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番外編
後日談:マーキング R18
しおりを挟む独占欲の強いゾディアス様にかかえられ、寝室に備え付けられている浴室に連れて行かれた。何故か、既にバスタブには泡風呂が準備されているのには、目を細めるが驚かない・・・。
ゾディアス様は器用にリンジェーラの服を脱がせていき、自身も服を脱いで、リンジェーラをかかえたまま一緒にバスタブに入った。
明るいが、泡があるおかげでリンジェーラの恥ずかしは軽減されるが、ゾディアスに洗われるのは慣れてはいないため、リンジェーラの身体は背中を丸めて縮こまった。
「リンジー洗えない、さぁ」
すかさずゾディアス様が背後から抱きして、縮こまるリンジェーラに、身体の力を抜くように耳元で囁いて、背中を撫で上げてきた。
だが、リンジェーラにとってゾディアス様の行動は、より身体を固くさせてしまう要因になる。力を抜けないリンジェーラを見てゾディアス様は、リンジェーラの耳を愛撫するように、ぴちゃぴちゃと音を立てなめてきた。
「やッ、耳は」
「弱いんだったな」
ゾディアス様は、リンジェーラの耳が弱いのを狙って、力が抜ける様に執拗に耳をせめあげる。耳を舐められたかと思えば耳たぶを甘噛みされ、耳元で甘い言葉をささやいた。
「リンジー、愛している。可愛い声をもっとだして、身を委ねてくれ。隅々まで愛したい」
泡が付いた手で上半身を洗われながら、ヌルヌルとした感覚にリンジェーラは声を漏らす。
「リンジー、先が固くなっているな。洗っているだけなのに気持ちいいのか」
ゾディアス様は大きな手で胸全体を揉み上げる様に、洗うという名目で愛撫をしてくる。ゾディアス様の手のひらにリンジェーラの胸飾りが時おり触れ、もっと触って貰いたいと欲求を高めるように焦らしてきた。
「ゾディアス様ッわかってやって、意地悪ッ」
リンジェーラはゾディアス様の手に、自身で探りつける様に体が動いていまい、ゾディアス様を喜ばせた。
「リンジー、可愛いな。そんなに胸をさぐられたいのか」
「ッ、やッ」
リンジェーラはゾディアス様の言葉による攻撃に耐えられずに乱れてしまう。
「しっかり洗ったら、ちゃんとまた汚すから今は煽らないでくれ」
リンジェーラは煽ってなどいないと言いたかったが、声に出来ないくらいゾディアスの手で乱されてしまい、言葉にはならない。
隅々まで洗い終わる頃には、されるがままに甘い声を響かせられて既に限界で、リンジェーラはぐったりとゾディアス様にもたれかかっていた。
「終わったぞ。後はたっぷりと俺の匂いをつけるからな」
リンジェーラは限界なのに、ゾディアス様は今からだといいリンジェーラにバスローブをきせて抱えあげる。
だがリンジェーラからは何もいえなかった。正確には声が出なかった。
「大丈夫か?声を上げすぎたんだろう。果実水を飲むといい」
誰のせいだと言いたかったが、ゾディアス様は果実水を口に含むと、リンジェーラに口移しで飲ませる。
そして、また良い声で泣いてもらわないといけないからなと、リンジェーラの羞恥を煽る様に囁いた。
「俺を惑わすその声で、俺をよんでくれ。リンジーの匂いを堪能させてくれ・・・たくさん乱れてくれ」
ゾディアス様はリンジェーラをベッドに組み敷くと、リンジェーラのたわわな胸の片方を愛撫しながら、もうかた方に吸い付いた。
「あっ、そんなッ、しちゃ、ダメッ。出ちゃうの」
まだリンジェーラの胸からは、刺激をすると母乳がにじみでてしまう。
「もうこれは必要じゃないから、俺が頂いてしまっていいだろう」
ゾディアス様はリンジェーラから溢れ出る母乳を舐めて、至福の表情をみせてくる。
「リンジーの母乳は甘くて、美味いな。勝手にどんどん溢れ出てくる」
「ッ、吸うからですッ。そんなことしなかったらッ出なくなりますから」
「なら、毎日俺が吸わないといけないな。出ないのは勿体ない」
ゾディアス様は口いっぱいに頬張り、より強く乳房に吸い付いた。
「やッ吸わないで」
リンジェーラは胸に吸い付くゾディアス様を押しのけようと抵抗する。
しかし、母乳が溢れ出る感覚は、下腹部も疼いてしまい力が入らなかった。
「リンジー、いい匂いだ。甘い、リンジーの愛しい匂いがする。君の匂いは俺を興奮させておかしくする」
リンジェーラの下部に手を伸ばし、甘い匂いの蜜を指で掬いあげてみせつけてくるのだ。
乳房から口を離し、リンジェーラの目の前で、甘くて酔いそうだと指についた蜜を舐め、もっと酔わせてくれと秘部に顔を埋めてきた。
「だめッ」
ゾディアス様の舌がリンジェーラの中に入りかき乱すように動くと、ゾディアス様の鼻がリンジェーラの蕾に擦れてさらに気持ちがよくなった。
口では、だめと繰り返しながらも、ゾディアス様の愛撫にリンジェーラはされるがままに感じてしまう。
「駄目じゃないだろ、どんな感じか口にして」
止まない愛撫にリンジェーラは抗うことなく、答える。
「ゾディアス様の舌がッ、気持ちいいの、いっぱいヌルヌルで、おかしくなるの。奥がうずいちゃうッもっと、もっと奥まで、ほしいッ」
リンジェーラはゾディアス様の顔を引き寄せるように掴んで懇願した。
「美しいのに熱くてみだらで、どれだけ夢中にさせるんだ。リンジーの疼く奥までたっぷり愛してやる」
ゾディアス様は既に立ち上がっていた自身を、リンジェーラの秘部に沈め、容赦なく一気に貫いた。
「ああッん」
リンジェーラは奥まできた熱く脈うつ逸物を、何度も抽送されながら、また声がかれるほど喘がされ続ける。そして最後はたっぷりと最奥に彼の白濁を流し込まれ、ゾディアス様のマーキングが完了するのだ。
しかし、結局1度では終わらず、しっかりと子種が実を結ぶほどに繰り返されたのだった。
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