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魔術師伯爵からの求婚
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「フィーナ、ありがとう。お茶はいいから、そこに座ってくれ」
ブラッドの晩餐が終わるころを見計らって、フィーナは書斎を準備する。いつものように書斎に現れたブラッドは、いつもと違って執務机ではなくソファに座り、向かいにフィーナも座らせた。
「ジェシカから聞いた君の結婚の件、少し調べてみたんだ」
「え?」
ジェシカが伯爵邸を訪れてからまだ三日だ。
「どうやら、君の実家の商売がうまくいっていないらしくて、兄君は君の結婚と引き換えに融資を取り付けたようだね」
「ああ……」
フィーナは目の前が暗くなった。
そういう経緯なら結婚相手も碌な人じゃないだろう。
結婚なんてしたくないが、フィーナが嫁げばどうにかなるかもしれないのにつっぱねるのは難しい。大半の従業員は祖父の代から家族ぐるみの付き合いだし、父が倒れて急に代替わりした際にも迷惑をかけた。その苦難をともに乗り越えた仲でもある。
正直、兄アランとはあまり友好的な関係ではない。
年齢が一桁のころは仲が良かったと思う。十代前半、フィーナの背丈が伸びてきたあたりから、アランはフィーナに喧嘩腰になるようになった。二つ年上の兄は妹より背が低いことを友人にからかわれて、その鬱屈をフィーナに八つ当たりして晴らしていた。今でこそ言い返すことができるが、子どものころはひたすら傷つくだけだった。
困るのがアランだけなら自分でなんとかしろと言いたいところだ。しかし、従業員を路頭に迷わすわけにはいかない。
「申し訳ございません」
やめさせてもらおうと口を開いたフィーナの両手をブラッドが握った。
「うちを出て行くのはダメだよ」
「でも……」
「僕も融資を申し出よう。君の結婚と引き換えにね」
「……その場合は誰に嫁ぐのでしょうか?」
伯爵家の男性使用人は独身の者もいるが、皆フィーナより年上で親か祖父かくらいの開きがある。魔術院の部下だろうか。恐る恐る聞いたフィーナに、ブラッドは微笑んだ。
「僕に決まっているだろう」
「え!? ブラッド様にですか? そんな!」
ぶんぶんと首を振るフィーナに、ブラッドは眉を下げる。
「僕との結婚は嫌かい?」
「いいえ、まさか! 嫌なんてことはなくて。ただ恐れ多くて、とんでもありません!」
「フィーナ」
ブラッドはフィーナをまっすぐに見つめた。慌てふためいていたフィーナは彼の視線にぴたりと止まる。
ぎゅっと強く手を握られると、魔力が混ざって、ぬるま湯に浸したような温もりが広がった。
「僕も結婚するつもりがなかったんだ」
伯爵家は魔術重視だから後継は僕の直系である必要はなかったからね、とブラッドは続ける。
「君が整えてくれる空間は心地よくて、研究の手伝いも助かっている。君にいろいろと教えるのも楽しかった。何もしなくても、君が隣にいるだけでよかった。ずっとうちにいてくれたらと思っていたけれど、君が出て行くと決めたときには送り出そうと思っていたよ」
ブラッドも同じ気持ちでいてくれたと、フィーナはうれしさをかみしめた。
「しかし、君が不本意な形でここを去るのは到底受け入れられることではない。兄君の進める結婚では、君の魔術師としての道も閉ざされてしまう。今後同じようなことが起こらないためにも、社会的に効力のある婚姻という契約で君を僕の元に留めておく必要があると考えたんだ」
「いえ、でも、結婚はいくらなんでも……」
「結婚しても今まで通りで構わないよ。夫婦の行為は求めない」
そう言われてほっとした反面、がっかりもした。
ブラッドの求婚はフィーナを助ける目的で、魔術師や主人としてフィーナを必要としているだけ。女性として求めているわけではないのだ。
「私とブラッド様では不釣り合いです」
「年齢差なら後ろめたく思うのは僕のほうだ。それとも、身分?」
うちは魔術重視だから問題にならないよ、とブラッドは微笑む。
フィーナは首を振った。
「身分だけではなくて、見た目も不釣り合いです」
フィーナは今でも男性に間違われるくらい背が高い。対してブラッドは男性にしては小柄で、フィーナの方がわずかに背が高かった。
