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友達以上彼女未満
36話 新年の幕開け
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三が日は、
家族とまったり過ごした。
優里ちゃん一家もそうした様だ。
しかし、四日には新年会をしよう!
ということで我が家に招待した。
おせちに、お雑煮。
たくさん並べられている。
慶さんはお酒を。
真矢さんは手料理の、
差し入れをしてくれた。
優里ちゃんは、
「お兄さん、
明けましておめでとうございます!」
最高の笑顔を。
皆で新年の挨拶をし、
宴会が始まる。
「今年もよろしくお願いします」
「いえいえこちらこそ」
父親達は、お互いに酒を注いでいる。
「美味しいですね!これ」
「ちょっとした工夫がありまして」
母親達は、料理談義に花を咲かせる。
凜は優里ちゃんに抱きつき、
「優里ちゃん成分補給!」
頬をすり合わせている。
「凜お姉ちゃん!
くすぐったいですよ!」
なんと羨ましい・・・。
「お兄さんも元気でしたか?
この前は途中で、
寝ちゃってごめんなさい・・・」
「構わないよ。
ちゃんと挨拶できたし頑張ったね」
「あんなに起きてたのは、
初めてでしたから・・・」
「なになに!二人で過ごしたの!?」
慶さんの耳に入る・・・。
「どういう事かね・・・?」
「いや、電話で話してただけです!
明けましておめでとうって!」
「なんだと・・・?」
逆鱗に触れた様だった・・・。
「私ですらした事の無いのだぞ?」
ヤバい・・・。
目が赤い・・・。
「まあまあ貴方いいじゃないの?
懐かしいわね。
携帯で一緒に話してて、
貴方が寝ちゃって、
おめでとう、
出来なかった事もあったわね」
「いや・・・。
それはすまんかった・・・」
「うちのも時間にルーズというか、
思いつきでデート場所変えちゃって、
好きな作家の美術展が
あるから行こうって、
誘われていったら、
開催期間終ってたわ!って、
結局ゲームセンターに行ったわ。
きちんと正装してたから、
浮いちゃって恥ずかしかったわ」
「父ちゃん、ひどっ!」
「いや・・・。すまん・・・」
父親達はしょぼんとしている。
「優里ちゃん!
うちの息子がそんな事したら、
すぐ言いなさいよ!
締めてやるから!」
母さん・・・。
少しは信用してくれ・・・。
「お兄さんは優しいですよ!
パパやおじさんとは、
違うと思います!」
ぐさっ!
「そんな・・・優里・・・」
「悲しいよ・・・」
父親達は撃沈した・・・。
俺も気をつけていよう・・・。
父親二人は乾杯し、
飲んでいる。
寂しそうだ・・・。
女性陣と、俺は楽しく食べて話した。
優里ちゃんとの約束は
絶対に守ろう。
そう心に決めた新年だった・・・。
家族とまったり過ごした。
優里ちゃん一家もそうした様だ。
しかし、四日には新年会をしよう!
ということで我が家に招待した。
おせちに、お雑煮。
たくさん並べられている。
慶さんはお酒を。
真矢さんは手料理の、
差し入れをしてくれた。
優里ちゃんは、
「お兄さん、
明けましておめでとうございます!」
最高の笑顔を。
皆で新年の挨拶をし、
宴会が始まる。
「今年もよろしくお願いします」
「いえいえこちらこそ」
父親達は、お互いに酒を注いでいる。
「美味しいですね!これ」
「ちょっとした工夫がありまして」
母親達は、料理談義に花を咲かせる。
凜は優里ちゃんに抱きつき、
「優里ちゃん成分補給!」
頬をすり合わせている。
「凜お姉ちゃん!
くすぐったいですよ!」
なんと羨ましい・・・。
「お兄さんも元気でしたか?
この前は途中で、
寝ちゃってごめんなさい・・・」
「構わないよ。
ちゃんと挨拶できたし頑張ったね」
「あんなに起きてたのは、
初めてでしたから・・・」
「なになに!二人で過ごしたの!?」
慶さんの耳に入る・・・。
「どういう事かね・・・?」
「いや、電話で話してただけです!
明けましておめでとうって!」
「なんだと・・・?」
逆鱗に触れた様だった・・・。
「私ですらした事の無いのだぞ?」
ヤバい・・・。
目が赤い・・・。
「まあまあ貴方いいじゃないの?
懐かしいわね。
携帯で一緒に話してて、
貴方が寝ちゃって、
おめでとう、
出来なかった事もあったわね」
「いや・・・。
それはすまんかった・・・」
「うちのも時間にルーズというか、
思いつきでデート場所変えちゃって、
好きな作家の美術展が
あるから行こうって、
誘われていったら、
開催期間終ってたわ!って、
結局ゲームセンターに行ったわ。
きちんと正装してたから、
浮いちゃって恥ずかしかったわ」
「父ちゃん、ひどっ!」
「いや・・・。すまん・・・」
父親達はしょぼんとしている。
「優里ちゃん!
うちの息子がそんな事したら、
すぐ言いなさいよ!
締めてやるから!」
母さん・・・。
少しは信用してくれ・・・。
「お兄さんは優しいですよ!
パパやおじさんとは、
違うと思います!」
ぐさっ!
「そんな・・・優里・・・」
「悲しいよ・・・」
父親達は撃沈した・・・。
俺も気をつけていよう・・・。
父親二人は乾杯し、
飲んでいる。
寂しそうだ・・・。
女性陣と、俺は楽しく食べて話した。
優里ちゃんとの約束は
絶対に守ろう。
そう心に決めた新年だった・・・。
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