女子小学五年生に告白された高校一年生の俺

出会いから告白まで

優里ちゃんの日記(日曜日)

朝からドキドキしていた。

何度も何度もママに服を見てもらい

「似合ってるわよ」

と、何度も言ってくれたけど
落ち着かない・・・。

そうしている内に時間がきちゃった。

むすっとした顔のパパの運転で学園に向かった。

駐車場につくとお兄さんがいた！

私服のお兄さんも格好いいな・・・。

ママとパパが話をしている。

そしてママに呼ばれて車から降りる。

もじもじしながらお兄さんに見てもらう。

お兄さんはびっくりした顔したけど可愛いと言ってくれた！

顔が熱くなってうつむいちゃった・・・。

車のなかでもうつむく。

チラッとお兄さんの方を見ると

お兄さんもこちらを見ていて

またうつむいちゃった・・・。

恥ずかしい・・・。

お兄さんの家につくとお兄さんが案内をしてくれた。

扉を開くとお兄さんの家族が出迎えてくれた。

あっいつか見たお兄さんの妹さんだ。

やっぱり可愛い人だなぁ・・・。

ドキドキしながらもお家にいれてもらう。

みんなで自己紹介し、
パパとママと私でお礼をした。

そこからは皆でワイワイと話していた。

凜さんが私を可愛いって言ってくれて可愛がってくれたの。

すごく嬉しいな・・・。

お姉ちゃんって呼んでっていうから恥ずかしかったけど言ってみると、

ほっぺたをすりすりされちゃった・・・。

お姉ちゃんもいいなぁ・・・。

でも、思い出したの。

今日は告白しなくちゃ・・・。

お話が進んでいってどうしようと思っていると

ママが頑張りなさい？
と話しかけてくる。

私は頑張って、頑張って告白をした！

静かな時間が過ぎていく・・・。

ここからはあんまり覚えてない・・・ 。

ママとお兄さんが何かを話している。

でもお兄さんが私を好きだと言ってくれた！

もう一度聞いてみると

本当だよ。

っていってくれたの！

私は嬉しくて泣いちゃった・・・。

でもパパが駄目だって言って・・・。

ママがパパに怒っちゃった・・・。

パパはこっちを向いた。

駄目なのかな？

って泣きながら聞くと、

いいよっていってくれたの！

私は嬉しくてパパに抱きついちゃった！

その後、凜お姉ちゃんに良かったねーって言ってもらえて
でもお兄さんよりいい人いっぱいいるよー。

って言われたけど

私はお兄さんが大好きです。

恥ずかしかったけどそう言ったら

ラブラブだー！

すごく恥ずかしかった・・・。

けどお兄さんと一緒にいられることを考えるとすごく嬉しかった！

お話は終わり、車に乗ると

また明日いつもの場所で。

お兄さんが笑顔で言ってくれたの！

私ははいっ！

って答えた！

幸せな気持ちがあふれてくる・・・。

車が動きだし、お兄さんが遠くなっていく。

今度はすごく寂しい気持ちに
なっちゃった・・・。

運転してるママが

「よく頑張ったわね」

「ママが応援してくれたから！うまく言えたかな？」

「100点満点よ」

「やったー！」

「今度スマホも買ってあげるわ」

「えっいいの？」

「ええ。そろそろ持たせようかと思ってたからね」

「やったー！」

「これで優人君と連絡とれるわね」

「うん・・・嬉しいな・・・」

そうしている内にお家に着いた。

パパはよろよろしながらお家に入っていく。

「パパ元気ないね・・・」

「パパはちょっと病気になっちゃったからゆっくり休むと元気になるわよ」

「早く良くなるといいな・・・」

「これからもいっぱい優人君と仲良くなりなさい」

「うん！いっぱいお兄さんと仲良くなる！」

「あらあら、まだお兄さんなの？優人さんって呼んでみなさい？」

「えっ？」

「ほら、はい」

「ゆ、ゆ、う、とさん」

恥ずかしい！
顔が熱くなっちゃった！

「ふふっ、まだ早いか」

ママが微笑む。

ばんご飯が終わり、眠りにつく。

明日もお兄さんと会える！

何を話そうかな？

色々聞きたいな・・・。

お兄さんのこと・・・。

いっぱいいっぱい知りたいな・・・。