男女比がおかしい世界にオタクが放り込まれました

高校編

！？！？

遠足から帰ってきたその日、夕食前に和馬兄さんに呼び出された。

「おかえり、まつり。ご飯の前に少しだけ話せるかな？」

「え……うん。大丈夫！」

「じゃあ食堂行こうか。みんな待ってるから。」

「うん」

え、みんないるの⁉︎内容はあの自称兄のことだろうけど……何話されるんだろ……


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


食堂に行くと、お父さんと兄さん達、瀬戸さんに美和さんまで全員そろってた。
他のお手伝いさんはいないけど……

「まつり、この話は本当はまだ話すつもりは無かったんだけど……もう高校生だしね、話しておくべきかな。」

すごく話したくなさそう顔でお父さんが言う。
も、もしかして、お母さん以外とそういうことした人がいたとか！？
あの自称兄は私の異母兄妹だったとかそういう感じ！？

「まつり！？今絶対変なこと考えてるね！？違うよ！？」

「えっ、違うの！？」

バレた。でもそれ以外に何が……？

「うーん、何から話そうか…まず、まつりのことについてからかな？」

「わ、私……？」

「うん、まつりは、多分この世界とは違う世界の記憶があるんじゃない？」





え？





「何で知ってるの！？」