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21話
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アルバートとエミーは処刑された。
首を落とされた二人を見て、民衆は歓喜の声を上げた。
その後、本来王族として用意されるはずの墓は用意されず、平民がはいる集合墓地にすら入れてもらえなかった。
アルバートとエミーは国から『恥』の烙印を押され、後の歴史にも最悪の暴君として刻まれるだろう。
新国王には遠縁の王族が迎え入れられることとなった。
新国王は年齢が五歳とまだ若いため、権力の強い貴族による合議制がとられることとなった。
アルバートとエミーが暴走した結果、国の財政が破綻しかけたことによる教訓を活かした結果だ。
実質、国王の権力は減らされたこととなる。
私は将来公爵家の代表としてこの合議制に出るために、今は勉強に集中している。
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