65 / 83
第65話 自撮り
しおりを挟む「へえ~。そんなに喜んでくれたんだ」
「うん」
「よかったねぇ」
「うん」
後日。楓に借りた物を返しに行ったついでに、デートの話を根ほり葉ほり聞かれる。イヴェリスが喜んでくれたこと、楽しかったこと、リップを買ってくれたことくらいしか言えることはないけど。
「あ、そうだ。これ、ナズナから」
「え、なに?」
イヴェリスが楓へのお礼として買ったリップクリームを机の上に置く。
楓はそれを手にとると「なんでナズナくんから?」って不思議がりながらも包みを開けた。
「えーリップクリームじゃん!」
「自分で伝えるのは恥ずかしいんだけど……。ナズナが『蒼をかわいくしてくれてありがとう』って、言ってた」
「なにそれ……! それで、これをお礼に?」
「うん」
「はあ~。顔も良ければ気遣いも神なの? あんたの彼って」
楓は目を丸くしながら、リップクリームをしばらく眺めていた。
「私が出会ってきた異性のなかで、友樹が一番だと思ってたけど……。上には上がいるんだねぇ」
「そんなことはないでしょ!」
「いや、ナズナくんには敵わないよ。あの人、結構抜けてるし」って笑いながら言うけど、本当はそういうところが好きなんだろうなって顔見るだけでわかるようになった。
「そのワンピース、あげるよ」
「え、いいよ! こんな高そうな服」
「身長的に私じゃ着られないし。それに、思い出の服になったでしょ?」
初デートってわけではないけど、このワンピースを見るたびにきっとデートのことを思い出すのは確かだ。
「どうせ箪笥の肥やしになるだけだから、もらってよ」
「ほんとにいいの?」
「なんならもう少し持ってく?」
「いい! これだけで! 大事にするね」
その後も、手土産で買ったケーキを二人で食べながら彼氏の惚気話で盛り上がる。
こういう時ってだいたい愚痴話で盛り上がるものだけど、私も楓も今は幸せでいっぱいだから、愚痴すらも惚気のようになってしまう。
楓の家から帰っている途中に、スマホがヴヴッと短く震える。イヴェリスからかと思ったら、兄からのメッセージ。
【来週の金曜、暇?】
ただ、それだけ。
こうやって予定を訊いてくるやつが、いっちばん嫌いだ!
暇かどうかは、その内容次第で決まるってもんでしょ。
これが友達からの連絡なら遊びの誘いか、飲み会の誘いか、合コンの誘いのどれか。遊びならまだいい、飲み会と合コンなら絶対に行きたくないから「予定入ってる」って返すのが、私のお決まり。ただ、今日の相手は兄だ。遊びも、飲み会も、ましてや合コンの誘いは100%ありえない。
っていうことは、「泊めてくれ」か「雑用」のどちらかだ。
【なんで?】
友達相手だと素っ気ない返事はしにくいけど。兄なら別だ。
【店手伝って欲しいんだけど】
結果、雑用でした。
【えー】
【バイト代はちゃんと出す。貸切で団体の予約が入ったから手伝ってほしいんだけど】
まあ、今月は仕事が少ないからバイト代をもらえるのは嬉しいけど……。
それに仕事中のイヴェリスを見ていられるのも嬉しいけど……。
【またコップ洗うだけでいいなら】
【助かった! 決まりな】
めんどくささよりも、バーテンダー姿のイヴェリスを見ていたいという欲が勝ってしまった。貸切なら、美月さんが来ることもないだろうし。お皿とかを洗うだけならお客さんと喋らなくて済むし。
家に着いてからイヴェリスにそのことを言うと、「また蒼と働けるのか」って嬉しそうにしてくれて。思わず「OKしてよかった」なんてウキウキしちゃう単純な私。
そして金曜日。
お店が貸切になるのは22時頃からだけど、家に居ても暇なだけだからイヴェリスと同じ時間に出る。
少し前までは18時でも明るかったのに、最近はすっかり夕方らしくなってしまった。
5月くらいから暑い日も多かったらから、夏の境目がわからない。でも、セミの大合唱によって今が夏だと言うことを知る。
「人間は夏になると水を浴びに海やプールというものに行くのだろう?」
「あーそうだね」
「蒼は行かないのか?」
「水に濡れるの好きじゃないから行かないかなぁ」
わざわざ暑い日に外に出る人の気がしれない。
海もプールも、引きこもりの私にとっては縁のない場所だ。
今日だって暑すぎる。お店まで辿りつくだけで、だいぶ体力を消耗してしまった。
「あ~涼しい~生き返る~」
お店の扉を開けると、エアコンでキンキンに冷えた風が一気に全身を包み込んでくれる。
「蒼!」
開店の準備をしていたトマリが私に気付くと、犬のように尻尾を(見えないけど)振りながら近寄ってくる。
「今日は一緒に店に出るんだってな」
「うん。だから今すぐ冷えた水ちょーだい」
「水か? 待ってろ」
近寄って来たトマリは、私の一言で忠犬のようにすぐに氷の入った水を持ってきてくれる。汗でひっつきそうなTシャツをつまんでパタパタしながら、冷えた水をグイッと飲み干す。
「ありがとー」
「ちゅーしていいぞ!」
「しないっつの」
あれからトマリは、自分からキスができないなら私からならアリなんじゃと逆転の発想を持つようになり。私がお礼をするたびに今みたいにチューを期待してくる。そのせいで、なにかとお礼を言われるために忠犬のように動くようになってしまった。
「早かったな」
「うん。家に居ても暇だし」
電子タバコを吸いながら、厨房から兄が出てくる。
その後ろには、楓たちとお店に来たとき会ったことのある大和さんが現れた。
「先日はすみません。俺の代わりにお店出てくれたのにお礼も言えず」
「あーいえいえ。おかまいなく。それよりいつもナズナとトマリがお世話になってます」
「いやいや、世話になってるのは俺の方っすよ!」
陶器のように白い肌に、金髪がよく似合っている。年齢はまだ25歳くらいだろうか。とりあえず若そうではある。スラッとした手足だけど、喋り方は体育会系っぽくて。イヴェリスが働く前から、兄のところで働いてくれている人だ。
「蒼。これ、お前の制服」
「え!?」
「前回は急だったから用意できなかったけど、さすがに今日は着といてくれ」
そう言って、兄はキレイに畳まれた服を私の手にのせてくる。
エプロンと白いシャツ。そしてこの黒いものは……。畳まれている厚みでわかる。ズボンではないと言うことだけは。
「スカートじゃないよね!?」
「あ~まあ~。すぐ用意できるのがそれしかなくてだな」
まさかね? そんな態度で詰めよれば、兄はわかりやすく頭を掻いた。
「一日くらい、いいだろ」
「スニーカーできちゃったよ!」
「カウンターに居れば足元は見えないからそれでいい」
「タイツとかは!?」
「あータイツか。それは思いつかなかったわ。コンビニで買ってくるか?」
「買うよ!」
渡された制服を持って、奥の部屋に行く。
そこには既に着替えを終えたイヴェリスが立っていて、久しぶりの制服姿に思わず見惚れてしまう。
「なんだ、蒼も着替えるのか?」
「あ、うん」
イヴェリスはすぐに手に持っていた制服に気付く。
鏡の前で前髪を分けている姿さえもかっこいい。
「ねぇ、イヴェリス」
「ん? なんだ」
後ろから声をかけると、鏡越しで目が合う。
「あのさ、写真撮ってもいい?」
「写真? 別にかまわないが」
「へへっ」
前回来たときに写真を撮ればよかったーってあとで後悔したから、今日は忘れずに先に撮っておこうと思って。もちろん、SNSで探せばいくらでもイヴェリスの写真は出てくるんだけど……。やっぱり自分で撮ったやつじゃないとね。
「撮るよ~」
「は? 蒼は写らないのか?」
「え、うん」
「なぜだ」
「いや、イヴェリスだけでいいし」
「一緒に撮ろう」
イヴェリスにスマホを向けると、私の手からそのスマホを奪う。
手慣れた手つきで外側カメラから内側に切り替えると、画面いっぱいにイヴェリスと並ぶ自分の顔が写る。
「いやあ!」
「なんだ」
その並んで写っている自分のブスなこと!!
「ちょっと貸して」
さすがにノーマルカメラではイヴェリスの隣で写れないと思い、盛れるカメラアプリに切り替える。
「よし、少しはマシになったか」
「おい、これでは顔が違うぞ」
「いいの!」
ブスな私は加工で盛れるけど、顔が整っているイヴェリスは逆に不自然に写る。
無加工の方がカッコイイって、いったいなんなんだ。って思いながらも、さすがにイヴェリスがイヴェリスじゃなさすぎて少し加工の度合いを下げた。
「これくらいならいい?」
「んー。そのままの方がかわいいが。まあ、好きにしたらいい」
ノーマルカメラで写る顔がかわいいって、イヴェリスの目が心配になってしまう。
魔族の目にはなんかしらのフィルターがかかっていて、私が盛れて見えているんでは? とまで考えてしまう。
「撮るよ~」
「ああ」
肩を抱き寄せられ、頬をくっつけられる。
画面のなかに写るイヴェリスは「撮るよ」の声でふわっとした笑みを浮かべ、まるでアイドルの撮影のように顔が変わった。一緒に写真を撮ることに手慣れ過ぎている。それに引き替え、私の自撮り慣れしていない顔よ……。
「ありがと」
「一枚でいいのか?」
「やっぱりイヴェリスだけで撮りたい」
「なぜだ」
何気に、一緒に写真を撮ったのってこれが初めてじゃない?
楓たちと温泉に行ったとき、パシャパシャと撮ってくれたやつはあるけど。自撮りって形で自発的に撮るのは初めてだった。
「じゃあ、もう一枚だけ」
はいチーズ。なんて、人間特有の写真を撮る時の掛け声をかけて、親指でシャッターボタンを押そうとした瞬間。
ちゅっ
イヴェリスが横を向き、私のほっぺに唇を押し付けてきた。
びっくりした反動でシャッターを押してしまい、すぐに画像は保存された。
「ぬあっ」
「ふっ。どこから声を出している」
「だ、だって」
「見せてみろ」
なんてことをしてくれたんだって心の声で叫んでいるなか、イヴェリスが私の手からスマホを取り上げて今撮った画像を確認する。
そこには、彫刻のようにキレイな横顔のイヴェリスが、びっくりしてなんとも情けない顔の私の頬にキスをしている写真がバッチリと納まっていた。
「いやあぁぁぁぁ消してぇぇ!」
「ダメだ!」
今すぐ削除したくてイヴェリスからスマホを取り返そうとするけど、長い腕を高くあげてスマホに届かないようにされる。
「無理!」
「またお前はすぐ恥ずかしがる」
「だってぇ!」
腕を伸ばしながらも、イヴェリスが何か操作をしている。
すると、チリンって新着のメッセージを知らせる音がイヴェリスのポケットから聞こえた。
その音を確認すると、腕を下げ、私にスマホを返してくれる。でもその画面には、今撮ったばかりの写真がイヴェリスのスマホへと送信済みになっていた。
「ねー消してって!」
「いやだ」
「お願い! 撮るならもっと盛れてるやつにして!」
「十分かわいい」
しばらく、「消して」「やだ」の攻防戦を繰り返していると、勢いよく入ってきた兄に
「店んなかでイチャつくな!」
って、怒られてしまった。
イヴェリスが準備のために部屋を出ていったあとに、さっきの写真を見返す。
改めてイヴェリスの造形の美しさを知り、よくもまあ、自分なんかがこの人の隣を歩けているもんだと少し落ち込んだ。
でもせっかく撮った写真だし。
消したい気持ちはあったけど、イヴェリスに内緒で残すことにした。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ヴァンパイアキス
志築いろは
恋愛
ヴァンパイアおよびグール退治を専門とする団体『クルースニク』。出自ゆえに誰よりもヴァンパイアを憎むエルザは、ある夜、任務先で立ち入り禁止区域を徘徊していた怪しい男に遭遇する。エルザは聴取のために彼を支部まで連れ帰るものの、男の突拍子もない言動に振り回されるばかり。
そんなある日、事件は起こる。不審な気配をたどって地下へ降りれば、仲間の一人が全身の血を吸われて死んでいた。地下にいるのは例の男ただひとり。男の正体はヴァンパイアだったのだ。だが気づいたときにはすでに遅く、エルザ一人ではヴァンパイア相手に手も足も出ない。
死を覚悟したのもつかの間、エルザが目覚めるとそこは、なぜか男の屋敷のベッドの上だった。
その日を境に、エルザと屋敷の住人たちとの奇妙な共同生活が始まる。
ヴァンパイア×恋愛ファンタジー。
この作品は、カクヨム様、エブリスタ様にも掲載しています。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話
束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。
クライヴには想い人がいるという噂があった。
それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。
晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。
【完結】都合のいい女ではありませんので
風見ゆうみ
恋愛
アルミラ・レイドック侯爵令嬢には伯爵家の次男のオズック・エルモードという婚約者がいた。
わたしと彼は、現在、遠距離恋愛中だった。
サプライズでオズック様に会いに出かけたわたしは彼がわたしの親友と寄り添っているところを見てしまう。
「アルミラはオレにとっては都合のいい女でしかない」
レイドック侯爵家にはわたししか子供がいない。
オズック様は侯爵という爵位が目的で婿養子になり、彼がレイドック侯爵になれば、わたしを捨てるつもりなのだという。
親友と恋人の会話を聞いたわたしは彼らに制裁を加えることにした。
※独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる