オバケに恋した花子さん

Hitori

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鬼ごっこ

暗闇で

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「きゃっ」

私は足が絡まり廊下に転んでしまった


ドン   ドン    ドン


後ろから聞こえてくるあの音


「...........」

私はとっさに資料室と書かれた部屋に入ろうとするも鍵が掛かっていて中に入れない


ドン   ドン   ドン


音が近づいてくるのが嫌でも分かった

やばい

どこかに隠れなきゃ....

あたりを見渡す

すると、廊下の壁に置かれている人ひとり分入れそうな大きさのロッカーを見つけた

そっと中を開けると
モップが散乱していたが
もう迷っている暇は無かった

ドン  ドン   ドン   ドン


私は音を立てないように
ロッカーの中に身を隠した


ドン  ドン  ドン  ドン  ドン


だんだんあの音が近づいてくる

目を瞑りひたすら恐怖が過ぎ去るのを待った


ドン  ドン  ドン  ドン ドン

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