30 / 87
第30話 新たな怪との遭遇
しおりを挟む
マルトさんの山小屋を出て半日、日も暮れ始めてきたので今日は山道を下りきるのを諦め途中の広い場所に例の家を出して泊まる事にした。マルトさんの防具を待つ1週間の間にほぼ定着したルールとして、皆で夕食を食べてから各自が順番に風呂に入り居間でしばし談笑してから寝室に戻り眠るという流れになっていた。
レミアは基本的に風呂は必要無いので問題無いが、オッサンのタオル1枚腰に巻いただけの姿は論外だ。しかし、残り3人の服装には少々目のやり場に困っている。
天照は薄桃色の寝巻き浴衣を着ており帯もピンクに合わせているが、湯上りの上気した顔と風呂上りの濡れた髪に時折見えるうなじが妙に艶っぽい色気を醸し出している。
トリーは半袖のネグリジェを愛用している、しかし胸元を広めにしている所為で胸の谷間が気になって仕方が無いのと生地が少しだけ透けているので微かに下着が見えている。
ヤミの場合は、健康的過ぎて逆に困るパターンだ。ヤミはなんと当初、下着を身に着ける事を知らなかったのだ。天照とトリー更にはレミアにまで叱られてようやく反省し、天照が衣類(下着含む)の神を呼び出してヤミ用の下着とチャイナ服以外の私服を用意する事となった。そこでヤミが選んだのはスポーツブラとスパッツなのだが、肌色に近いのを選択し尚且つ居間で過ごす際は何度皆から注意されてもその格好でうろつくので裸で歩かれているみたいで1番目のやり場に困る存在だ。私服に関しては、いずれ紹介出来ると思う。
っとまあ、こんな感じで今日も居間で談笑してそろそろ寝る頃合と思っていた時に突如家の中に警報が鳴り響くと同時に入り口のドアが物凄い勢いで叩かれた!
ドンドンドンドンドンドン!!
「頼む、早く中に避難させてくれ!お願いだ、助けてくれ!?」
カメラで確認すると1人の男が全身傷だらけで血を流しながら助けを求めてきていた。
「まずい、急いで中に入れてあげるんだ!」
結界の神に頼み、まずは男の周りをバリアーで囲み男がこれ以上襲われない様にすると俺とレミアの2人で家の中に出迎える。俺はパジャマ姿だしレミアも服装が変わる事が無かったので出迎える事が出来たが他の4人は相応しくないので普段着に着替えさせに戻らせた。
「しっかりしろ、大丈夫か!?」
俺は何とか家の中に入れた男に声を掛ける、すると男はレミアを見て再度大きな声を上げた。
「ひ、ひぃ!?また別の怪が出たああ!!」
慌てて家の外に逃げ出そうとする男を背後から抑える、パジャマが血まみれになってしまったが仕方ない。この男を冷静にさせるのが先だ。
「落ち着け!こいつは確かに人の怪だが襲ったりしないから安心しろ」
「嘘だ!さっきの奴の仲間だろうお前らも!?」
さっきの奴?もしかして怪に襲われたとでもいうのか!?
「仲間だったら、お前を家の中に入れたりなんてしないだろう?まずはお前の治療が先だ、話は治療が済んでからゆっくり聞かせてくれ」
いつもの巫女服に着替えてきた天照に癒しの神を呼んでもらい、男の傷を癒した。怪我を治してもらった事でやっと男は冷静さを取り戻し大人しく会話が出来る様になった。
「先程は取り乱してすまなかった、命からがらやっと逃げてきたのにまた別の怪に襲われると思ったら混乱してしまった」
「状況が状況だと思うから、気にしなくていいよ。ところであなたはレミアを【さっきの奴の仲間】と言っていたが、もしかして怪に襲われたのか?」
「ああ、そうだ。ここをもう少し下った森の中を歩いていたら突如襲われた。この上の山小屋まで水と食料を運ぶ為に来たのだが仲間達は全てやられてしまった。俺は松明を持っていたお陰かもしれないが火の明かりを奴は怖がっている様だった。だが、森の中を逃げる内に松明が消えかけ明かりの当たらない場所を噛まれ始めて死を覚悟した時にこの家を見つけたんだ。奴はこの家の明かりでそれ以上近づこうとはしなかった」
行動を聞く限りだと、夜行性の獣に近いな。
「とりあえず着替えを用意するから新しい服にするといい、食料も出すからしっかりと食べて空いてる部屋で寝るんだ。明日になったら俺達も一緒に森へ行くからもしも残されているなら仲間達の遺体を埋葬しよう」
「すまない、何から何まで」
衣類の神を呼び男の着替えと新しい俺のパジャマも用意して貰った。しかし俺の身に着けていた下着も血で汚れていたらいけないからと心配するふりをしながら懐にしまい込もうとする天照とトリーは、マルトさんから頂いたスリッパで再び頭を叩かれる羽目になる。
