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八話

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 不自然に反り上がる彼の脚の間の塊に目がいくが、直ぐに逸らした。男性器を見るのは初めてだが凄く卑猥な形をしていた。

「フィオナ……」

 見下ろしてくる彼の眼は、普段からでは想像出来ない程に鋭くまた欲情的に見える。まるで飢えた獣の様だ。興奮した様子の彼からは荒い息遣いが聞こえる。
 不意に腰を掴まれ引き寄せられたかと思えば、秘部に彼の怒張した自身をあてがわられた。
 怖くなり思わず腰を引こうとするが、確りと掴まれ微動だに出来ない。そんな中、自身の先端を擦り付ける彼は気持ち良さげに声を洩らし、更に息遣いは激しさを増していった。
 
「はぁっ、ああっ……ヌルヌルで、凄く気持ちが善いよ」
「あッ……」

 彼の声や言葉に反応するかのようにして、無意識に自分の身体の奥から次々と愛液が溢れ出るのを感じた。

(ダメ、こんな……はしたない、でもダメーー気持ちがいい)

 擦り付けられる感覚とローデヴェイクに対して脚を大きく開いている自分の姿に、フィオナは羞恥心と快楽で頭がおかしくなりそうだった。

「あぁっ、君の此処が私のモノを欲しがるようにしてヒクヒクとしている」
「っ……ぁっ……」
「可愛いな、下の口も欲しがりなんだね。だが私も人の事はいえない。実は情けないが我慢し過ぎて少し出てしまった」

 くすりと笑いながら、自身を掴むとフィオナによく見える様に持ち上げた。確かに先端から何か白濁した液体が溢れている。

「フィオナ、触ってごらん。これが今から君のなか挿入はいって、君の事を気持ち善くするんだよ」

 手を掴まれ彼の自身へと導く。
 フィオナの手が触れると一瞬ピクリと反応をする。硬くて大きいそれはとても熱くーードクドクと脈を打ち、まるで別の生き物のようにすら思えた。

「む、無理です……こんな、はいらなっ……」
「大丈夫だよ、ゆっくり挿入するからね。それに辛いのは最初だけで、直ぐに気持ち善くなるよ」

 嘆願するもまるで取り合って貰えず、彼の怒張した自身の先がフィオナの秘部に突き立てられた。

「ぁっ……‼︎」
「くっ……ふぅ、あぁっ、温かい……」

 ゆっくりとフィオナのなかへと彼の自身が侵入してくる。指とは比べ物にならない圧迫感や痛みを感じた。
 顔を歪ませ無意識に押し返そうとするが、微動だにしない所か更に奥へ奥へと挿入はいってきた。

「半分挿入はいったよ。もう少しだからね」
「痛っ……無理、です……ローデヴェイク、さま……」
「大丈夫、大丈夫だから。ゆっくり呼吸をして」

 優しく抱き締めてきた彼の背に腕を回し、助けを求めるようにして必死にしがみ付く。

「辛いなら、私の背に爪を立てていいから」

 彼はあやす様にしてフィオナの背中を優しく撫でてくれた。その間も少しずつ彼の自身は奥へ進み、それまでの痛みとは比にならないくらいの激痛が一気に身体中を駆け巡る。彼から言われた通りフィオナはローデヴェイクの背に爪を立ててしまう。瞬間、彼の動きはようやく止まった。

「っ‼︎」
「はぁっ、フィオナ、ようやく全部挿入はいったよ」

 自分の意思とは関係なく生理的な涙が溢れてる。それに気付いたローデヴェイクは、舌で舐めとってくれた。

「これがフィオナのなか……善過ぎて、直ぐにでも達してしまいそうだ。フィオナ、分かるかい? 私達は今一つになってるんだよ」

 彼はフィオナの下腹部を撫でた。
 変な気分になる。彼のモノがなかで脈を打つのを感じる。焼けるように熱いーー。
 彼は瞳を伏せるとフィオナを抱いたまま微動だにしなくり、静まり返る部屋には時折彼の吐息だけが聞こえていた。

「ーーフィオナっ、無理だ、限界だ」
「ローデヴェイク、さま……?」

 突然身体を起こしフィオナを見下ろす彼は、悩まし気な表情を浮かべていた。


 自身をギリギリまで引き抜き一気に穿つ。
 徐々に痛みは薄らぎ快楽が押し寄せてくる。彼の動きに合わせて無意識に腰が動いてしまう。

(気持ち、善い……もう何も、考えられない……)

 視界に映るのは、ローデヴェイクが本能のままに快楽を貪り腰を揺らし打ち付ける姿だけだ。実に妖艶で官能的だった。彼のそんな姿に膣の奥がきゅっと締まるのを感じる。

「はぁっ……私のモノをそんなに締め上げて、いやらしい子だね。……ねぇフィオナはどうだい? 気持ち善いかい?」

 答える余裕などないフィオナは、羞恥に駆られながらも頷いてみせた。すると彼の自身がなかで更に大きく膨らんだのが分かった。

「なんで、大きくッ……」
「フィオナ、フィオナっ、ああ可愛いっ。ずっと、こうして繋がりたかったーーもっとッ、もっとッ君の奥に私を挿れさせて」
「ぁ……そんなっ、アッ……っんぁ、だめ……おかしく、なちゃ……っああ‼︎」

 子宮口をグリグリとされ瞬間頭の中が真っ白になった。身体が仰け反り痙攣を起こす。

なかがヒクヒクしてる。達してしまったんだね……ふぅっ、ああ……最高、だ」
 
 暫くフィオナが落ち着くのを待ってくれていたローデヴェイクだったが、我慢出来ないとばかりに緩々と腰を動かし始めた。まだ達したばかりでなかは敏感になっており、急激な快楽が押し寄せてくる。

「あ、っん……ローデヴェ、さまっ……まだ、動いちゃ、ダメっ……また、なにかきちゃーー」
「もっとこうしていたいけど、早く君の子宮なかに私の子種を注ぎ込みたいっ……早く君を私だけのものにーーあぁ……出そうだッ、フィオナ、射精す、君の子宮なか射精すよッーー」
「あっ……ああぁっーー‼︎」

 子宮の中に熱くてどろっとしたものが流れ込んでくるのを感じ、記憶はそこで途絶えた。

 


 
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