
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