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1章

キャンプをしてもらいます

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         皆さん、はじめまして。
KPこと、ナレーション役を努めさせていただきます。銀箔(ぎんぱく)です。ちなみにこの物語をも手がけさせて頂いてます。以後、お見知り置きを。

3人「はーい」

ところで、皆さんにとって、キャンプの醍醐味と言えばなんですか?

ガル「川遊びかなぁ」

ベン「バーベキューに1票~」

うみ「キャンプファイヤーでしょう」

はい。星空を見ることですよね。
森の中から見る夜景は1層美しく見えるのではないでしょうか。

3人「……………」

ということで今から皆さんにはこの美しい夜景を見てもらいます。

ベン「僕バーベキューしながら見るわ~」

うみ「じゃあ私もキャンプファイヤーしながら見る」

ガル「俺、川にいたら溺れちゃうから、うみと一緒にマイムマイム踊って見よ」

ベン「え、僕だけ1人じゃん…。てか、うみもマイムマイム強制かよ!僕も強制連行してけよ、泣いちゃうぞ!」

うみ「泣けぇ~」

ベン「ぴえーん」

ええー、泣いているベンはほっといて。

ベン「いやん冷たい」

皆さんは夜空にきらめく無数の星を見つけます。
しかしそれよりも一際大きな光、月に目を惹かれます。
そう、満月。でもただの満月じゃない。赤く染っている満月です。



ガル「綺麗なお月様だねぇ」

ベン「いわゆるストロベリームーンですね!」

うみ「美味しそう…」

皆さんは月に気を取られてしまいました。

ベン「気を取られる?目を惹かれるじゃなくて?」

ええ。気を取られてしまったのです。
皆さんは突如後ろから誰かにぶん殴られます。

ベン「ぎゃふんっ」

うみ「いやーん(棒)」

ガル「ぶひいいいいいいいいいいいいい」

うみ「ガル!?」

ベン「キャラ崩壊してるやんけ笑」

皆さんは気を失ってしまいました。
梟の鳴き声。最後に記憶に残っていたのはそれだけでした。



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