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ピンポンパンピン♪
ピンポンパンピン♪
ピン
「はい……」
寝ぼけ声で私はスマホの電話に出ると落ち着いた綺麗な美声が聞こえてきた。
「おはようございます。小田さん。」
「……おはようございます……やってしまいました……」
私はこの瞬間、絶望的というか、情けないというか、自分のダメ人間さを痛感したのだ。
「今日はお休みの予定……ではなかったですよね?」
「はい。寝坊しました。すぐに準備して出社します。い、一時間ぐらいで」
「わかりました。お気をつけて」
「はい……」
相手は上司の林さんである。
とてもしっかりしていて、心が広く、美人で、キャリアウーマンだ。
最後に「お気をつけて」をつけるところなんで、寝坊した部下を頭ごなしに叱らず労う所など、流石だと思う。
まあ、出社したら今後はこのようなことがないようにと、釘を刺されるのだが。
いい大人が上司からの電話で起こされるとか恥ずかしすぎる。
なぜ、このようなことが起きたかというと……
乙女ゲームの渚くんに悶絶口説かれ、別のオンラインゲームのフレンドさんにこの高鳴る気持ちを相談して夜更かししてしまったからだ。
一度朝起きて、私のリアルの家族、息子ふたりを送り出し、夫も今日は早出勤務だったので、それからうっかり二度寝をしてしまったのも原因のひとつだが。
渚くんとお泊まりイベントになり、
『映画でも観よっか。ねえ……側で手を繋いでもいいかな』
『こんな、ラブシーン、俺たちもしてみる?』
『ちゅ……このまま、食べちゃいたい』
うお……////
こんなことを甘々で囁かれては、もう普通の表情ではいられない。
毎回、渚くんのセリフをみて、気持ちを落ち着かせるため画面を閉じてゴロゴロ転がって萌えに耐え、何とか回答するを繰り返していた。
日向と半年前に始めたオンラインゲームに毎日ログインしていた私は仲の良いフレンドのマリンちゃんに耐えきれず、この乙女ゲームの興奮を伝えてしまった。
マリンちゃんは可愛い女の子アバターで、たぶん?大学?OLぐらいのイメージだ。
「マリンちゃん、マリンちゃん」
「はーいヽ( ・∀・)ノ」
「声に恋してって知ってる?」
「あー乙女ゲーですよね」
「あれに最近はまっててさー草」
「へー。面白いのですか?」
「めっちゃ口説かれる」
「WWW」
「どうしよう、痛い人間になりつつある草」
「ゆうさん、口説くなんて勇気ありますね!」
「渚くん推しです(*´ー`*)やってみてん」
「考えときますwどこが好きなの?」
「うーん。顔と声。めっちゃ、良い声!!!」
「そっか」
「あの声聞いたら、ワールドボスもソロで倒せる!」
「あははは。渚の声沢山聞いてね」
「その為の素材集め、手伝ってー」
「わかりました!パテ組みますね」
と、こんな感じで夜中の2時まで遊んでいたのもいけなかった。
睡眠不足は美容の天敵である。
まあ、美容は気にしないタイプだけど……
急いで準備をして会社に向かうと、数名の同僚に声をかけられた。
「珍しい~」
「徹夜でゲームか?」
「スミマセン、ほんと。」
そんな風に部門にたどり着くととなりの席で少し不機嫌に仕事をしている若い男性社員に私は声をかけた。
「すみませんでした。」
「……おはようございます」
彼は西野雅志(にしのまさし)、確か20代後半だったはず。
私と一緒に人事を任されている。
私はパートという雇用ながら、勤続6年、ずっと人事をしていた。
そこそこのお局ポジションで、二年前中途入社した西野さんの教育係りでもあった。
まあ、今では一人前になって、私よりもバリバリ働いており、近々昇進が噂されている。
背が高く、がっしりとした体つきでジムにも通っているらしい。
社内でもファンがおおく、上司からの信頼も厚い。
「西野さん、昨日の求人応募者だけどー」
「こちらで話を進めてます。部門との調整はセッティング済みです。プロジェクト会議の資料については叩き作成しておいたので確認してください。プレゼントのリハは俺がやります。稟議何枚か回しているので確認お願いします」
