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第一部
初めての交戦
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サリヤはミクラの第三隊に入ることになった。
「ベアトリクス、勝手な行動だけは控えてくれ。サリヤも頼んだぞ」
「はい」
『………………』
「ベアトリクス!」
つーんと澄ました様子が思い浮かぶベアトリクスの無言にミクラが声を荒げる。サリヤは慌てて、
「ベアトリクス、私の指示に従ってくれ」
『ええ、もちろん。サリヤが言うならね』
サリヤが鞍の壁を撫でると、ベアトリクスはくすくす笑った。
「緊張感がないなぁ」
同じ第三隊の騎士の笑い声が聞こえた。
一つの隊はちょうど四機ずつだ。
先ほど第一隊、第二隊ともに交戦開始と連絡が届いた。騎士同士の会話範囲は隊内に限定している。隊の間の連絡は飛行機が取り持っていた。
『オリヴァーから通信。マーナベーナからミクラへ。西に二機逃れた、とのことです』
「そちらは第三隊が受け持つと返信してくれ」
『了解しました』
「進路を少し西にずらすぞ」
サリヤもベアトリクスに指示を出す。彼女は隊の最後尾についていた。危ないときは退避しろということらしい。しかし訓練を重ねて自分の絆の飛行機の実力を知ったサリヤには、ベアトリクスに乗っていて危険な目に遭う想像がつかなかった。
いや、初飛行では落下しかけたか。
あのときは怖かった。
それほど前ではないのに、ずいぶん気持ちが変わってしまった。
今日はよく晴れている。澄み渡った空に、飛行機の機体が映える。サリヤの前の飛行機は風属性のため、緑だ。
朝と言って差し支えない時間。東からくる飛行機を正面から迎えると自然と太陽が視界に入るはずだ。
「眩しくないか?」
サリヤの心配をよそに、ベアトリクスが、
『サリヤ、いたわ』
「え?」
少し身を乗り出して前を見ると、第三隊をちょうど横切るような進路で飛行機が二機飛んでいる。正面から迎えるというより合流して追いかけるようだ。それなら、こちらが東を位置どれる。
「俺は前に回る。ハックサンとナルミネは並走して、相手を北に寄せてやれ」
「はっ!」
「了解です」
「サリヤは離れて、南側を並走しろ」
「はい!」
それぞれの飛行機は騎士の返事とともに速度を上げた。
サリヤはベアトリクスに指示を出して飛ばし、自分は他の飛行機を目で追った。
メデスディスメ王国の二機は前後に並んで飛んでいた。そこにカーティスが一気に加速して南側前方を塞ぐ。残りの二機は南側から並走。三機で囲む形だ。その包囲陣からメデスディスメ王国の飛行機が抜けるには北側前方に進むしかない。大きく舵を切らなくても、徐々に北側に押されている。いずれは国境に押し戻されるだろう。
ベールルーベ王国側の飛行機の魔法は、攻撃というより進路妨害や視界を悪くさせるために使われている。ナルミネの絆の飛行機は南から北に風を送っていた。
きっと撃墜する方が簡単だ。
一方でメデスディスメ王国側の飛行機は遠慮なく攻撃魔法を放っている。相手の飛行機は赤一色の火属性機。それと、緑と白の二色の機体は、風ともう一つか二つ――少なくとも火属性は持っている。どちらの機体も赤い光を走らせ、炎を放つ。
放たれた火魔法をカーティスの土壁が遮って、炎の一部は攻撃者に跳ね返っていた。
魔法を使うときの飛行機の光と、放たれた魔法。どちらも眩い。
「すごいな」
光輝く景色の意味でも、魔法の攻防の意味でも、サリヤはひたすら感嘆する。
『サリヤ、気をつけて』
「え?」
緑と白の飛行機がふいに下に逸れた。一瞬落下したのかと思ったが、自身に上から風魔法を当てて無理矢理進路を変えたのかもしれない。
包囲陣を下から抜けた機体は、南に急旋回した。このままではベアトリクスの正面に来る。
「サリヤ、退避!」
「は」
ミクラに返事をする前。
正面に現れた飛行機は、火魔法に風魔法を重ねた高火力の炎を放った。
何度も訓練したけれど、全く違う。本気で撃ち落とそうと意思のある魔法には圧倒された。
――殺意を向けられるのは、離宮の庭、崖上と、今回で三度目だ。
そう考えると不思議に冷静になれた。
捨て身なのか相手は魔法を放ってからも進路を変えない。炎を防いでも飛行機にぶつかってしまう。
