男女比がおかしい世界にオタクが放り込まれました

幼児編

家というか豪邸というか

えーと、私が生まれて５日が立ちました。
生まれたときは混乱してて分からなかったけど、なんと現世の名前が前世と全く同じ。こんなことある？
まぁ自分の名前は好きだし不満はないけど…

それからここは異世界であることが分かった。家電もあるし地球かと思ったけど、男女比が40:1だもん。あとイケメンが多い。
それが分かった時点でこの世界に推しがいないことも分かりました。悟ったときはもう一回死ぬかと思ったよね。落ち着くのに5日かかるとは…
５日間情緒不安定だったからお世話してくれた人には迷惑かけたな。急に泣いたり笑ったりしてごめんねイケメン。

あ、そうそう私本条まつりは現世の我が家にやってきました。ママがいないし、私も超健康優良児だったから２日くらいで返してもらえた。
明人さんパパに抱っこされて家に着いたときはびっくりして「ばぶっ」って声出しちゃったよ。超豪邸。何？うちお金持ちなの？
またまた混乱しているわたしにパパは

「まつり、ここが君のお家だよ。まつりも生まれたしパパもっと頑張らないとなぁ。」

とか言っていた。これ以上頑張ってどうすんの？



兄弟にも会えました。まぁ超美少年たち。
１０歳の和馬かずま兄さん、９歳の悠人はると兄さん、８歳の伊吹いぶき兄さん、７歳の樹いつき兄さん、６歳の碧あおい兄さんだ。
そう、５人しかいない。私の思い違いだったのかな？
みんなめちゃくちゃ可愛がってくれたよ。もみくちゃにされたけど。

今私のお世話をしてくれてるのは家政婦の美和みわさん。病院で見たイケメンの奥さんっぽい。あ、あのイケメンは執事の瀬戸さん。瀬戸さん30代だって。20代だと思ってた。
病院に美和さんがいなかったのは、女性で外は危険だからあまり外には出ないらしい。やっぱり女性は守られてるんだな。家の中であんまり働いてる女性みないし。
それでも私のお世話してくれてるのはママンのお友達兼侍女？だったからだそうだ。
元々お友達だったけど美和さんのお家は裕福じゃなくて、女性を守るのは無理だったからママが雇う形で守ることにした、と。
ママ良い人だったんだな。

ちなみにこれらは美和さんがめっちゃ喋ってくれた。でも赤ちゃんだから分からないぜ？

まぁ今は好きなだけ寝てバブバブしよっと。
眠…………………おっと兄貴たちが来てしまった。

今日ももみくちゃにされるのかな………美和さん助けて……微笑ましそうにこっち見ないで助けて………

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お読み下さりありがとうございます。
早くも自分でつけた設定に悩まされております…
初っ端から名前が多いのでそのうち人物紹介でもしようかな、と思っております。
読みやすいように心がけておりますが、読みにくれけばお申し付けください。

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