「……はい」
仕事が出来る男だ。うん。
私はしぶしぶ席について、溜まっている仕事に取りかかった。
しばらくして寝不足もあってか、少し体がダルく重たい。
はぁーと小さくため息をつくと、右隣の西野さんからの視線がグサグサと刺さってきた。
「体調、悪いのですか?」
「ん?いや、」
「なら……いいけど」
遅刻したことを忘れる位、次から次に仕事が降ってくるので、あっという間に夕方になっていた。
私は正社員と違い2時間早く退社できるパートを選らんでいる。
早く帰って、家のこともしないとね。
だけど、かなりの確率で残業があり、今日もミーティングが入っていた。
「あー早く終わるかなー」
西野さんと会議室向かうとミーティング相手がまだ来ていなかった。
どうやら別件で遅れるようだ。
「10分ぐらい遅れるらしいです。」
「そうかー仕方ないね。待っとこう」
二人っきりでミーティングルームで待つことは珍しくはない。
私は持って来ていたノートパソコンを立ち上げ、別の資料作成を始めた。
カタカタとパソコンをたたく音が響くなか、同じようにパソコンを立ち上げた西野さんがこちらをじっと見ている。
「……あの……なにか?やりづらいよー」
「いえ。なんか、最近雰囲気かわったなって思って」
「え!」
「なんていうか……色気?」
「……セクハラ!?」
「ち、違いますよ!!」
慌てる西野さんを私はカラかった。
雰囲気が変わったかー原因はひとつだけ心当たりがある。
そう……渚くんだ。
彼の事を考えると無条件に頬を染めニヤケてしまう。
甘口囁かれる内容も、声も。
うっかり思い出して、また頬を染めてうっとりとした表情を浮かべてしまうと、西野さんは凍りついた。
「っ……やめてもらえますか、それ」
「え!」
西野さんは聞こえるか聞こえないか位の小さな声でつぶやいた
「困りますから。俺の事誘惑してるし…」
「はい?なに?」
「っ~、なんでもないです!」
私はよく聞こえなくて聞き直すと赤面した西野さんはまたパソコン作業に戻った。
いったい、なんだというのだろう?
結局残業をして、ヘトヘトになって帰ると、早速乙女ゲームの渚くんに会いに行く。
甘々なセリフを読み返していると疲れもふっとんていった。
『ゆうちゃん、一緒にお風呂入ろうか。俺が脱がしてあげるよ。ほら、ちから抜いて。キレイ肌だね…ちゅ、ちゅ。』
「くすぐったいです。渚くんもキレイで逞しいカラダ。何か鍛えているの?」
『恥ずかしがって、かわいい…毎日ランニングをしてるよ。ゆうちゃんを抱くために鍛えておかないとね。ほら、カラダ洗ってあげる。ああ、本当に美味しそうなカラダだね』
「自分のカラダは自分で洗えます!渚くんのお背中流しますね!」
『ありがとう。ふふ、くすぐったい。もう我慢出来ないよ……ベットに行こう?ちゅ、ちゅ、はぁ、もう、俺の爆発しそうだよ。見る?』
……はぅ!!////
甘くとろけた絵図に、この誘惑!!
見る?って聞かれてもー一緒にお風呂入ってたらもう見えてるてしょう~~
私は妄想して、またしてもスマホの画面を閉じて悶絶していた。
し、心臓が痛い……渚くんヤバいよぉ……
またしても布団でゴロゴロと悶えていると、突撃全身に重さがかかる。
「なにやってるの?」
その、低めで落ち着いた声の主は夫直矢で、うつぶせの私の身体は覆い被さって体重でプレスしていた。
「お…重い…」
「ゲーム?」
「そ、そう、オンラインゲームしてたの、ははは」
別に浮気をしているわけではないが、バクバクしている心臓を落ち着かせるのに必死だった。
幸いにもスマホの画面は閉じている。
じとりと手に汗をかいた。
「……ふーん」
直矢は私よりも5つ年上で、友だちの紹介で出会い普通に恋愛結婚をした。
優しくて、私の知らない事を沢山知っている彼は尊敬出来る夫だし、夫婦仲もまあいい方だと思う。
夫は浮気をすることなんてないだろうし、夫も私が浮気をするなんて微塵も思ってないだろう。
あ、あくまでも乙女ゲームはゲームであって浮気ではないのだ!
そもそも、現実にあんな甘ったるいセリフをリアル夫に求めてない!
