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第九話 謎の美女がやってきた
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「女性にとって、ロンバウトは結婚対象になり得るだろうか? 君の意見でいいので、包み隠さず教えて欲しい」
ラウレンスは声を潜めてそんなことを聞いてきた。
「ロンバウトさんはとても優しくて優秀な騎士です。全ての女性が結婚を望むとは思いませんが、ロンバウトさんと結婚したいと思う女性は絶対にいるはずです」
私は自信を持ってそう答える。とても辛い目に遭ったのに、あんな風に笑顔を見せている彼はとても強い人だと思う。そんな彼を夫として生涯を共にしたい女性はたくさんいるに違いない。姿形など関係ないのだ。でも、その姿だってロンバウトはとても可愛い。
「そうか。それは安心したよ。勘当しておいて今更と思うかもしれないが、父も兄も、そして私だって、ロンバウトが伴侶を得て幸せになることを願っている」
それは本心なのだろうか? 獣化したなんて外聞が悪いから、ロンバウトをこの町に追いやったのではなかったの?
そんな声にしなかった私の疑問を察したのか、ラウレンスが私に向かって微笑んだ。
「王都は弟にとって窮屈だと感じていた。もちろん、ボンネフェルトの町よりもかなり広いが、人がとても多いからね。弟はここでのびのびと暮らしているようで、私はとても嬉しくと思う。団長殿や仲間の騎士、そして、君たち家族のお陰だと思う。これからも弟のことをよろしく頼む」
貴族であるラウレンスが平民の私に頭を下げる。それはとても驚くことだった。
「私たちはロンバウトさんのことを家族だと思っています。頼まれなくても、少しでも快適に暮らせるように努力いたしますから」
私の声はかなりきつくなっている。それでもラウレンスは気を悪くした様子はなく、静かに微笑んでいるだけだった。
「あの、ロンバウトさんの呪いを解くことはできないのですか?」
強くて優しい近衛騎士で、侯爵令嬢の婚約者までいたのに、こんな小さな町で平民の騎士として暮らすなんて、ロンバウトは納得できないのに違いない。絶対に元の姿に戻って王都へ帰りたいと思っているはずだ。
しかし、ラウレンスは辛そうに首を横に振った。
「宮廷騎士団がロンバウトの体を徹底的に調べ、文官たちが宮廷図書館の文書を隅から隅まで読み漁ったが、呪いを解く手掛かりの一つも見つからなかった。ただ、その折に魔女と交わした盟約の書が見つかった。それによると、魔女が戦争に手を貸す代わりに、魔女の住まいである森は永代に亘って不可侵とする記載されていた。それは数百年前の文書で、当時強大な国から侵略されそうになっていたが、魔女の不思議な力で返り討ちにして、この国は守られたらしい。約束を反故にしたのは王家の方だったのだ」
ロンバウトは呪いの被害者だけど、魔女にも言い分があったらしい。
ロンバウトを元に戻す方法があるのならば、王宮だって試しているはずで、それがあの姿のままこの町までやって来たのは、手がなかったということだ。
それでもロンバウトはいつも笑っていた。不平不満は一杯あったはずなのに。
「ロンバウトさんはとても強い人なのですね」
「そうですね。ロンバウトは自慢の弟です。貴女と話ができてとても良かった。父や母、兄にもロンバウトは幸せそうに暮らしていると伝えることができそうです。本当にありがとう」
