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第四章 囚われし呪詛村の祟り編
第182話
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「それにしても、私に車を運転させるとは思いませんでした」
岩手県警を出たあと、警察車両を借り受け住良木の運転で盛岡市内を移動している。
「そうか?」
「桂木さんなら、空を移動すれば、すぐに現地に到着できますよね? その方が、時間短縮になりますよね?」
「まぁ、直接的に行くなら、そうなんだがな……」
「どういう事ですか?」
俺は、スマートフォンを操作しながら、目的地の検索を終える。
「とりあえず装備が必要だからな。警察に届けていると時間が掛かりそうだし――、とりあえず、ここに向かってくれ」
「わかりました」
車は、盛岡市内を5分ほど走り目的地に到着する。
「ここって……」
「早く行くぞ。あ、住良木は、高給取りだから金はあるんだよな?」
「お金というか貯金ですけど……」
「ちょっと貸してくれ」
「この前、お貸しした分の返済はされていませんけど……」
「それは、今回のクエストを解決したら払うから」
「はぁー。出世払いですか……」
「出世払いっていうなよな」
二人して、店の中へと入る。
店の中の奥の方に到着すると、ショーケースの中には、幾つものナイフなどが飾られている。
俺は、一瞥したあと、カウンターに座っている店員に近づく。
「すまない。サバイバルをしたいから、一式購入したいんだが――」
話しかけた店員は40代好きの男。
髭を生やしており、体格はよく見える事から普段からスポーツをしている事は一目で分かった。
「ふむ……、何が欲しいんだ?」
「サバイバルナイフと、投擲に適したダガーかナイフが欲しい。あと、刀があれば良いんだが、刃渡りの長い得物を見繕ってほしい。それと軍用のベストがあるなら、それも用意してくれ」
「戦争でも行くつもりなのか?」
「ちょっと本格的なサバイバルをしようと思っただけだ。お金に糸目はつけない。最高級品を用意してくれ」
「かなりの額になるが払えるのか? どう見ても高校生にしか見えないが……」
「俺じゃなくて、コイツが払うから」
「コイツって……。おほん! このカードで、お願いできますか?」
住良木が、財布の中から取り出したのは黒いカード。
「これは……、ブラックカード!? わ、分かりました! すぐに用意をします!」
男が店員を店内放送で呼ぶ。
呼ばれた店員とレジを代わった男は、すぐに用意を始める。
「こいつは、米軍の横流し品の防弾・防刃ベストになる。価格は70万円だ」
チラリと俺を見てくる。
「ソイツをもらおうか」
「まいど! 次だが、フルタニングナイフだ。価格は4万円ほどだが――」
「全部もらおうか」
「まいど!」
ナイフを収容するための装備一式と、ナイフを全て購入。
最後にはマチェットを購入。
「全部で180万3800円になります」
「住良木悪いな」
「あとでキチンと返済してください」
「分かっているって!」
国からの依頼を完遂すれば、180万とか一瞬で返済できるだけの額が入ってくる。
180万円なんて耳揃えて一括で返せるからな!
購入後は、住良木の運転で遠野市へ向かう。
岩手県警を出たあと、警察車両を借り受け住良木の運転で盛岡市内を移動している。
「そうか?」
「桂木さんなら、空を移動すれば、すぐに現地に到着できますよね? その方が、時間短縮になりますよね?」
「まぁ、直接的に行くなら、そうなんだがな……」
「どういう事ですか?」
俺は、スマートフォンを操作しながら、目的地の検索を終える。
「とりあえず装備が必要だからな。警察に届けていると時間が掛かりそうだし――、とりあえず、ここに向かってくれ」
「わかりました」
車は、盛岡市内を5分ほど走り目的地に到着する。
「ここって……」
「早く行くぞ。あ、住良木は、高給取りだから金はあるんだよな?」
「お金というか貯金ですけど……」
「ちょっと貸してくれ」
「この前、お貸しした分の返済はされていませんけど……」
「それは、今回のクエストを解決したら払うから」
「はぁー。出世払いですか……」
「出世払いっていうなよな」
二人して、店の中へと入る。
店の中の奥の方に到着すると、ショーケースの中には、幾つものナイフなどが飾られている。
俺は、一瞥したあと、カウンターに座っている店員に近づく。
「すまない。サバイバルをしたいから、一式購入したいんだが――」
話しかけた店員は40代好きの男。
髭を生やしており、体格はよく見える事から普段からスポーツをしている事は一目で分かった。
「ふむ……、何が欲しいんだ?」
「サバイバルナイフと、投擲に適したダガーかナイフが欲しい。あと、刀があれば良いんだが、刃渡りの長い得物を見繕ってほしい。それと軍用のベストがあるなら、それも用意してくれ」
「戦争でも行くつもりなのか?」
「ちょっと本格的なサバイバルをしようと思っただけだ。お金に糸目はつけない。最高級品を用意してくれ」
「かなりの額になるが払えるのか? どう見ても高校生にしか見えないが……」
「俺じゃなくて、コイツが払うから」
「コイツって……。おほん! このカードで、お願いできますか?」
住良木が、財布の中から取り出したのは黒いカード。
「これは……、ブラックカード!? わ、分かりました! すぐに用意をします!」
男が店員を店内放送で呼ぶ。
呼ばれた店員とレジを代わった男は、すぐに用意を始める。
「こいつは、米軍の横流し品の防弾・防刃ベストになる。価格は70万円だ」
チラリと俺を見てくる。
「ソイツをもらおうか」
「まいど! 次だが、フルタニングナイフだ。価格は4万円ほどだが――」
「全部もらおうか」
「まいど!」
ナイフを収容するための装備一式と、ナイフを全て購入。
最後にはマチェットを購入。
「全部で180万3800円になります」
「住良木悪いな」
「あとでキチンと返済してください」
「分かっているって!」
国からの依頼を完遂すれば、180万とか一瞬で返済できるだけの額が入ってくる。
180万円なんて耳揃えて一括で返せるからな!
購入後は、住良木の運転で遠野市へ向かう。
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