兄は今はフィーナよりも少し背が高い。兄が子どものころにフィーナと比べて揶揄されていたことを、今度はブラッドが受けるかもしれないと思うと、耐えられなかった。
メイドとして一歩下がっているなら誰も目にとめないだろう。けれど、伯爵夫人として隣に立つなら人の目を引くに違いない。
無意識に身を縮めたフィーナを見て、ブラッドは優しく尋ねた。
「背丈の話かい?」
「はい……」
ブラッドは一度立ち上がって、フィーナの隣りに座り直した。
「僕は気にしないよ。――と僕が言ったところで、何の意味もないだろうね」
「…………」
「事実として、君は背が高い。そして、僕は背が低い。見る者を誤認させる魔術もあるが、実際の背丈が変わるわけではないし、永続性も保証できない。それに、他者の視線が変わったとしても、自分の認識は変わらない」
「はい。わかります」
魔術の指導を受けるときのように、フィーナはブラッドの言を飲み込んでいく。
「僕も基礎学校のころなどは、それなりに自分の背丈を気にしていたんだ」
いたいけな少年時代もあったんだよ、とブラッドは茶化した。
「しかし、専門高等学校に進学して周りが魔術師ばかりになると、誰も他人の見た目なんて気にしない。背丈をからかう者も、いちいち指摘して来る者もない。それどころか、自分の身なりも気にしないなんて者も多いくらいだ。僕自身も圧縮魔術陣と出会ってのめりこむようになって、意識がそちらに向いた。魔術ばかりの日常で、気が付いたら背のことなんて忘れていた。――そうこうしているうちに、いい歳になって役職をもらって、社会的な武器と鎧を手に入れた。エイプリル伯爵家当主、魔術師としての自負もある。事実として認識していても、ただそれだけだ」
ブラッドは一度言葉を切ってから、フィーナに微笑んだ。
「僕の体験が君にそのまま当てはめられるとは思っていないけれど、多少の気休めにはならないかい?」
「私には、そこまではとても至れません」
フィーナは何も持っていない。――武器も鎧も。自信の根拠にできるものは何もなかった。
「それに、私と一緒にいることでブラッド様が何か言われたりしたらと思うと……」
「ああ、そんなことは気にしなくていい。相手の品位が知れるだけだ。――いや、また僕は、気にしなくていいなどと……。そうではなくて」
ブラッドは首を振って、
「二人でいるときに何か言われるなら、それは僕のせいでもあるんだ。君は、君が背が高いことで僕が中傷されると考えているかもしれないが、逆も言えるだろう。つまり、僕の背が低いことで君が中傷される可能性だ。お互い様なんだよ」
「いえ、それは!」
「フィーナ。考えても結論は出ない。――僕は気にしない。僕は何を言われても傷つかない。君が傷つかないように精一杯守る。今、言えるのはそれだけだ」
ブラッドはフィーナの手を握った。
「君は嫌かもしれないが、魔術師として考えるなら、君の背丈は有利な点だと思う。声の響きが違うからね。呪文の専門家向きだ」
「響き……」
「ジェシカの詠唱を聞いたことがあるだろう」
「高い声ですよね」
「ああ。彼女の声質は本来はあまり広範囲向きじゃないんだ。魔力の強さで補っている。――一方、君の声は響きやすい。それほど力を使わずに、この書斎の隅々まで届けることができる」
「はい……」
戸惑うフィーナに、「見方次第だよ」とブラッドは微笑んだ。
「まあ、うちは魔術師伯爵家だ。普通の貴族のような社交はないから、安心してくれ」
「…………」
「繰り返すが、結婚しても君は今まで通り。書斎を整えて、僕の研究を手伝って、魔術の指導を受ける。後任が見つかるまでメイド業務も続けてもらわないとならないから、給金は引き続き支払う。それでどうかな?」
「私の方が、いただきすぎです」
「うーん、それなら、君が僕の肩こりを癒してくれる条件では?」
しばしの押し問答の末、結局、フィーナは押し切られた。
ブラッドから離れるのも、魔術と関係のない生活も耐えられない。憧れの人と結婚できるなら、書類だけの夫婦であっても手を取るべきではないのか。
今まで通り、と繰り返されたのも心を動かした。
ずっとブラッドに仕えることができるなら――。
迷いながらもブラッドの求婚をフィーナが受け入れると、彼は用意していたのか婚姻届にその場でサインした。
魔術のない紙の契約は、光ったり風が起こったりはしなかった。
感動と不安。ブラッドの配偶者ではあるけれど、肩書だけという寂しさ。助けてもらった感謝と迷惑をかけている申し訳なさ。
いろいろな感情が混ざって、フィーナは複雑だった。
ブラッドの晩餐が終わるころを見計らって、フィーナは書斎を準備する。いつものように書斎に現れたブラッドは、いつもと違って執務机ではなくソファに座り、向かいにフィーナも座らせた。
「ジェシカから聞いた君の結婚の件、少し調べてみたんだ」
「え?」
ジェシカが伯爵邸を訪れてからまだ三日だ。
「どうやら、君の実家の商売がうまくいっていないらしくて、兄君は君の結婚と引き換えに融資を取り付けたようだね」
「ああ……」
フィーナは目の前が暗くなった。
そういう経緯なら結婚相手も碌な人じゃないだろう。
結婚なんてしたくないが、フィーナが嫁げばどうにかなるかもしれないのにつっぱねるのは難しい。大半の従業員は祖父の代から家族ぐるみの付き合いだし、父が倒れて急に代替わりした際にも迷惑をかけた。その苦難をともに乗り越えた仲でもある。
正直、兄アランとはあまり友好的な関係ではない。
年齢が一桁のころは仲が良かったと思う。十代前半、フィーナの背丈が伸びてきたあたりから、アランはフィーナに喧嘩腰になるようになった。二つ年上の兄は妹より背が低いことを友人にからかわれて、その鬱屈をフィーナに八つ当たりして晴らしていた。今でこそ言い返すことができるが、子どものころはひたすら傷つくだけだった。
困るのがアランだけなら自分でなんとかしろと言いたいところだ。しかし、従業員を路頭に迷わすわけにはいかない。
「申し訳ございません」
やめさせてもらおうと口を開いたフィーナの両手をブラッドが握った。
「うちを出て行くのはダメだよ」
「でも……」
「僕も融資を申し出よう。君の結婚と引き換えにね」
「……その場合は誰に嫁ぐのでしょうか?」
伯爵家の男性使用人は独身の者もいるが、皆フィーナより年上で親か祖父かくらいの開きがある。魔術院の部下だろうか。恐る恐る聞いたフィーナに、ブラッドは微笑んだ。
「僕に決まっているだろう」
「え!? ブラッド様にですか? そんな!」
ぶんぶんと首を振るフィーナに、ブラッドは眉を下げる。
「僕との結婚は嫌かい?」
「いいえ、まさか! 嫌なんてことはなくて。ただ恐れ多くて、とんでもありません!」
「フィーナ」
ブラッドはフィーナをまっすぐに見つめた。慌てふためいていたフィーナは彼の視線にぴたりと止まる。
ぎゅっと強く手を握られると、魔力が混ざって、ぬるま湯に浸したような温もりが広がった。
「僕も結婚するつもりがなかったんだ」
伯爵家は魔術重視だから後継は僕の直系である必要はなかったからね、とブラッドは続ける。
「君が整えてくれる空間は心地よくて、研究の手伝いも助かっている。君にいろいろと教えるのも楽しかった。何もしなくても、君が隣にいるだけでよかった。ずっとうちにいてくれたらと思っていたけれど、君が出て行くと決めたときには送り出そうと思っていたよ」
ブラッドも同じ気持ちでいてくれたと、フィーナはうれしさをかみしめた。
「しかし、君が不本意な形でここを去るのは到底受け入れられることではない。兄君の進める結婚では、君の魔術師としての道も閉ざされてしまう。今後同じようなことが起こらないためにも、社会的に効力のある婚姻という契約で君を僕の元に留めておく必要があると考えたんだ」
「いえ、でも、結婚はいくらなんでも……」
「結婚しても今まで通りで構わないよ。夫婦の行為は求めない」
そう言われてほっとした反面、がっかりもした。
ブラッドの求婚はフィーナを助ける目的で、魔術師や主人としてフィーナを必要としているだけ。女性として求めているわけではないのだ。
「私とブラッド様では不釣り合いです」
「年齢差なら後ろめたく思うのは僕のほうだ。それとも、身分?」
うちは魔術重視だから問題にならないよ、とブラッドは微笑む。
フィーナは首を振った。
「身分だけではなくて、見た目も不釣り合いです」
フィーナは今でも男性に間違われるくらい背が高い。対してブラッドは男性にしては小柄で、フィーナの方がわずかに背が高かった。
兄は今はフィーナよりも少し背が高い。兄が子どものころにフィーナと比べて揶揄されていたことを、今度はブラッドが受けるかもしれないと思うと、耐えられなかった。
メイドとして一歩下がっているなら誰も目にとめないだろう。けれど、伯爵夫人として隣に立つなら人の目を引くに違いない。
