【完結】伯爵令嬢が効率主義の権化だったら。 〜面倒な侯爵子息に絡まれたので、どうにかしようと思います〜
「反省の色が全く無いどころか睨みつけてくるなどと……。そういう態度ならば仕方がありません、それなりの対処をしましょう」
やっと持たれた和解の場で、セシリアはそう独り言ちた。
***
社交界デビューの当日、伯爵令嬢・セシリアは立て続けのトラブルに遭遇した。
その内の一つである、とある侯爵家子息からのちょっかい。
それを引き金にして、噂が噂を呼び社交界には今一つの嵐が吹き荒れようとしている。
王族から今にも処分対象にされかねない侯爵家。
悪評が立った侯爵子息。
そしてそれらを全て裏で動かしていたのは――今年10歳になったばかりの伯爵令嬢・セシリアだった。
これはそんな令嬢の、面倒を嫌うが故に巡らせた策謀の数々と、それにまんまと踊らされる周囲の貴族たちの物語。
◇ ◆ ◇
最低限の『貴族の義務』は果たしたい。
でもそれ以外は「自分がやりたい事をする」生活を送りたい。
これはそんな願望を抱く令嬢が、何故か自分の周りで次々に巻き起こる『面倒』を次々へと蹴散らせていく物語・『効率主義な令嬢』シリーズの第3部作品です。
※本作からお読みの方は、先に第2部からお読みください。
(第1部は主人公の過去話のため、必読ではありません)
第1部・第2部へのリンクは画面下部に貼ってあります。
やっと持たれた和解の場で、セシリアはそう独り言ちた。
***
社交界デビューの当日、伯爵令嬢・セシリアは立て続けのトラブルに遭遇した。
その内の一つである、とある侯爵家子息からのちょっかい。
それを引き金にして、噂が噂を呼び社交界には今一つの嵐が吹き荒れようとしている。
王族から今にも処分対象にされかねない侯爵家。
悪評が立った侯爵子息。
そしてそれらを全て裏で動かしていたのは――今年10歳になったばかりの伯爵令嬢・セシリアだった。
これはそんな令嬢の、面倒を嫌うが故に巡らせた策謀の数々と、それにまんまと踊らされる周囲の貴族たちの物語。
◇ ◆ ◇
最低限の『貴族の義務』は果たしたい。
でもそれ以外は「自分がやりたい事をする」生活を送りたい。
これはそんな願望を抱く令嬢が、何故か自分の周りで次々に巻き起こる『面倒』を次々へと蹴散らせていく物語・『効率主義な令嬢』シリーズの第3部作品です。
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第1部・第2部へのリンクは画面下部に貼ってあります。
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(第1部は主人公の過去話のため、必読ではありません)
以下のリンクを、それぞれ画面下部(この画面では目次の下、各話画面では「お気に入りへの登録」ボタンの下部)に貼ってあります。
●物語第1部・第2部へのリンク
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そう云えば作者様に質問したいことがあったのを忘れてました。
クラウンという名前は道化師を意識して付けたのか、どうかと。
愚かさ具合からするとピエロが連想される方ぴったりだなとか思ってみたり。
感想、ありがとうございます。
と、これまたコアな質問を。
嬉しい限りです。
さて。
クラウンがそういう名付けになった理由は実は幾つかあるんですが、その内の一つがおっしゃる通り『道化』です。
実はここには「セシリアによってあらかじめ与えられた台本に沿って動く滑稽な操り人形」という意味があったりします。
と、「この説明ならピエロでもいいんじゃない?」と思うのも無理はありませんね。
しかし彼の名は、敢えてクラウンにしました。
ピエロとクラウンはよく似た役割ですが、大きな違いに涙マークのの化粧をしているかどうかが挙げられます。
ここにはどうやら「どんなに周りから笑われるような事を楽しげにしていても心では泣いている」という意味があるようです。
対して作中のクラウンは、少なくともこの時点では笑われている事にさえ気付かず感情を露わにする子ですよね。
彼の気性上、何で笑われてるのか分かってさえいないのに笑われている事に対して内心では悲しむというのは何だかおかしな話で、結局作中でも憤慨はしても悲しみはしていません。
そういう物語上の進行を見据えての『クラウン』命名でした。
まぁそれもある一点を境にしてもう一つの意味へとゆっくり移行していきます。
これはそれでこの物語の主題の一つとなっていますので、そちらも合わせて想像しつつ見守ってくださると嬉しいです。
感想、ありがとうございます。
作品の終わり方については……すみません。
アルファポリスでも続編は既に投稿済みですのでそちらをご覧いただくか、もし区切られるのが煩わしいようでしたら『カクヨム』にて同作をつなぎで連作していますので、そちらに来ていただいたほうがいいかもしれません。
後字報告、ありがたく受け取りました。
報告感謝です。
なるほどそうきたかと感心しきりです。推理小説ライクで次はどうなんだろうと想像しながらページをめくるワクワク感はたまらんです。
侯爵笑顔で地雷原を地雷履んでるのにも気づかずズンズン歩いてるわけですけど。
ホントに大丈夫か?この侯爵家(笑)和解の受け入れとその後仲良くするかは別問題だろうに。
一方セシリアは面倒事が嫌いと避けて通って更なる面倒事を引き寄せちゃいそうですね。
効率主義に反してる?とも思ったけどまだ子供ですしね。
親は子の成長を見守る所存のようですし、どう成長していくのか楽しみです。
感想、ありがとうございます。
推理小説、今ちょうど一作品チャレンジ中なんですが、好きなジャンルなのに(むしろだからこそなのか)中々上手く物語にならないんですよね。
だから推理小説ライクと言ってもらえてとても嬉しいです!
さて、ここからはとても本編に踏み込んだ感想をくださったので、ちょっぴり長文返信になります。
嬉しくてテンション上がっちゃったのですよ、許して。(笑)
という事で、お時間がある時にでも読んでやってください。
↓ ↓ ↓
ホントですよね、侯爵。
まぁほとんど侯爵の自業自得な訳ですが、今後どんな展開になるかは是非とも楽しみにしていただければ。
そして、セシリア。
鈍いの木馬さんはよく読んでくださってるなぁと思ったのが、セシリアの巻き込まれ体質と、思わず「効率主義……?」と言いたくなってしまう部分を上手く分かってくださっている所です。
彼女は、確かに「効率主義でありたい」と思ってる子。
だけどセシリア個人として、そして伯爵家の一員として譲れない部分があって、そこに折り合いがまだ上手くつけられるほど大人じゃない(精神的にも経験値的にも足りない)からこそ、色んな面倒に巻き込まれちゃう。
セシリアにはまだまだ未熟なところがあって、親はそんな彼女を見守っています。
よろしければ鈍いの木馬さんも、彼女の親たちと一緒に彼女の経験値稼ぎとレベルアップを見守ってくださると嬉しいです。
この場合「ギャン泣きする」のが正しい対応だと思います。
そうすると、侯爵が幼女を呼びつけて脅して泣かせたという事実だけが残りますから確実に王族案件になるでしょうし、後ろ盾の公爵もさすがに弁護は難しいかなと予想。これが正解なら侯爵家はとんでもなくヤバイ^^;
感想、ありがとうございます。
確かにギャン泣きすれば侯爵家もやばいですよねー。
でもその場合にネックになるのは、セシリアが大事になる事を望んでいない事でしょうか。
だって『面倒』ですからね、大事になったら。
セシリア、面倒事は嫌いなんです。
ただしセシリアの希望通り『面倒』にならずに済むかっていうと……ねぇ?(笑)
リアルでもいるタイプだ……
感想、ありがとうございます。
おや、道産子さんの周りにもこんな奴が?(笑)
セシリアの取る言動が道産子さんの参考になるとは思いませんが、それなりにスカッとはするんじゃないかなと思いますので続きもぜひぜひちょこちょこと、覗きに来てくださいな。
感想、ありがとうございます。
ドキドキワクワクしながら更新を待っていただけているとの事、本当に嬉しい限りです。
ね、ホント子供に対する態度じゃないです。
大人気ないなぁ、もう。
さぁこれが一体どんな展開に繋がるのか、その辺是非ともドキワクしながらお待ちください。
鈍いの木馬さんに喜んでもらえたので、また明日も3話更新決定ですね。 (←笑
コメントありがとうございます。
そして一気読みしてくださったとの事、とても嬉しいです。
書いててよかったなぁと、今まさにしみじみとしているところです。
さて、裏話についてですが、配慮が足らず申し訳ありません。
そして、お声を上げてくださってありがとうございます。
作品ページの下部に【裏話】へのリンクを追加させていただきまきたので、よろしければそちらからお入りください。
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