女子小学五年生に告白された高校一年生の俺

友達以上彼女未満

優里ちゃんの日記(月曜日2)

ああ！寝過ごしちゃった！

いつもより遅くおきちゃった！

「ママ！起こしてよ！」

「優里？貴方は子供ではないのよ？甘えてはいけません」

叱られる。

「はい・・・」

急いで制服に着替え、朝ご飯を食べる。

身だしなみをチェックしママに、

「おかしくない？」

「可愛いわよ」

「行ってきます！」

「行ってらっしゃい」

時間はぎりぎりだ。

走らなきゃ！

どうしよう待っててくれるかな？

いつもの場所につく。

お兄さんはいてくれた。

よかった・・・。

はぁはぁしながら謝ると、

少し休んでいく？

って聞いてくれたけどこれ以上迷惑をかけるのはいやだったから、断った。

じゃあ、ゆっくり行こうか？ 

と優しく笑ってくれる！

私は大きく返事をした。

そこからは楽しい時間の始まりだった！

いろいろと好きなことや面白い話、前にいた小学校の先生の話をして楽しかった！

でも、すぐに学園に着いちゃった・・・。

またね。

優しくいうと、お兄さんは高校へと行っちゃった。

寂しいなぁ・・・。

いつもちょっとだけしか会えない・・・。

楽しかった気持ちはドーンと落ち込む・・・。

切り替えなくちゃ！

私は小学校へと入っていく。

いつも通りの日常が過ぎていく。

楽しいけど少しの寂しさもあった。

学校がおわり、お家に帰る。

「ただいまー」

「おかえりなさい」

ママの声が聞こえる。

「優里、ちょっとこっちに来なさい」

何だろう？

「はーい」

リビングに向かう。

「プレゼント♪」

それはスマートフォンだった！

「うれしい！」

「前にも言ったけどそろそろ必要だと思ったし、優人くんとも連絡したいだろうしね」

「ありがとうママ！」

「でも、注意して欲しいことがあるの。あまり夢中になりすぎて宿題をやらないことや成績がすごく悪くなったりすると、取り上げちゃうからね？」

「うん、私、頑張るよ！」

「偉い偉い」

そういって簡単な使い方を教えてもらった。

メッセージ機能でママとおしゃべりしてみる。

「どう？使い方はわかった？」

「うん！ありがとう！ママ」

ママはニコッと笑った。

そして一日が終わり、
ベッドにもぐりこむ。

白いスマートフォンを手に、

「明日、お兄さんに連絡先を聞こう！」

ママが教えてくれようとしたけど断っちゃった。

自分で聞くんだ！

明日は寝過ごさない様にしなきゃ・・・