「ベアトリクス、防御! 水魔法だ! 同時に急上昇をかけて避けろ!」
『わかったわ!』
訓練の成果は抜群だった。
誤算だったのは、ベアトリクスの魔法の威力が強すぎたことだ。
サリヤは知らなかったが、ベアトリクスは訓練では味方の飛行機に向けて放つということで加減していた。戦闘なら――しかも攻撃ではなく防御として使うなら余計に――加減はいらないだろうと全力で水魔法を放った。
基礎も基礎の魔法だが、力が違う。炎を消してあまりある激流は、相手機を飲み込んだ。
『あら?』
「え?!」
二人の声が重なる。
ベアトリクス渾身の水魔法をまともに受けた相手機は、見る間に墜落していった。
「ま、待ってくれ!」
思わずサリヤは手を伸ばす。それは鞍のガラスの覆いに阻まれた。
下は森だった。
斜めに傾いだ緑と白の機体。左の翼が折れている。
「ベアトリクス、追いかけろ。風魔法であの飛行機を持ち上げられるか?」
『ダメよ。風を当てたら壊れてしまうわ』
「それなら、空気の塊をクッションのように下に敷いて……」
『ああ、そういうのならできるわ』
ベアトリクスが言うなり、墜落の速度が落ちた。
『完全に持ち上げるのは難しいけれど、このままゆっくり降ろせば大丈夫でしょう』
「騎士は無事だろうか」
落下地点の森の木が一瞬で朽ち、サリヤは瞬く。ベアトリクスかと思ったが、ミクラの声が聞こえた。
「場所を空けたからそこに降ろしてくれ」
「はい。申し訳ありません」
「まあ……いろいろと言いたいことはあるが……サリヤが無事でよかった」
「あ……ありがとうございます」
ミクラの声音から本当に心配されていたようで、サリヤは言葉に詰まる。
「もう一機は国境を追い出しました」
ナルミネの声が聞こえた。マーナベーナの次に長い騎士歴を持つ女性騎士だ。緑の機体が上空を通った。
『第一隊、第二隊、ともに相手機を撤退させたと通信がありました』
「ああ。……意外にあっさり帰るな。なんだ?」
「新王の武力を国内にひけらかすためなんじゃないか?」
ミクラより年上のハックサンの声だ。「ありうるな」とミクラが答えて、サリヤもマスモットなら確かにと考えた。
「念のため、第一隊は北の国境に沿って警戒飛行。第二隊は基地に戻るように伝えてくれ」
「皆、無事なのか」
サリヤのつぶやきを拾ったのはカーティスで、
『双方、飛行機の破損も騎士の怪我もないようです』
と、彼から見たら敵国の情報まで教えてくれた。
「下のその機体だけだな」
ミクラが険しい声を出した。
「破損の程度は? 自力飛行は可能かわかるか?」
『私ではなんとも言えません。通信を試みますか?』
「ああ、そうしてくれ」
カーティスとミクラのやり取りを聞きながら、サリヤはベアトリクスに尋ねる。
「ベアトリクスはわかるか?」
『そうねぇ。……あ! そうだわ。あれを試してみるわ』
「あれ?」
サリヤは首を傾げる。
ベアトリクスの体躯を金の光が走った。初めて見る魔法だ。
その光はベアトリクスから、墜落機に向けて雨のように降り注いだ。
ベアトリクスは魔力を使って滞空している。
さほど長い時間ではなかった。
まぶしさにサリヤは一瞬目を閉じる。
そして開けたときには光はなかった。
「おい、ベアトリクス! 今のは一体……」
ミクラの焦った声。
下を見ると、墜落機の左の翼が元通りになっている。
「どういうことだ? 治癒魔法?」
『治癒じゃなくて、修理よ』
飛行機にしか効かないわ、とベアトリクス。
『エフ種の最上位特有の魔法ですね。旧文明時代を含めて、私も見たのは初めてです』
カーティスが淡々と述べる。
『もう自力で飛べるはずよ。さあ、起きなさい』
ベアトリクスの声に墜落機の翼に緑の光が灯った。魔法を使うときとは違う光り方だ。
『私はベアトリクス。エリアナンバー351BR1568所属のエフ種最上位。エリアナンバー351MD1322所属の飛行機に命令するわ。今すぐ、自分のエリアに帰りなさい』
ベアトリクスの魔法で墜落機の足元の地面が盛り上がる。上に向けて斜めの、短い滑走路だ。
墜落機はプロペラを回した。その魔力があるなら、騎士も無事だろう。
滞空し続けていたベアトリクスは進路を空けるために、少し離れた。大きく円を描くように飛ぶ。
メデスディスメ王国の飛行機は一気に加速し、滑走路を走った。空に戻ると、まっすぐに北に向かった。
念のため、第三隊の四機は背後に横一列に並び、追走する。
