女子小学五年生に告白された高校一年生の俺

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友達以上彼女未満

優里ちゃんの日記(土曜日2)

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土曜日の朝

「今日はお兄さんと会えないのか・・・」

ちょっと、
沈んだ気持ちになっちゃった・・・。

朝ごはんを食べてゆっくりする。

そしてお昼になると、

「さぁ、出掛けましょうか?」

「うん!」

「車の準備をしてくるよ」

そうして、街にあるデパートに行く。

「まずはお昼にしましょうか?」

「そうだな。凜は何が食べたい?」

私は悩んで、

「オムライス!」

「じゃあ、あそこにしましょうか?」

「そうだな」

そしてレストランに入る。

皆で楽しく、
昼ごはんを食べ終えると、

「じゃあ、優里の服を買いに行きましょうか?」

「うん!」

「そうだな・・・」

パパは沈んだ顔をしていた。

いつものお店に行くと、

「いらっしゃいませ!
本日はお揃いですね!」

世良さんが元気に対応してくれた。

「あの件上手くいったのよ」

「それは良かったですね!」

「で、明日は初めてのデートなの」

「ほうほう!」

「それで、服を買いに来たの」

「わっかりました!どう攻めますか?」

「今度は可愛さで、
アピールしたいわね」

「前回の反対、
いわゆるギャップ萌えですね!」

「そうね、お願いできるかしら?」

「任せてください!」

そして、
また着せ替えが始まちゃった・・・。

うーん。ちょっと違うわねぇ。

これはどうです?

そうねぇ。もうちょっと大人っぽさもほしいわね。

延々と続く着せ替え、
さすがにつかれちゃった・・・。

パパはもう、外でぐったりしていた。

「これで、いきましょう!」

「そうね、可愛くて、大人の雰囲気もある。いい感じだわ」

白いワンピースに、薄手のピンクのカーディガン。

鏡を見て、私も気にいっちゃった!

「後は髪をセットしましょう!」

「あら?どういう感じにするの?」

「ツインテールですね!
髪の印象も変えると効果は抜群です!」

そしてまた世良さんに髪の毛をセットしてもらった。

「ど、どうかな?」

恥ずかしがって聞くと、

「優里ちゃん!かわいい!」

「かわいいわよ。優里」

「貴方も、見てあげなさい」

外でぐったりしているパパを呼んできた。

私を見るなり、
泣きそうになりながらも可愛いよ、
と言ってくれた!

そうして、お家に帰った。

お風呂に入ったり、晩ごはんをたべて

部屋に戻った。

お兄さんからメッセージがきた!

色々話しちゃった!

でも、凜お姉ちゃんと一緒に楽しく遊んでるのを聞いて、
ちょっと悲しくなっちゃった・・・。

でも、明日はたくさん遊ぼうね、
っていってくれたの!

いきなり幸せな気持ちに、
なっちゃった!

そして、
おやすみなさい、って言って、

メッセージは終わっちゃった・・・。

でもでも!明日はで、でーとだし!

お兄さんのお友達にも、
紹介してもらえるし、
楽しみ!

早く、
あしたにならないかなぁ・・・。

服も可愛いよ、
って言ってくれるかなあ・・・?

ねむれない!

ベッドの上をごろごろする。

深呼吸して、
ドキドキをなくすと、

おやすみなさい、お兄さん・・・。
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