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第24話 変装
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「リーン、大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ。けれど、このまま昼は森の中に潜んで夜に闇の中を進む生活を続けているといずれ水と食料が尽きてしまうわ」
携帯保管庫の中には1か月分近い水と食料を入れてあったが、リーンと2人で居るのでおよそ2週間で尽きてしまう。その前に何とかして手に入れないといけない。
「今はまずこのまま首都を目指し進もう、森の中に身を隠せなくなったらその時に別の方法を考える」
それから約1週間の間ウィルとリーンは森の中や洞窟など周囲をMAPで確認しながら身を隠して過ごす生活を送る事となった。宿の代わりに寝る時は馬車を出し、光の分身を呼び出して周囲の見張りをさせた。極度の緊張が続く為か、2人はお互いの身体を求め合う事でそれを忘れようとした。
水と食料が残り1週間分を切ろうとした時、MAP上に森の終わりと小さな村が表示された。
「リーン、どうやらこの先で森が終わる様だ。あと更にその先に小さな村が在るから、そこで水と食料を手に入れよう」
「でも、私達の手配書が既に届いている筈よ。どうやって村の中に入るの?」
ウィルはここで残り1つのスキル製作枠を使う事を決断する。
「これから、2人で変装出来るスキルを作る。それで姿を誤魔化そう」
「スキルを作るって何を言っているの?」
「リーン、俺は神様から自分の思い描くスキルを自由に作り出せるスキルを頂いている。ステータスが異常に高かったり光の分身を生み出せたりするのも、これまでに自分が作ってきたスキルが原因だ。今まで黙っていたけど、母ちゃん以外でこのスキルの存在を話したのは君が最初だ。君を守る為ならこの力で世界を敵に回しても構わない」
「ウィル、そんな大切な事を私に話してくれて有難う。でも世界を敵に回す必要は無いわ、あなたが私をこの国の女王にさえしてくれれば良いのだから」
「そうだね、俺がリーンを女王に即位させて守り支えてみせる。まずはその前に餓死しない様に水と食料を手に入れないとね」
「・・・課題は山積みだっていうのに、本当に呆れてしまうほど楽観的ねウィルは。だからこそ、私はあなたに身も心も捧げ全てを委ねる事が出来る」
リーンが小声で言った為、ウィルは上手く聞き取れなかったが聞き直そうとはしなかった。
「それじゃあ、今からスキルを作るよ」
「ちょっと待って、ここ何日も身体を洗う機会が無かったから綺麗にしておかないと怪しまれるかもしれない。折角変装しても、身体の臭いで周囲の目を集めてしまうのは困るわ」
「じゃあ、残っている水を使って身体を洗おう」
スキルを作る前にウィル達は残っていた水を使いお互いの身体を洗い始める、汚れや垢を落としたウィルがリーンの方を見ると森の木漏れ日が水に濡れたリーンの身体を照らしアーレッツを脱出した朝の様に眩しく見えた。
「リーン、村に入る前にもう1度だけ君が欲しい」
ウィルに正面から抱きしめられながら、リーンは抵抗せず馬車の中に戻り時を忘れ愛し合う。その後再び汗を洗い流したウィルはようやく変装の為のスキルを作り出した。
スキル名 【偽りの姿】
スキルLV 1(偽装可能時間24時間)
効果 姿や格好を本来と異なる姿で他者に見せる事が出来る、スキルLVが上がる事によって偽装可能時間が増えていく。
備考 人だけでなく物も偽装可能
何か問題点が出れば、その時に改良すればいい。物も偽装可能にしたのは冒険者のカードや馬車の姿を誤魔化す為だ。
「それじゃあ、リーンいくよ。【偽りの姿】!】
2人がそれぞれ偽装した姿はウィルが中年の執事で、リーンが貴族の令嬢だった。
「ははは、貴族の令嬢の格好だけど普段のリーンの方がずっと綺麗で美しいよ」
「ふふふ、それはこちらのセリフよ。中年の執事さんに口説かれたくは無いわ」
「こうなると、馬車も偽装して堂々と村に入ろうか?」
「その方が良さそうね、徒歩で旅する令嬢と執事なんて聞いた事も無いわ」
それから何回か馬車に偽装を施してみる、姿は完全にランダムな為貴族の使う豪華な馬車の姿に中々ならなかったがようやく偽装が完了したので周囲に人影が無い事を確認してから森を出て村に入った。
「失礼、水と食料を手に入れたいのですがこの村の市場はどちらに在りますかな?」
御者台に座るウィルが村人に中年執事っぽく話そうとするので、中に居るリーンが笑い出しそうになっていた。
「市場ならこのまま真っ直ぐ北に向かうと在るよ」
「教えて頂き感謝します、では」
恭しく頭を下げて馬車を進ませる、馬車の車輪の音で周囲に気付かれていないが馬車の中でリーンは我慢出来ずにお腹を押さえながら笑っていた。市場に着くと、早速水と食料を扱う店の前まで馬車を進ませた。
「この店にしましょう、止まりなさい」
他の人に見えない様に合図をして、令嬢が執事に命令する風を装う。
「アルストリアに居るお父様の下まで急いで帰らないとならないのだけど、御代はこの執事が払うからこの店に有る水と食料をとりあえず金貨10枚分売って頂けないかしら?」
「き、金貨10枚分ですか!?かなりの量になりますが、馬車に積みきれます?」
「心配は無用よ、早く御代を払って品物を保管しなさい」
「はい、承知致しましたお嬢様」
ウィルは胸のポケットから金貨10枚を取り出し店の主人に渡す、そして次々と運び出される水と食料を携帯保管庫の中に全て入れた。
「ありがとう、また機会が有れば利用させて頂くわ」
ウィルは偽装させた魔動馬に鞭を入れ馬車を進ませる、そしてゆっくりと優雅に村を出て行った。
「ふ、ふふふ・・・」
「・・・ぷっ!」
村が完全に見えなくなった途端、ウィルとリーンは堪え切れなくなり笑い出した。
「ちょっと、わざとらし過ぎなかった私達?」
「まあ、でも店の主人も手配書と人相が違うから疑わなかったね」
「今回は上手くいったけど、次の町か村ではウィル1人で行った方がもしもの時もすぐに逃げられそうね」
「うん、そうするよ。次は保管庫に入れてある残りの武器とか処分してまたある程度のお金を作っておかないといけないからね」
「あなたとパーティーを組んでいる状態のままだけど、これでもしもダンジョンとかに入るとどうなるのかしら?」
リーンの何気ない質問を聞いて、ウィルはある事を思い付いた。
「ねえ、リーン。今度、身を潜める森の中でまだ誰も入った形跡の無いダンジョンを見付けたら一緒に入ってみないか?もしかしたら、2人で寝てる間にLVが物凄く上がっているかもしれないよ」
「?」
ウィルはイスタブのダンジョンでやらかした事を再び行おうと良からぬ計画を立て始める。イスタブのダンジョンではウィルはLVを10以上上げていたが、リーンはLV1で入るのでそれ以上上がるかもしれない。リーンが強くなれば、それだけ2人で出来る事も増える筈だ。ウィル達を乗せた馬車は、身を潜める為の森を探して夜の道を進んでいった。
「ええ、大丈夫よ。けれど、このまま昼は森の中に潜んで夜に闇の中を進む生活を続けているといずれ水と食料が尽きてしまうわ」
携帯保管庫の中には1か月分近い水と食料を入れてあったが、リーンと2人で居るのでおよそ2週間で尽きてしまう。その前に何とかして手に入れないといけない。
「今はまずこのまま首都を目指し進もう、森の中に身を隠せなくなったらその時に別の方法を考える」
それから約1週間の間ウィルとリーンは森の中や洞窟など周囲をMAPで確認しながら身を隠して過ごす生活を送る事となった。宿の代わりに寝る時は馬車を出し、光の分身を呼び出して周囲の見張りをさせた。極度の緊張が続く為か、2人はお互いの身体を求め合う事でそれを忘れようとした。
水と食料が残り1週間分を切ろうとした時、MAP上に森の終わりと小さな村が表示された。
「リーン、どうやらこの先で森が終わる様だ。あと更にその先に小さな村が在るから、そこで水と食料を手に入れよう」
「でも、私達の手配書が既に届いている筈よ。どうやって村の中に入るの?」
ウィルはここで残り1つのスキル製作枠を使う事を決断する。
「これから、2人で変装出来るスキルを作る。それで姿を誤魔化そう」
「スキルを作るって何を言っているの?」
「リーン、俺は神様から自分の思い描くスキルを自由に作り出せるスキルを頂いている。ステータスが異常に高かったり光の分身を生み出せたりするのも、これまでに自分が作ってきたスキルが原因だ。今まで黙っていたけど、母ちゃん以外でこのスキルの存在を話したのは君が最初だ。君を守る為ならこの力で世界を敵に回しても構わない」
「ウィル、そんな大切な事を私に話してくれて有難う。でも世界を敵に回す必要は無いわ、あなたが私をこの国の女王にさえしてくれれば良いのだから」
「そうだね、俺がリーンを女王に即位させて守り支えてみせる。まずはその前に餓死しない様に水と食料を手に入れないとね」
「・・・課題は山積みだっていうのに、本当に呆れてしまうほど楽観的ねウィルは。だからこそ、私はあなたに身も心も捧げ全てを委ねる事が出来る」
リーンが小声で言った為、ウィルは上手く聞き取れなかったが聞き直そうとはしなかった。
