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第29話 邪王メイド達の一斉蜂起
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「薫さん、サクラさんは起きていましたか?」
「サクラさんはまだ起きてないみたいですが、ルナさん。ララさん達からお話が有るそうですよ」
「ほう、我が配下共から主の私に何の用が有ると言うのだ?くだらない用だとただでは済まぬぞ」
ルナは普通の人間で有れば腰を抜かしてしまう程の殺気を周囲に放つ、だが薫は平然とした顔で殺気を受け流している。余程の自信が有るのか、笑みさえ浮かべていた。
「ルナさん、そんなに殺気を周囲に撒いていると王道さんに叱られますわよ。彼に心配事を掛けさせるつもりですか?」
(しまった!?王道様の姿はまだ見えていないが、迂闊に殺気を放つと確かに困る事になるな)
ルナは殺気を抑え、普段の状態に戻る。その上でメイド長のララに再度問い掛けた。
「ララよ、もう1度聞く。私の何の用だ?」
ララは1歩前に歩み出て静かに目を伏せ心を落ち着かせる、そして王道が朝食の為に出てきたタイミングを見計らってルナの予想もしなかった物を突き出した。
「ルナ様にお渡ししたい物が有ります」
「渡したい物?」
ルナが何事かと思っている内にララを始めとするメイド5人組が次々とルナの手の上に封筒を乗せていく。その封筒の表書きには【退職届】と書かれていた。
「【退職届】とは一体何だ?」
「私達は一身上の都合により本日只今をもってルナ様直属のメイド長及びメイドの職を辞め、これからは王道様専属のメイドとして働かせて頂きます!」
「なんだと!?」
「なんだって!?」
ララ達の宣言にルナはもちろん王道も驚いた、ルナの配下の筈の邪王達が一斉蜂起して王道に寝返った格好になるからだ。
「そんな物を私が認める訳が無かろう!」
「ルナさん、あなたの意思はこの場合問題にはなりません。退職願であれば雇用主で有るあなたの判断で却下する事も可能ですが、退職届は労働者側の退職を通告するための書類なので却下する事は出来ません。感情的なしこりを残す場合が多々有りますが、今回は彼女達が幸せを掴む為に止むを得ず取った手段なのでご了承下さい」
勝ち誇った顔で言う薫、怒りで震え始めたルナだったがふと有る事に気付き王道に確かめる事にした。
「王道様!ララ達が身勝手な言い分で私から離れると言い出しました、退職届を却下させられませんか!?」
「済まないがルナ、薫の言っている内容でほぼ合っている。退職願だったらお前から待遇の改善や雇用条件の見直し等で慰留させる事も出来るが、法的な権利だけに目を向ければ労働者は退職願を提出せず退職届を提出するだけで会社を辞めることが可能なんだ。よっぽどの事が起きない限り俺の居た世界でも『今日限りで辞めます!』なんて言う奴は居ないぞ」
「ならば何故急に辞めると言い出すのだ!?」
「それは、私達も王道様から愛されたいからです!」
「なんと!?」
「ルナ様は王道様と最初にお会いした時に、『邪王達も貯まった欲の捌け口にでも使って下さい』と言いました。ですが私達は性処理の道具では無くルナ様と同じ1人の女です、なので女として当たり前の幸せを掴む為に今回薫さんの知恵を拝借してこの様な手段を取らせて頂きました。申し訳ありません」
深々と頭を下げるララ達邪王メイド5人、ルナには最早止める手段が残されていなかった。
(薫め、まさかこんな方法で私の配下を奪っていくとは!?格下と侮っていたのは間違いであった!)
