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後日談

後日談:思い出話     *

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 今日は、久しぶりにシリウス様と2人きりの時間を過ごす事になった。
 普段シリウス様は、昼間は仕事に行き、夕方には屋敷へ毎日帰って来てくる。夜は一緒のベッドであるから、2人の時間は一応あるのだが、今日2人で過ごすのは昼間だ。


 昼間は大抵子ども達がいて、2人きりになる時間はない。

 上の子達は学園に行き、シェリーは今日お茶会に呼ばれておらず、リーディアは、レティシアと出かける約束をしていた。
 だが、朝にレティシアから、下の子が熱を出したと連絡があり行くはずだった観劇は中止となったのだ。


 だから今日は屋敷で1人の為、何をしようかと思っていたのだが何故か昼間にもかかわらず、シリウス様が屋敷に戻ってこられた。


「シリウス様?どうされましたか。何か忘れ物ですか?」
 珍しいこともあるなとリーディアは思った。


「いや、忘れ物ではない。今日ディアが予定がなくなり1人だとシアから聞いてな。シアと行くはずだった観劇を一緒に行こうと思い帰ってきた」


「・・・え?」
 レティシアが連絡をしてくれるのは驚きはしないが、それでわざわざ仕事をせず帰って来たことに驚いた。



「たまには昼間も休まないとな・・・別に無理に帰ってきたわけではないから大丈夫だ。きちんと仕事も終えている」
 シリウス様はリーディアの手を取り口付けてくる。


「今日は久々に、私達だけの2人の時間を過ごしに行こう」
 


 リーディアはシリウス様が2人の時間を作るために帰って来てくれた事を嬉しく思い、笑みを浮かべ頷いた。


 シリウス様は既に支度をしていたリーディアに、着替えてくると言い一旦部屋にもどられた。しばらくして昔のあの時のように眼鏡を外してラフだが、きっちりスタイルがきっちり決まっているシリウス様が現れる。


 昔の事を思い出しドキっとしてしまった。シリウス様は昔と変わらないなと思う。昔と変わったのは年齢を重ね大人なかっこよさが増したくらいだ。


 シリウス様に見惚れてしまっていると、シリウス様は悪戯な笑みを浮かべ、リーディアを抱えあげて馬車に乗り込んだ。

「シリウス様ッ」
 リーディアは思わず慌てる。寝室で抱えられる事はあるが、外ではなかったため驚いてしまった。屋敷の者達の温かい目が居た堪れずリーディアはシリウス様の胸に顔を埋めるのだった。

 
 観劇を観ている間も、シリウス様はリーディアに寄り添ってくるので、リーディアはあまり集中することが出来なかった。


 観劇が終わり、シリウス様は以前にも来た薔薇園にリーディアを連れて来てくれた。

 案内されたのも、以前と同じ薔薇のアーチをくぐった先の、白一色の大輪の薔薇が咲き誇っている場所だ。
 噴水があり、ブルーのタイルで塗装されているのは変わらず、水が流れていて光り、白い薔薇とのコントラストが以前に来た時を鮮明に思い出させた。


 水に囲まれ、中央にあるガゼボのソファに座る。ここも以前座った場所だ。少し違うのは白いレースカーテンが目隠しするように飾られているくらいだろう。

「あまり、以前と変わりませんね」
 リーディアは、シリウスと2人になり、懐かしさを表情に出した。

「ああ・・・。シアが、この場所だけは、変えずにいてくれたんだ。ディアが私の色がいっぱいだと言ってくれた場所だからな」
 シリウス様は、微笑みリーディアの手を握ってくる。


 シリウス様は、リーディアが昔言った事を覚えていてくれたようで、リーディアは照れ臭くも嬉しくなり、シリウス様へ笑みを向けかえした。リーディアの笑みにシリウス様は、リーディアを引き寄せ口付けてくる。


「んっ、シリウス様ッ、ですからここは外ですよ」
 リーディアは以前と同じようにやんわりと、シリウスの口付けを手で静した。

 シリウスは以前と同様、静止してきたリーディアの手にも口付け笑みを浮かべる。そして、もう一度リーディアに口付け、口を塞いできた。
 舌を絡めながらソファに押し倒すまで以前と同じで、シリウス様が何をしたいのかを少し理解できた。