「それじゃあ、今からスキルを作るよ」
「ちょっと待って、ここ何日も身体を洗う機会が無かったから綺麗にしておかないと怪しまれるかもしれない。折角変装しても、身体の臭いで周囲の目を集めてしまうのは困るわ」
「じゃあ、残っている水を使って身体を洗おう」
スキルを作る前にウィル達は残っていた水を使いお互いの身体を洗い始める、汚れや垢を落としたウィルがリーンの方を見ると森の木漏れ日が水に濡れたリーンの身体を照らしアーレッツを脱出した朝の様に眩しく見えた。
「リーン、村に入る前にもう1度だけ君が欲しい」
ウィルに正面から抱きしめられながら、リーンは抵抗せず馬車の中に戻り時を忘れ愛し合う。その後再び汗を洗い流したウィルはようやく変装の為のスキルを作り出した。
スキル名 【偽りの姿】
スキルLV 1(偽装可能時間24時間)
効果 姿や格好を本来と異なる姿で他者に見せる事が出来る、スキルLVが上がる事によって偽装可能時間が増えていく。
備考 人だけでなく物も偽装可能
何か問題点が出れば、その時に改良すればいい。物も偽装可能にしたのは冒険者のカードや馬車の姿を誤魔化す為だ。
「それじゃあ、リーンいくよ。【偽りの姿】!】
2人がそれぞれ偽装した姿はウィルが中年の執事で、リーンが貴族の令嬢だった。
「ははは、貴族の令嬢の格好だけど普段のリーンの方がずっと綺麗で美しいよ」
「ふふふ、それはこちらのセリフよ。中年の執事さんに口説かれたくは無いわ」
「こうなると、馬車も偽装して堂々と村に入ろうか?」
「その方が良さそうね、徒歩で旅する令嬢と執事なんて聞いた事も無いわ」
それから何回か馬車に偽装を施してみる、姿は完全にランダムな為貴族の使う豪華な馬車の姿に中々ならなかったがようやく偽装が完了したので周囲に人影が無い事を確認してから森を出て村に入った。
「失礼、水と食料を手に入れたいのですがこの村の市場はどちらに在りますかな?」
御者台に座るウィルが村人に中年執事っぽく話そうとするので、中に居るリーンが笑い出しそうになっていた。
「市場ならこのまま真っ直ぐ北に向かうと在るよ」
「教えて頂き感謝します、では」
恭しく頭を下げて馬車を進ませる、馬車の車輪の音で周囲に気付かれていないが馬車の中でリーンは我慢出来ずにお腹を押さえながら笑っていた。市場に着くと、早速水と食料を扱う店の前まで馬車を進ませた。
「この店にしましょう、止まりなさい」
他の人に見えない様に合図をして、令嬢が執事に命令する風を装う。
「アルストリアに居るお父様の下まで急いで帰らないとならないのだけど、御代はこの執事が払うからこの店に有る水と食料をとりあえず金貨10枚分売って頂けないかしら?」
「き、金貨10枚分ですか!?かなりの量になりますが、馬車に積みきれます?」
「心配は無用よ、早く御代を払って品物を保管しなさい」
「はい、承知致しましたお嬢様」
ウィルは胸のポケットから金貨10枚を取り出し店の主人に渡す、そして次々と運び出される水と食料を携帯保管庫の中に全て入れた。
「ありがとう、また機会が有れば利用させて頂くわ」
ウィルは偽装させた魔動馬に鞭を入れ馬車を進ませる、そしてゆっくりと優雅に村を出て行った。
「ふ、ふふふ・・・」
「・・・ぷっ!」
村が完全に見えなくなった途端、ウィルとリーンは堪え切れなくなり笑い出した。
「ちょっと、わざとらし過ぎなかった私達?」
「まあ、でも店の主人も手配書と人相が違うから疑わなかったね」
「今回は上手くいったけど、次の町か村ではウィル1人で行った方がもしもの時もすぐに逃げられそうね」
「うん、そうするよ。次は保管庫に入れてある残りの武器とか処分してまたある程度のお金を作っておかないといけないからね」
「あなたとパーティーを組んでいる状態のままだけど、これでもしもダンジョンとかに入るとどうなるのかしら?」
リーンの何気ない質問を聞いて、ウィルはある事を思い付いた。
「ねえ、リーン。今度、身を潜める森の中でまだ誰も入った形跡の無いダンジョンを見付けたら一緒に入ってみないか?もしかしたら、2人で寝てる間にLVが物凄く上がっているかもしれないよ」
「?」
ウィルはイスタブのダンジョンでやらかした事を再び行おうと良からぬ計画を立て始める。イスタブのダンジョンではウィルはLVを10以上上げていたが、リーンはLV1で入るのでそれ以上上がるかもしれない。リーンが強くなれば、それだけ2人で出来る事も増える筈だ。ウィル達を乗せた馬車は、身を潜める為の森を探して夜の道を進んでいった。
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