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81話 狂人の発想
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「俺様を無視するんじゃねぇ!」
勇者アキヤは掲げた大剣に黄金色の光りを輝かせる。
鑑定では鋭利なオリハルコンのグレーターソード。
最強クラスの金属を使用し、攻撃力UPのカードを刺したでかい剣。
恐らくスキルによる発光だ。
「エクス――、カリバァァァァァァァァァァァァ!!」
アキヤが叫びながら大剣を振り下ろし、黄金の波濤が俺達に押し寄せる!
それに対してククが皆の前に飛び出すと、アダマンタイトの大盾を眼前に突き出す。
「〈キャッスルウォール〉!」
ウォールシールドよりも遥かに巨大で分厚い壁が俺達の前に立ち出現させた。
だが、破壊エネルギーはククの防御スキルをまるで無かったかのように透過し直進した。
すり抜けた!?
抜けてきたエネルギー波を大盾で受け止めたククが、迷宮の床を滑り後退を余儀なくされる。
「俺様のエクスカリバーは防御不能の必殺技だ、お前ら如き雑魚に防げるかよ! ぎゃははははははは!」
ボス部屋に響く馬鹿笑い。
大盾で受け止めた攻撃を無理矢理押さえつけようと、ククが懸命に持ち堪える。
トトとメリティエもククの4足獣の胴体を抑え、俺もククのお尻を腹で受け止め必死に押す。
実体を持つ盾は抜けられない様だが、このままではまずい。
「アキヤ様ステキ!」
「かっこいいですわアキヤ様!」
未だにそばにいる取り巻きのエミィとチラチーが歓声を上げる。
理不尽な攻撃を受けているこちらとしては、その歓声にすら腹が立つ。
「ククを援護しろ! 〈マジックシールド〉!」
「〈フィジカルエンチャント〉〈マジックシールド〉!」
「〈オールレジスト〉〈フィールドプロテクション〉!」
「〈プロテクション〉〈ハイエンチャントシールド〉!」
「〈ブレス〉〈フィジカルチャージ〉〈セイクリッドプロテクション〉〈ディバインバリア〉!」
「〈マナチャージ〉!」
俺達にメティーカさんも加わって、ククを補うように各種防御魔法、強化魔法、疲労回復魔法を展開すると、最後にメリティエがMP急速回復魔法を発動させる。
だが大盾を構えたククが、それでもじりじりと押されている。
魔法防壁も意味を成していない様子。
どうやらやつの攻撃はスキルや魔法と言った超常の能力を無視できるようだ。
だったらこちらも防御を貫通してやれば!
ワープゲートを相手の背面に展開して背後から攻撃を仕掛けようとしたが、ワープゲートが開くことはなかった。
ワープゲートが開かない!?
予想外のことに焦っていると、ククの体から先程見た白い燐光をはらはらと零れる。
「〈タフネス〉〈マキシマイズパワー〉!」
ククが自身に身体強化スキルを重ね掛ける。
「これで――!!!」
ククが裂帛の気合で大盾を力強く振り抜き、強引に破壊エネルギーを拭き散らした。
はーっと長く深い息吹を吐くと、純白の神獣が切れ長の美しい眼光でアキヤを見据える。
「ばかな……、俺様のエクスカリバーが……」
「もう大丈夫です。あの程度の攻撃であれば、今後一切通しはしません」
アキヤの言葉など無いモノの様に、ククが自信に満ちた宣言を発した。
スキル貫通スキルは秘話馬手厄介だが、それすらも防ぎきった我がPTのメイン盾もそれ以上に規格外だな。
「舐めるなよ、俺様にはまだ取って置きがあるんだ! こいつを食らってもまだ立っていられるかなぁ!」
「食らうまでもない。みんな、引くよ」
リシア達の横にワープゲートを開き脱出を図る。
今度はちゃんと目的地への通路が開いたことに内心で安堵する。
「間けよ! お前が逃げればあいつらを殺す。死なせたくなかったら俺様と一騎打ちをしろ!」
何をトチ狂ったのか、狂犬アキヤは取引にもならない話をぶちかますと、その大剣の切っ先を遠巻きにしていた自分の仲間に向けた。
話が飛躍し過ぎ、殺す宣言をされたアイヴィナーゼ御一行も理解できずに呆然と勇者を見ていた。
……あーはいはい。
「好きにすれば? そんな見ず知らずの奴らのために張る命なんて、生憎と持ち合わせてないんでね」
最後っ屁とばかりに冷淡に告げると、構わず後衛から順にゲートへ入る様に皆を促す。
「嘘だと思っているのか!」
またも癇癪を起したアキヤが、大剣にスキルを乗せて振り上げた。
バカに刃物って怖いなぁ。
向こうは同じPTメンバーだし、どうせこっちにぶっぱするんだろ?
