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「凪のミンチカツが……」
僕の口の中に消えていくミンチカツを章は恨めしそうに見ていた。
「まだ言っているのか。こんな所に無防備に置いておくのが悪い」
いくらなんでもミンチカツ一切れで情けない。まぁ、凪は情けない方が好みなのかもしれないが。
「だって、中身を確認してどちらを昼に食おうかと考えるのが楽しいから。モチベーション上がりまくるし」
工業高校に通っている章は、昼用と夕方用の二つ弁当を作ってもらっているらしい。
「ここで一人で食っているのか?」
ここは広くて快適な空間ではあるが、人気がなさすぎる。
「昼は食堂へ行って皆と食うんだ。電子レンジが使えるし茶ももらえる」
章は他の従業員とも仲良くやっているようで安心した。章が不幸のままだったら僕はわがままを言えない。
章のラボを出て社長とその息子の専務に会うことにした。社長は六十歳ぐらいの日に焼けた頑固そうな男で、専務は三十歳ぐらいの細めの男だった。体形は違うが顔は面影があり血の繋がりを感じさせる。
「あまり事業を広げたくはないんですよ。売れなくなっても従業員をクビにしたりしたくないんで」
社長は堅実な性格らしく、急に売上が増えたが無駄に工場を大きくしたりしていなかった。
「正直、ちょっと手に余っているんです」
若い専務がIT事業部の責任者として海外販売を手がけているが、増え続ける問い合わせに対応できない状態で困っているらしい。
「こちらの収益は減らしてもらってもいいです。今までがバブルみたいなものですから。赤字にならなければいいので」
社長は小さな工場を立ち上げて三十年以上経つらしい。激動の時代の中、堅実にものづくりを行ってきた矜持が伺えた。
話し合いは思った以上にスムーズに進んだ。僕が立ち上げる予定の会社に十億円規模の投資をしてくれることも決まった。あとは大学の知り合いを誘って、銀行から金を借りて。しなければならないことはたくさんあるが、それに心が踊る。
灰色だった僕の世界が色付いていくようだ。
「章、凪のことも少しは考えてやれ。今朝大きな荷物を持って歩いていたぞ。僕がマンションまで送っていったんだ。凪のことだから、週六日も工場で働き高校にも通っている章を買い物につき合わせるのは気が引けると思っているんじゃないのか」
社長室を出てラボに帰ろうとした章に声をかけた。
「お前の車に乗せたのか?」
章の声には少し怒気が混じっているようだ。親切でしてやったのに理不尽すぎる。
「心配するな。助手席には女が乗っていたから、凪は後部座席に乗っただけだ。それより、土曜を休みにしてもらったらどうだ。凪と一緒に買い物に行ったり仲良くしたりできるぞ。製品化したものは僕の会社がメンテナンスするからお前は新しいものを開発しているだけでいい」
章は嬉しそうに頷いた。
章のマイコンボードにはAIフレームワークが搭載されている。学会に発表済みの画期的なアルゴリズムを採用しているが、マンインターフェースやマニュアルが弱いので、研究目的の販売が主で一般にはそれほど流通していない。しかし、注目度はかなり高い。僕はそこのあたりに強い学生を募り強化してリニューアル販売を目指す。手応えはかなりある。
現在章は金属と樹脂の複合形成技術を用いたセンサの小型化に取り組んでいるらしい。知財関係に強いやつも仲間にすれば、特許取得に関わる章の負担も減らせるはずだ。
工場を出た時には十一時を少しまわっていた。慌てて環が待つ喫茶店に向かう。
環は本を読みながら待っていた。近付いて見ると、僕が好きなミステリー作家の新作だった。文庫書き下ろしで話題になっていたが、卒論を書かなくてはいけないので読むのを我慢していた。環は映画だけでななく本の趣味も合うらしい。
僕は水を持ってきたウエイトレスに断って、伝票を手にした。
「時間がないので、これから君の家に行ってもいいか?」
環が慌てて立ち上がり、鞄から財布を取り出そうとした。
「お金を払います」
環がそう言うのを背中で聞いて、僕はさっさと金を払って外に出た。
「お金を受け取ってください」
「待っていろと言ったのは僕だから」
喫茶店を出たところで五百円玉を押し付け合ったが、根負けして受け取った。
「ホテル代に比べたら、ほんの些細な金額で申し訳ないですけど」
本当に申し訳なさそうに環が頭を下げる。
「ホテル代は、後日体で返してくれるんだよね」
僕がそう言うと、環の顔が真っ赤に染まった。
「行きずりの男とい言えば心配させるので、恋人と紹介してもらえるとありがたい」
処女を捨てるために僕を誘ったぐらいだから、環に恋人はいないはずだ。
「でも……」
しかし、なぜか環はためらっている。
「僕が恋人では不満か?」
「家族には恋人はいないって言ってしまったの。それに、甲斐田さんに迷惑をかけてしまうかもそれないし」
「結婚すると聞いて東京から追いかけてきたボーイフレンドってことにすれば問題ないな」
