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62話 ライシーン第五迷宮
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「あれが迷宮の入り口か」
傾斜した地面の上から腹ばいで寝そべり身を隠し、ライシーン第五迷宮の入り口の様子を伺う。
薄暗い森の中、地中から盛り上がった高さ2メートル幅3メートル程の洞窟の入り口があり、その周囲では多くのゴブリンが生活を営んでいるのが良く見える。
ボーナススキルの〈サーチエネミー〉が、洞窟の周辺にゴブリンが37匹もいる事を告げてくる。
現場の情景を脳内で俯瞰すると、全体像が立体的に想像がつく。
「夜行性のゴブリンが巣の前でこれほど多くいるのは異常で、……すね」
「巣の前であれなら中はどれだけいるのか想像もつかないわねん」
「ゴブリンを1匹見たら30匹居ると思えって言葉もあるくらいだしねー」
フィローラとレスティーが真面目に話してると、カーチェが頭の犬耳を前方に集中させながら明るく言う。
Gみたいに言うなし。
37×30=………1110匹。
「その計算だと、今表に出てる奴らも含めて最低でも1110匹は居ることになるな」
暗算してから並んで寝転んでいる3人に告げてやると、3人から小さな呻きのようなものが聞こえた。
具体的な数を上げられたら想像できちゃって気持ち悪くなる現象に、想像力明確化を略して〈想明化現象〉と名付けてやろう。
すでに別の名前が付いてるかもだけど。
洞窟の中にも15匹ほど反応があるものの、入り口から10メートル程の距離で敵の反応が途切れている。
いくら薄暗いとはいえ今は朝。
洞窟回りのゴブの数に比べて、洞窟内の数が明らかに少なすぎる。
反応が途切れている場所の付近で敵対反応が増えたり減ったりを繰り返していることから、そこから何らかの原因――まぁ十中八九迷宮が原因でサーチエネミーの効果が及んでいないとみるべきだろうな。
ちなみに〈サーチエネミー〉だが、俺からは敵を現す黄色い光の球体が、障害物を貫通して立体的に動いて見えている。
「んもぉ~、あの数をまともに相手するのは避けたいわねぇ。お化粧も落ちちゃうしぃ?」
「ちょっと力技を使えば行けそうなんで、試してみたいんだけどいいかな?」
「そういうのがあるならどんどんやっちゃってよぉ」
「あたしも構わないわよ」
「私もでしゅ」
「OK」
3人に了解を取ると、カーチェには後方で待機中の仲間に『一人ずつこちらに来て、奇襲と同時に突撃する』旨を伝えてもらう。
皆が集まったところでクリエイトアースに因る土操作で入り口をふさぎ、ゴブリン集落の上空に無詠唱サンダーアローLv5を7重展開。
ゴブリンをサーチエネミーを頼りにマルチロックし70本の雷矢を一斉に射出すると、周囲に〝バヂヂッ!〟と雷鳴が複数響き集落前の殲滅を完了した。
視界の左隅にシステムメッセージが皆のレベルUPを報告してくれる。
「上手くいったな、行くぞ!」
「「「おー!!」」」
傾斜をゆっくりと居りながら、崩れた入り口の前に着く。
本来単体火力であるアロー系をこれまでの魔法実験で獲得した操作技術を使い、サーチエネミーで当たりをつけ打ち出すことで範囲魔法に仕立て上げてしまったのだ。
〈マルチプルキャスト〉と〈サーチエネミー〉のコンボである。
周囲を俯瞰で見られる能力が、まさかこの世界に来てから役に立つとは思わなかった。
使い道なんて、自転車に乗って地図と住所のみでプラモ屋探しする時くらいしかなかったからな。
でも、便利スキルも組み合わせ次第で簡単にチートスキルに変わるのが面白いなぁ。
〈詠唱短縮Lv2〉〈クールタイム減少Lv2〉〈サーチエネミー〉でも出来るけど。
「もうトシオちゃん一人で良いんじゃないかしら?」
「んな訳あるか、むしろまだ迷宮にも入っていないのに皆のMPを使いたくはないんだよ」
