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第二部
プロローグ:ベールルーベ王国、王都の空
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その日の午後、ベールルーベ王国の王都で暮らす人々は、丘の上にある飛行騎士団の基地から白い飛行機が二機飛び立つのを見た。
「しばらく白い飛行機は一機だけだったのに、今日は二機で行ったり来たりしてるんだね!」
母親に手を引かれて商店街を歩く少年が空を見上げて手を振る。
白い機体は、火、水、風、土の属性の魔法を使える最上位の飛行機だ。
長年ベールルーベ王国に所属する最上位は団長の飛行機だけだったけれど、少し前に白い飛行機が一機増えた。
北西の森にある遺跡で発見された新しい飛行機は、最も進化したエフ種の最上位『飛行機の女王』だ、と発表された。
飛行騎士に憧れる少年は、毎朝空を見上げて飛び立つ飛行機を見ていた。だから、同じ白でも違いがわかる。
少年が見た限り、ここ一か月ほどは『飛行機の女王』が飛ばなかったのだ。
どうしたんだろう、と心配していたけれど、今日は朝から二機そろって基地を出たり入ったりしている。
「そうなの?」
あまり興味のなさそうな母親の相槌に、少年は声を張る。
「そうだよ! ずっと女王様は飛ばなかったんだよ」
「おっ! 坊主、飛行機に詳しいな」
すると、ちょうど歩いていた横の八百屋の店主が少年に声をかけた。
「僕、見ただけで誰が誰だかわかるんだよ!」
年に一度ある飛行騎士団と市民の交流会で、飛行機を絆の騎士が紹介してくれるのだ。前回の交流会にはまだいなかった飛行機の女王の名前は知らないが、少年はそれ以外の現役の飛行機の名前を全て覚えていた。
「そうか、すごいな!」
「まあね!」
胸を張る少年と、彼の頭を撫でる店主。苦笑する母親。
そんな日常が繰り広げられる王都の上空を、二機の飛行機は旋回して城に向かっていた。
『気持ちいいわね! サリヤ』
幼い少女のような声でそう言ったのは『飛行機の女王』ベアトリクスだ。
彼女はサリヤを騎士に選んでくれた飛行機だ。
サリヤが祖国に帰っていた約一か月の間、離れ離れになっていたため、再会した今日のベアトリクスはとても機嫌がいい。弾むような声で「見て! 変な形の雲!」などと、何を見つけても楽しそうに話す。
「そうだな」
そう答えるサリヤの声も明るい。
新たな旅立ちを祝福するように、今日の天気は晴れだった。透明度の高い水色の空に、風に撫でられた雲が絵筆で塗られたようにたなびく。視線を巡らせると、午後の太陽がまぶしい。
「王都を一周させてやりたいが、今は時間がないからな。帰りでいいか?」
ベアトリクスの前を飛ぶカーティスに乗っているミクラがそう言った。
飛行機の声は飛行騎士以外の人には聞こえないが、飛行騎士は、絆で結ばれた飛行機以外の飛行機の声も聞こえる。
飛行機の背中にある鞍の中では、乗っている騎士同士の会話を飛行機が届けてくれるため、サリヤにはミクラの声が聞こえるのだ。
サリヤは、祖国メデスディスメ王国の王の親書を持って王城に向かっていた。
飛行騎士団の基地は丘の上にあるが、王城も街を挟んで反対の丘の上にあった。
飛行機では数分の距離だ。
『こちらはカーティス。エリアナンバー351BR1568所属のイー種最上位。搭乗しているのは騎士のミクラです。今から着陸します』
カーティスの声は落ち着いた男声だ。
『私はベアトリクス。エリアナンバー351BR1568所属のエフ種最上位。搭乗しているのは騎士のサリヤよ。カーティスに続いて着陸するわ』
『こちらはキャロル。エリアナンバー351BR1568所属のイー種。ベアトリクス、カーティス、着陸を許可します』
王城の基地から返答があり、カーティスが滑走路に向けて高度を下げていく。上空で旋回するベアトリクスの鞍の中で、サリヤはここまでの道のりに思いを馳せる。
サリヤの祖国メデスディスメ王国では政変が起こり、それを制した新たな王が先日即位したばかりだ。
サリヤは政変前まで性別を偽り王子として暮らしていた。殺されそうになって逃げた先がベールルーベ王国との国境で、川に落ちたサリヤはベアトリクスに助けられた。そのまま絆を結ばれたため、サリヤは飛行機や騎士についてほとんど知識がなかった。
飛行機は旧文明の遺物だ。
遺跡などに隠されているが、魔力を与えるとよみがえる。
飛行機は気に入った人間と絆を結び、背に乗せる。飛行機の相棒になった者を飛行騎士と呼ぶ。
飛行機は飛行騎士の魔力で魔法を使うが、使える魔法の種類や強さは飛行機の種や位によって異なっていた。
旧文明の人間は自分で魔法を使えたが、現代の人間は魔力は持っていても魔法は使えない。飛行機の魔法は圧倒的で、所属する飛行機が多い国ほど軍事力が高いと言えた。
たくさんの遺跡が眠る森を擁するベールルーベ王国は飛行機の数が周辺国よりも多い。また、位の高い機体も多かった。
飛行騎士団の団長ミクラが乗る白い飛行機カーティスは、イー種の最上位。
イー種はエフ種の一つ下の種だが、エフ種で現在活動しているのは一機しかないため、カーティスは『飛行機の女王』に次ぐ飛行機と言える。
そして、エフ種最上位の『飛行機の女王』ベアトリクス。最上位なのでカーティス同様に四属性の魔法を使えるほか、エフ種最上位特有の修理魔法も使えた。
望んでも得られない女王の騎士の栄誉を、サリヤは偶然に――言い換えれば運命的に、手に入れたのだ。
飛行機は群れに所属している。群れは縄張りを持っており、飛行機同士の会話に出てくる『エリアナンバー』がその縄張りの識別番号らしい。
飛行機の縄張りは、人間の国とほぼ同じ。つまり、ベアトリクスはベールルーベ王国に所属していた。飛行機は群れを移ることができないため、メデスディスメ王国のサリヤがベアトリクスの騎士になるには、ベールルーベ王国の国民になる必要があった。
政変の最中の祖国で自分は死亡扱いになっていると聞いたサリヤは、メデスディスメ王国の王族という身分を隠して、ベールルーベ王国で飛行騎士になる予定だった。団長や副団長には真実のほとんどを話して、ベールルーベ王国の王にも許可をもらった。
しかし、政変が決着を迎えたあと、サリヤの生存を知ったメデスディスメ王国の新王ウェダはサリヤの帰国を求めた。ウェダはサリヤの異母兄で、サリヤは彼に恩がある。
――どうしたらベアトリクスの騎士が続けられるのか。
飛行騎士でありたいサリヤに手を差し伸べたのは、団長ミクラだった。
ミクラはベールルーベ王国の王弟。王女サリヤを結婚相手に迎えたいという提案だった。
兄である新王ウェダはサリヤを政略結婚させるつもりだったから、それならミクラがいい、と嫁ぎ先を選んだサリヤ。
一度帰国し、王女として披露目され、そして、今日。
メデスディスメ王国第六王女サリヤは、ベールルーベ王国王弟ミクラの婚約者として、正式に入国した。
「しばらく白い飛行機は一機だけだったのに、今日は二機で行ったり来たりしてるんだね!」
母親に手を引かれて商店街を歩く少年が空を見上げて手を振る。
白い機体は、火、水、風、土の属性の魔法を使える最上位の飛行機だ。
長年ベールルーベ王国に所属する最上位は団長の飛行機だけだったけれど、少し前に白い飛行機が一機増えた。
北西の森にある遺跡で発見された新しい飛行機は、最も進化したエフ種の最上位『飛行機の女王』だ、と発表された。
飛行騎士に憧れる少年は、毎朝空を見上げて飛び立つ飛行機を見ていた。だから、同じ白でも違いがわかる。
少年が見た限り、ここ一か月ほどは『飛行機の女王』が飛ばなかったのだ。
どうしたんだろう、と心配していたけれど、今日は朝から二機そろって基地を出たり入ったりしている。
「そうなの?」
あまり興味のなさそうな母親の相槌に、少年は声を張る。
「そうだよ! ずっと女王様は飛ばなかったんだよ」
「おっ! 坊主、飛行機に詳しいな」
すると、ちょうど歩いていた横の八百屋の店主が少年に声をかけた。
「僕、見ただけで誰が誰だかわかるんだよ!」
年に一度ある飛行騎士団と市民の交流会で、飛行機を絆の騎士が紹介してくれるのだ。前回の交流会にはまだいなかった飛行機の女王の名前は知らないが、少年はそれ以外の現役の飛行機の名前を全て覚えていた。
「そうか、すごいな!」
「まあね!」
胸を張る少年と、彼の頭を撫でる店主。苦笑する母親。
そんな日常が繰り広げられる王都の上空を、二機の飛行機は旋回して城に向かっていた。
『気持ちいいわね! サリヤ』
幼い少女のような声でそう言ったのは『飛行機の女王』ベアトリクスだ。
彼女はサリヤを騎士に選んでくれた飛行機だ。
サリヤが祖国に帰っていた約一か月の間、離れ離れになっていたため、再会した今日のベアトリクスはとても機嫌がいい。弾むような声で「見て! 変な形の雲!」などと、何を見つけても楽しそうに話す。
「そうだな」
そう答えるサリヤの声も明るい。
