114 / 330
第三章 呪われし異界の鉄道駅編
第114話
しおりを挟む
案内されたのは、警察庁の地下1階。
「ここは……」
「一般公開されてはいないけれど、警察官の訓練所として利用しているところになるわ」
宮原の説明を聞きながら、俺は通された地下1階に存在する大部屋へと足を踏み入れながら室内を見渡す。
広さとしては、学校の教室二部屋分ほどはあるだろうか。
天井の高さは3メートルほどあり、床には畳が敷き詰められている。
「なるほど……」
俺は靴を脱ぎ畳に上がり足場を確認する。
「どうかしたのかしら?」
「畳の下は、コンクリートなのか?」
「簀の子の上に畳を敷いているわ。その下は、コンクリートだけど、それが、どうかしたのかしら?」
「――いや。何でもない」
返答しながら、俺は柔道着に着替えて部屋に入って来た竜道寺に視線を向けた。
「待たせたな。それよりも君は、ジーパンのワイシャツだけで本当にいいのか? 君は、何かしらの武術の経験者だというのは分かっているが、そのような服では怪我をする事に繋がるぞ?」
「心配してくれるのは有難いが、俺は怪我とは無縁だからな」
「竜道寺君。桂木君は、特殊な力を持っているの」
「特殊な力ですか?」
「ええ。自己治癒能力という、超常現象的な力を持っていて指を斬り落とされても、すぐに生えてくるの。だから、彼の身体の心配はしなくても大丈夫よ」
「何ですか? それは……」
「神社庁が彼をスカウトしているの。その意味は、竜道寺君も理解出来るわよね?」
「そういうことですか。なるほど……」
宮原に忠告を受けた竜道寺が何度か頷くと、俺を見てくると口を開く。
「つまり、何かしらの力を持っていて、それで実力者だと錯覚させている可能性もあると言う事か。たしかに……、こんな高校生に何か恐怖――、畏怖のようなモノを感じるのもおかしいというモノ……。おそらく、館浦も油断して意識を失ったに違いない……」
一人、ブツブツと何かを言いながら鋭い視線を俺に向けてくる竜道寺。
「桂木君。君の力が、どの程度かは知らないが、あまり武術を舐めない方がいい。手加減をするが受け身くらいは取れるな? 学校で習っていると思うが」
「はぁー」
俺は溜息をつく。
そんな俺の態度が気に喰わないのか、竜道寺の額に血管が浮かび上がる。
「それでは、掛かり稽古はじめ!」
宮原が宣言すると同時に、竜道寺が一気に間合いを詰めてくると俺の服裾と胸元を掴むと巻き込むようにして俺を投げる。
視界が一瞬で反転すると同時に背中から衝撃を感じる。
「背負い投げ一本!」
「受け身も満足に取れないのか……」
落胆したような表情――、さらにその瞳には蔑みのような色も見て取れる。
「竜道寺君。もう少し手加減してください。いくら彼の身体が自己治癒できるとしても、これでは練習になりません」
「宮原警視監。自分としては、かなり力を抜いています。ただ、警視監が言われたとおり、特殊な力に頼りきっているのかどうかは分かりませんが、武術を少し齧った程度か、もしくは、それすらも欺いているのかは分かりませんが……」
「つまり、彼には自分の身を守る力も無いと言う事を竜道寺君は言いたいのかしら?」
「はい。こんなに簡単に投げられるとは、正直、思っても見せませんでした」
俺は首を鳴らしながら立ち上がりつつ二人の会話を聞く。
そして一緒に付いてきた神谷は、俺をジッと見つめてきていた。
「桂木君」
「何か?」
「貴方が、武術の心得が無いと言う事は分かったわ。――でも、警察官になる以上、護身術は必須なの。だから、練習してほしいわ」
「練習ですか……」
「訓練と言ってもいいわ。出来れば、一日2時間程でいいから、ここで他の警察官に混じって稽古をするのはどうかしら?」
「稽古……」
「ええ」
「それは毎日なのか?」
