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44話 クサンテブートキャンプ・後編
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クサンテを教官役とし、彼女を除く第三班10人でPTを組み始めてから既に二時間近くが過ぎ、クサンテブートキャンプは過酷なものとなっていた。
慣れない森の中をひたすら歩きまわり、魔物と発見しては俺達の動きの一つ一つにクサンテの怒声が飛ぶ。
30分置きくらいで休憩をはさんではいるものの、休憩時間5分では疲れが抜けるわけも無く、俺達の疲労は限界に近付いていた。
「おええええ……」
そんな中、瀕死の〈はぐれグリズリー〉一頭相手に、範囲魔法のサンダーストームを発動させたアーヴィンがぶっ倒れると、吐くものがなくなった胃で嘔吐する。
何度目かのMP枯渇でついに限界に達したか、倒れたまま起き上がってくる様子が無い。
「この馬鹿、何度言えばわかるんだ! トシオの許可無く魔法を使うなって言ってるだろ!」
「ふっ…、たとえ誰であろうと、私の芸術を止めることはげふー!?」
へばりながらも減らず口を叩いている途中のアーヴィンを、クサンテは容赦なく横から蹴り飛ばした。
彼女が加減しているから、リザードマンに蹴られてもアーヴィンは生きていられる訳だが。
「え、今なんて言った?」
「だからごはっ!?」
「聞こえないよ?」
「何度でも言っぶぐっ!?」
「男ならはっきり言いな?」
「言ってぷらばっ!?」
「はっきり言えって言ってるだろ?」
「ご、ごめんなさい、もう勝手に魔法は使いまぜぶっ!?」
「出来るなら最初からやれってのよ」
アーヴィンは起き上がり反論を口にしようと声を出す度に、クサンテに蹴り続けられる。
最後は心が折れ、素直に謝ったところに更に踏み付けれられ沈黙させられた。
南無三……。
「オラァお前らもなにぼさっとしてやがる! さっさと敵を見つけるんだよ!」
クサンテは完全に意識が落ちたアーヴィンの襟首を掴んで引きずりながら怒鳴ると、ククとトトとユーベルトは前に向き直って行軍を再開する。
前衛陣ではククには合同PTになる前にブレイブハートのネタばらしをし、この合同PT中はブレイブハート無しで行くからと予め荒療治を加速させる旨を伝えておいた。
そのため序盤はもたつきクサンテに怒鳴られていたが、持ち前の馬力と下半身の安定感でサベージやグリズリーの体当たりすら受け止めてみせた。
それからは何が来てもびくともしなくなり、それが自信に繋がったのか恐怖心も薄らいだ様子で、とても落ち着いて今ではクサンテ程の安定感すら醸し出している。
さっきなんて、相変わらず突出したがるトトやユーベルトに「ククテトを見習え!」というクサンテのお叱りが飛んでたもんなぁ。
そのトトだが、器用なことは出来ないと見切りをつけられたのか、クサンテが技術面でのことを一切言わなくなった。
わかる。
しかしやべぇ、まさかクサンテがこんな鬼教官にジョブチェンジするとか思わなかった。
クサンテとレスティーに言われて前衛から一歩引いた位置に居る俺は、周囲を警戒する風を装い後方を見ると、すぐ後ろのレスティーとフィローラが真っ青な顔をして歩みを進める。
その後ろのリシアも疲労を滲ませ、リシアの隣を歩くアレッシオに至っては、10分程前からずっと泣きじゃくっている。
「ユニス!戦闘が終わったらすぐにトシオのところに戻る! ぼさっとしてると味方の援護がもらえない所で魔物に襲われるよ!」
クサンテの怒声が飛ぶと、ユニスは「ひゃい!」と上ずった返事を上げて俺のところまで戻ってきた。
その身体には汗で湯気が立ち、足の筋が時折痙攣を起こしている。
顔を紅潮させている彼女が少し心配になる。
「ユニス、大丈夫か?」
「な、なんとか……。故郷でも戦闘訓練を受けていましたが、ここまで熾烈なのは初めてです……。………ゾ……クし…すね……」
最後の言葉は良く聞き取れなかったが、それっきり疲労困憊といった感じで黙り込んでしまった。
無理も無い、強敵が現れる度に足元に注意しなければならない森の中を短距離ダッシュをし弓で狙撃しているのだ。
肩で息をし口元にはニヤリと笑みを浮かべている彼女のことも心配だ。