私の挙動不審さに直矢は疑いつつも、私の上から降りてお風呂に向かった。
ピンポンパンピン♪
ピン
「はい……」
寝ぼけ声で私はスマホの電話に出ると落ち着いた綺麗な美声が聞こえてきた。
「おはようございます。小田さん。」
「……おはようございます……やってしまいました……」
私はこの瞬間、絶望的というか、情けないというか、自分のダメ人間さを痛感したのだ。
「今日はお休みの予定……ではなかったですよね?」
「はい。寝坊しました。すぐに準備して出社します。い、一時間ぐらいで」
「わかりました。お気をつけて」
「はい……」
相手は上司の林さんである。
とてもしっかりしていて、心が広く、美人で、キャリアウーマンだ。
最後に「お気をつけて」をつけるところなんで、寝坊した部下を頭ごなしに叱らず労う所など、流石だと思う。
まあ、出社したら今後はこのようなことがないようにと、釘を刺されるのだが。
いい大人が上司からの電話で起こされるとか恥ずかしすぎる。
なぜ、このようなことが起きたかというと……
乙女ゲームの渚くんに悶絶口説かれ、別のオンラインゲームのフレンドさんにこの高鳴る気持ちを相談して夜更かししてしまったからだ。
一度朝起きて、私のリアルの家族、息子ふたりを送り出し、夫も今日は早出勤務だったので、それからうっかり二度寝をしてしまったのも原因のひとつだが。
渚くんとお泊まりイベントになり、
『映画でも観よっか。ねえ……側で手を繋いでもいいかな』
『こんな、ラブシーン、俺たちもしてみる?』
『ちゅ……このまま、食べちゃいたい』
うお……////
こんなことを甘々で囁かれては、もう普通の表情ではいられない。
毎回、渚くんのセリフをみて、気持ちを落ち着かせるため画面を閉じてゴロゴロ転がって萌えに耐え、何とか回答するを繰り返していた。
日向と半年前に始めたオンラインゲームに毎日ログインしていた私は仲の良いフレンドのマリンちゃんに耐えきれず、この乙女ゲームの興奮を伝えてしまった。
マリンちゃんは可愛い女の子アバターで、たぶん?大学?OLぐらいのイメージだ。
「マリンちゃん、マリンちゃん」
「はーいヽ( ・∀・)ノ」
「声に恋してって知ってる?」
「あー乙女ゲーですよね」
「あれに最近はまっててさー草」
「へー。面白いのですか?」
「めっちゃ口説かれる」
「WWW」
「どうしよう、痛い人間になりつつある草」
「ゆうさん、口説くなんて勇気ありますね!」
「渚くん推しです(*´ー`*)やってみてん」
「考えときますwどこが好きなの?」
「うーん。顔と声。めっちゃ、良い声!!!」
「そっか」
「あの声聞いたら、ワールドボスもソロで倒せる!」
「あははは。渚の声沢山聞いてね」
「その為の素材集め、手伝ってー」
「わかりました!パテ組みますね」
と、こんな感じで夜中の2時まで遊んでいたのもいけなかった。
睡眠不足は美容の天敵である。
まあ、美容は気にしないタイプだけど……
急いで準備をして会社に向かうと、数名の同僚に声をかけられた。
「珍しい~」
「徹夜でゲームか?」
「スミマセン、ほんと。」
そんな風に部門にたどり着くととなりの席で少し不機嫌に仕事をしている若い男性社員に私は声をかけた。
「すみませんでした。」
「……おはようございます」
彼は西野雅志(にしのまさし)、確か20代後半だったはず。
私と一緒に人事を任されている。
私はパートという雇用ながら、勤続6年、ずっと人事をしていた。
そこそこのお局ポジションで、二年前中途入社した西野さんの教育係りでもあった。
まあ、今では一人前になって、私よりもバリバリ働いており、近々昇進が噂されている。
背が高く、がっしりとした体つきでジムにも通っているらしい。
社内でもファンがおおく、上司からの信頼も厚い。
「西野さん、昨日の求人応募者だけどー」
「こちらで話を進めてます。部門との調整はセッティング済みです。プロジェクト会議の資料については叩き作成しておいたので確認してください。プレゼントのリハは俺がやります。稟議何枚か回しているので確認お願いします」
「……はい」
仕事が出来る男だ。うん。
