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番外編

後日談:欲求不満     R18

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 リンジェーラは安定期に入り、日々穏やかな日を過ごしていた。

 娘は片言を話す様になり、もう歩き始めたと思ったら、最近は走り出してしまいそうな勢いでリンジェーラを驚かせている。体当たりしそうな娘から、ゾディアス様がリンジェーラを守り、父親らしく注意しながらも一緒に遊ぶ毎日だ。

 本当にとても穏やかな毎日で、ゾディアス様は変わらず、リンジェーラの世話も甲斐甲斐しくしてくれていた。


 以前の妊娠時より違うのは、リンジェーラもゾディアス様に甘えるようになっている事くらいだろう。


 団長が出禁になった日から、リンジェーラはモヤモヤする事が増えてしまい、自分からゾディアス様にくっつく様になっていた。いつもならゾディアス様の抱擁をただ、受け入れて幸せだなと感じるだけだったのに・・・。


 何故自分からゾディアス様に甘え出したのか、きっかけは団長達なのかなと自覚しているし、甘えているなという自覚もリンジェーラにはちゃんとある。だが、なぜだかよくわからない感覚もわいていた。

 何となくあの件以降、ゾディアス様にくっついていたくてたまらない感覚が、自分らしくないなと思うのだ。



「最近はよく甘えてくるな」


 寝るためにベッドに横になり、ゾディアス様がリンジェーラを抱きしめながら言ったきた。

「嫌、ですか?」
 何処となくゾディアス様の言い方にリンジェーラは不安になる。今日だって、いつものようにリンジェーラからゾディアス様に抱きつく様な大勢で寝ようとしていたのだから・・・。


「嫌ではない。嬉しいくらいだが、抱きつくのはもうお腹がでてきたから気をつけた方がいい」
 ゾディアス様はリンジェーラのお腹を撫でながら、気遣う言葉を口にする。


「それは・・・・・・やめろという意味にしか聞こえません」
 だが、リンジェーラはゾディアス様に拒否された気持ちになり悲しくなった。

「リンジー、そうは言ってない」
 ゾディアス様はリンジェーラの言葉を直ぐに否定する。

 
「・・・どうだか」

 リンジェーラは、ゾディアス様に甘えた自分が馬鹿みたいに思えて、寝返りを打ってゾディアス様に背を向けた。


「リンジー」
 背を向けたからか、ゾディアス様は悲みを滲ませた弱い声で、リンジェーラの名を呼んくる。


「ご希望どおりにしてあげました。・・・もう抱き合いませんッ」
 リンジェーラは自分で言って悲しくなる。

 何故こうも悲しくなるのか、不安になるのか、リンジェーラは自分からゾディアス様を遠ざけてみて、ふと気づく。


 妊娠してから、夫婦としての夜の触れ合いが未だないなぁと・・・。

 前回は安定期に入りリンジェーラはゾディアス様を満たすためにある程度は致していた。けれど今回はゾディアス様はそういう欲求をリンジェーラにむけてこないのだ。


 だからリンジェーラは無意識に、自分からゾディアス様に甘えてくっついていたのだと・・・・・・。以前は、くっついてくるのはゾディアス様の方だったのに。

「リンジー、拗ねないでくれ。抱き合いたくないわけじゃない」

「じゃあなんですか・・・」
 リンジェーラは少し意地になり、背を向けたまま問いかける。


「ただ・・・だな」


「ただ?」


「・・・だきしめてもいいか?」

 ただと言葉を濁し、その先の言葉は言わずに、抱きしめていいかとくちにするものだから・・・リンジェーラは迷った。

「・・・嫌だと言ったら?」


「・・・嫌なら・・・我慢する」
 リンジェーラに嫌われたくないのだろう、ゾディアス様は我慢するといいながらも、本音は我慢したくないのだという声色で絞り出すように返事をした。


 だから、やっぱりゾディアス様に甘いリンジェーラは許すのだ。


「・・・・・・嫌、じゃないです」
 

 許されたゾディアス様は、後ろからそっとリンジェーラをだきしめる。そして、リンジェーラのお尻に硬く熱いものが押し当たった。

「ッ」
 

「前回はだな、知識がなくて安定期でもしなかったが・・・妊婦に負担がかからないやり方をだな・・・聞いてしまって、ずっと我慢していたんだ」


 ゾディアス様はリンジェーラに本音を話し始めた。


「それって、私がゾディアス様に甘え出したのは、自分のせいだとわかってるいい方ですね」

「ああ・・・安定期に入るまでは、自己の衝動を抑えるために、自分からリンジーには極力触れない様にしていた。だからリンジーから甘えてきた時は驚いたし、嬉しかった。だがまだ微妙な時期だからと耐えていた」