そのユニスの隣に居る俺はというと、実はあまり怒られてはいない。
前衛から引いた位置取りで全体の状況を見渡しながら、敵の数に合わせて全ての指示を俺の独断で出している。
数が多いとレスティー達の範囲魔法で一網打尽にし、少数なら前衛に俺も加わって一緒にボコり、はぐれグリズリーの様な大物が出た場合は単体魔法とユニスの弓による十字砲火からの総力戦を仕掛ける。
クサンテの罵声が飛んでこないところを見ると、今の所は間違ってはいないようだ。
むしろ前に出たときの攻撃の入り方や戦闘中の視野の狭さにダメ出しを受けているけど。
あまり怒られてはいないってだけで、行軍が楽になる訳ではないがな……。
そんな俺達のレベルはというと、全員が30代前半を過ぎようとしていた。
理由はクサンテのスパルタで行軍速度が速いことと、俺が十人合同PTなのを良いことに、余計なボーナススキルを全て外し〈獲得経験値増加Lv10〉をセットしているからである。
更に第三班全員のセカンドジョブもこっそり弄り、殆どの者にファイターを、元がファイターの者にはシーフを追加しておいた。
ファイターには〈HP増加〉や〈体力増加〉など、基本ステータス上昇効果のあるパッシブスキルがあるため、例えどの職であっても腐ることは無い。
合宿が終わり俺がPTから離れてセカンドジョブが外れたとしても、スキルは有効なはずなのはノービスのスキルが効果を発揮しているため推測できる。
シーフも〈回避増加〉や〈敏捷増加〉があるため、ファイターなら有って損は無い。
余談だが、後ろから付いてきている最上級職で次までの必要経験値も高いであろうモーディーンさんとビアンカさんのレベルまで1つ上がっていたりするのはご愛嬌だな。
だがレベル的には順調でも、流石に皆の疲労もピークに達している。
ユニスの脚の痙攣がまだ続いており、攣っているんじゃないだろうか。
こんな状態でまた駆け出せば、転倒して大怪我に繋がりかねない。
なにより気がかりなのがアレッシオだ。
このままではアレッシオの肉体的疲労以前に心が折れてしまう。
ここらで潮時にすべきである。
「クサンテ、少し良いか?」
意識が飛んでいるアーヴィンに、革製水袋の水を頭からぶっ掛け意識を覚まさせているクサンテに声をかけると、クサンテも気付いているのか頷いた。
「皆の疲労も限界だ、ここらで狩りを終えたいと思うんだがどうだろう?」
「そうだね、これ以上は明日に響く。ここいらで終わっておくのが良いだろうね」
俺の提案を受け入れた鬼教官の終了宣言に、皆が喜びに湧き上がる。
ユニスが何故か悔し気にしているのがいまいちわからないが。
「じゃ~あ~、一旦ここで休憩にしてから村に戻りましょ~ぅ」
疲労の色が隠せないレスティーの提案に俺とユニスとクサンテが頷くと、俺はリシアに目配せを送りながら、すぐにアレッシオの元に駆け寄り、昨日の内に用意していたクッキーの袋を取り出し手渡した。
「お疲れアレッシオ、よくがんばったな」
「うん……ぐすっ……足の裏と膝が痛くて辛かった……美味しい……」
アレッシオは泣きがらクッキーを口に含むと、顔を綻ばせて食べ始める。
「良かったら皆も食べてくれ」
そう言ってレスティーにも焼き菓子の入った袋を手渡すと、他の皆が袋をもつレスティーとアレッシオに群がり大騒ぎとなる。
そんな皆を尻目に、俺はリシアの元へ向かった。
「お疲れ様リシア。こんなことに付き合わせてしまってごめんね」
「いえ、むしろトシオ様と色々なものを共有できたのが嬉しいくらいです。……ですが、他の誰よりもまず私のところに来て欲しかったです」
本気半分冗談半分の上目遣いでそう拗ねてみせる超絶可愛いリシアさんに、俺のあふれる想いは流線型です。
流れのままにリシアを抱き寄せてくちづけをしようとしたが、背後の視線に気付き振り向くと、クッキーに群がっていたほぼ全員が不自然に顔の向きを変え、明日の天気は晴れるかどうかとかほざきはじめた。
ただ一人、視線を逸らすことなくクッキーをかじっているトトがクッキーを飲み込み――
「ちゅーしないの?」
トトがこちらを鑑賞しながらクッキーの袋の手に伸ばすと、新たなクッキーを取り出しかじりはじめた。
……ここで慌てても引いても負けだ。
ならもういっそのこと押し込んでやる!
「あとでするよ? もうこれでもかってくらいちゅっちゅちゅっちゅするよー!」
開き直って宣言してやると、トト以外の全員の顔が真っ赤に染まる。
だが肝心のトトは「へー」っと全く動じることなく、またクッキーを手に取り頬張った。
む、この子を負かすにはどうしたらいいものか……。
少し思案し色々とダメな感じの迷案が浮かんでしまったので、宿舎の割り振り次第で実行に移すことにしよう。
こうしてクサンテブートキャンプは幕を閉じた。
それにしても、誰だよこんな鬼教官を目覚めさせたやつは。
断じて俺のせいじゃあない。
あぁ、俺のせいじゃあないともさ!(逃避)
慣れない森の中をひたすら歩きまわり、魔物と発見しては俺達の動きの一つ一つにクサンテの怒声が飛ぶ。
30分置きくらいで休憩をはさんではいるものの、休憩時間5分では疲れが抜けるわけも無く、俺達の疲労は限界に近付いていた。
「おええええ……」
そんな中、瀕死の〈はぐれグリズリー〉一頭相手に、範囲魔法のサンダーストームを発動させたアーヴィンがぶっ倒れると、吐くものがなくなった胃で嘔吐する。
何度目かのMP枯渇でついに限界に達したか、倒れたまま起き上がってくる様子が無い。
「この馬鹿、何度言えばわかるんだ! トシオの許可無く魔法を使うなって言ってるだろ!」
「ふっ…、たとえ誰であろうと、私の芸術を止めることはげふー!?」
へばりながらも減らず口を叩いている途中のアーヴィンを、クサンテは容赦なく横から蹴り飛ばした。
彼女が加減しているから、リザードマンに蹴られてもアーヴィンは生きていられる訳だが。
「え、今なんて言った?」
「だからごはっ!?」
「聞こえないよ?」
「何度でも言っぶぐっ!?」
「男ならはっきり言いな?」
「言ってぷらばっ!?」
「はっきり言えって言ってるだろ?」
「ご、ごめんなさい、もう勝手に魔法は使いまぜぶっ!?」
「出来るなら最初からやれってのよ」
アーヴィンは起き上がり反論を口にしようと声を出す度に、クサンテに蹴り続けられる。
最後は心が折れ、素直に謝ったところに更に踏み付けれられ沈黙させられた。
南無三……。
「オラァお前らもなにぼさっとしてやがる! さっさと敵を見つけるんだよ!」
クサンテは完全に意識が落ちたアーヴィンの襟首を掴んで引きずりながら怒鳴ると、ククとトトとユーベルトは前に向き直って行軍を再開する。
前衛陣ではククには合同PTになる前にブレイブハートのネタばらしをし、この合同PT中はブレイブハート無しで行くからと予め荒療治を加速させる旨を伝えておいた。
そのため序盤はもたつきクサンテに怒鳴られていたが、持ち前の馬力と下半身の安定感でサベージやグリズリーの体当たりすら受け止めてみせた。
それからは何が来てもびくともしなくなり、それが自信に繋がったのか恐怖心も薄らいだ様子で、とても落ち着いて今ではクサンテ程の安定感すら醸し出している。
さっきなんて、相変わらず突出したがるトトやユーベルトに「ククテトを見習え!」というクサンテのお叱りが飛んでたもんなぁ。
そのトトだが、器用なことは出来ないと見切りをつけられたのか、クサンテが技術面でのことを一切言わなくなった。
わかる。
しかしやべぇ、まさかクサンテがこんな鬼教官にジョブチェンジするとか思わなかった。
クサンテとレスティーに言われて前衛から一歩引いた位置に居る俺は、周囲を警戒する風を装い後方を見ると、すぐ後ろのレスティーとフィローラが真っ青な顔をして歩みを進める。
その後ろのリシアも疲労を滲ませ、リシアの隣を歩くアレッシオに至っては、10分程前からずっと泣きじゃくっている。
「ユニス!戦闘が終わったらすぐにトシオのところに戻る! ぼさっとしてると味方の援護がもらえない所で魔物に襲われるよ!」
クサンテの怒声が飛ぶと、ユニスは「ひゃい!」と上ずった返事を上げて俺のところまで戻ってきた。
その身体には汗で湯気が立ち、足の筋が時折痙攣を起こしている。
顔を紅潮させている彼女が少し心配になる。
「ユニス、大丈夫か?」
「な、なんとか……。故郷でも戦闘訓練を受けていましたが、ここまで熾烈なのは初めてです……。………ゾ……クし…すね……」
最後の言葉は良く聞き取れなかったが、それっきり疲労困憊といった感じで黙り込んでしまった。
無理も無い、強敵が現れる度に足元に注意しなければならない森の中を短距離ダッシュをし弓で狙撃しているのだ。
肩で息をし口元にはニヤリと笑みを浮かべている彼女のことも心配だ。
そのユニスの隣に居る俺はというと、実はあまり怒られてはいない。
前衛から引いた位置取りで全体の状況を見渡しながら、敵の数に合わせて全ての指示を俺の独断で出している。