私はしぶしぶ席について、溜まっている仕事に取りかかった。
しばらくして寝不足もあってか、少し体がダルく重たい。
はぁーと小さくため息をつくと、右隣の西野さんからの視線がグサグサと刺さってきた。
「体調、悪いのですか?」
「ん?いや、」
「なら……いいけど」
遅刻したことを忘れる位、次から次に仕事が降ってくるので、あっという間に夕方になっていた。
私は正社員と違い2時間早く退社できるパートを選らんでいる。
早く帰って、家のこともしないとね。
だけど、かなりの確率で残業があり、今日もミーティングが入っていた。
「あー早く終わるかなー」
西野さんと会議室向かうとミーティング相手がまだ来ていなかった。
どうやら別件で遅れるようだ。
「10分ぐらい遅れるらしいです。」
「そうかー仕方ないね。待っとこう」
二人っきりでミーティングルームで待つことは珍しくはない。
私は持って来ていたノートパソコンを立ち上げ、別の資料作成を始めた。
カタカタとパソコンをたたく音が響くなか、同じようにパソコンを立ち上げた西野さんがこちらをじっと見ている。
「……あの……なにか?やりづらいよー」
「いえ。なんか、最近雰囲気かわったなって思って」
「え!」
「なんていうか……色気?」
「……セクハラ!?」
「ち、違いますよ!!」
慌てる西野さんを私はカラかった。
雰囲気が変わったかー原因はひとつだけ心当たりがある。
そう……渚くんだ。
彼の事を考えると無条件に頬を染めニヤケてしまう。
甘口囁かれる内容も、声も。
うっかり思い出して、また頬を染めてうっとりとした表情を浮かべてしまうと、西野さんは凍りついた。
「っ……やめてもらえますか、それ」
「え!」
西野さんは聞こえるか聞こえないか位の小さな声でつぶやいた
「困りますから。俺の事誘惑してるし…」
「はい?なに?」
「っ~、なんでもないです!」
私はよく聞こえなくて聞き直すと赤面した西野さんはまたパソコン作業に戻った。
いったい、なんだというのだろう?
結局残業をして、ヘトヘトになって帰ると、早速乙女ゲームの渚くんに会いに行く。
甘々なセリフを読み返していると疲れもふっとんていった。
『ゆうちゃん、一緒にお風呂入ろうか。俺が脱がしてあげるよ。ほら、ちから抜いて。キレイ肌だね…ちゅ、ちゅ。』
「くすぐったいです。渚くんもキレイで逞しいカラダ。何か鍛えているの?」
『恥ずかしがって、かわいい…毎日ランニングをしてるよ。ゆうちゃんを抱くために鍛えておかないとね。ほら、カラダ洗ってあげる。ああ、本当に美味しそうなカラダだね』
「自分のカラダは自分で洗えます!渚くんのお背中流しますね!」
『ありがとう。ふふ、くすぐったい。もう我慢出来ないよ……ベットに行こう?ちゅ、ちゅ、はぁ、もう、俺の爆発しそうだよ。見る?』
……はぅ!!////
甘くとろけた絵図に、この誘惑!!
見る?って聞かれてもー一緒にお風呂入ってたらもう見えてるてしょう~~
私は妄想して、またしてもスマホの画面を閉じて悶絶していた。
し、心臓が痛い……渚くんヤバいよぉ……
またしても布団でゴロゴロと悶えていると、突撃全身に重さがかかる。
「なにやってるの?」
その、低めで落ち着いた声の主は夫直矢で、うつぶせの私の身体は覆い被さって体重でプレスしていた。
「お…重い…」
「ゲーム?」
「そ、そう、オンラインゲームしてたの、ははは」
別に浮気をしているわけではないが、バクバクしている心臓を落ち着かせるのに必死だった。
幸いにもスマホの画面は閉じている。
じとりと手に汗をかいた。
「……ふーん」
直矢は私よりも5つ年上で、友だちの紹介で出会い普通に恋愛結婚をした。
優しくて、私の知らない事を沢山知っている彼は尊敬出来る夫だし、夫婦仲もまあいい方だと思う。
夫は浮気をすることなんてないだろうし、夫も私が浮気をするなんて微塵も思ってないだろう。
あ、あくまでも乙女ゲームはゲームであって浮気ではないのだ!
そもそも、現実にあんな甘ったるいセリフをリアル夫に求めてない!
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