MPだって減るんだし、ビショップの〈マナチャージ〉は便利だが何故か〈クールタイム減少〉が働かず、一日一回しか使えないという欠点がある。
俺の全力なんて通常時は使わないに越したことは無い。
来る途中に話し合ったが、基本は2PTが交代で攻略を進め、危なくなったら待機してる方も戦闘に加わるスタイルで方針が決まっている。
「すごい、本当に勇者なんだ……」
「だから違うって」
カーチェが粒子散乱する大量のゴブリンを見て呻く。
「ほらぼさっとしない、明かりの用意」
普段は使わないような真面目ぶった口調で語気を強めて言うと、それだけで皆の顔に真剣さが宿った。
フィローラがランプを取り出し火の精霊を呼び出して着火し、レスティーがマジックユーザーの〈ライト〉を無詠唱で生み出してカーチェ達の盾に宿す。
セシルも〈ライト〉をククの大盾とトトのハルバードに貼り付け光源を確保。
「レスティー、入り口を開けてくれ」
「はぁ~い♪」
クサンテとユーベルトを先頭に、その後ろからクリエイトアースで洞窟の土砂を脇にどけて入り口を開き、洞窟の入り口に入っていく。
高さ幅共に5メートルと、中の通路は埋める前の入り口とは比較にならない程広く、二人が並んで入れる程だ。
そして洞窟の入り口に入った途端、俺の〈サーチエネミー〉に反応があった。
このまま直進してカーチェから10メートル、地面に何かが数体固まっているが、目視し辛い。
「前に何か居るよ」
カーチェの言葉に一同に緊張が走る。
「アーヴィン、ライトニングボール。発射後20メートル先で弾けさせろ」
「任せたまえ~♪」
皆が通路の端に身を寄せると、アーヴィンの〈サンダーボール〉がウィザードの自動発動スキル〈属性強化〉によって名称変更され、〈ライトニングボール〉となって歌に乗り投射された。
「雷光は眩く爆~~ぜ~~る~~~♪」
ビブラートを効かせて締めくくると、雷球が凄まじい光を発して爆散し、向こうで苦鳴が上がることなく粒子散乱の光が発生した。
どうやら下りになっているところで待ち伏せしていたようだ。
アーヴィンの称号【吟遊詩人】の固有スキル〈熱唱〉は、歌いながらスキルを使うことで使用スキルの効果が100%UPと言う、アーヴィンのためにあるようなふざけた性能を誇っていた。
火力だけで言えば詐欺にも程がある。
「下にもまだ何か居る、気をつけて!」
カーチェが耳を立ててそう告げると、レスティーによる無詠唱の火矢が下り通路の上で多重展開。
数十本の火の矢が下り通路に降り注いだ。
敵の反応が消えたところでレスティーも無詠唱どころか〈マルチプルキャスト〉まで使いこなせるようになったんだなぁと思っていると、そのレスティーが振り返り俺の顔を訝しげに見つめてくる。
んん?
「……今のはレスティーじゃないの?」
「違うわよ。私もてっきりあんたがやったんだと思って打ち合わせと違うから振り返ったのよ」
「私です…」
と、ミネルバが群青色の美しい翼を片翼広げて手を上げる仕草をした。
「お前だったのか……、全く気付かなかったぞ……」
「暇を持て余したハーピーの、遊び……」
足と翼をクロスさせた謎のポージングと共に眠たげな表情と鋭い眼光で勝ち誇るミネルバ。
何やってんだか。
「と、とりあえずミネルバも俺と同じで要所を押さえるように魔法を使ってくれ」
「分かりましたお父様……」
皆が前進を開始すると、そのミネルバの歩き方がどうもぎこちない。
時々バランスをとる様に羽根を広げて見せたりするのだ。
「ミネルバ、もしかして歩くの苦手だったりする?」
「はい…」
「ん~」
猛禽の胴体に人の頭じゃ、普通の鷲や梟と比べても歩き辛いわなぁ。
かと言って抱きかかえるにしてはデカ過ぎるし、小さくすると攻撃を受けた時にちょっとした攻撃で致命傷になりかねないし……。
ワープゲートで家に帰すかと思案していると、ユニスが自分の背に乗せるよう言ってくれた。
「大丈夫?」
「はい、ケンタウロスは人だって載せて走れますから問題はありません」
「ありがとうございます、ユニスお姉さま……」
ユニスの進言に従いミネルバを彼女の背に乗せ、先に進んだ。
傾斜した地面の上から腹ばいで寝そべり身を隠し、ライシーン第五迷宮の入り口の様子を伺う。
薄暗い森の中、地中から盛り上がった高さ2メートル幅3メートル程の洞窟の入り口があり、その周囲では多くのゴブリンが生活を営んでいるのが良く見える。
ボーナススキルの〈サーチエネミー〉が、洞窟の周辺にゴブリンが37匹もいる事を告げてくる。
現場の情景を脳内で俯瞰すると、全体像が立体的に想像がつく。
「夜行性のゴブリンが巣の前でこれほど多くいるのは異常で、……すね」
「巣の前であれなら中はどれだけいるのか想像もつかないわねん」
「ゴブリンを1匹見たら30匹居ると思えって言葉もあるくらいだしねー」
フィローラとレスティーが真面目に話してると、カーチェが頭の犬耳を前方に集中させながら明るく言う。
Gみたいに言うなし。
37×30=………1110匹。
「その計算だと、今表に出てる奴らも含めて最低でも1110匹は居ることになるな」
暗算してから並んで寝転んでいる3人に告げてやると、3人から小さな呻きのようなものが聞こえた。
具体的な数を上げられたら想像できちゃって気持ち悪くなる現象に、想像力明確化を略して〈想明化現象〉と名付けてやろう。
すでに別の名前が付いてるかもだけど。
洞窟の中にも15匹ほど反応があるものの、入り口から10メートル程の距離で敵の反応が途切れている。
いくら薄暗いとはいえ今は朝。
洞窟回りのゴブの数に比べて、洞窟内の数が明らかに少なすぎる。
反応が途切れている場所の付近で敵対反応が増えたり減ったりを繰り返していることから、そこから何らかの原因――まぁ十中八九迷宮が原因でサーチエネミーの効果が及んでいないとみるべきだろうな。
ちなみに〈サーチエネミー〉だが、俺からは敵を現す黄色い光の球体が、障害物を貫通して立体的に動いて見えている。
「んもぉ~、あの数をまともに相手するのは避けたいわねぇ。お化粧も落ちちゃうしぃ?」
「ちょっと力技を使えば行けそうなんで、試してみたいんだけどいいかな?」
「そういうのがあるならどんどんやっちゃってよぉ」
「あたしも構わないわよ」
「私もでしゅ」
「OK」
3人に了解を取ると、カーチェには後方で待機中の仲間に『一人ずつこちらに来て、奇襲と同時に突撃する』旨を伝えてもらう。
皆が集まったところでクリエイトアースに因る土操作で入り口をふさぎ、ゴブリン集落の上空に無詠唱サンダーアローLv5を7重展開。
ゴブリンをサーチエネミーを頼りにマルチロックし70本の雷矢を一斉に射出すると、周囲に〝バヂヂッ!〟と雷鳴が複数響き集落前の殲滅を完了した。
視界の左隅にシステムメッセージが皆のレベルUPを報告してくれる。
「上手くいったな、行くぞ!」
「「「おー!!」」」
傾斜をゆっくりと居りながら、崩れた入り口の前に着く。
本来単体火力であるアロー系をこれまでの魔法実験で獲得した操作技術を使い、サーチエネミーで当たりをつけ打ち出すことで範囲魔法に仕立て上げてしまったのだ。
〈マルチプルキャスト〉と〈サーチエネミー〉のコンボである。
周囲を俯瞰で見られる能力が、まさかこの世界に来てから役に立つとは思わなかった。
使い道なんて、自転車に乗って地図と住所のみでプラモ屋探しする時くらいしかなかったからな。
でも、便利スキルも組み合わせ次第で簡単にチートスキルに変わるのが面白いなぁ。
〈詠唱短縮Lv2〉〈クールタイム減少Lv2〉〈サーチエネミー〉でも出来るけど。
「もうトシオちゃん一人で良いんじゃないかしら?」
「んな訳あるか、むしろまだ迷宮にも入っていないのに皆のMPを使いたくはないんだよ」
MPだって減るんだし、ビショップの〈マナチャージ〉は便利だが何故か〈クールタイム減少〉が働かず、一日一回しか使えないという欠点がある。
俺の全力なんて通常時は使わないに越したことは無い。