メデスディスメ王国の飛行機は一度も応答することなく、国境を越えて戻って行った。
「ベアトリクス、勝手な行動だけは控えてくれ。サリヤも頼んだぞ」
「はい」
『………………』
「ベアトリクス!」
つーんと澄ました様子が思い浮かぶベアトリクスの無言にミクラが声を荒げる。サリヤは慌てて、
「ベアトリクス、私の指示に従ってくれ」
『ええ、もちろん。サリヤが言うならね』
サリヤが鞍の壁を撫でると、ベアトリクスはくすくす笑った。
「緊張感がないなぁ」
同じ第三隊の騎士の笑い声が聞こえた。
一つの隊はちょうど四機ずつだ。
先ほど第一隊、第二隊ともに交戦開始と連絡が届いた。騎士同士の会話範囲は隊内に限定している。隊の間の連絡は飛行機が取り持っていた。
『オリヴァーから通信。マーナベーナからミクラへ。西に二機逃れた、とのことです』
「そちらは第三隊が受け持つと返信してくれ」
『了解しました』
「進路を少し西にずらすぞ」
サリヤもベアトリクスに指示を出す。彼女は隊の最後尾についていた。危ないときは退避しろということらしい。しかし訓練を重ねて自分の絆の飛行機の実力を知ったサリヤには、ベアトリクスに乗っていて危険な目に遭う想像がつかなかった。
いや、初飛行では落下しかけたか。
あのときは怖かった。
それほど前ではないのに、ずいぶん気持ちが変わってしまった。
今日はよく晴れている。澄み渡った空に、飛行機の機体が映える。サリヤの前の飛行機は風属性のため、緑だ。
朝と言って差し支えない時間。東からくる飛行機を正面から迎えると自然と太陽が視界に入るはずだ。
「眩しくないか?」
サリヤの心配をよそに、ベアトリクスが、
『サリヤ、いたわ』
「え?」
少し身を乗り出して前を見ると、第三隊をちょうど横切るような進路で飛行機が二機飛んでいる。正面から迎えるというより合流して追いかけるようだ。それなら、こちらが東を位置どれる。
「俺は前に回る。ハックサンとナルミネは並走して、相手を北に寄せてやれ」
「はっ!」
「了解です」
「サリヤは離れて、南側を並走しろ」
「はい!」
それぞれの飛行機は騎士の返事とともに速度を上げた。
サリヤはベアトリクスに指示を出して飛ばし、自分は他の飛行機を目で追った。
メデスディスメ王国の二機は前後に並んで飛んでいた。そこにカーティスが一気に加速して南側前方を塞ぐ。残りの二機は南側から並走。三機で囲む形だ。その包囲陣からメデスディスメ王国の飛行機が抜けるには北側前方に進むしかない。大きく舵を切らなくても、徐々に北側に押されている。いずれは国境に押し戻されるだろう。
ベールルーベ王国側の飛行機の魔法は、攻撃というより進路妨害や視界を悪くさせるために使われている。ナルミネの絆の飛行機は南から北に風を送っていた。
きっと撃墜する方が簡単だ。
一方でメデスディスメ王国側の飛行機は遠慮なく攻撃魔法を放っている。相手の飛行機は赤一色の火属性機。それと、緑と白の二色の機体は、風ともう一つか二つ――少なくとも火属性は持っている。どちらの機体も赤い光を走らせ、炎を放つ。
放たれた火魔法をカーティスの土壁が遮って、炎の一部は攻撃者に跳ね返っていた。
魔法を使うときの飛行機の光と、放たれた魔法。どちらも眩い。
「すごいな」
光輝く景色の意味でも、魔法の攻防の意味でも、サリヤはひたすら感嘆する。
『サリヤ、気をつけて』
「え?」
緑と白の飛行機がふいに下に逸れた。一瞬落下したのかと思ったが、自身に上から風魔法を当てて無理矢理進路を変えたのかもしれない。
包囲陣を下から抜けた機体は、南に急旋回した。このままではベアトリクスの正面に来る。
「サリヤ、退避!」
「は」
ミクラに返事をする前。
正面に現れた飛行機は、火魔法に風魔法を重ねた高火力の炎を放った。
何度も訓練したけれど、全く違う。本気で撃ち落とそうと意思のある魔法には圧倒された。
――殺意を向けられるのは、離宮の庭、崖上と、今回で三度目だ。
そう考えると不思議に冷静になれた。
捨て身なのか相手は魔法を放ってからも進路を変えない。炎を防いでも飛行機にぶつかってしまう。
「ベアトリクス、防御! 水魔法だ! 同時に急上昇をかけて避けろ!」
『わかったわ!』
訓練の成果は抜群だった。
誤算だったのは、ベアトリクスの魔法の威力が強すぎたことだ。