翌朝、朝食を済ませると男が襲われたという森まで案内して貰う事にした。もしもの場合を考えて結界の神にバリアーを張ってもらっているが、それは俺の皮膚の表面と助けた男の周囲だけだ。今回、俺はマルトさんに作ってもらった防具で実際に攻撃を喰らってみる様にオッサンから言われている。
『いいか!結界の神に任せっきりだと問題が発生した時に自分だけでは何も出来ない状態に陥りかねない。だから、まずは防具の性能を信じて森に潜む怪に襲われた時はまず何もせず防具の上から噛まれてみろ。実際に防具がどの程度の性能を持っているのか知っておく事で余裕を取り戻せたりもするからな』
一理有るような無いような・・・。噛まれるのは滅茶苦茶怖いんだけど、だからといって棄権するのはどうやら許して貰えないらしい。
「怪を無事退治出来たら、改めて水と食料を買ってマルトさんに届けに行かないとな」
どうやら、この男の人は定期的にマルトさんの山小屋まで水と食料を運んでいる様だ。じゃあ、事が済んだら両方とも出してあげて山小屋まで届けてもらおう。そんな事を考えていると、1時間もしない内に森に到着した。早速森の中に入ってみると道を外れると途端に茂みが生い茂る足元の見通しが悪い状態だった。
『たしかにこれだけ足元の見通しが悪い場所で、暗闇からいきなり襲われたらひとたまりも無いですね』
天照は冷静に状況を判断している。
「しっ!みんな少し静かにして」
トリーが急に喋るなと言うので、話すのを止めると茂みの中からスーハースーハーと徐々に荒い息が近づいてきているのが分かった。
「ちょ、ちょっとこれって!?」
「護は静かにして!防具の性能テストも兼ねているのよ、もうちょっと囮らしくしなさい」
俺って囮だったのね・・・ちくしょう覚えていろよ。
すぐ近くまで息が迫ってきたのが分かったので、少しだけ後ずさりを始めたその時とうとう俺は黒い犬の様な怪に襲われた!
ガルルルル・・・
足が何故か6本もある黒い犬は、俺の顔の前で涎を垂らしている。そして、よく見ると犬の牙には血の痕が残っていて少し前まで男の仲間の遺体を食べていたのかもしれない。
「おい、話せば分かる。俺はきっと美味しくないぞ。だから、噛むのは止めて心と心を通じ合わせよう」
自分でも何を言っているのかよく分かっていない、噛まれたくないから必死だ。けれど、そんな俺の必死な思いも虚しく俺は兜の上から怪に今まさに噛まれようとしていた・・・。
レミアは基本的に風呂は必要無いので問題無いが、オッサンのタオル1枚腰に巻いただけの姿は論外だ。しかし、残り3人の服装には少々目のやり場に困っている。
天照は薄桃色の寝巻き浴衣を着ており帯もピンクに合わせているが、湯上りの上気した顔と風呂上りの濡れた髪に時折見えるうなじが妙に艶っぽい色気を醸し出している。
トリーは半袖のネグリジェを愛用している、しかし胸元を広めにしている所為で胸の谷間が気になって仕方が無いのと生地が少しだけ透けているので微かに下着が見えている。
ヤミの場合は、健康的過ぎて逆に困るパターンだ。ヤミはなんと当初、下着を身に着ける事を知らなかったのだ。天照とトリー更にはレミアにまで叱られてようやく反省し、天照が衣類(下着含む)の神を呼び出してヤミ用の下着とチャイナ服以外の私服を用意する事となった。そこでヤミが選んだのはスポーツブラとスパッツなのだが、肌色に近いのを選択し尚且つ居間で過ごす際は何度皆から注意されてもその格好でうろつくので裸で歩かれているみたいで1番目のやり場に困る存在だ。私服に関しては、いずれ紹介出来ると思う。
っとまあ、こんな感じで今日も居間で談笑してそろそろ寝る頃合と思っていた時に突如家の中に警報が鳴り響くと同時に入り口のドアが物凄い勢いで叩かれた!
ドンドンドンドンドンドン!!
「頼む、早く中に避難させてくれ!お願いだ、助けてくれ!?」
カメラで確認すると1人の男が全身傷だらけで血を流しながら助けを求めてきていた。
「まずい、急いで中に入れてあげるんだ!」
結界の神に頼み、まずは男の周りをバリアーで囲み男がこれ以上襲われない様にすると俺とレミアの2人で家の中に出迎える。俺はパジャマ姿だしレミアも服装が変わる事が無かったので出迎える事が出来たが他の4人は相応しくないので普段着に着替えさせに戻らせた。
「しっかりしろ、大丈夫か!?」
俺は何とか家の中に入れた男に声を掛ける、すると男はレミアを見て再度大きな声を上げた。
「ひ、ひぃ!?また別の怪が出たああ!!」
慌てて家の外に逃げ出そうとする男を背後から抑える、パジャマが血まみれになってしまったが仕方ない。この男を冷静にさせるのが先だ。
「落ち着け!こいつは確かに人の怪だが襲ったりしないから安心しろ」
「嘘だ!さっきの奴の仲間だろうお前らも!?」
さっきの奴?もしかして怪に襲われたとでもいうのか!?
