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アツモリ、セーラー服の女の子に導かれ堕天使と戦う
第60話 神の剣
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満里奈はクールな目でそう言うと、敦盛は静かに頷いた。
そのまま剣を無造作に構えた敦盛は、上空にいるリーザに向かってニヤリとした。
リーザは敦盛がニヤリとした瞬間、顔色が変わった!
背中に冷たい物が走り、額からも止めどなく汗が滲み出ている。何か異様なモノが自分の突き刺さるのを自覚したが、それが何なのかまでは分からない!
「いくぞ!阿佐揚羽流奥義 『飛翔』!」
敦盛の周囲に突然、突風が吹き荒れた!
だが、その突風は一定の方向に流れている!その風に押される形で敦盛の体が宙に浮いた!!
「「「「嘘だろー!」」」」
エミーナやルシーダだけでなく、ココアとシルフィも一緒になって絶叫した!魔法を使った訳でもないのに敦盛の体が舞い上がったのだ!4人が互いの頬を抓ってるけど、絶叫したくなるほどの痛みが伝わって来るけど敦盛が空を舞うのだけは目から消えない!これは事実だと認めざるを得ないのだ!!
リーザは想定外の事態に完全に出遅れている!慌ててデュランダルを構えたが、敦盛は風の勢いをも加えてリーザに突進した!
「行っくぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「・・・かつて、日本武尊は駿河の国で国造の裏切りで焼き討ちに遭った時、自ら火打ち石で迎え火を焚き、この剣を一閃したら風向きが変わり、逆に国造を攻め滅ぼしたと言われる。即ち、この剣には風を自在に操る力がある・・・」
満里奈が歌うようにして伝説の一端を口にしているが、その意味を知ってるのは、この場では敦盛しかないない。だが、エミーナもルシーダも、それにココアもシルフィも、固唾をのんで聞き入っている・・・
敦盛は両手に剣を持って突進したが、風の勢いを使ってリーザに突進したからリーザはその攻撃を聖剣デュランダルで受け止めた!
その時、敦盛は左手を離してリーザの胸元にかざした。
「阿佐揚羽流秘奥義 『天狼』!」
敦盛とリーザの髪が靡いたかと思ったら、リーザの上体は後方へ仰け反った!その一瞬の隙をついて敦盛は右手の剣を振り抜いたから、敦盛の剣はリーザの左肩から右胸にかけて切り裂いた!
だが、さっきまでのように傷口が瞬時に塞がらない!
その瞬間、リーザは『ハッ!』という表情になって敦盛が右手で持っている剣を見た。
「ま、まさか、お前が持つその剣、神が作った剣だと言いたいのか!」
「その質問に答える義務はない!」
「ちいっ!」
敦盛は再びリーザに突進したが、それをリーザは急上昇してかわした。
明らかにリーザは敦盛を警戒している。右手がガラ空きになった瞬間に敦盛が右手ごとデュランダルを切り落とすのが見えているが、リーザは敦盛の右手の剣に加えて、左手の意味不明の攻撃にも警戒するしかなくなったのだ!
「・・・その剣の名前は『天叢雲剣』!だが、草を薙ぎ払って日本武尊を救ったことから、いつの間にか『草薙剣』と呼ばれるようになった・・・」
リーザは全力で跳んでいるはずなのに、敦盛の方が早い!リーザは咄嗟に振り向いて敦盛を迎え撃とうとしたが、そのまま敦盛はリーザの左手を一気に切り落とした!
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
リーザの絶叫がエルフの集落に響いた!リーザの左手は地面まで落ちたが、その再生速度は極端に遅い!だから左手が再生するまでの時間をリーザは稼ぐ必要があるから上空高く舞い上がったが、敦盛も風をコントロールしてリーザを追いかける!リーザは時間稼ぎのつもりなのだが、その距離は見る見るうち縮まった!
敦盛とリーザの距離は殆どなくなり、敦盛の剣が届くくらいの距離にまでなった!だが、時間稼ぎにはなったから左手の再生が間に合った。リーザは向きを急激に変えると、後ろ向きに飛びながら敦盛を迎え撃った!
リーザと敦盛は互いに交錯しながら剣を打ち合っている!だが、剣の威力がさっきまでの大太刀の威力とは段違いだ!一撃の重さが全然違い、リーザの、堕天使の全力を持ってしても力負けしているのだ。明らかにヤバイというのはリーザにも分かるが、かと言って一瞬でも気を緩めたら、さっきのように剣で斬り付けられる!そうなったら瞬時に再生できないから、あっという間に敦盛に滅多切りにされる!そうなったら勝ち目は無い!!何が何でもリーザは敦盛の剣を押し返す必要がある!!
「・・・高天原を追放された須佐之男命は出雲の国に降り立ち、その地の足名椎命・手名椎命の娘、櫛名田比売を守る約束をし、櫛名田比売との結婚を条件に八岐大蛇の退治を引き受けた。須佐之男命は八岐大蛇に酒を飲ませ、酔って寝た隙をついて十束剣で八岐大蛇を切り刻むが、尻尾に隠されていた剣に当たり、十束剣は折れてしまったが、その尻尾から出てきた剣を天照大御神に献上した」
だが、リーザは両手が再生した事で『切り札』を使えるようになった!
両手があれば敦盛の攻撃を凌げる!リーザは敦盛の攻撃を全力で防ぎながらも冷酷な表情に変わり、口をゆっくりと、確実に動かし始めた!!
「・・・この剣こそが、かつて天照大御神が地上に落とした天叢雲剣であり、須佐之男命は期せずして姉の剣を取り返した形になったのだ。天叢雲剣は神が作った神の為の剣であり、天照大御神の力、即ち光の力を併せ持つ剣である。須佐之男命の十束剣もまた神の剣であるが、一度折れて名刀『大蛇丸』として作り替えられた事で神の剣の資格を失ったが、神の剣としての力は大蛇丸となった今でも生きていて、これを折る事が出来るのは天叢雲剣ただ1つ!」
その呪文が何なのか分かったのはルシーダだ!
「アツモリ!逃げてください!!」
敦盛はルシーダが絶叫したから急上昇をかけたけど、それとほぼ同時にリーザはニヤリとした!
【・・・我を傷付けた罪、その身を持って償え】
再びエルフの集落に凄まじい雷が落ち、あたりは真っ白になった・・・
ルシーダもエミーナもココアも、それに満里奈もエルフたちも、爆風に煽られながら茫然と立ち尽くすしかなかった。
「オーッホッホッホッホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
再びリーザが高笑いする声がエルフの集落に響き渡った。
リーザは確信した!さっきの女剣士のように、敦盛は骨も残らず消し飛んだと。
だが、その視界が晴れた時、リーザの目の前には敦盛がいた!
リーザは完全に油断していて、気付いた時には既に手遅れだった!!
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
敦盛の草薙剣がリーザの両方の腕の肘から先を吹き飛ばし、リーザは絶叫した!
敦盛はそのまま飛んで、地面に落ちる寸前の聖剣デュランダルをキャッチしてから地面に両足をついた。
「お前はアホか?神の剣を持っているという事は、使い手を神が認めた、すなわち俺は神の代理者であり、そんな相手に天罰とやらを使っても空振りなのに気付かなかったのかよ」
「く、くっそー・・・」
リーザはデュランダルを失った事で聖剣の庇護を失った!
皮膚が見る見るうちに褐色に変わっていき、両腕の切り口から流れ出る血の色も赤から紫に変わっていく!堕天使本来の姿になり、もう2度とリーザはデュランダルを振るえない。
しかも腰に差したデュランダルの鞘のせいでリーザは苦しんでいる!聖剣の鞘も聖属性を帯びているからリーザを苦しめているのだ!しかも手が無いから鞘を取る事も出来ないから余計に苦しいのだ!!
とうとう左の腰の部分一帯が腐敗したかのようになって溶け落ちた!両腕は少しずつ再生してるが、その腰の部分は再生速度が異常に遅い!左足が力を失いダラリとなって動かす事も出来ない!
リーザの怒りは頂点に達した!
「お、おのれ!こうなったら全てを破壊するのみ!プレヴィア様も最悪の場合は世界樹の木ごと森を破壊しても良いと仰っておる!」
そのまま剣を無造作に構えた敦盛は、上空にいるリーザに向かってニヤリとした。
リーザは敦盛がニヤリとした瞬間、顔色が変わった!
背中に冷たい物が走り、額からも止めどなく汗が滲み出ている。何か異様なモノが自分の突き刺さるのを自覚したが、それが何なのかまでは分からない!
「いくぞ!阿佐揚羽流奥義 『飛翔』!」
敦盛の周囲に突然、突風が吹き荒れた!
だが、その突風は一定の方向に流れている!その風に押される形で敦盛の体が宙に浮いた!!
「「「「嘘だろー!」」」」
エミーナやルシーダだけでなく、ココアとシルフィも一緒になって絶叫した!魔法を使った訳でもないのに敦盛の体が舞い上がったのだ!4人が互いの頬を抓ってるけど、絶叫したくなるほどの痛みが伝わって来るけど敦盛が空を舞うのだけは目から消えない!これは事実だと認めざるを得ないのだ!!
リーザは想定外の事態に完全に出遅れている!慌ててデュランダルを構えたが、敦盛は風の勢いをも加えてリーザに突進した!
「行っくぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「・・・かつて、日本武尊は駿河の国で国造の裏切りで焼き討ちに遭った時、自ら火打ち石で迎え火を焚き、この剣を一閃したら風向きが変わり、逆に国造を攻め滅ぼしたと言われる。即ち、この剣には風を自在に操る力がある・・・」
満里奈が歌うようにして伝説の一端を口にしているが、その意味を知ってるのは、この場では敦盛しかないない。だが、エミーナもルシーダも、それにココアもシルフィも、固唾をのんで聞き入っている・・・
敦盛は両手に剣を持って突進したが、風の勢いを使ってリーザに突進したからリーザはその攻撃を聖剣デュランダルで受け止めた!
その時、敦盛は左手を離してリーザの胸元にかざした。
「阿佐揚羽流秘奥義 『天狼』!」
敦盛とリーザの髪が靡いたかと思ったら、リーザの上体は後方へ仰け反った!その一瞬の隙をついて敦盛は右手の剣を振り抜いたから、敦盛の剣はリーザの左肩から右胸にかけて切り裂いた!
だが、さっきまでのように傷口が瞬時に塞がらない!
その瞬間、リーザは『ハッ!』という表情になって敦盛が右手で持っている剣を見た。
「ま、まさか、お前が持つその剣、神が作った剣だと言いたいのか!」
「その質問に答える義務はない!」
「ちいっ!」
敦盛は再びリーザに突進したが、それをリーザは急上昇してかわした。
明らかにリーザは敦盛を警戒している。右手がガラ空きになった瞬間に敦盛が右手ごとデュランダルを切り落とすのが見えているが、リーザは敦盛の右手の剣に加えて、左手の意味不明の攻撃にも警戒するしかなくなったのだ!
「・・・その剣の名前は『天叢雲剣』!だが、草を薙ぎ払って日本武尊を救ったことから、いつの間にか『草薙剣』と呼ばれるようになった・・・」
リーザは全力で跳んでいるはずなのに、敦盛の方が早い!リーザは咄嗟に振り向いて敦盛を迎え撃とうとしたが、そのまま敦盛はリーザの左手を一気に切り落とした!
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
リーザの絶叫がエルフの集落に響いた!リーザの左手は地面まで落ちたが、その再生速度は極端に遅い!だから左手が再生するまでの時間をリーザは稼ぐ必要があるから上空高く舞い上がったが、敦盛も風をコントロールしてリーザを追いかける!リーザは時間稼ぎのつもりなのだが、その距離は見る見るうち縮まった!
敦盛とリーザの距離は殆どなくなり、敦盛の剣が届くくらいの距離にまでなった!だが、時間稼ぎにはなったから左手の再生が間に合った。リーザは向きを急激に変えると、後ろ向きに飛びながら敦盛を迎え撃った!
リーザと敦盛は互いに交錯しながら剣を打ち合っている!だが、剣の威力がさっきまでの大太刀の威力とは段違いだ!一撃の重さが全然違い、リーザの、堕天使の全力を持ってしても力負けしているのだ。明らかにヤバイというのはリーザにも分かるが、かと言って一瞬でも気を緩めたら、さっきのように剣で斬り付けられる!そうなったら瞬時に再生できないから、あっという間に敦盛に滅多切りにされる!そうなったら勝ち目は無い!!何が何でもリーザは敦盛の剣を押し返す必要がある!!
「・・・高天原を追放された須佐之男命は出雲の国に降り立ち、その地の足名椎命・手名椎命の娘、櫛名田比売を守る約束をし、櫛名田比売との結婚を条件に八岐大蛇の退治を引き受けた。須佐之男命は八岐大蛇に酒を飲ませ、酔って寝た隙をついて十束剣で八岐大蛇を切り刻むが、尻尾に隠されていた剣に当たり、十束剣は折れてしまったが、その尻尾から出てきた剣を天照大御神に献上した」
だが、リーザは両手が再生した事で『切り札』を使えるようになった!
両手があれば敦盛の攻撃を凌げる!リーザは敦盛の攻撃を全力で防ぎながらも冷酷な表情に変わり、口をゆっくりと、確実に動かし始めた!!
「・・・この剣こそが、かつて天照大御神が地上に落とした天叢雲剣であり、須佐之男命は期せずして姉の剣を取り返した形になったのだ。天叢雲剣は神が作った神の為の剣であり、天照大御神の力、即ち光の力を併せ持つ剣である。須佐之男命の十束剣もまた神の剣であるが、一度折れて名刀『大蛇丸』として作り替えられた事で神の剣の資格を失ったが、神の剣としての力は大蛇丸となった今でも生きていて、これを折る事が出来るのは天叢雲剣ただ1つ!」
その呪文が何なのか分かったのはルシーダだ!
「アツモリ!逃げてください!!」
敦盛はルシーダが絶叫したから急上昇をかけたけど、それとほぼ同時にリーザはニヤリとした!
【・・・我を傷付けた罪、その身を持って償え】
再びエルフの集落に凄まじい雷が落ち、あたりは真っ白になった・・・
ルシーダもエミーナもココアも、それに満里奈もエルフたちも、爆風に煽られながら茫然と立ち尽くすしかなかった。
「オーッホッホッホッホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
再びリーザが高笑いする声がエルフの集落に響き渡った。
リーザは確信した!さっきの女剣士のように、敦盛は骨も残らず消し飛んだと。
だが、その視界が晴れた時、リーザの目の前には敦盛がいた!
リーザは完全に油断していて、気付いた時には既に手遅れだった!!
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
敦盛の草薙剣がリーザの両方の腕の肘から先を吹き飛ばし、リーザは絶叫した!
敦盛はそのまま飛んで、地面に落ちる寸前の聖剣デュランダルをキャッチしてから地面に両足をついた。
「お前はアホか?神の剣を持っているという事は、使い手を神が認めた、すなわち俺は神の代理者であり、そんな相手に天罰とやらを使っても空振りなのに気付かなかったのかよ」
「く、くっそー・・・」
リーザはデュランダルを失った事で聖剣の庇護を失った!
皮膚が見る見るうちに褐色に変わっていき、両腕の切り口から流れ出る血の色も赤から紫に変わっていく!堕天使本来の姿になり、もう2度とリーザはデュランダルを振るえない。
しかも腰に差したデュランダルの鞘のせいでリーザは苦しんでいる!聖剣の鞘も聖属性を帯びているからリーザを苦しめているのだ!しかも手が無いから鞘を取る事も出来ないから余計に苦しいのだ!!
とうとう左の腰の部分一帯が腐敗したかのようになって溶け落ちた!両腕は少しずつ再生してるが、その腰の部分は再生速度が異常に遅い!左足が力を失いダラリとなって動かす事も出来ない!
リーザの怒りは頂点に達した!
「お、おのれ!こうなったら全てを破壊するのみ!プレヴィア様も最悪の場合は世界樹の木ごと森を破壊しても良いと仰っておる!」
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