僕はやや強引に僕たちの関係を決めてしまった。
小さな印刷会社の隣が住居になっている。僕は家の応接室に通された。環の父親が隣の印刷所からやってくる。母親と高校生だという弟も同席した。まるで結婚の許可を求めにでも来たような様相を呈して、僕は少し緊張していた。
「僕は甲斐田尊。環さんとは大学は違うのですが映画サークルで知り合って、時々映画を見に行くような仲です」
「環がお世話になっています」
僕が通っている大学名を伝えると、環とよく似た小柄な母親が頭を下げて挨拶してくれた。
「俺が不甲斐ないばかりに、環に苦労をかけて申し訳ない」
無骨そうな父親も環に頭を下げる。百六十五センチ程の凪と変わらない身長の弟は、不審そうに目を細めながら僕を見ていた。
「マイコンボードの販売会社を立ち上げる予定です。知り合いの会社が製造しているものなのですが、販売に手が回らないで困っているので、大学の仲間で会社を作って販売を引き受けようと思っています。そこで、パッケージを一新したいのですが、ここにはダンボールを複雑な形状に折りたたんで緩衝材を作る機械があると聞いたので、それも一緒に発注しようかなと考えています」
「もしかして、コモンウルフ。ここの市に製造会社があるって聞いた」
僕が説明すると環の弟が目を輝かせてて訊いてきた。コモンウルフは弟のマイコンボートの名前だ。
「そうだ。知っているのか?」
「科学部の先生が見せてくれた。スピーカーを繋げて音声合成エンジンを使って喋らせてみたんだけど、めっちゃ高機能だった。ぜったい売れるぞ」
弟はかなり興奮気味だ。父親も信じてくれたらしい。
「環さんの結婚話はなかったことにしていただきたいのです。金はなんとかしますから」
僕が頭を下げると、父親も母親も涙ぐみ、弟は真っ白い歯を見せて笑った。
「これがあの男からの依頼で作ったパンフレットです。最初定価三十万円となっていたところを、電話で三万円にしてくれと言ってきたんです」
印刷見本ということで、パンフレットとパッケージを見せられた。それは、マイナスイオンを発生する器具で、美顔効果、ダイエット効果に加えて、血がサラサラになると謳っている。パンフレットをめくるとインフルエンザやガンにも効くと確かに書いている。
文言をメールで入稿してもらって、従業員がデザインしたらしい。僕はメールを保存するようにと頼んでおいた。
「これをもらっていってもいいですか?」
「もちろんです」
父親は笑顔で了承してくれた。
父親を嵌めてその娘とむりやり結婚しようとするようなゲスい男は絶対に許しはしない。
僕の口の中に消えていくミンチカツを章は恨めしそうに見ていた。
「まだ言っているのか。こんな所に無防備に置いておくのが悪い」
いくらなんでもミンチカツ一切れで情けない。まぁ、凪は情けない方が好みなのかもしれないが。
「だって、中身を確認してどちらを昼に食おうかと考えるのが楽しいから。モチベーション上がりまくるし」
工業高校に通っている章は、昼用と夕方用の二つ弁当を作ってもらっているらしい。
「ここで一人で食っているのか?」
ここは広くて快適な空間ではあるが、人気がなさすぎる。
「昼は食堂へ行って皆と食うんだ。電子レンジが使えるし茶ももらえる」
章は他の従業員とも仲良くやっているようで安心した。章が不幸のままだったら僕はわがままを言えない。
章のラボを出て社長とその息子の専務に会うことにした。社長は六十歳ぐらいの日に焼けた頑固そうな男で、専務は三十歳ぐらいの細めの男だった。体形は違うが顔は面影があり血の繋がりを感じさせる。
「あまり事業を広げたくはないんですよ。売れなくなっても従業員をクビにしたりしたくないんで」
社長は堅実な性格らしく、急に売上が増えたが無駄に工場を大きくしたりしていなかった。
「正直、ちょっと手に余っているんです」
若い専務がIT事業部の責任者として海外販売を手がけているが、増え続ける問い合わせに対応できない状態で困っているらしい。
「こちらの収益は減らしてもらってもいいです。今までがバブルみたいなものですから。赤字にならなければいいので」
社長は小さな工場を立ち上げて三十年以上経つらしい。激動の時代の中、堅実にものづくりを行ってきた矜持が伺えた。
話し合いは思った以上にスムーズに進んだ。僕が立ち上げる予定の会社に十億円規模の投資をしてくれることも決まった。あとは大学の知り合いを誘って、銀行から金を借りて。しなければならないことはたくさんあるが、それに心が踊る。
灰色だった僕の世界が色付いていくようだ。
「章、凪のことも少しは考えてやれ。今朝大きな荷物を持って歩いていたぞ。僕がマンションまで送っていったんだ。凪のことだから、週六日も工場で働き高校にも通っている章を買い物につき合わせるのは気が引けると思っているんじゃないのか」
社長室を出てラボに帰ろうとした章に声をかけた。
「お前の車に乗せたのか?」
章の声には少し怒気が混じっているようだ。親切でしてやったのに理不尽すぎる。