そう言って私に微笑みかけたラウレンスは、席を立ってロンバウトの方へと向かって行った。
その翌朝、兄に会ったことで里心がついたのか、ロンバウトは少し元気がなかった。
「今日も頑張ってね」
お皿一杯にひき肉の腸詰と卵料理を載せると、彼は精一杯の笑顔を見せてくれる。やはりロンバウトは強い人だと思う。
彼にとっては不本意な姿だろうけれど、揺れる尻尾や三角の耳、ぷくっとした肉球がとても可愛い。私まで笑顔になってしまうのだ。
朝食をとると、お腹が満たされたためか、ロンバウトは元気いっぱいで町の巡回に出て行った。
彼が町にも慣れたので、一緒に町へ行くことがなくなったのが少し残念だと思う。
近衛騎士だった彼は、さりげなく私を護ってくれていた。その動作は洗練されていて、まるでお姫様になったような気分になれたのに。
彼の美しい文字を見るのも好きだし、ありえない速さで走っている姿も好ましいと思う。
できればずっと独身寮に住んでいてもらいたい。
でも、彼はいつか伴侶を得てここを出て行くのだろう。それが少し寂しいと思い始めていた。
ある日、裏門の近くのごみ捨て場にごみを持って行くと、
「ちょっといいかしら? ロンバウトさんを探しているのだけど」
真っ黒な長い髪をたなびかせながら、美しい女性が金網の外から声をかけてきた。裏門には鍵がかけられていて、一般人は入れないようになっている。
「あの、どういうご用件でしょうか?」
この町の人ではありえない。こんな上品で美しい人がいるのならば、かなりの噂になっているはずだから。
「王都でロンバウトさんと熱い夜を過ごした者だけど。彼のことが忘れられずにこの町まで追いかけてきたの」
その女性はまるで喪服のような真っ黒のドレスに身を包んでいた。しかし、喪服にしては胸元が大きく開いていて、胸の谷間が見えそうだ。
年齢はよくわからないけれど、私より年上なのは確実だった。真っ赤な唇が色っぽいと思う。
ロンバウトの婚約者なの? 獣化してしまったから婚約を破棄したのではないの?
それとも、彼の恋人?
「ロンバウトさんは今、姿が変わってしまっているのですけれど」
ロンバウトの獣化前の恋人で、今の姿を見て彼女が恐れるようなあれば、彼が辛い思いをするのではないかと心配になった。
「そんなこと知っているわ。それより、貴女は彼の何なの? 恋人?」
知っていて、ここまで追いかけてきたの?
「ち、違います。私はこの独身寮の管理人一家の末娘です。ロンバウトさんは独身寮に住んでいるから」
本当にそれだけの関係だった。
「まあ、貴女でいいわ。あの姿のロンバウトとまともにやり合うのも、馬鹿みたいだしね」
そう言うと、ふわっと女性が浮き上がった。力を入れているわけではない。本当に浮き上がったのだ。
ラウレンスは声を潜めてそんなことを聞いてきた。
「ロンバウトさんはとても優しくて優秀な騎士です。全ての女性が結婚を望むとは思いませんが、ロンバウトさんと結婚したいと思う女性は絶対にいるはずです」
私は自信を持ってそう答える。とても辛い目に遭ったのに、あんな風に笑顔を見せている彼はとても強い人だと思う。そんな彼を夫として生涯を共にしたい女性はたくさんいるに違いない。姿形など関係ないのだ。でも、その姿だってロンバウトはとても可愛い。
「そうか。それは安心したよ。勘当しておいて今更と思うかもしれないが、父も兄も、そして私だって、ロンバウトが伴侶を得て幸せになることを願っている」
それは本心なのだろうか? 獣化したなんて外聞が悪いから、ロンバウトをこの町に追いやったのではなかったの?