「シリウス様ッ・・・もうッ、ここまで再現しなくてもッ」 


「そうだな、以前来た時とは立場が違うからな・・・まったく一緒にしなくてもよかったんだったな」
 そう言い、シリウス様はリーディアのドレスを乱しにかかった。


「やッ、なんで」
 リーディアはシリウス様が理解してくれ、やめてくれると思ったのだが、予想とは逆の事をしてきて驚いた。あっという間に胸元が肌けさせられて露わにされてしまう。


「ディアが許可をくれたじゃないか。以前来た時は婚約者だったからな。だが今は夫婦だ・・・なら、以前出来なかった事の続きをしてもいいということだろう」
 シリウス様は勝手に了承もなく、リーディアの胸を揉み上げて頂きの飾りを弄び出した。


「ッ、よくありませんッ、外だと言ってるじゃありませんかぁッ」
 リーディアが話しているのに、シリウスはリーディアを刺激し続ける。


「大丈夫だ。防音の魔法は使っているし、レースで周りには見えない。以前を参考に改善点を言ってみた甲斐があったな」
 いつの間にか縛られていたレースカーテンの紐が解け、周囲からガゼボ内は見えないようにされていた。来た時にこのレースカーテンだけが違うと思ったのは、こういう場に備えてシリウス様が変えさせていたからなのは呆れるしかない・・・。


「このためにこんなッ!?」
 屋敷の庭にも似た場所を作って愛し合っているのに、屋敷外にも作っていたとは・・・。


「ディアは周りに見られたくはないだろう?だから配慮したんだ。周りにはこちらの姿は見えもしないし、声も聞こえはしないから、カーテンは閉めなくてもいいかと思ったが・・・やはりカーテンは開けてしようか?」
 シリウスはリーディアに真剣な表情で提案してくる。


「やッ、だめです。開けてなんてッ、恥ずかしすぎてそんなの耐えられないですッ。するならこのままでして下さい」
 リーディアはシリウスに刺激されながら、嫌だと伝える。


「わかった。なら、このままでする事にしよう」
 シリウス様はリーディアに言質をとったぞという顔をして、ニヤリとされた。リーディアはシリウス様の表情にしまったと思ったがもう何を言っても聞く耳をもってはもらえそうになかった。


「やッ」
 シリウス様はリーディアの胸を堪能しながら、秘部へ手を伸ばしてくる。


「ここは、とっても潤っているな。滴ってドレスが汚れてしまいそうだ。早く私で塞がないといけないな。はじめての場所でする時は毎回トロトロにして・・・ディアは淫乱だな」


「シリウス様ッ、意地悪言わないでッ」
 リーディアは、シリウスに言葉で攻撃されるのにとても弱いので泣きそうになるくらい、たまらなくなった。


「泣きそうになる顔は、こういう時しか見られないからな・・・ディアが可愛すぎて虐めたくなってしまう。私は、好きな子ほど虐めたくなるんだ」
 そういいながら、リーディアの至るところに口付けをおとしてくる。


「私はシリウス様に虐められたくありませんッ、あんまり虐めないでッ、いつもみたいに優しくしてください。お願い・・・」


「私がディアのお願いに弱いのは知っているだろう・・・。お願いを聞いたら、ディアも今度私のお願いを聞いてもらわなければな」
 シリウスは自身をリーディアのドレスを捲り上げて、蜜壺にあてがった。

「はぃッ、聞きますッ。だからッ、優しく甘やかしてください」
 リーディアが了承すると、シリウスは自身をリーディアの中に埋め、抽送を開始した。

「あんッ、んッ、んんッ」
 リーディアは声をなるべく抑えるためシリウス様に抱きつき、肩口に顔を埋めた。


「ディアッ、ちゃんと声を聞かせて、顔を見せて?君の可愛い顔がみたいんだ」
 

「やッ、んん」
 だが、リーディアは恥ずかしすぎて離れられなかった。


「ディア、こっちを見て。出ないとまた意地悪を言ってしまいそうだッ。私に、可愛く口付けてくれ・・・」

「シリウスッ」
 リーディアはシリウスの首へ腕を絡めて、恥ずかしげに唇へ口付けをおとす。

「本当に、ディアは可愛いな。我慢がきかなくてこまる・・・」
 口付けを受けて満足そうに笑みを浮かべると、リーディアのお尻をしっかり固定するように掴んできて、下から最奥まで貫かれた。
 

「ひああんッ、んッ」
 シリウスはリーディアと舌を絡ませあいながら、上下を身体を揺さぶられ彼を最奥で受け止め続けるのだった。














*4作目を書き上げましたので、後日談をぼちぼち再開していこうと思います(*´꒳`*)

















 


 
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