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中学生編
いよいよ入学
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私が今向かっている中学校、雷鋒学園は私立学校だ。最初に聞いた時は、何そのいかつい名前、と思ったものだ。でも、遼西高校への進学率はトップクラスで、中学の中でもレベルが高い。らしい。全部兄さんに聞いた話。
あと、女子は私みたいな大人しめのはごく僅からしい。残りは将来有望な男子を捕まえるための入学………まぁ婚活だ。
「でも女子でも成績はそこそこ良いからね。もにょもにょ」
最後が聞こえなかった。気にしなくていいよと言われたけど、怖いもんは怖い。
緊張するなぁ。よく考えたら今世で初めて家族以外の男性に会うし……………
前世では喪女もいいとこだったから全然男性経験ないんだよね。やばいな。
とりあえず、話しかけられたら笑顔で応える。それだけでも頑張ろう。
「まつり様、こちらクラス表になります。ご確認ください。」
「え、ありがとうございます。」
瀬戸さんにクラス表を渡される。
っていうかクラス表くれるんだ。自分で確認するんだと思ってた。
「貼り出しもありますが男子生徒でいっぱいですから。女子生徒には前もって連絡が来るのです。」
あ、なるほどね。さすがだな40:1。女性待遇が良い。
「瀬戸さんは私が学校の間どこにいるんですか?」
前から気になってた。一緒にはいられないらしいけど……
「まつり様の護衛のために、見えませんがある程度は近くにおります。
学校のセキュリティは万全ですが、内部に敵がいないとは限りませんので。」
いや敵って……怖いよ。
そうこうしているうちに学校に着いた。
前世では公立だったのですごく古い建物だったが、雷鋒学園はとても綺麗だ。前世ではあまり見ないデザインだけど、割とオシャレ。学校というか家のデザインに近い。
ぼーっと眺めていると、
「では、まつり様。いってらっしゃいませ。楽しい学校生活をお送りください。」
そう言って瀬戸さんが送り出してくれた。
そうだ。中学こそ友達を作って青春してやるんだ。せっかく小説みたいな世界に生まれたんだから、前世でできなかった行事ごとも楽しんでやろう。
まずは、笑顔で挨拶。笑顔で挨拶。にこやかに。
女子生徒専用の入り口から入り(すごいな)、クラス表を確認しながら廊下をあるく。
その間、ちらちらとまつりを見る男子生徒にはもちろん気づかない。
え、女子私1人だけ?嘘。ヤバイヤバイヤバイ。なんで?
40人クラスだから……あ、そうか40:1だわ。
はぁ………こんなところで弊害が……
まぁいいや。とりあえず笑顔でいよう。
そうして私のクラスである、1-4の教室の前についた。
あと、女子は私みたいな大人しめのはごく僅からしい。残りは将来有望な男子を捕まえるための入学………まぁ婚活だ。
「でも女子でも成績はそこそこ良いからね。もにょもにょ」
最後が聞こえなかった。気にしなくていいよと言われたけど、怖いもんは怖い。
緊張するなぁ。よく考えたら今世で初めて家族以外の男性に会うし……………
前世では喪女もいいとこだったから全然男性経験ないんだよね。やばいな。
とりあえず、話しかけられたら笑顔で応える。それだけでも頑張ろう。
「まつり様、こちらクラス表になります。ご確認ください。」
「え、ありがとうございます。」
瀬戸さんにクラス表を渡される。
っていうかクラス表くれるんだ。自分で確認するんだと思ってた。
「貼り出しもありますが男子生徒でいっぱいですから。女子生徒には前もって連絡が来るのです。」
あ、なるほどね。さすがだな40:1。女性待遇が良い。
「瀬戸さんは私が学校の間どこにいるんですか?」
前から気になってた。一緒にはいられないらしいけど……
「まつり様の護衛のために、見えませんがある程度は近くにおります。
学校のセキュリティは万全ですが、内部に敵がいないとは限りませんので。」
いや敵って……怖いよ。
そうこうしているうちに学校に着いた。
前世では公立だったのですごく古い建物だったが、雷鋒学園はとても綺麗だ。前世ではあまり見ないデザインだけど、割とオシャレ。学校というか家のデザインに近い。
ぼーっと眺めていると、
「では、まつり様。いってらっしゃいませ。楽しい学校生活をお送りください。」
そう言って瀬戸さんが送り出してくれた。
そうだ。中学こそ友達を作って青春してやるんだ。せっかく小説みたいな世界に生まれたんだから、前世でできなかった行事ごとも楽しんでやろう。
まずは、笑顔で挨拶。笑顔で挨拶。にこやかに。
女子生徒専用の入り口から入り(すごいな)、クラス表を確認しながら廊下をあるく。
その間、ちらちらとまつりを見る男子生徒にはもちろん気づかない。
え、女子私1人だけ?嘘。ヤバイヤバイヤバイ。なんで?
40人クラスだから……あ、そうか40:1だわ。
はぁ………こんなところで弊害が……
まぁいいや。とりあえず笑顔でいよう。
そうして私のクラスである、1-4の教室の前についた。
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