などと思いながら警戒していると、発動させた物理攻撃スキルを何のためらいもなくアイヴィナーゼの兵士や女性達に向けて放出された。
吹き飛ぶ男の腕がもげ、倒れた女は足を失う。
あまりの意味不明さに、誰も反応が出来なかった。
同じPTメンバーには攻撃スキルは効果が無いんじゃ無かったのか!?
「痛い、痛いよぉ……!」
「俺の腕がー!?」
「なんで 俺がこんな目に……!」
「いやあああああああ!」
「ミレーユ、回復魔法を!」
「はい!」
臣民達の悲鳴に我に返ったクラウディアが、傍に居た神官服の女に指示を出す。
だが既にこと切れている女や兵士も数人見受けられた。
その地獄を生み出した張本人はと言えば、顔を引きつらせて俺を睨んでいる。
「あーあ、あんたがアキヤ様の言う事を聞かなかったからこうなったのよ?」
「全くよ。お詫びとして有り金全部寄こしなさい。そしたらアキヤ様も許してくれるわ」
「お、それ良いな。そういう事だから、早く金を寄越しな。さもないともう一発食らわせんぞ?」
バカと同じ思考回路を持った女達が焚きつけ、バカもそれに気を良くする。
これが、類友……。
「ふざけるな、そんな屁理屈が通用すると思っているのか!」
仲間を殺された兵士が剣を抜いて駆け、アキヤがそれを驚きの顔で切りつけられた剣を受け止める。
他の兵士達も次々とそれに倣う。
そりゃそうなるだろ、驚く要素がどこにあるんだ?
「待てお前達、アキヤ殿に歯向かうでない!」
この期に及んでもまだ勇者に取り入ろうとしているのか、初老の騎士アウグストが兵士達を引き留めようとするも、それを聞き入れる者など一人も居ない。
「なんでだよ、俺は悪くねぇだろうがよぉ! 俺の話しを飲まなかったあいつのせいだろ!」
責任転嫁の言葉を吐きながら兵士を蹴り飛ばし、黄金色に輝く剣を見せつけ威嚇する。
兵士達も奴の攻撃が危険極まりないのを理解してか、うかつに飛び込めないでいる。
「ほら見ろ、お前のせいでこうなったんだぞ! 責任とれよ!」
「「そうよそうよ!」」
殺気立つ周囲に気圧されてか、屁理屈にすらなっていない言葉で責任逃れの戯言を垂れ流す。
それに女2人も同調する。
「あぁもういい、こいつらを殺した後は国王も殺して俺様が王になってやる! そしたら誰を殺しても良いし、金も使い放題、女も選び放題だぜ!」
「キャー素敵! アキヤ様ならきっと立派な王様になれますわ!」
「アキヤ様が王様なら、私達はお妃様よね!」
「当然だぜ! エミィ、チラチー、お前達には一生贅沢させてやるからな!」
バカ3人による飛躍し過ぎる話の流れが、行きつくところまで行きついた。
同じ日本語を話しているはずなのに、ここまで話の通じない人間って本当に居るものなのか?
って居たわ!? 現在進行形で目の前に居たわ!?
だがこのまま奴を野放しにすると、この国が崩壊する未来しか視えない。
そうなれば関係のない多くの人々が不幸になる。
そして近い将来、アイヴィナーゼ王国に属するライシーン領も不幸に見舞われるのは容易に想像がつく。
ライシーンにはリベクさんやジスタさん達、それにモーディーンさん達も暮らしている。
恩人である彼らを見捨てる事だけは、なにがあってもしてはならない。
「トシオ様」
覚悟を決めた俺に、隣に居たリシアが俺の腕に手を触れる。
その瞳に不安に揺れていたが、直ぐに表情を引き締め頷いた。
次にユニスに目配せすると、弓に矢を番えて頷き返してくる。
「……お気をつけて」
「行ってくる」
リシアに背中を押してもらい、収納袋様からアダマンタイトの斬撃短槍を取り出し、ククの横を通って前に出る。
「一騎打ち、受けてやるよ」
国家転覆なんて凶行を犯す前に殺ってしまおう。
こいつが居るせいで誰かが不幸になるというのなら、その不幸な誰かとは間違いなくこいつらがなるべきだ。
人生二度目の対人戦は、殺意と共に幕を開けた。
勇者アキヤは掲げた大剣に黄金色の光りを輝かせる。
鑑定では鋭利なオリハルコンのグレーターソード。
最強クラスの金属を使用し、攻撃力UPのカードを刺したでかい剣。
恐らくスキルによる発光だ。
「エクス――、カリバァァァァァァァァァァァァ!!」
アキヤが叫びながら大剣を振り下ろし、黄金の波濤が俺達に押し寄せる!