数が多いとレスティー達の範囲魔法で一網打尽にし、少数なら前衛に俺も加わって一緒にボコり、はぐれグリズリーの様な大物が出た場合は単体魔法とユニスの弓による十字砲火からの総力戦を仕掛ける。
クサンテの罵声が飛んでこないところを見ると、今の所は間違ってはいないようだ。
むしろ前に出たときの攻撃の入り方や戦闘中の視野の狭さにダメ出しを受けているけど。
あまり怒られてはいないってだけで、行軍が楽になる訳ではないがな……。
そんな俺達のレベルはというと、全員が30代前半を過ぎようとしていた。
理由はクサンテのスパルタで行軍速度が速いことと、俺が十人合同PTなのを良いことに、余計なボーナススキルを全て外し〈獲得経験値増加Lv10〉をセットしているからである。
更に第三班全員のセカンドジョブもこっそり弄り、殆どの者にファイターを、元がファイターの者にはシーフを追加しておいた。
ファイターには〈HP増加〉や〈体力増加〉など、基本ステータス上昇効果のあるパッシブスキルがあるため、例えどの職であっても腐ることは無い。
合宿が終わり俺がPTから離れてセカンドジョブが外れたとしても、スキルは有効なはずなのはノービスのスキルが効果を発揮しているため推測できる。
シーフも〈回避増加〉や〈敏捷増加〉があるため、ファイターなら有って損は無い。
余談だが、後ろから付いてきている最上級職で次までの必要経験値も高いであろうモーディーンさんとビアンカさんのレベルまで1つ上がっていたりするのはご愛嬌だな。
だがレベル的には順調でも、流石に皆の疲労もピークに達している。
ユニスの脚の痙攣がまだ続いており、攣っているんじゃないだろうか。
こんな状態でまた駆け出せば、転倒して大怪我に繋がりかねない。
なにより気がかりなのがアレッシオだ。
このままではアレッシオの肉体的疲労以前に心が折れてしまう。
ここらで潮時にすべきである。
「クサンテ、少し良いか?」
意識が飛んでいるアーヴィンに、革製水袋の水を頭からぶっ掛け意識を覚まさせているクサンテに声をかけると、クサンテも気付いているのか頷いた。
「皆の疲労も限界だ、ここらで狩りを終えたいと思うんだがどうだろう?」
「そうだね、これ以上は明日に響く。ここいらで終わっておくのが良いだろうね」
俺の提案を受け入れた鬼教官の終了宣言に、皆が喜びに湧き上がる。
ユニスが何故か悔し気にしているのがいまいちわからないが。
「じゃ~あ~、一旦ここで休憩にしてから村に戻りましょ~ぅ」
疲労の色が隠せないレスティーの提案に俺とユニスとクサンテが頷くと、俺はリシアに目配せを送りながら、すぐにアレッシオの元に駆け寄り、昨日の内に用意していたクッキーの袋を取り出し手渡した。
「お疲れアレッシオ、よくがんばったな」
「うん……ぐすっ……足の裏と膝が痛くて辛かった……美味しい……」
アレッシオは泣きがらクッキーを口に含むと、顔を綻ばせて食べ始める。
「良かったら皆も食べてくれ」
そう言ってレスティーにも焼き菓子の入った袋を手渡すと、他の皆が袋をもつレスティーとアレッシオに群がり大騒ぎとなる。
そんな皆を尻目に、俺はリシアの元へ向かった。
「お疲れ様リシア。こんなことに付き合わせてしまってごめんね」
「いえ、むしろトシオ様と色々なものを共有できたのが嬉しいくらいです。……ですが、他の誰よりもまず私のところに来て欲しかったです」
本気半分冗談半分の上目遣いでそう拗ねてみせる超絶可愛いリシアさんに、俺のあふれる想いは流線型です。
流れのままにリシアを抱き寄せてくちづけをしようとしたが、背後の視線に気付き振り向くと、クッキーに群がっていたほぼ全員が不自然に顔の向きを変え、明日の天気は晴れるかどうかとかほざきはじめた。
ただ一人、視線を逸らすことなくクッキーをかじっているトトがクッキーを飲み込み――
「ちゅーしないの?」
トトがこちらを鑑賞しながらクッキーの袋の手に伸ばすと、新たなクッキーを取り出しかじりはじめた。
……ここで慌てても引いても負けだ。
ならもういっそのこと押し込んでやる!
「あとでするよ? もうこれでもかってくらいちゅっちゅちゅっちゅするよー!」
開き直って宣言してやると、トト以外の全員の顔が真っ赤に染まる。
だが肝心のトトは「へー」っと全く動じることなく、またクッキーを手に取り頬張った。
む、この子を負かすにはどうしたらいいものか……。
少し思案し色々とダメな感じの迷案が浮かんでしまったので、宿舎の割り振り次第で実行に移すことにしよう。
こうしてクサンテブートキャンプは幕を閉じた。
それにしても、誰だよこんな鬼教官を目覚めさせたやつは。
断じて俺のせいじゃあない。
あぁ、俺のせいじゃあないともさ!(逃避)
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