「そうなるわ」
「……」
思わず無言になる。
警察庁は、俺のことを治療だけのヒーラーと思っているから、力を抜いて適当にやり過ごそうとしていたが、毎日、訓練に強制参加させられるのなら、話は別だ。
「そんなに暇な時間はないから参加はできないな」
「――でも桂木君の力は特別なのよ? ――なら自分の身を守れるくらいは強くならないと。それか応援が来るまで立ち回れるだけの力が必要なの。だから――」
宮原が、俺の身を案じてくれているのは分かった。
ただ、それは俺が誤解を与えたからでもある。
「分かった。それじゃ、俺の実力を少しだけ見せるとするか……」
「実力って……。桂木君、そんなに無理はしなくていいのよ?」
「――いや。言葉ではいくら説明しても意味はないな」
俺は、指を鳴らす。
とりあえず、今の俺の戦闘力は全盛期の1%未満と言ったところか。
そうなると、Bランク冒険者程度を相手にするとしたら、肉体強化は1%程度で十分だな。
まったく、全盛期の1万分の1で力を抑えて戦うとか、面倒だな。
「その素振りだと、君は、自分と掛かり稽古をした際に、まったく実力を見せていなかったと言う事になるのだが?」
「まぁ、そうだな……。とりあえず手加減してやるから掛かってこい」
俺は、竜道寺に向けて手招きをする。
それと同時に竜道寺の顔が真っ赤になり――。
「いいだろう。本気で――、手加減無しに武術の神髄を、その体に叩きこんでやろう!」
「竜道寺君! やめなさい! 金メダリストの貴方が本気で素人に掛かり稽古なんてしたら――」
「宮原警視監。桂木優斗という学生は、自己治癒能力を持っているのでしょう? ――なら、骨の一本や二本が折れたところで、すぐに治せるはずです! ――なら! 社会勉強だと思って頂こう! その舐めた態度を、性根から叩き直してやる!」
竜道寺は怒りに満ちた声で叫びながら、俺に突っ込んでくる。
「ここは……」
「一般公開されてはいないけれど、警察官の訓練所として利用しているところになるわ」
宮原の説明を聞きながら、俺は通された地下1階に存在する大部屋へと足を踏み入れながら室内を見渡す。
広さとしては、学校の教室二部屋分ほどはあるだろうか。
天井の高さは3メートルほどあり、床には畳が敷き詰められている。
「なるほど……」
俺は靴を脱ぎ畳に上がり足場を確認する。
「どうかしたのかしら?」
「畳の下は、コンクリートなのか?」
「簀の子の上に畳を敷いているわ。その下は、コンクリートだけど、それが、どうかしたのかしら?」
「――いや。何でもない」
返答しながら、俺は柔道着に着替えて部屋に入って来た竜道寺に視線を向けた。
「待たせたな。それよりも君は、ジーパンのワイシャツだけで本当にいいのか? 君は、何かしらの武術の経験者だというのは分かっているが、そのような服では怪我をする事に繋がるぞ?」
「心配してくれるのは有難いが、俺は怪我とは無縁だからな」
「竜道寺君。桂木君は、特殊な力を持っているの」
「特殊な力ですか?」
「ええ。自己治癒能力という、超常現象的な力を持っていて指を斬り落とされても、すぐに生えてくるの。だから、彼の身体の心配はしなくても大丈夫よ」
「何ですか? それは……」
「神社庁が彼をスカウトしているの。その意味は、竜道寺君も理解出来るわよね?」
「そういうことですか。なるほど……」
宮原に忠告を受けた竜道寺が何度か頷くと、俺を見てくると口を開く。
「つまり、何かしらの力を持っていて、それで実力者だと錯覚させている可能性もあると言う事か。たしかに……、こんな高校生に何か恐怖――、畏怖のようなモノを感じるのもおかしいというモノ……。おそらく、館浦も油断して意識を失ったに違いない……」
一人、ブツブツと何かを言いながら鋭い視線を俺に向けてくる竜道寺。