それに対してククが皆の前に飛び出すと、アダマンタイトの大盾を眼前に突き出す。
「〈キャッスルウォール〉!」
ウォールシールドよりも遥かに巨大で分厚い壁が俺達の前に立ち出現させた。
だが、破壊エネルギーはククの防御スキルをまるで無かったかのように透過し直進した。
すり抜けた!?
抜けてきたエネルギー波を大盾で受け止めたククが、迷宮の床を滑り後退を余儀なくされる。
「俺様のエクスカリバーは防御不能の必殺技だ、お前ら如き雑魚に防げるかよ! ぎゃははははははは!」
ボス部屋に響く馬鹿笑い。
大盾で受け止めた攻撃を無理矢理押さえつけようと、ククが懸命に持ち堪える。
トトとメリティエもククの4足獣の胴体を抑え、俺もククのお尻を腹で受け止め必死に押す。
実体を持つ盾は抜けられない様だが、このままではまずい。
「アキヤ様ステキ!」
「かっこいいですわアキヤ様!」
未だにそばにいる取り巻きのエミィとチラチーが歓声を上げる。
理不尽な攻撃を受けているこちらとしては、その歓声にすら腹が立つ。
「ククを援護しろ! 〈マジックシールド〉!」
「〈フィジカルエンチャント〉〈マジックシールド〉!」
「〈オールレジスト〉〈フィールドプロテクション〉!」
「〈プロテクション〉〈ハイエンチャントシールド〉!」
「〈ブレス〉〈フィジカルチャージ〉〈セイクリッドプロテクション〉〈ディバインバリア〉!」
「〈マナチャージ〉!」
俺達にメティーカさんも加わって、ククを補うように各種防御魔法、強化魔法、疲労回復魔法を展開すると、最後にメリティエがMP急速回復魔法を発動させる。
だが大盾を構えたククが、それでもじりじりと押されている。
魔法防壁も意味を成していない様子。
どうやらやつの攻撃はスキルや魔法と言った超常の能力を無視できるようだ。
だったらこちらも防御を貫通してやれば!
ワープゲートを相手の背面に展開して背後から攻撃を仕掛けようとしたが、ワープゲートが開くことはなかった。
ワープゲートが開かない!?
予想外のことに焦っていると、ククの体から先程見た白い燐光をはらはらと零れる。
「〈タフネス〉〈マキシマイズパワー〉!」
ククが自身に身体強化スキルを重ね掛ける。
「これで――!!!」
ククが裂帛の気合で大盾を力強く振り抜き、強引に破壊エネルギーを拭き散らした。
はーっと長く深い息吹を吐くと、純白の神獣が切れ長の美しい眼光でアキヤを見据える。
「ばかな……、俺様のエクスカリバーが……」
「もう大丈夫です。あの程度の攻撃であれば、今後一切通しはしません」
アキヤの言葉など無いモノの様に、ククが自信に満ちた宣言を発した。
スキル貫通スキルは秘話馬手厄介だが、それすらも防ぎきった我がPTのメイン盾もそれ以上に規格外だな。
「舐めるなよ、俺様にはまだ取って置きがあるんだ! こいつを食らってもまだ立っていられるかなぁ!」
「食らうまでもない。みんな、引くよ」
リシア達の横にワープゲートを開き脱出を図る。
今度はちゃんと目的地への通路が開いたことに内心で安堵する。
「間けよ! お前が逃げればあいつらを殺す。死なせたくなかったら俺様と一騎打ちをしろ!」
何をトチ狂ったのか、狂犬アキヤは取引にもならない話をぶちかますと、その大剣の切っ先を遠巻きにしていた自分の仲間に向けた。
話が飛躍し過ぎ、殺す宣言をされたアイヴィナーゼ御一行も理解できずに呆然と勇者を見ていた。
……あーはいはい。
「好きにすれば? そんな見ず知らずの奴らのために張る命なんて、生憎と持ち合わせてないんでね」
最後っ屁とばかりに冷淡に告げると、構わず後衛から順にゲートへ入る様に皆を促す。
「嘘だと思っているのか!」
またも癇癪を起したアキヤが、大剣にスキルを乗せて振り上げた。
バカに刃物って怖いなぁ。
向こうは同じPTメンバーだし、どうせこっちにぶっぱするんだろ?