新たな旅立ちを祝福するように、今日の天気は晴れだった。透明度の高い水色の空に、風に撫でられた雲が絵筆で塗られたようにたなびく。視線を巡らせると、午後の太陽がまぶしい。
「王都を一周させてやりたいが、今は時間がないからな。帰りでいいか?」
ベアトリクスの前を飛ぶカーティスに乗っているミクラがそう言った。
飛行機の声は飛行騎士以外の人には聞こえないが、飛行騎士は、絆で結ばれた飛行機以外の飛行機の声も聞こえる。
飛行機の背中にある鞍の中では、乗っている騎士同士の会話を飛行機が届けてくれるため、サリヤにはミクラの声が聞こえるのだ。
サリヤは、祖国メデスディスメ王国の王の親書を持って王城に向かっていた。
飛行騎士団の基地は丘の上にあるが、王城も街を挟んで反対の丘の上にあった。
飛行機では数分の距離だ。
『こちらはカーティス。エリアナンバー351BR1568所属のイー種最上位。搭乗しているのは騎士のミクラです。今から着陸します』
カーティスの声は落ち着いた男声だ。
『私はベアトリクス。エリアナンバー351BR1568所属のエフ種最上位。搭乗しているのは騎士のサリヤよ。カーティスに続いて着陸するわ』
『こちらはキャロル。エリアナンバー351BR1568所属のイー種。ベアトリクス、カーティス、着陸を許可します』
王城の基地から返答があり、カーティスが滑走路に向けて高度を下げていく。上空で旋回するベアトリクスの鞍の中で、サリヤはここまでの道のりに思いを馳せる。
サリヤの祖国メデスディスメ王国では政変が起こり、それを制した新たな王が先日即位したばかりだ。
サリヤは政変前まで性別を偽り王子として暮らしていた。殺されそうになって逃げた先がベールルーベ王国との国境で、川に落ちたサリヤはベアトリクスに助けられた。そのまま絆を結ばれたため、サリヤは飛行機や騎士についてほとんど知識がなかった。
飛行機は旧文明の遺物だ。
遺跡などに隠されているが、魔力を与えるとよみがえる。
飛行機は気に入った人間と絆を結び、背に乗せる。飛行機の相棒になった者を飛行騎士と呼ぶ。
飛行機は飛行騎士の魔力で魔法を使うが、使える魔法の種類や強さは飛行機の種や位によって異なっていた。
旧文明の人間は自分で魔法を使えたが、現代の人間は魔力は持っていても魔法は使えない。飛行機の魔法は圧倒的で、所属する飛行機が多い国ほど軍事力が高いと言えた。
たくさんの遺跡が眠る森を擁するベールルーベ王国は飛行機の数が周辺国よりも多い。また、位の高い機体も多かった。
飛行騎士団の団長ミクラが乗る白い飛行機カーティスは、イー種の最上位。
イー種はエフ種の一つ下の種だが、エフ種で現在活動しているのは一機しかないため、カーティスは『飛行機の女王』に次ぐ飛行機と言える。
そして、エフ種最上位の『飛行機の女王』ベアトリクス。最上位なのでカーティス同様に四属性の魔法を使えるほか、エフ種最上位特有の修理魔法も使えた。
望んでも得られない女王の騎士の栄誉を、サリヤは偶然に――言い換えれば運命的に、手に入れたのだ。
飛行機は群れに所属している。群れは縄張りを持っており、飛行機同士の会話に出てくる『エリアナンバー』がその縄張りの識別番号らしい。
飛行機の縄張りは、人間の国とほぼ同じ。つまり、ベアトリクスはベールルーベ王国に所属していた。飛行機は群れを移ることができないため、メデスディスメ王国のサリヤがベアトリクスの騎士になるには、ベールルーベ王国の国民になる必要があった。
政変の最中の祖国で自分は死亡扱いになっていると聞いたサリヤは、メデスディスメ王国の王族という身分を隠して、ベールルーベ王国で飛行騎士になる予定だった。団長や副団長には真実のほとんどを話して、ベールルーベ王国の王にも許可をもらった。
しかし、政変が決着を迎えたあと、サリヤの生存を知ったメデスディスメ王国の新王ウェダはサリヤの帰国を求めた。ウェダはサリヤの異母兄で、サリヤは彼に恩がある。
――どうしたらベアトリクスの騎士が続けられるのか。
飛行騎士でありたいサリヤに手を差し伸べたのは、団長ミクラだった。
ミクラはベールルーベ王国の王弟。王女サリヤを結婚相手に迎えたいという提案だった。
兄である新王ウェダはサリヤを政略結婚させるつもりだったから、それならミクラがいい、と嫁ぎ先を選んだサリヤ。
一度帰国し、王女として披露目され、そして、今日。
メデスディスメ王国第六王女サリヤは、ベールルーベ王国王弟ミクラの婚約者として、正式に入国した。
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