ルナの後悔を他所に困惑しているのはいきなり邪王メイド達に押しかけられた側の王道だ。
「ところでララ達に先に言っておかないといけないが、俺にはお前ら5人を雇うだけのお金なんて持っていないぞ?」
王道の言葉を聞いて、ルナの脳裏で希望の光が見えた気がした。しかしララの発した言葉で一瞬にして闇に包まれるどころか崖下に蹴落とされた気持ちにされる。
「いえ、お金は一銭も要りません。月に1度だけ王道様に抱いて頂いて種を授けて貰えれば十分です」
「ちょっと待て!薫、これもお前の入れ知恵か!?」
「王道さんには何か不都合でも有りますか?ここ2日の間で奈央さんと華憐さんを次々と抱かれているじゃないですか?その中に私も含めて6人を加えて欲しいだけですよ」
「王道様!薫やララ達も加わるのでしたら私もその末席に加えてください!!」
ルナも1人だけ取り残される事を恐れて、ハーレムの1員に加えてくださいと王道に頼み込む。ルナは薫を侮って完敗した形となった。王道は頭を掻きながら薫が影で動いていた事に呆れると同時に腹を括り直す必要を感じていた。
「分かった!この場に居る9人は俺が責任を持って一生面倒を見る。だけど、お前らを受け入れる以上は磐咲に居るライア達も加わるのも許してくれよな」
「それは大丈夫ですよ王道さん、私とララさん達で王道さんのハーレムは最大で30人を限度にしておこうと話し合いしてありますので」
(更に倍以上に人数が増えると予想済みかよ!?)
王道や華憐達は薫の異常な行動力がライアに何だか似ているような気がして少し怖かった。そしてアクアの暗躍で叔父への情欲を王道にすり替えられたサクラが行動を始めるのは磐咲に到着してからの事となる。一方その頃、磐咲より少し離れた地域等で何者かに攫われたと思われていた女性達が大量の金品を持って帰ってくるという事件が発生し始めていた。渇濡馬の町まで戻ってきた王道達はその話を聞き更に金品を渡した相手の名がイーヴィルだと知ると何が起きているのさっぱり分からず首を傾げる事となった・・・。
異世界で物騒な異名を得ました~スライムに憑依した八百万の駄神~ っというタイトルの小説を新たに書いております、スライムに憑依した八百万の神々が力を使おうとすると何故か爆発してしまう為に起きる騒動を描いているので興味がある方がもしも居ましたら試しに読んでみてください。
「サクラさんはまだ起きてないみたいですが、ルナさん。ララさん達からお話が有るそうですよ」
「ほう、我が配下共から主の私に何の用が有ると言うのだ?くだらない用だとただでは済まぬぞ」
ルナは普通の人間で有れば腰を抜かしてしまう程の殺気を周囲に放つ、だが薫は平然とした顔で殺気を受け流している。余程の自信が有るのか、笑みさえ浮かべていた。
「ルナさん、そんなに殺気を周囲に撒いていると王道さんに叱られますわよ。彼に心配事を掛けさせるつもりですか?」
(しまった!?王道様の姿はまだ見えていないが、迂闊に殺気を放つと確かに困る事になるな)
ルナは殺気を抑え、普段の状態に戻る。その上でメイド長のララに再度問い掛けた。
「ララよ、もう1度聞く。私の何の用だ?」
ララは1歩前に歩み出て静かに目を伏せ心を落ち着かせる、そして王道が朝食の為に出てきたタイミングを見計らってルナの予想もしなかった物を突き出した。
「ルナ様にお渡ししたい物が有ります」
「渡したい物?」
ルナが何事かと思っている内にララを始めとするメイド5人組が次々とルナの手の上に封筒を乗せていく。その封筒の表書きには【退職届】と書かれていた。
「【退職届】とは一体何だ?」
「私達は一身上の都合により本日只今をもってルナ様直属のメイド長及びメイドの職を辞め、これからは王道様専属のメイドとして働かせて頂きます!」
「なんだと!?」
「なんだって!?」
ララ達の宣言にルナはもちろん王道も驚いた、ルナの配下の筈の邪王達が一斉蜂起して王道に寝返った格好になるからだ。
