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104話 水面下
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『エルネスト殿下、勇者の潜伏先を特定しました』
アイヴィナーゼ王国第二の都市ライシーンに派遣していたフリッツから連絡が入ったのは、勇者ヨシノがケットシーを連れ逃亡してから3週間後。
フリッツ隊がライシーンに潜入してすぐに発見とは、冒険者であったこの男を引き抜いて正解であった。
『聞かせろ』
『はっ、彼女が連れていたケットシーの話によると、ライシーンの街で〈トシオ〉と申すハーピーを連れた冒険者らしき男の庇護下にあるようです』
トシオだと?
この世界ではあまり聞かない名前の響きだ。
アイヴィナーゼの勇者の名は確かアキヤだったはず。
……まさかな、いや、勇者の子孫、もしくはアイヴィナーゼ以外の異世界人が潜伏している可能性も考慮に入れるべきか。
ヨシノ、アキヤ、タイチ、ヨウヘイ、ケンタ、ヒデオ、クミコ、ヒロシ、ナオヤ、ハルノブ、リュウイチ、タカオ、マサヨシ、アオイ、コウジ、ゴロウ、ツヨシ……。
これまで召喚された勇者の名を覚えている限り並べていくと、やはり語呂や調子が似ているため、勇者の子孫や異世界の人間の可能性が高いと思われる。
勇者の子孫が勇者と同等の力を持ち得るわけではないが、それでもいくつかのスキルを継承していることが多い。
ましてや〈流れ人〉ともなると、戦闘面では勇者に劣るが、厄介な事に変わりは無い。
願わくば子孫程度であってほしいものだが、最悪は常に想定するべきだ。
それと情報の出所が妖精猫と言うのが気に入らんな。
奴らには知性があるようでその実態はそこいらに居る猫と差分は無く、その大半はいい加減で自堕落な獣。
自分達が助かるために適当なことを言っている可能性も多分にある。
ケットシーなどすべて駆逐され、妖精犬にとって代わられてしまえば良いものを……。
いかん、また犬好きをこじらせてしまった。
それよりも今は勇者ヨシノだ。
『まずはトシオとかいう異世界人らしき男の所在と人となりを知るべきだな』
『現在彼らの夕食会に潜入中ですが、接触を試みますか?』
『下手に刺激し話が拗れるのも避けたい。冒険者ギルドに仲介を要請し、慎重に住所をしらべ、趣味趣向の洗い出――なに?』
今夕食会に潜入中と言ったか?
どういうことだ? 貴族の立食会なら兎も角、一般人の家庭では家族だけで食卓を囲むと聞いているぞ。
その食事所に既に潜入しているだと?
『一体どうなっている、詳しく状況を説明しろ』
『はっ、現地の活動拠点としていた民家が偶然にも彼の者の自宅のはす向かいでした。親睦を兼ねた会食に偶然呼ばれた次第です。ご近所というだけで、現在も見ず知らずの我々に食しきれないほどの肉を振舞ってくださっています』
「………」
なんだその都合の良い偶然は……。
しかし、偶然に頼るのは不本意ではあるが、ケットシーに頼るよりかははるかにマシだ。
この偶然は大いに利用させてもらおうではないか。
『殿下?』
『……いや、なんでもない。続けろ』
その後、フリッツからもたらされた情報は、トシオと言う冒険者の社交性やその妻の容姿であった。
人付き合いを蔑ろにせず、男の冒険者仲間とも良好な関係を築き、かなりの愛妻家。
妻の容姿からして恰幅の良い女が好みの様だ。
勇者はスタイルの良い美女や美しい少女を好むものと記されている。
むしろ太った女を求めるのは農村や遠い異国でみられる傾向だったはず。
異国から来た勇者の子孫と見るべきか?
だが何事にも例外は付き物だ。
それに、その程度の事で〈流れ人〉や他国から逃亡した〈野良勇者〉では無いと断定するには早急も良いところだ。
『なかなか気風の良い青年です。さぞかし〝迷宮探査が捗っている〟ことでしょう』
『肉の鮮度は?』
『捌きたての綺麗な赤身です。恐ろしい事に、幻の食材と言われるあの〈霜降り〉まで提供されましたよ』
『確定だな』
この世界で肉は魔物が落とすもの。
それを生産することも、冒険者の主な仕事である。
だがその鮮度を維持できるのは勇者や流れ人が持つ特殊なスキルのみ。
ましてや〈霜降り〉ともなると、迷宮の中層から深部に生息するモンスターか、あるいは国が運営する牧場のモンスターからしか取れない貴重な食材だ。
これを惜しげもなく他人に振舞える人物の素性など、この世界では限られている。
『お前達は引き続きその者の身辺を調べ上げろ』
『はっ』
エルネストは部下に命じると、通信を終えた。
「陛下、逃亡しておりました女勇者様が、アイヴィナーゼ王国に潜伏しているとの報告が入りました」
「そうかそうか! よくやった!」
ウィッシュタニア魔法王国の国王の寝室。
着任したばかりの大臣がもたらした報に、豪華な巨大なベッドでは、激太りの初老の男が少年を犯しながら歓声を上げた。
ベッドの上では、犯されている少年の他にも、ただ怯え震えるだけの子供の形をした物体が3つ転がっている。
その状況の醜悪さに大臣が吐き気すら催すが、決して顔に出すようなことはしなかった。
ウィッシュタニア魔法王国国王、バルキア・フォン・ウィッシュタニア。
以前は神経質なところはあったものの、真面目が取り柄の国王だった。
その国政に斬新さも奇抜さも無く、失敗しない事だけに気を配る矮小な王。
陰では凡王、豚王などと陰口をたたく者まで居たが、その者達は全て粛清され、あの世で後悔していることだろう。
「して、ランペールは何と言っておる?」
「今回の件はヴィクトル将軍に一任するそうです」
「そうかヴィクトルにか、余の臣下の中でもあやつほど頼れる男はおらん。ならば勇者殿の帰還は決まったようなものじゃなブハハっ」
王子殿下達には年端もいかない少年少女を与えられ、欲望を肥大化させ、心身共に豚と成り下がったこの国の元最高権力者が、弛んだ頬を揺らして笑う。
今ではすべての実権を息子達に握られているとも知らず、この薄暗い部屋で飼殺され、自身もそれを享受した。
煩わしいことは全て息子達が引き受け、ただ欲望のままに少年少女を犯す人生に、バルキアはこれまでにない充足感に満たされていた。
なぜもっと早くそうしなかったのかとさえ思うほどに、今の状況を満喫している。
「そして我が国は隣国全てを攻め滅ぼし、やがては世界を手中の収めるのじゃ!」
願望を垂れ流しながら、反応を示さなくない少年へとお構いなしに腰を振る。
バルキアの頭の中では、世界を手中に収めた男が玉座に着く姿ではなく、今よりもさらに大きく豪華なベッドの上に、世界中の美少年少女を侍らせる自身の醜い欲望が浮かべられていた。
「……恐れながら、女勇者めが不届きにも陛下の意向に逆らい、帰還を拒むなどというあるまじき愚行を犯した際の処遇は如何致しましょう?」
「ふはっ、お主も冗談を言うようになりおったか! じゃがワシに逆らう愚か者がこの世に居るはずが無かろう?」
「まったくもってその通りでございます」
この世に居るはずがない。
仮に居たとしても存在しなくすれば居なくなる。
思いあがった傲慢な発想だが、この国ではまかり通る法律だ。
そんな狂気を支える絶対的な権力が、次世代の王の元で保障されていた。
「それに、そのような些末事などランペールに任せておけばよい。ほれ、ワシは忙しいのじゃ。用が済んだのならさっさと出ていかぬか」
「御意」
「さて、次は誰にしようかのう……よし、お主に決めたぞ」
「い、いやだ! 助けて、おじさん助けて!」
国王の眼鏡に適った少年が、選ばれるなり絶叫を上げ助けを求める。
しかし、大臣は深く一礼し振り返ることなく部屋を出ると、閉ざされようとした扉の隙間から、少年の助けは聞こえてはこなかった。
聞こえてはこなかったのだ。
今日も淡々と執務をこなすだけの歯車であり続けることこそが、この国で生きることが許された唯一の道に他ならない。
少しでもこの男の癇に障りでもすれば、前任者の様に妻子と共に消される。
前任者と同じ末路を辿る事だけは、何としてでも避けなければならない。
でなければ、ベッドで蹂躙される前大臣の子供達の様に、自分の娘も豚の餌だ。
年端のいかない子供であっても、決して同情などしてはならない。
大臣はそう自分に言い聞かせ、逃げるようにその場から立ち去った。
アイヴィナーゼ王国第二の都市ライシーンに派遣していたフリッツから連絡が入ったのは、勇者ヨシノがケットシーを連れ逃亡してから3週間後。
フリッツ隊がライシーンに潜入してすぐに発見とは、冒険者であったこの男を引き抜いて正解であった。
『聞かせろ』
『はっ、彼女が連れていたケットシーの話によると、ライシーンの街で〈トシオ〉と申すハーピーを連れた冒険者らしき男の庇護下にあるようです』
トシオだと?