「仲間だったら、お前を家の中に入れたりなんてしないだろう?まずはお前の治療が先だ、話は治療が済んでからゆっくり聞かせてくれ」
いつもの巫女服に着替えてきた天照に癒しの神を呼んでもらい、男の傷を癒した。怪我を治してもらった事でやっと男は冷静さを取り戻し大人しく会話が出来る様になった。
「先程は取り乱してすまなかった、命からがらやっと逃げてきたのにまた別の怪に襲われると思ったら混乱してしまった」
「状況が状況だと思うから、気にしなくていいよ。ところであなたはレミアを【さっきの奴の仲間】と言っていたが、もしかして怪に襲われたのか?」
「ああ、そうだ。ここをもう少し下った森の中を歩いていたら突如襲われた。この上の山小屋まで水と食料を運ぶ為に来たのだが仲間達は全てやられてしまった。俺は松明を持っていたお陰かもしれないが火の明かりを奴は怖がっている様だった。だが、森の中を逃げる内に松明が消えかけ明かりの当たらない場所を噛まれ始めて死を覚悟した時にこの家を見つけたんだ。奴はこの家の明かりでそれ以上近づこうとはしなかった」
行動を聞く限りだと、夜行性の獣に近いな。
「とりあえず着替えを用意するから新しい服にするといい、食料も出すからしっかりと食べて空いてる部屋で寝るんだ。明日になったら俺達も一緒に森へ行くからもしも残されているなら仲間達の遺体を埋葬しよう」
「すまない、何から何まで」
衣類の神を呼び男の着替えと新しい俺のパジャマも用意して貰った。しかし俺の身に着けていた下着も血で汚れていたらいけないからと心配するふりをしながら懐にしまい込もうとする天照とトリーは、マルトさんから頂いたスリッパで再び頭を叩かれる羽目になる。
翌朝、朝食を済ませると男が襲われたという森まで案内して貰う事にした。もしもの場合を考えて結界の神にバリアーを張ってもらっているが、それは俺の皮膚の表面と助けた男の周囲だけだ。今回、俺はマルトさんに作ってもらった防具で実際に攻撃を喰らってみる様にオッサンから言われている。
『いいか!結界の神に任せっきりだと問題が発生した時に自分だけでは何も出来ない状態に陥りかねない。だから、まずは防具の性能を信じて森に潜む怪に襲われた時はまず何もせず防具の上から噛まれてみろ。実際に防具がどの程度の性能を持っているのか知っておく事で余裕を取り戻せたりもするからな』
一理有るような無いような・・・。噛まれるのは滅茶苦茶怖いんだけど、だからといって棄権するのはどうやら許して貰えないらしい。
「怪を無事退治出来たら、改めて水と食料を買ってマルトさんに届けに行かないとな」
どうやら、この男の人は定期的にマルトさんの山小屋まで水と食料を運んでいる様だ。じゃあ、事が済んだら両方とも出してあげて山小屋まで届けてもらおう。そんな事を考えていると、1時間もしない内に森に到着した。早速森の中に入ってみると道を外れると途端に茂みが生い茂る足元の見通しが悪い状態だった。
『たしかにこれだけ足元の見通しが悪い場所で、暗闇からいきなり襲われたらひとたまりも無いですね』
天照は冷静に状況を判断している。
「しっ!みんな少し静かにして」
トリーが急に喋るなと言うので、話すのを止めると茂みの中からスーハースーハーと徐々に荒い息が近づいてきているのが分かった。
「ちょ、ちょっとこれって!?」
「護は静かにして!防具の性能テストも兼ねているのよ、もうちょっと囮らしくしなさい」
俺って囮だったのね・・・ちくしょう覚えていろよ。
すぐ近くまで息が迫ってきたのが分かったので、少しだけ後ずさりを始めたその時とうとう俺は黒い犬の様な怪に襲われた!
ガルルルル・・・
足が何故か6本もある黒い犬は、俺の顔の前で涎を垂らしている。そして、よく見ると犬の牙には血の痕が残っていて少し前まで男の仲間の遺体を食べていたのかもしれない。
「おい、話せば分かる。俺はきっと美味しくないぞ。だから、噛むのは止めて心と心を通じ合わせよう」
自分でも何を言っているのかよく分かっていない、噛まれたくないから必死だ。けれど、そんな俺の必死な思いも虚しく俺は兜の上から怪に今まさに噛まれようとしていた・・・。
11
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる