女子小学五年生に告白された高校一年生の俺

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友達以上彼女未満

優里ちゃんの日記(火曜日4)

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写真を撮りたいと、
お兄さんに言われちゃいました!

いつもより少し多く鏡を見て、
変なところがないか、見ました!

ママにも見てもらって、
かわいいわよって、
言ってくれました!

お兄さんと会い、挨拶をしました。

前に行った公園で撮ろうか?
といったので、公園までいきます!

すごいドキドキしちゃってます!

ベンチに座り、
スマートフォンを、
構えるお兄さんを見てましたが、
上手く笑えませんでした・・・。

お兄さんが楽しかった事、
嬉しかった事を思い出してみて?
と、いってくれたので?

考えました。

色々と思い出が流れていく中で、
お兄さんの事ばかり、
思い出しました!
嬉しくて、楽しくて、
今なら笑えると思いました!

カシャッ!

と、鳴りました。

お兄さんが見る?
と聞いてくれましたが、
断っちゃいました・・・。

お兄さんのことばかり考えてる、
私の顔なんて、
恥ずかしいです・・・。

お兄さんの写真も、
撮らせてもらいました!

最後にお兄さんが、
2人の写真も撮ろうって・・・。

ちょっと迷ったけど、
私もほしいので、
撮ることにしました・・・。

お兄さんと体がくっついちゃった!

カシャッ!

お兄さんに写真をもらいました!
そこには仲良く2人が、
写っていました!

嬉しい!

そして、
学校まで急いでいきました!

そしてお兄さんとお別れして、
学校に入っていきました。

教室に入り、自分の席につきます。

となりの席の果奈ちゃんが、
「今日は少し遅かったね?」

「お兄さんと写真撮ってたの!」

「そうなんだ。後で見せてくれる?」

「いいよ!」

授業がおわり、昼休みになりました。

「果奈ちゃん、この人・・・」

恥ずかしいな・・・。

「へー優しそうな人だね?
しかも、
2人の写真は、幸せそうだね。」

「うん!気分悪くなった私を、
学校までおんぶして、
運んでくれたんだ!
幸せだよ!」

「そうかぁ。
そんなことされたら、
好きになっちゃうよね?」

「うん!」

「ありがとう。返すね?」

「なに、見てんだよ?」

私のスマートフォンを、
取りあげる翔太君!

「げっ・・・。
こいつ高校生とつきあってるぜ!」

「やめてよ!かえしてよ!」

「高校生が小学生と、
付き合うなんて、
変態じゃないか!?」

「お兄さんは変態じゃないもん!
私を大人だって言ってくれるもん!」

私は泣いちゃった・・・。
お兄さんの悪口は、
心に突き刺さった・・・。

「ちょっと!やめなさいよ!」

「そうよ!
あたしたちだって、
あんたみたいな子どもより、
お兄さんの方がいいわよ!」

「なんだよ!
なにが子どもなんだよ!?」

「君のそういうところだよ?」

果奈ちゃんが、
翔太君の腕をつかみました。

「優里ちゃんの大切な人を、
馬鹿にして平気で傷つける・・・。
僕はもう・・・。
ゆるせないな・・・。」 

果奈ちゃんが、
本気で怒っていました・・・。

「いたい!
いったいって!はなせよ!?」

「なぜだい?」

「俺は、
ちょっと馬鹿にしただけだろう!」

「でもその言葉で、
優里ちゃんは泣いた。
だから僕も君が、
泣くまで離さないよ?」

「いだい!いたい!いたいよー!」

翔太君も泣いちゃった。

「さあスマートフォンを、
返してくれるかな?」

「わかったよ・・・」

スマートフォンを返してくれた。

「君は人を傷つけすぎだ。
先生も言ってたろう?
言葉は暴力になりますって、
それを君は覚えてないのか?」

「覚えてるよ!」

「なら余計に悪いね。
明日から君のことを、
女子みんなで、
バカって呼ぶことにするよ」

「いいね!それ!」

「私も呼ぶよ!」

「バーカ!」

女子達が、
みんなでいい始めちゃった・・・。

「なんだよ・・・。そんな・・・」

また泣いちゃった・・・。

「どうしたんだい?
いつも君がしてる事だよ」

「やめて・・・くれよ・・・」

「じゃあ、みんなにあやまること、
とくに優里ちゃんに」

「ごめんなさい・・・。
司もごめんなさい・・・」

私は可哀想になっちゃったので、

「もういいよ・・・」

「じゃあこれで、
おわりにしようか?」

「反省してるみたいだしねー」

「でもまたやったら先生に、
言うからね!」

「いたずらしないでよ!」

「掃除もちゃんとしてよ!」

「わかったよ・・・」

そして、騒ぎはおわりました。

果奈ちゃんや、他の女の子に

「ありがとう」

「気にしないで!」

「さすがにかわいそうだったもん!」

「わたしも写真みたいなー!」

「あっわたしも」

「うん!いいよ!」

みんなに見てもらいました。

「優しそうなお兄さんだー!」

「いいなぁ!」

「頭なでなでしてもらいたいなー!」

そしてスマートフォンを、
返してもらいました。

「果奈ちゃん、本当にありがとう」

「気にしないでいいよ。
僕にも大切な人がいたからね。
あんなに馬鹿にされたら怒るよ」

「でも、ありがとう!」

そして、今日の授業はおわりました。

お家に帰って、
ママに写真を見てもらいました!

二人とも仲良く撮れてるわね。
って、言ってくれました!

でも、パパには見せちゃ駄目よ。
って言うの。

どうして?
って聞くと、

病気になるから。
って言いました。

よくわからないけど、
見せないことにしました。

パパが帰って来ると、
今日悲しいことなかったか!?
と、聞いてきました。

あったけど、
もうおわったし、
心配させたくなかったから、

ないよ。
って答えました。

そうか、と笑うパパ。

楽しく食事もおわりました。

自分の部屋に戻り、
写真をながめていました・・・。

お兄さんから、
メッセージが来たので、
いろいろお話しました!

また一枚、一枚と、
写真が増えていくといいなぁ・・・。

おやすみなさい・・・。






 
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