いろいろ・なる！（自由動物変身）

１－２

鏡の前の床に横たわりながら、青い尻尾の人魚がオナニーしながら快感に
酔いしれている。自分は青いレオタードを拾った時のことを回想しながら、
物思いにふけっていた。

あれは大学の授業が早めに終わって、昼間からフリーになった時のこと
だった。その日は実家に帰ろうとして軽自動車を走らせていたところ、
農業用のため池が海みたいに綺麗だなと思って立ち寄ることにした。

そろそろと脇道に入っていき、適当なところで車を止める。春先なので
緑の雑草も少なくて枯れ枝をかき分ければため池に出ることが出来た。

水辺を見渡すのは気持ちいい。もともと体力音痴なのに水泳とかスキューバ
ダイビングとか海とか、人魚とか、そういったものが好きだった。ふと
下を見ると、青い布製の何かが水辺の泥に半分埋まっている。埋まっている
のに表面が綺麗で、新品の下ろしたての青さだった。変だなと思って手に
取り上げてみると青いレオタードだった。男の心を魅了するような、澄んだ
青い色。それが着てほしいかのように自分の体の方にゆっくりなびく。

どうしてそう思ったのか青いレオタードが着たくなってきて、春先なのに
服をすべて脱ぎ捨てて、初めての知識で青いレオタードに足から通す。
ぴっちりとした股間がちんちんを優しく包んで、肩から両腕を通すと
ぴっちりと体が優しく包まれる。女になったような気分。背中がすーすー
して、不思議で素敵な気分に包まれる。誰もいないのでそんなことが出来た。

ところが、突然青いレオタードがきつくなり始め、皮膚の表面が水分でしっとり
としてきた。体が熱くなり始めた。

「なに？　これ。。。。？」

青いレオタードが皮膚と融合して脱げなくなって、青い肌になって、体の表面
から消えていく。今度はちんちんが小さくなっていって、金玉が体の中へ
にゅるっと入っていってしまって、くぼみながらおまんこになっていく。
まるでおまんこがぱくぱく息をしているようだった。

「おちんちんが。。。。」

そう思ったら男の胸が何か盛り上がってきて、セックスの時のぎゅーっとした
快感を感じながらどんどん膨らんでくる。形の良い円錐状に整っていく。そして
体全体がきゃしゃになり、お尻が出っ張ってウエストが少しくびれて、髪の毛が
肩より下まで伸びてくる。

「女に。。。なってしまったのか？」

その声がもう可愛らしい女の声だった。それだけではない。なぜかバランスを
崩してあおむけに寝そべると、両足がくっついてぴくぴく、ぎゅー、ぴくぴく、
ぎゅーっと形を変えていく。セックスの快感を感じながら下半身が肉の棒になって
しまうと、足先から花のように魚の尻尾が広がっていき、下半身が青い鱗で
染め上がっていく。

「これって、人魚。。。？」

可愛らしい自分の声で叫んでしまうと、今度は体が勝手に動き出す。全身が
自分の意志とは関係なく、体をよじって這いながらため池の中へと突き進んで
いく。

「なんで。。。？」

濁ったため池の中。息は少し苦しかったが本当に呼吸していた。意外と深くて
もぐったり水面に近づいて、自分の人魚の体は勝手に泳いでいく。ひとしきり
勝手に泳ぐとため池の底にあおむけに横たわり、勝手におっぱいとおまんこを
まさぐって快感に浸り始める。

「～～～～～！！」

そこで気絶してしまった。自分が気づいた時はきちんと服を着て、実家ではなく
自分のアパートの駐車場の車の中で寝ていた。体が勝手に運転したのだろうか？

今の自分。ひとしきりオナニーして満足した青い人魚が横たわっている。元に
戻るのは逆の手順だからそんなに難しくない。でも、時々体に変身させて
やらないと、勝手に女へと人魚へと変身してしまうのだ。それを抑える時の
体の力の入れ具合が半端ではない。

「仕方ないな。。。」

でもそんな今の体が、だんだん好きになってきてしまっているのだ。