そんな声にしなかった私の疑問を察したのか、ラウレンスが私に向かって微笑んだ。
「王都は弟にとって窮屈だと感じていた。もちろん、ボンネフェルトの町よりもかなり広いが、人がとても多いからね。弟はここでのびのびと暮らしているようで、私はとても嬉しくと思う。団長殿や仲間の騎士、そして、君たち家族のお陰だと思う。これからも弟のことをよろしく頼む」
貴族であるラウレンスが平民の私に頭を下げる。それはとても驚くことだった。
「私たちはロンバウトさんのことを家族だと思っています。頼まれなくても、少しでも快適に暮らせるように努力いたしますから」
私の声はかなりきつくなっている。それでもラウレンスは気を悪くした様子はなく、静かに微笑んでいるだけだった。
「あの、ロンバウトさんの呪いを解くことはできないのですか?」
強くて優しい近衛騎士で、侯爵令嬢の婚約者までいたのに、こんな小さな町で平民の騎士として暮らすなんて、ロンバウトは納得できないのに違いない。絶対に元の姿に戻って王都へ帰りたいと思っているはずだ。
しかし、ラウレンスは辛そうに首を横に振った。
「宮廷騎士団がロンバウトの体を徹底的に調べ、文官たちが宮廷図書館の文書を隅から隅まで読み漁ったが、呪いを解く手掛かりの一つも見つからなかった。ただ、その折に魔女と交わした盟約の書が見つかった。それによると、魔女が戦争に手を貸す代わりに、魔女の住まいである森は永代に亘って不可侵とする記載されていた。それは数百年前の文書で、当時強大な国から侵略されそうになっていたが、魔女の不思議な力で返り討ちにして、この国は守られたらしい。約束を反故にしたのは王家の方だったのだ」
ロンバウトは呪いの被害者だけど、魔女にも言い分があったらしい。
ロンバウトを元に戻す方法があるのならば、王宮だって試しているはずで、それがあの姿のままこの町までやって来たのは、手がなかったということだ。
それでもロンバウトはいつも笑っていた。不平不満は一杯あったはずなのに。
「ロンバウトさんはとても強い人なのですね」
「そうですね。ロンバウトは自慢の弟です。貴女と話ができてとても良かった。父や母、兄にもロンバウトは幸せそうに暮らしていると伝えることができそうです。本当にありがとう」
そう言って私に微笑みかけたラウレンスは、席を立ってロンバウトの方へと向かって行った。
その翌朝、兄に会ったことで里心がついたのか、ロンバウトは少し元気がなかった。
「今日も頑張ってね」
お皿一杯にひき肉の腸詰と卵料理を載せると、彼は精一杯の笑顔を見せてくれる。やはりロンバウトは強い人だと思う。
彼にとっては不本意な姿だろうけれど、揺れる尻尾や三角の耳、ぷくっとした肉球がとても可愛い。私まで笑顔になってしまうのだ。
朝食をとると、お腹が満たされたためか、ロンバウトは元気いっぱいで町の巡回に出て行った。
彼が町にも慣れたので、一緒に町へ行くことがなくなったのが少し残念だと思う。
近衛騎士だった彼は、さりげなく私を護ってくれていた。その動作は洗練されていて、まるでお姫様になったような気分になれたのに。
彼の美しい文字を見るのも好きだし、ありえない速さで走っている姿も好ましいと思う。
できればずっと独身寮に住んでいてもらいたい。
でも、彼はいつか伴侶を得てここを出て行くのだろう。それが少し寂しいと思い始めていた。
ある日、裏門の近くのごみ捨て場にごみを持って行くと、
「ちょっといいかしら? ロンバウトさんを探しているのだけど」
真っ黒な長い髪をたなびかせながら、美しい女性が金網の外から声をかけてきた。裏門には鍵がかけられていて、一般人は入れないようになっている。
「あの、どういうご用件でしょうか?」
この町の人ではありえない。こんな上品で美しい人がいるのならば、かなりの噂になっているはずだから。
「王都でロンバウトさんと熱い夜を過ごした者だけど。彼のことが忘れられずにこの町まで追いかけてきたの」
その女性はまるで喪服のような真っ黒のドレスに身を包んでいた。しかし、喪服にしては胸元が大きく開いていて、胸の谷間が見えそうだ。
年齢はよくわからないけれど、私より年上なのは確実だった。真っ赤な唇が色っぽいと思う。
ロンバウトの婚約者なの? 獣化してしまったから婚約を破棄したのではないの?
それとも、彼の恋人?
「ロンバウトさんは今、姿が変わってしまっているのですけれど」
ロンバウトの獣化前の恋人で、今の姿を見て彼女が恐れるようなあれば、彼が辛い思いをするのではないかと心配になった。
「そんなこと知っているわ。それより、貴女は彼の何なの? 恋人?」
知っていて、ここまで追いかけてきたの?
「ち、違います。私はこの独身寮の管理人一家の末娘です。ロンバウトさんは独身寮に住んでいるから」
本当にそれだけの関係だった。
「まあ、貴女でいいわ。あの姿のロンバウトとまともにやり合うのも、馬鹿みたいだしね」
そう言うと、ふわっと女性が浮き上がった。力を入れているわけではない。本当に浮き上がったのだ。
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