などと思いながら警戒していると、発動させた物理攻撃スキルを何のためらいもなくアイヴィナーゼの兵士や女性達に向けて放出された。
吹き飛ぶ男の腕がもげ、倒れた女は足を失う。
あまりの意味不明さに、誰も反応が出来なかった。
同じPTメンバーには攻撃スキルは効果が無いんじゃ無かったのか!?
「痛い、痛いよぉ……!」
「俺の腕がー!?」
「なんで 俺がこんな目に……!」
「いやあああああああ!」
「ミレーユ、回復魔法を!」
「はい!」
臣民達の悲鳴に我に返ったクラウディアが、傍に居た神官服の女に指示を出す。
だが既にこと切れている女や兵士も数人見受けられた。
その地獄を生み出した張本人はと言えば、顔を引きつらせて俺を睨んでいる。
「あーあ、あんたがアキヤ様の言う事を聞かなかったからこうなったのよ?」
「全くよ。お詫びとして有り金全部寄こしなさい。そしたらアキヤ様も許してくれるわ」
「お、それ良いな。そういう事だから、早く金を寄越しな。さもないともう一発食らわせんぞ?」
バカと同じ思考回路を持った女達が焚きつけ、バカもそれに気を良くする。
これが、類友……。
「ふざけるな、そんな屁理屈が通用すると思っているのか!」
仲間を殺された兵士が剣を抜いて駆け、アキヤがそれを驚きの顔で切りつけられた剣を受け止める。
他の兵士達も次々とそれに倣う。
そりゃそうなるだろ、驚く要素がどこにあるんだ?
「待てお前達、アキヤ殿に歯向かうでない!」
この期に及んでもまだ勇者に取り入ろうとしているのか、初老の騎士アウグストが兵士達を引き留めようとするも、それを聞き入れる者など一人も居ない。
「なんでだよ、俺は悪くねぇだろうがよぉ! 俺の話しを飲まなかったあいつのせいだろ!」
責任転嫁の言葉を吐きながら兵士を蹴り飛ばし、黄金色に輝く剣を見せつけ威嚇する。
兵士達も奴の攻撃が危険極まりないのを理解してか、うかつに飛び込めないでいる。
「ほら見ろ、お前のせいでこうなったんだぞ! 責任とれよ!」
「「そうよそうよ!」」
殺気立つ周囲に気圧されてか、屁理屈にすらなっていない言葉で責任逃れの戯言を垂れ流す。
それに女2人も同調する。
「あぁもういい、こいつらを殺した後は国王も殺して俺様が王になってやる! そしたら誰を殺しても良いし、金も使い放題、女も選び放題だぜ!」
「キャー素敵! アキヤ様ならきっと立派な王様になれますわ!」
「アキヤ様が王様なら、私達はお妃様よね!」
「当然だぜ! エミィ、チラチー、お前達には一生贅沢させてやるからな!」
バカ3人による飛躍し過ぎる話の流れが、行きつくところまで行きついた。
同じ日本語を話しているはずなのに、ここまで話の通じない人間って本当に居るものなのか?
って居たわ!? 現在進行形で目の前に居たわ!?
だがこのまま奴を野放しにすると、この国が崩壊する未来しか視えない。
そうなれば関係のない多くの人々が不幸になる。
そして近い将来、アイヴィナーゼ王国に属するライシーン領も不幸に見舞われるのは容易に想像がつく。
ライシーンにはリベクさんやジスタさん達、それにモーディーンさん達も暮らしている。
恩人である彼らを見捨てる事だけは、なにがあってもしてはならない。
「トシオ様」
覚悟を決めた俺に、隣に居たリシアが俺の腕に手を触れる。
その瞳に不安に揺れていたが、直ぐに表情を引き締め頷いた。
次にユニスに目配せすると、弓に矢を番えて頷き返してくる。
「……お気をつけて」
「行ってくる」
リシアに背中を押してもらい、収納袋様からアダマンタイトの斬撃短槍を取り出し、ククの横を通って前に出る。
「一騎打ち、受けてやるよ」
国家転覆なんて凶行を犯す前に殺ってしまおう。
こいつが居るせいで誰かが不幸になるというのなら、その不幸な誰かとは間違いなくこいつらがなるべきだ。
人生二度目の対人戦は、殺意と共に幕を開けた。
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