来る途中に話し合ったが、基本は2PTが交代で攻略を進め、危なくなったら待機してる方も戦闘に加わるスタイルで方針が決まっている。
「すごい、本当に勇者なんだ……」
「だから違うって」
カーチェが粒子散乱する大量のゴブリンを見て呻く。
「ほらぼさっとしない、明かりの用意」
普段は使わないような真面目ぶった口調で語気を強めて言うと、それだけで皆の顔に真剣さが宿った。
フィローラがランプを取り出し火の精霊を呼び出して着火し、レスティーがマジックユーザーの〈ライト〉を無詠唱で生み出してカーチェ達の盾に宿す。
セシルも〈ライト〉をククの大盾とトトのハルバードに貼り付け光源を確保。
「レスティー、入り口を開けてくれ」
「はぁ~い♪」
クサンテとユーベルトを先頭に、その後ろからクリエイトアースで洞窟の土砂を脇にどけて入り口を開き、洞窟の入り口に入っていく。
高さ幅共に5メートルと、中の通路は埋める前の入り口とは比較にならない程広く、二人が並んで入れる程だ。
そして洞窟の入り口に入った途端、俺の〈サーチエネミー〉に反応があった。
このまま直進してカーチェから10メートル、地面に何かが数体固まっているが、目視し辛い。
「前に何か居るよ」
カーチェの言葉に一同に緊張が走る。
「アーヴィン、ライトニングボール。発射後20メートル先で弾けさせろ」
「任せたまえ~♪」
皆が通路の端に身を寄せると、アーヴィンの〈サンダーボール〉がウィザードの自動発動スキル〈属性強化〉によって名称変更され、〈ライトニングボール〉となって歌に乗り投射された。
「雷光は眩く爆~~ぜ~~る~~~♪」
ビブラートを効かせて締めくくると、雷球が凄まじい光を発して爆散し、向こうで苦鳴が上がることなく粒子散乱の光が発生した。
どうやら下りになっているところで待ち伏せしていたようだ。
アーヴィンの称号【吟遊詩人】の固有スキル〈熱唱〉は、歌いながらスキルを使うことで使用スキルの効果が100%UPと言う、アーヴィンのためにあるようなふざけた性能を誇っていた。
火力だけで言えば詐欺にも程がある。
「下にもまだ何か居る、気をつけて!」
カーチェが耳を立ててそう告げると、レスティーによる無詠唱の火矢が下り通路の上で多重展開。
数十本の火の矢が下り通路に降り注いだ。
敵の反応が消えたところでレスティーも無詠唱どころか〈マルチプルキャスト〉まで使いこなせるようになったんだなぁと思っていると、そのレスティーが振り返り俺の顔を訝しげに見つめてくる。
んん?
「……今のはレスティーじゃないの?」
「違うわよ。私もてっきりあんたがやったんだと思って打ち合わせと違うから振り返ったのよ」
「私です…」
と、ミネルバが群青色の美しい翼を片翼広げて手を上げる仕草をした。
「お前だったのか……、全く気付かなかったぞ……」
「暇を持て余したハーピーの、遊び……」
足と翼をクロスさせた謎のポージングと共に眠たげな表情と鋭い眼光で勝ち誇るミネルバ。
何やってんだか。
「と、とりあえずミネルバも俺と同じで要所を押さえるように魔法を使ってくれ」
「分かりましたお父様……」
皆が前進を開始すると、そのミネルバの歩き方がどうもぎこちない。
時々バランスをとる様に羽根を広げて見せたりするのだ。
「ミネルバ、もしかして歩くの苦手だったりする?」
「はい…」
「ん~」
猛禽の胴体に人の頭じゃ、普通の鷲や梟と比べても歩き辛いわなぁ。
かと言って抱きかかえるにしてはデカ過ぎるし、小さくすると攻撃を受けた時にちょっとした攻撃で致命傷になりかねないし……。
ワープゲートで家に帰すかと思案していると、ユニスが自分の背に乗せるよう言ってくれた。
「大丈夫?」
「はい、ケンタウロスは人だって載せて走れますから問題はありません」
「ありがとうございます、ユニスお姉さま……」
ユニスの進言に従いミネルバを彼女の背に乗せ、先に進んだ。
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