「でも・・・今のこの状況って・・・」


「ああ、主治医に確認したら、大丈夫だと言われたんだ」

 確かに今日は診察日だった・・・珍しくゾディアス様が主治医と話しているのを見たが、それを聞いていたのだと思うと恥ずかしい。


「えっと、それで・・・今日、したいという事ですか?」

 リンジェーラは恥ずかしいがゾディアス様に確認する。


「ああ、今日、今からリンジェーラに触れたい」
 ハッキリと耳もとで言われ、リンジェーラはゾディアス様をみれそうになかった。


「いいだろうか?」
 リンジェーラはゾディアス様の色気にあてられ、駄目とは言えず頷いた。


 リンジェーラが頷いたのを確認すると、ゾディアス様はリンジェーラのうなじに口付け、ゆっくりとリップ音を立てながら、耳元に近づく。

 耳の輪郭を食すように甘噛みされ、顔を見せてと、顎に手をかけてゾディアス様の方を向かされた。そして次は舌を食さんとばかりに絡められながら甘噛みされる。

「んやぁ」
 いつもの口付けと違い、舌を甘噛みされるのは初めてで、鳥肌がたつほどの刺激が襲う。


 胸もいつの間にかはだけさせられ、直に揉みしだかれ形を変える。


 いつもより大きくなった胸は、ゾディアス様の大きな手からこぼれ落ちては弾んでをくり返され、最後は熟した果実に吸いつかれた。


 固くなった先端を、舌を尖らせ形を確かめる様にこねらる。久々のゾディアス様の舌に意識が集中し、じわっと胸が熱くなった・・・。


 
「母乳がでてきたな」


 ゾディアス様はリンジェーラの胸をすいながら、もう片方の手で乳をにぎり、母乳を搾り出す。


「やッ」


 リンジェーラは恥ずかしい感情と、あまり胸を刺激しては母胎には悪いのではないかと、ゾディアス様の手を制す。


「大丈夫だ・・・刺激しても問題ない。むしろ安産のためには、こうのようにマッサージするのがいいと聞いた」


「そんなッ、でも」


「大丈夫だ・・・だめな事はちゃんと聞いているから。だが、リンジーが嫌ならやめるよ」

 
 リンジェーラが嫌ならとゾディアス様はいいながら、胸を触る手は止まらない。リンジェーラが嫌だと言わないとわかっているように、手のひらで包み込んで触れてくる。


「ずるいッ、そんな触り方されたら・・・」


「されたら?」


「もうッゾディアス様がほしいです」

 リンジェーラはゾディアス様に触れられているだけでなく、その先をしてほしいと訴えた。


「ッ、リンジー。あまり煽らないでくれ、今直ぐ入れたら優しくできない」
 ゾディアス様は辛そうな声をだしてリンジェーラの頭をなでてきた。


「なら・・・ベッドの端に座って下さい」

 リンジェーラはゾディアス様を座らせると、ゾディアス様の足の間に入り、床に膝をつく。

「ゾディアス様の大好きなお胸で、ご奉仕してあげますね」

 ゾディアス様はリンジェーラの行動に体勢は辛くないのかと聞きながらも、してほしそうにリンジェーラの頬を撫でてきた。


「大丈夫です。おなかは圧迫されません」


「なら、頼む。交わる前に一度抜いた方がリンジーへの負担が減るだろうからな」


 ゾディアス様は早くやってくれというように、リンジェーラの頭を優しくなでた。


「そういうことなら、お胸とお口で頑張りますね」
 リンジェーラは、ゾディアス様のを胸で挟みこみ、でている先端に舌を這わせた。


 ゾディアス様はいきなりの刺激に、声を我慢したが、だんだんと息が荒くなる。リンジェーラはゾディアス様の息づかいから気持ちがいいのだと判断しながら、ゾディアス様が射精するまで、しっかり奉仕し続けた。
 

「ッく」

 
 ゾディアス様はリンジェーラの胸を白濁で汚し、その光景を眺めたあとちゃんと綺麗にすると、ベッドにリンジェーラを抱えあげて横にした。


「シムス位というらしいのだが、これが妊婦には楽なようだ」

 ゾディアス様は、教えてもらった知識でリンジェーラの体勢を整え、後ろから自身のそそり立ったものを蜜口に擦りつけた。


 さらに、深くならないように足は閉じておくように言うと、奥へ沈めてきては、ゆっくりと抜き差しを繰り返す。


「ゾディアス様ッ、気持ちいいッ」

 リンジェーラは久しぶりのゾディアス様を中で感じ、ゆっくりとした抜き差しでは刺激がたらず、腰がゆれる。

「俺もだ、リンジー。だが、あまり煽らないでくれ」

 ゾディアス様は背中に口付けを落としながらも、抽送を繰り返しリンジェーラの感じる所をついてくる。


「あッ、そこッやっ」


「嫌じゃなくて、好きだろう?リンジーはバックで、ここを擦られると、中が締まってピクピクするんだ」


 ゾディアス様はリンジェーラの感じるところを一点集中し攻め上げる。
「やン、そんなにッしちゃ、すぐイっちゃッ」


「イクといい」

 ゾディアス様はリンジェーラの胸飾りに手を伸ばし、捏ねるように固くなった先を刺激しながら、耳元で甘く囁いた。

 そして、リンジェーラがイった後に中にはださず、再び胸にかけようとしてきたので、ゾディアス様のを咥えて口腔内で搾りとりしっかりゾディアス様の表情をリンジェーラはみて満足するのだった。
 


 









 











 
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