男爵令嬢が『無能』だなんて一体誰か言ったのか。 〜誰も無視できない小国を作りましょう。〜

「たかが一男爵家の分際で、一々口を挟むなよ?」
 そんな言葉を皮切りに、王太子殿下から色々と言われました。

 曰く、「我が家は王族の温情で、辛うじて貴族をやれている」のだとか。
 当然の事を言っただけだと思いますが、どうやら『でしゃばるな』という事らしいです。

 そうですか。
 ならばそのような温情、賜らなくとも結構ですよ?
 私達、『領』から『国』になりますね?

 これは、そんな感じで始まった異世界領地改革……ならぬ、建国&急成長物語。

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