稲村権三

田舎でドリアン栽培をしながら一人暮らしをする老害ジジイ・稲村権三は、孫が生まれたという知らせを聞き、息子夫婦を訪ねて大都会東京に30年ぶりに出向いた。バブル崩壊により職を失って以来、トラウマであった東京の景色は様変わりしていた。その夜、かつての同僚・山錦玉三郎と居酒屋で会う。山錦の会社で行なっている農薬開発に興味が湧き、研究所見学に行くことなった権三は、非認可の特殊農薬を手に入れる。しかし、帰りの駅でテロに巻き込まれ、農薬の入った瓶が割れたせいで権三は農薬を飲んでしまった。
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