「心配するな。助手席には女が乗っていたから、凪は後部座席に乗っただけだ。それより、土曜を休みにしてもらったらどうだ。凪と一緒に買い物に行ったり仲良くしたりできるぞ。製品化したものは僕の会社がメンテナンスするからお前は新しいものを開発しているだけでいい」
章は嬉しそうに頷いた。
章のマイコンボードにはAIフレームワークが搭載されている。学会に発表済みの画期的なアルゴリズムを採用しているが、マンインターフェースやマニュアルが弱いので、研究目的の販売が主で一般にはそれほど流通していない。しかし、注目度はかなり高い。僕はそこのあたりに強い学生を募り強化してリニューアル販売を目指す。手応えはかなりある。
現在章は金属と樹脂の複合形成技術を用いたセンサの小型化に取り組んでいるらしい。知財関係に強いやつも仲間にすれば、特許取得に関わる章の負担も減らせるはずだ。
工場を出た時には十一時を少しまわっていた。慌てて環が待つ喫茶店に向かう。
環は本を読みながら待っていた。近付いて見ると、僕が好きなミステリー作家の新作だった。文庫書き下ろしで話題になっていたが、卒論を書かなくてはいけないので読むのを我慢していた。環は映画だけでななく本の趣味も合うらしい。
僕は水を持ってきたウエイトレスに断って、伝票を手にした。
「時間がないので、これから君の家に行ってもいいか?」
環が慌てて立ち上がり、鞄から財布を取り出そうとした。
「お金を払います」
環がそう言うのを背中で聞いて、僕はさっさと金を払って外に出た。
「お金を受け取ってください」
「待っていろと言ったのは僕だから」
喫茶店を出たところで五百円玉を押し付け合ったが、根負けして受け取った。
「ホテル代に比べたら、ほんの些細な金額で申し訳ないですけど」
本当に申し訳なさそうに環が頭を下げる。
「ホテル代は、後日体で返してくれるんだよね」
僕がそう言うと、環の顔が真っ赤に染まった。
「行きずりの男とい言えば心配させるので、恋人と紹介してもらえるとありがたい」
処女を捨てるために僕を誘ったぐらいだから、環に恋人はいないはずだ。
「でも……」
しかし、なぜか環はためらっている。
「僕が恋人では不満か?」
「家族には恋人はいないって言ってしまったの。それに、甲斐田さんに迷惑をかけてしまうかもそれないし」
「結婚すると聞いて東京から追いかけてきたボーイフレンドってことにすれば問題ないな」
僕はやや強引に僕たちの関係を決めてしまった。
小さな印刷会社の隣が住居になっている。僕は家の応接室に通された。環の父親が隣の印刷所からやってくる。母親と高校生だという弟も同席した。まるで結婚の許可を求めにでも来たような様相を呈して、僕は少し緊張していた。
「僕は甲斐田尊。環さんとは大学は違うのですが映画サークルで知り合って、時々映画を見に行くような仲です」
「環がお世話になっています」
僕が通っている大学名を伝えると、環とよく似た小柄な母親が頭を下げて挨拶してくれた。
「俺が不甲斐ないばかりに、環に苦労をかけて申し訳ない」
無骨そうな父親も環に頭を下げる。百六十五センチ程の凪と変わらない身長の弟は、不審そうに目を細めながら僕を見ていた。
「マイコンボードの販売会社を立ち上げる予定です。知り合いの会社が製造しているものなのですが、販売に手が回らないで困っているので、大学の仲間で会社を作って販売を引き受けようと思っています。そこで、パッケージを一新したいのですが、ここにはダンボールを複雑な形状に折りたたんで緩衝材を作る機械があると聞いたので、それも一緒に発注しようかなと考えています」
「もしかして、コモンウルフ。ここの市に製造会社があるって聞いた」
僕が説明すると環の弟が目を輝かせてて訊いてきた。コモンウルフは弟のマイコンボートの名前だ。
「そうだ。知っているのか?」
「科学部の先生が見せてくれた。スピーカーを繋げて音声合成エンジンを使って喋らせてみたんだけど、めっちゃ高機能だった。ぜったい売れるぞ」
弟はかなり興奮気味だ。父親も信じてくれたらしい。
「環さんの結婚話はなかったことにしていただきたいのです。金はなんとかしますから」
僕が頭を下げると、父親も母親も涙ぐみ、弟は真っ白い歯を見せて笑った。
「これがあの男からの依頼で作ったパンフレットです。最初定価三十万円となっていたところを、電話で三万円にしてくれと言ってきたんです」
印刷見本ということで、パンフレットとパッケージを見せられた。それは、マイナスイオンを発生する器具で、美顔効果、ダイエット効果に加えて、血がサラサラになると謳っている。パンフレットをめくるとインフルエンザやガンにも効くと確かに書いている。
文言をメールで入稿してもらって、従業員がデザインしたらしい。僕はメールを保存するようにと頼んでおいた。
「これをもらっていってもいいですか?」
「もちろんです」
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