この世界ではあまり聞かない名前の響きだ。
アイヴィナーゼの勇者の名は確かアキヤだったはず。
……まさかな、いや、勇者の子孫、もしくはアイヴィナーゼ以外の異世界人が潜伏している可能性も考慮に入れるべきか。
ヨシノ、アキヤ、タイチ、ヨウヘイ、ケンタ、ヒデオ、クミコ、ヒロシ、ナオヤ、ハルノブ、リュウイチ、タカオ、マサヨシ、アオイ、コウジ、ゴロウ、ツヨシ……。
これまで召喚された勇者の名を覚えている限り並べていくと、やはり語呂や調子が似ているため、勇者の子孫や異世界の人間の可能性が高いと思われる。
勇者の子孫が勇者と同等の力を持ち得るわけではないが、それでもいくつかのスキルを継承していることが多い。
ましてや〈流れ人〉ともなると、戦闘面では勇者に劣るが、厄介な事に変わりは無い。
願わくば子孫程度であってほしいものだが、最悪は常に想定するべきだ。
それと情報の出所が妖精猫と言うのが気に入らんな。
奴らには知性があるようでその実態はそこいらに居る猫と差分は無く、その大半はいい加減で自堕落な獣。
自分達が助かるために適当なことを言っている可能性も多分にある。
ケットシーなどすべて駆逐され、妖精犬にとって代わられてしまえば良いものを……。
いかん、また犬好きをこじらせてしまった。
それよりも今は勇者ヨシノだ。
『まずはトシオとかいう異世界人らしき男の所在と人となりを知るべきだな』
『現在彼らの夕食会に潜入中ですが、接触を試みますか?』
『下手に刺激し話が拗れるのも避けたい。冒険者ギルドに仲介を要請し、慎重に住所をしらべ、趣味趣向の洗い出――なに?』
今夕食会に潜入中と言ったか?
どういうことだ? 貴族の立食会なら兎も角、一般人の家庭では家族だけで食卓を囲むと聞いているぞ。
その食事所に既に潜入しているだと?
『一体どうなっている、詳しく状況を説明しろ』
『はっ、現地の活動拠点としていた民家が偶然にも彼の者の自宅のはす向かいでした。親睦を兼ねた会食に偶然呼ばれた次第です。ご近所というだけで、現在も見ず知らずの我々に食しきれないほどの肉を振舞ってくださっています』
「………」
なんだその都合の良い偶然は……。
しかし、偶然に頼るのは不本意ではあるが、ケットシーに頼るよりかははるかにマシだ。
この偶然は大いに利用させてもらおうではないか。
『殿下?』
『……いや、なんでもない。続けろ』
その後、フリッツからもたらされた情報は、トシオと言う冒険者の社交性やその妻の容姿であった。
人付き合いを蔑ろにせず、男の冒険者仲間とも良好な関係を築き、かなりの愛妻家。
妻の容姿からして恰幅の良い女が好みの様だ。
勇者はスタイルの良い美女や美しい少女を好むものと記されている。
むしろ太った女を求めるのは農村や遠い異国でみられる傾向だったはず。
異国から来た勇者の子孫と見るべきか?
だが何事にも例外は付き物だ。
それに、その程度の事で〈流れ人〉や他国から逃亡した〈野良勇者〉では無いと断定するには早急も良いところだ。
『なかなか気風の良い青年です。さぞかし〝迷宮探査が捗っている〟ことでしょう』
『肉の鮮度は?』
『捌きたての綺麗な赤身です。恐ろしい事に、幻の食材と言われるあの〈霜降り〉まで提供されましたよ』
『確定だな』
この世界で肉は魔物が落とすもの。
それを生産することも、冒険者の主な仕事である。
だがその鮮度を維持できるのは勇者や流れ人が持つ特殊なスキルのみ。
ましてや〈霜降り〉ともなると、迷宮の中層から深部に生息するモンスターか、あるいは国が運営する牧場のモンスターからしか取れない貴重な食材だ。
これを惜しげもなく他人に振舞える人物の素性など、この世界では限られている。
『お前達は引き続きその者の身辺を調べ上げろ』
『はっ』
エルネストは部下に命じると、通信を終えた。
「陛下、逃亡しておりました女勇者様が、アイヴィナーゼ王国に潜伏しているとの報告が入りました」
「そうかそうか! よくやった!」
ウィッシュタニア魔法王国の国王の寝室。
着任したばかりの大臣がもたらした報に、豪華な巨大なベッドでは、激太りの初老の男が少年を犯しながら歓声を上げた。
ベッドの上では、犯されている少年の他にも、ただ怯え震えるだけの子供の形をした物体が3つ転がっている。
その状況の醜悪さに大臣が吐き気すら催すが、決して顔に出すようなことはしなかった。
ウィッシュタニア魔法王国国王、バルキア・フォン・ウィッシュタニア。
以前は神経質なところはあったものの、真面目が取り柄の国王だった。
その国政に斬新さも奇抜さも無く、失敗しない事だけに気を配る矮小な王。
陰では凡王、豚王などと陰口をたたく者まで居たが、その者達は全て粛清され、あの世で後悔していることだろう。
「して、ランペールは何と言っておる?」
「今回の件はヴィクトル将軍に一任するそうです」
「そうかヴィクトルにか、余の臣下の中でもあやつほど頼れる男はおらん。ならば勇者殿の帰還は決まったようなものじゃなブハハっ」
王子殿下達には年端もいかない少年少女を与えられ、欲望を肥大化させ、心身共に豚と成り下がったこの国の元最高権力者が、弛んだ頬を揺らして笑う。
今ではすべての実権を息子達に握られているとも知らず、この薄暗い部屋で飼殺され、自身もそれを享受した。
煩わしいことは全て息子達が引き受け、ただ欲望のままに少年少女を犯す人生に、バルキアはこれまでにない充足感に満たされていた。
なぜもっと早くそうしなかったのかとさえ思うほどに、今の状況を満喫している。
「そして我が国は隣国全てを攻め滅ぼし、やがては世界を手中の収めるのじゃ!」
願望を垂れ流しながら、反応を示さなくない少年へとお構いなしに腰を振る。
バルキアの頭の中では、世界を手中に収めた男が玉座に着く姿ではなく、今よりもさらに大きく豪華なベッドの上に、世界中の美少年少女を侍らせる自身の醜い欲望が浮かべられていた。
「……恐れながら、女勇者めが不届きにも陛下の意向に逆らい、帰還を拒むなどというあるまじき愚行を犯した際の処遇は如何致しましょう?」
「ふはっ、お主も冗談を言うようになりおったか! じゃがワシに逆らう愚か者がこの世に居るはずが無かろう?」
「まったくもってその通りでございます」
この世に居るはずがない。
仮に居たとしても存在しなくすれば居なくなる。
思いあがった傲慢な発想だが、この国ではまかり通る法律だ。
そんな狂気を支える絶対的な権力が、次世代の王の元で保障されていた。
「それに、そのような些末事などランペールに任せておけばよい。ほれ、ワシは忙しいのじゃ。用が済んだのならさっさと出ていかぬか」
「御意」
「さて、次は誰にしようかのう……よし、お主に決めたぞ」
「い、いやだ! 助けて、おじさん助けて!」
国王の眼鏡に適った少年が、選ばれるなり絶叫を上げ助けを求める。
しかし、大臣は深く一礼し振り返ることなく部屋を出ると、閉ざされようとした扉の隙間から、少年の助けは聞こえてはこなかった。
聞こえてはこなかったのだ。
今日も淡々と執務をこなすだけの歯車であり続けることこそが、この国で生きることが許された唯一の道に他ならない。
少しでもこの男の癇に障りでもすれば、前任者の様に妻子と共に消される。
前任者と同じ末路を辿る事だけは、何としてでも避けなければならない。
でなければ、ベッドで蹂躙される前大臣の子供達の様に、自分の娘も豚の餌だ。
年端のいかない子供であっても、決して同情などしてはならない。
大臣はそう自分に言い聞かせ、逃げるようにその場から立ち去った。
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