サリヤは知らなかったが、ベアトリクスは訓練では味方の飛行機に向けて放つということで加減していた。戦闘なら――しかも攻撃ではなく防御として使うなら余計に――加減はいらないだろうと全力で水魔法を放った。
基礎も基礎の魔法だが、力が違う。炎を消してあまりある激流は、相手機を飲み込んだ。
『あら?』
「え?!」
二人の声が重なる。
ベアトリクス渾身の水魔法をまともに受けた相手機は、見る間に墜落していった。
「ま、待ってくれ!」
思わずサリヤは手を伸ばす。それは鞍のガラスの覆いに阻まれた。
下は森だった。
斜めに傾いだ緑と白の機体。左の翼が折れている。
「ベアトリクス、追いかけろ。風魔法であの飛行機を持ち上げられるか?」
『ダメよ。風を当てたら壊れてしまうわ』
「それなら、空気の塊をクッションのように下に敷いて……」
『ああ、そういうのならできるわ』
ベアトリクスが言うなり、墜落の速度が落ちた。
『完全に持ち上げるのは難しいけれど、このままゆっくり降ろせば大丈夫でしょう』
「騎士は無事だろうか」
落下地点の森の木が一瞬で朽ち、サリヤは瞬く。ベアトリクスかと思ったが、ミクラの声が聞こえた。
「場所を空けたからそこに降ろしてくれ」
「はい。申し訳ありません」
「まあ……いろいろと言いたいことはあるが……サリヤが無事でよかった」
「あ……ありがとうございます」
ミクラの声音から本当に心配されていたようで、サリヤは言葉に詰まる。
「もう一機は国境を追い出しました」
ナルミネの声が聞こえた。マーナベーナの次に長い騎士歴を持つ女性騎士だ。緑の機体が上空を通った。
『第一隊、第二隊、ともに相手機を撤退させたと通信がありました』
「ああ。……意外にあっさり帰るな。なんだ?」
「新王の武力を国内にひけらかすためなんじゃないか?」
ミクラより年上のハックサンの声だ。「ありうるな」とミクラが答えて、サリヤもマスモットなら確かにと考えた。
「念のため、第一隊は北の国境に沿って警戒飛行。第二隊は基地に戻るように伝えてくれ」
「皆、無事なのか」
サリヤのつぶやきを拾ったのはカーティスで、
『双方、飛行機の破損も騎士の怪我もないようです』
と、彼から見たら敵国の情報まで教えてくれた。
「下のその機体だけだな」
ミクラが険しい声を出した。
「破損の程度は? 自力飛行は可能かわかるか?」
『私ではなんとも言えません。通信を試みますか?』
「ああ、そうしてくれ」
カーティスとミクラのやり取りを聞きながら、サリヤはベアトリクスに尋ねる。
「ベアトリクスはわかるか?」
『そうねぇ。……あ! そうだわ。あれを試してみるわ』
「あれ?」
サリヤは首を傾げる。
ベアトリクスの体躯を金の光が走った。初めて見る魔法だ。
その光はベアトリクスから、墜落機に向けて雨のように降り注いだ。
ベアトリクスは魔力を使って滞空している。
さほど長い時間ではなかった。
まぶしさにサリヤは一瞬目を閉じる。
そして開けたときには光はなかった。
「おい、ベアトリクス! 今のは一体……」
ミクラの焦った声。
下を見ると、墜落機の左の翼が元通りになっている。
「どういうことだ? 治癒魔法?」
『治癒じゃなくて、修理よ』
飛行機にしか効かないわ、とベアトリクス。
『エフ種の最上位特有の魔法ですね。旧文明時代を含めて、私も見たのは初めてです』
カーティスが淡々と述べる。
『もう自力で飛べるはずよ。さあ、起きなさい』
ベアトリクスの声に墜落機の翼に緑の光が灯った。魔法を使うときとは違う光り方だ。
『私はベアトリクス。エリアナンバー351BR1568所属のエフ種最上位。エリアナンバー351MD1322所属の飛行機に命令するわ。今すぐ、自分のエリアに帰りなさい』
ベアトリクスの魔法で墜落機の足元の地面が盛り上がる。上に向けて斜めの、短い滑走路だ。
墜落機はプロペラを回した。その魔力があるなら、騎士も無事だろう。
滞空し続けていたベアトリクスは進路を空けるために、少し離れた。大きく円を描くように飛ぶ。
メデスディスメ王国の飛行機は一気に加速し、滑走路を走った。空に戻ると、まっすぐに北に向かった。
念のため、第三隊の四機は背後に横一列に並び、追走する。
メデスディスメ王国の飛行機は一度も応答することなく、国境を越えて戻って行った。
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