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『探偵』なので。
しおりを挟む室内には、ひどく物が散乱していた。
各所には激しく争ったような跡があり、今帰宅したばかりの私でさえ、そこで何かがあった事は如実に感じ取る事ができる。
「これは……」
あまりの惨状に、私は思わずそう呟く。
ーー事件の匂いだ。
私の鋭い嗅覚が、まさかそれを見逃す筈はない。
何故なら私は、この事件の謎を解くべき『探偵』なのだから。
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