無意識に身を縮めたフィーナを見て、ブラッドは優しく尋ねた。
「背丈の話かい?」
「はい……」
ブラッドは一度立ち上がって、フィーナの隣りに座り直した。
「僕は気にしないよ。――と僕が言ったところで、何の意味もないだろうね」
「…………」
「事実として、君は背が高い。そして、僕は背が低い。見る者を誤認させる魔術もあるが、実際の背丈が変わるわけではないし、永続性も保証できない。それに、他者の視線が変わったとしても、自分の認識は変わらない」
「はい。わかります」
魔術の指導を受けるときのように、フィーナはブラッドの言を飲み込んでいく。
「僕も基礎学校のころなどは、それなりに自分の背丈を気にしていたんだ」
いたいけな少年時代もあったんだよ、とブラッドは茶化した。
「しかし、専門高等学校に進学して周りが魔術師ばかりになると、誰も他人の見た目なんて気にしない。背丈をからかう者も、いちいち指摘して来る者もない。それどころか、自分の身なりも気にしないなんて者も多いくらいだ。僕自身も圧縮魔術陣と出会ってのめりこむようになって、意識がそちらに向いた。魔術ばかりの日常で、気が付いたら背のことなんて忘れていた。――そうこうしているうちに、いい歳になって役職をもらって、社会的な武器と鎧を手に入れた。エイプリル伯爵家当主、魔術師としての自負もある。事実として認識していても、ただそれだけだ」
ブラッドは一度言葉を切ってから、フィーナに微笑んだ。
「僕の体験が君にそのまま当てはめられるとは思っていないけれど、多少の気休めにはならないかい?」
「私には、そこまではとても至れません」
フィーナは何も持っていない。――武器も鎧も。自信の根拠にできるものは何もなかった。
「それに、私と一緒にいることでブラッド様が何か言われたりしたらと思うと……」
「ああ、そんなことは気にしなくていい。相手の品位が知れるだけだ。――いや、また僕は、気にしなくていいなどと……。そうではなくて」
ブラッドは首を振って、
「二人でいるときに何か言われるなら、それは僕のせいでもあるんだ。君は、君が背が高いことで僕が中傷されると考えているかもしれないが、逆も言えるだろう。つまり、僕の背が低いことで君が中傷される可能性だ。お互い様なんだよ」
「いえ、それは!」
「フィーナ。考えても結論は出ない。――僕は気にしない。僕は何を言われても傷つかない。君が傷つかないように精一杯守る。今、言えるのはそれだけだ」
ブラッドはフィーナの手を握った。
「君は嫌かもしれないが、魔術師として考えるなら、君の背丈は有利な点だと思う。声の響きが違うからね。呪文の専門家向きだ」
「響き……」
「ジェシカの詠唱を聞いたことがあるだろう」
「高い声ですよね」
「ああ。彼女の声質は本来はあまり広範囲向きじゃないんだ。魔力の強さで補っている。――一方、君の声は響きやすい。それほど力を使わずに、この書斎の隅々まで届けることができる」
「はい……」
戸惑うフィーナに、「見方次第だよ」とブラッドは微笑んだ。
「まあ、うちは魔術師伯爵家だ。普通の貴族のような社交はないから、安心してくれ」
「…………」
「繰り返すが、結婚しても君は今まで通り。書斎を整えて、僕の研究を手伝って、魔術の指導を受ける。後任が見つかるまでメイド業務も続けてもらわないとならないから、給金は引き続き支払う。それでどうかな?」
「私の方が、いただきすぎです」
「うーん、それなら、君が僕の肩こりを癒してくれる条件では?」
しばしの押し問答の末、結局、フィーナは押し切られた。
ブラッドから離れるのも、魔術と関係のない生活も耐えられない。憧れの人と結婚できるなら、書類だけの夫婦であっても手を取るべきではないのか。
今まで通り、と繰り返されたのも心を動かした。
ずっとブラッドに仕えることができるなら――。
迷いながらもブラッドの求婚をフィーナが受け入れると、彼は用意していたのか婚姻届にその場でサインした。
魔術のない紙の契約は、光ったり風が起こったりはしなかった。
感動と不安。ブラッドの配偶者ではあるけれど、肩書だけという寂しさ。助けてもらった感謝と迷惑をかけている申し訳なさ。
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