「そんな物を私が認める訳が無かろう!」
「ルナさん、あなたの意思はこの場合問題にはなりません。退職願であれば雇用主で有るあなたの判断で却下する事も可能ですが、退職届は労働者側の退職を通告するための書類なので却下する事は出来ません。感情的なしこりを残す場合が多々有りますが、今回は彼女達が幸せを掴む為に止むを得ず取った手段なのでご了承下さい」
勝ち誇った顔で言う薫、怒りで震え始めたルナだったがふと有る事に気付き王道に確かめる事にした。
「王道様!ララ達が身勝手な言い分で私から離れると言い出しました、退職届を却下させられませんか!?」
「済まないがルナ、薫の言っている内容でほぼ合っている。退職願だったらお前から待遇の改善や雇用条件の見直し等で慰留させる事も出来るが、法的な権利だけに目を向ければ労働者は退職願を提出せず退職届を提出するだけで会社を辞めることが可能なんだ。よっぽどの事が起きない限り俺の居た世界でも『今日限りで辞めます!』なんて言う奴は居ないぞ」
「ならば何故急に辞めると言い出すのだ!?」
「それは、私達も王道様から愛されたいからです!」
「なんと!?」
「ルナ様は王道様と最初にお会いした時に、『邪王達も貯まった欲の捌け口にでも使って下さい』と言いました。ですが私達は性処理の道具では無くルナ様と同じ1人の女です、なので女として当たり前の幸せを掴む為に今回薫さんの知恵を拝借してこの様な手段を取らせて頂きました。申し訳ありません」
深々と頭を下げるララ達邪王メイド5人、ルナには最早止める手段が残されていなかった。
(薫め、まさかこんな方法で私の配下を奪っていくとは!?格下と侮っていたのは間違いであった!)
ルナの後悔を他所に困惑しているのはいきなり邪王メイド達に押しかけられた側の王道だ。
「ところでララ達に先に言っておかないといけないが、俺にはお前ら5人を雇うだけのお金なんて持っていないぞ?」
王道の言葉を聞いて、ルナの脳裏で希望の光が見えた気がした。しかしララの発した言葉で一瞬にして闇に包まれるどころか崖下に蹴落とされた気持ちにされる。
「いえ、お金は一銭も要りません。月に1度だけ王道様に抱いて頂いて種を授けて貰えれば十分です」
「ちょっと待て!薫、これもお前の入れ知恵か!?」
「王道さんには何か不都合でも有りますか?ここ2日の間で奈央さんと華憐さんを次々と抱かれているじゃないですか?その中に私も含めて6人を加えて欲しいだけですよ」
「王道様!薫やララ達も加わるのでしたら私もその末席に加えてください!!」
ルナも1人だけ取り残される事を恐れて、ハーレムの1員に加えてくださいと王道に頼み込む。ルナは薫を侮って完敗した形となった。王道は頭を掻きながら薫が影で動いていた事に呆れると同時に腹を括り直す必要を感じていた。
「分かった!この場に居る9人は俺が責任を持って一生面倒を見る。だけど、お前らを受け入れる以上は磐咲に居るライア達も加わるのも許してくれよな」
「それは大丈夫ですよ王道さん、私とララさん達で王道さんのハーレムは最大で30人を限度にしておこうと話し合いしてありますので」
(更に倍以上に人数が増えると予想済みかよ!?)
王道や華憐達は薫の異常な行動力がライアに何だか似ているような気がして少し怖かった。そしてアクアの暗躍で叔父への情欲を王道にすり替えられたサクラが行動を始めるのは磐咲に到着してからの事となる。一方その頃、磐咲より少し離れた地域等で何者かに攫われたと思われていた女性達が大量の金品を持って帰ってくるという事件が発生し始めていた。渇濡馬の町まで戻ってきた王道達はその話を聞き更に金品を渡した相手の名がイーヴィルだと知ると何が起きているのさっぱり分からず首を傾げる事となった・・・。
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