「桂木君。君の力が、どの程度かは知らないが、あまり武術を舐めない方がいい。手加減をするが受け身くらいは取れるな? 学校で習っていると思うが」
「はぁー」
俺は溜息をつく。
そんな俺の態度が気に喰わないのか、竜道寺の額に血管が浮かび上がる。
「それでは、掛かり稽古はじめ!」
宮原が宣言すると同時に、竜道寺が一気に間合いを詰めてくると俺の服裾と胸元を掴むと巻き込むようにして俺を投げる。
視界が一瞬で反転すると同時に背中から衝撃を感じる。
「背負い投げ一本!」
「受け身も満足に取れないのか……」
落胆したような表情――、さらにその瞳には蔑みのような色も見て取れる。
「竜道寺君。もう少し手加減してください。いくら彼の身体が自己治癒できるとしても、これでは練習になりません」
「宮原警視監。自分としては、かなり力を抜いています。ただ、警視監が言われたとおり、特殊な力に頼りきっているのかどうかは分かりませんが、武術を少し齧った程度か、もしくは、それすらも欺いているのかは分かりませんが……」
「つまり、彼には自分の身を守る力も無いと言う事を竜道寺君は言いたいのかしら?」
「はい。こんなに簡単に投げられるとは、正直、思っても見せませんでした」
俺は首を鳴らしながら立ち上がりつつ二人の会話を聞く。
そして一緒に付いてきた神谷は、俺をジッと見つめてきていた。
「桂木君」
「何か?」
「貴方が、武術の心得が無いと言う事は分かったわ。――でも、警察官になる以上、護身術は必須なの。だから、練習してほしいわ」
「練習ですか……」
「訓練と言ってもいいわ。出来れば、一日2時間程でいいから、ここで他の警察官に混じって稽古をするのはどうかしら?」
「稽古……」
「ええ」
「それは毎日なのか?」
「そうなるわ」
「……」
思わず無言になる。
警察庁は、俺のことを治療だけのヒーラーと思っているから、力を抜いて適当にやり過ごそうとしていたが、毎日、訓練に強制参加させられるのなら、話は別だ。
「そんなに暇な時間はないから参加はできないな」
「――でも桂木君の力は特別なのよ? ――なら自分の身を守れるくらいは強くならないと。それか応援が来るまで立ち回れるだけの力が必要なの。だから――」
宮原が、俺の身を案じてくれているのは分かった。
ただ、それは俺が誤解を与えたからでもある。
「分かった。それじゃ、俺の実力を少しだけ見せるとするか……」
「実力って……。桂木君、そんなに無理はしなくていいのよ?」
「――いや。言葉ではいくら説明しても意味はないな」
俺は、指を鳴らす。
とりあえず、今の俺の戦闘力は全盛期の1%未満と言ったところか。
そうなると、Bランク冒険者程度を相手にするとしたら、肉体強化は1%程度で十分だな。
まったく、全盛期の1万分の1で力を抑えて戦うとか、面倒だな。
「その素振りだと、君は、自分と掛かり稽古をした際に、まったく実力を見せていなかったと言う事になるのだが?」
「まぁ、そうだな……。とりあえず手加減してやるから掛かってこい」
俺は、竜道寺に向けて手招きをする。
それと同時に竜道寺の顔が真っ赤になり――。
「いいだろう。本気で――、手加減無しに武術の神髄を、その体に叩きこんでやろう!」
「竜道寺君! やめなさい! 金メダリストの貴方が本気で素人に掛かり稽古なんてしたら――」
「宮原警視監。桂木優斗という学生は、自己治癒能力を持っているのでしょう? ――なら、骨の一本や二本が折れたところで、すぐに治せるはずです! ――なら! 社会勉強だと思って頂こう! その舐めた態度を、性根から叩き直してやる!」
竜道寺は怒りに満ちた声で叫びながら、俺に突っ込んでくる。
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる