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第261話 コタツが届いた。
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「うーっ、ガルルッルウ」
フーちゃんが、桜の膝の上に乗りながら俺を威嚇してくる。
「それじゃ、そろそろ帰るか」
俺は車のエンジンをかけた。
――1時間後。
俺が運転する車は結城村に続く峠を登っていき――、トンネルを超えたところで、坂道へと変わる。
それから20分ほど走ったところで、ようやく月山雑貨店が見えてくる。
ちなみに車の中は、桜も和美ちゃんもフーちゃんも雪音さんも寝ている。
どうやら、桜と和美ちゃんは、ホームセンターではしゃぎすぎて疲れて寝てしてしまったようで――。
雪音さんも、寝息を立てている事から、疲れているのだろう。
普段から家のことや家計や経理をしてもらっているのだから仕方ない。
母屋の駐車場に車を入れたあと、エンジンを切る。
「――さて……」
とりあえずは、寝ている桜と和美ちゃんを運ぶとするか。
まずは、桜の部屋に姪っ子を連れて行く。
ちなみにフーちゃんは、後部座席のドアを開けたら、すぐに目を覚ましていた。
そして桜を抱き上げたあとは、俺の肩の上に載っている。
桜を布団の上に乗せたあとは、フーちゃんを桜の頭の付近に下ろす。
そのあとは、車に戻り、和美ちゃんを抱き上げてから、桜の部屋に連れてきて寝かせる。
二人ともよく寝ている。
まるで電池が切れているかのように起きない!
布団をかぶせたあと、俺は車に戻ると、すでに雪音さんは車から降りていて――、
「五郎さん、すいません。寝てしまって――」
「気にしないでください。それよりも、普段から雪音さんには迷惑をかけていますので。疲れている時は、遠慮なく休んでください」
「迷惑ですか?」
不思議そうな表情で、俺を見てくる雪音さん。
「え?」
「迷惑って何ですか?」
「えっと、いつも家の仕事をしてもらっていますし、経理もお願いしていますし、桜や和美ちゃんやフーちゃんの面倒を見てもらっていますので」
「面倒って……、面倒って、何ですか?」
先ほどまでの、のほほんとしていた雰囲気から一転。
少し、お怒り気味な様子になった雪音さん。
俺は、必死に考える。
どうして、雪音さんの雰囲気が剣呑とした様子になったのかと。
「私が、嫌々ながら、家事をしていると思います?」
「――いえ! 思いません!」
一瞬で理解した。
だから、俺は、速攻で否定する。
「それでは、どうして、そんなことを口にしたんですか!」
「どうしてって……。雪音さんには、家事を全部、お願いしているので……」
「私は家事を好きでやっています。それに――」
「それに?」
「私は、子供が好きだって、以前に言いましたよね?」
「そういえば……」
「ですから、今の私は幸せです。それを、迷惑だなんて言葉で一括りにしないでください。私だけじゃなくて桜ちゃんにも和美ちゃんにもフーちゃんにも失礼です」
「そうでした。気を付けます」
配慮したつもりで言葉を口したはずだった。
でも、それは俺自身の考えを押し付けているだけで、他人がどう考えているかまでは――、その結果、どう感じ、受け取るかまでは考えてはいなかった。
「もう、五郎さんは回りに気を回しすぎです。もう少し我儘でもいいんですよ?」
そう俺に提案してくる雪音さん。
「機会があれば――」
「機会があったらじゃないです! ほら! 最近は、色々と悩んでいるんですよね!」
両手を広げてくる雪音さん。
「はい! 甘えていいのですよ!」
「それは、流石に……」
白昼堂々とは言わないけど、まだ日が沈むまでは時間がある。
そんな中で、自分よりも一回り以上、年下の女性に甘えるのは気恥ずかしさがある。
「――と、とりあえず……、気を付けます」
「どうして、丁寧語なんですか?」
「何となく……」
「五郎さんは、本当にアレですね」
その雪音さんの言葉に俺は頭を掻く。
さて――、何て言葉を返したらいいものか。
「根室さんと変わってきますね」
「――あ、はい。(もう、五郎さんったら……)」
母屋から、店先へ。
「今戻りました」
「月山さん、おかえりなさい」
まず、店に入って俺に気が付いて話かけてきたのは、根室さんから。
「娘は、ご迷惑をおかけしませんでしたか?」
「いえいえ。桜と一緒に遊んでくれました。今は、桜の部屋で一緒に疲れて寝ているはずです」
「そうですか。娘を最近は、遊びに連れていけないので、今日は、いい気分転換になったと思います。ですから、ありがとうございます」
「気にしないでください。桜も和美ちゃんと一緒に――、同年代と遊ぶのは楽しそうにしていますから」
「それは、よかったです。――あ、そろそろ時間ですね」
「そういえば、そうですね」
根室さんの退勤時間まで、あと数分。
「根室さん。自宅までは、ナイルさんに護衛してもらってください。もう日が沈むのも早いですから」
「――え!? いいんですか!?」
「もちろん。ナイルさん!」
「はい。ゴロウ様、どうかされましたか?」
こちらをナイルさんは、チラチラと此方を見て来ていた。
もちろん、俺ではなく根室さんの方をだと思うが。
「根室さんを自宅までエスコートしてやってください。ついでに和美ちゃんも寝ていますから」
「分かりました。それでは、根室さん、行きましょう」
「――は、はい! それでは、月山様、お疲れ様でした。ナイルさん、用意してきますね」
「はい」
仕事を引き継ぐ。
「――では、根室さん。自分は、娘さんを連れてきますね」
「はい! ナイルさん、お願いします」
バックヤードで、根室さんが着替えている間に、母屋に行ったナイルさんが戻ってくる。
そのナイルさんの腕の中にはお姫様抱っこされている和美ちゃんの姿が。
「ゴロウ様。いま、戻りました」
「では、根室さんの母娘を自宅まで護衛してください」
「はっ! 分かりました! このナイル、ゴロウ様の命令を忠実にこなしてきます!」
片膝をついて忠誠を誓ってくるナイルさん。
「ナイルさん、店の中ですよ?」
「――も、もうしわけありません」
「とりあえず気を付けてください」
「はい」
俺とナイルさんの会話が終わって数分が経過したところでバックヤードから姿を見せた根室さんは、ナイルさんが護衛として付きそう形で、実家への帰路についた。
たぶん、根室さんは夕食を食べて帰ってくるはずだから、待たずにご飯にするとしよう。
午後9時になり、店を閉店したあとはシャッターを閉めて母屋に戻る。
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい。ナイルさんは、夕食を根室さん宅で食べてくると電話がありました」
「そうですか」
「はい。夕食の準備をしてしまいますね」
桜は疲れて起きれないのか熟睡中。
フーちゃんは、ローストポークを食べている。
そして、俺と雪音さんは夕飯を食べたあと交互に風呂に入ったあと、就寝した。
――それからストーブなどの暖房器具が届いたのは、午後2時を過ぎたころ。
白猫ヤマトが運んできたのを、俺と雪音さんで梱包から外していく。
「五郎さん。コタツではないテーブルは倉庫に移動してもらってもいいですか?」
「了解」
新しいコタツを居間と客間に配置したあと、元々あったテーブルは、親父の日記が置いてあった部屋へと運んでいく。
全てのテーブルを運び終えたあとは、石油ストーブを配置していく。
「まぁ、こんなところか」
「コタツなの!」
「わんっ!」
「普通のコタツ!」
居間に設置したコタツの電源を入れて、コタツの中に入りこむ桜たち。
どうやら、良い遊び場所になってしまったようだ。
フーちゃんが、桜の膝の上に乗りながら俺を威嚇してくる。
「それじゃ、そろそろ帰るか」
俺は車のエンジンをかけた。
――1時間後。
俺が運転する車は結城村に続く峠を登っていき――、トンネルを超えたところで、坂道へと変わる。
それから20分ほど走ったところで、ようやく月山雑貨店が見えてくる。
ちなみに車の中は、桜も和美ちゃんもフーちゃんも雪音さんも寝ている。
どうやら、桜と和美ちゃんは、ホームセンターではしゃぎすぎて疲れて寝てしてしまったようで――。
雪音さんも、寝息を立てている事から、疲れているのだろう。
普段から家のことや家計や経理をしてもらっているのだから仕方ない。
母屋の駐車場に車を入れたあと、エンジンを切る。
「――さて……」
とりあえずは、寝ている桜と和美ちゃんを運ぶとするか。
まずは、桜の部屋に姪っ子を連れて行く。
ちなみにフーちゃんは、後部座席のドアを開けたら、すぐに目を覚ましていた。
そして桜を抱き上げたあとは、俺の肩の上に載っている。
桜を布団の上に乗せたあとは、フーちゃんを桜の頭の付近に下ろす。
そのあとは、車に戻り、和美ちゃんを抱き上げてから、桜の部屋に連れてきて寝かせる。
二人ともよく寝ている。
まるで電池が切れているかのように起きない!
布団をかぶせたあと、俺は車に戻ると、すでに雪音さんは車から降りていて――、
「五郎さん、すいません。寝てしまって――」
「気にしないでください。それよりも、普段から雪音さんには迷惑をかけていますので。疲れている時は、遠慮なく休んでください」
「迷惑ですか?」
不思議そうな表情で、俺を見てくる雪音さん。
「え?」
「迷惑って何ですか?」
「えっと、いつも家の仕事をしてもらっていますし、経理もお願いしていますし、桜や和美ちゃんやフーちゃんの面倒を見てもらっていますので」
「面倒って……、面倒って、何ですか?」
先ほどまでの、のほほんとしていた雰囲気から一転。
少し、お怒り気味な様子になった雪音さん。
俺は、必死に考える。
どうして、雪音さんの雰囲気が剣呑とした様子になったのかと。
「私が、嫌々ながら、家事をしていると思います?」
「――いえ! 思いません!」
一瞬で理解した。
だから、俺は、速攻で否定する。
「それでは、どうして、そんなことを口にしたんですか!」
「どうしてって……。雪音さんには、家事を全部、お願いしているので……」
「私は家事を好きでやっています。それに――」
「それに?」
「私は、子供が好きだって、以前に言いましたよね?」
「そういえば……」
「ですから、今の私は幸せです。それを、迷惑だなんて言葉で一括りにしないでください。私だけじゃなくて桜ちゃんにも和美ちゃんにもフーちゃんにも失礼です」
「そうでした。気を付けます」
配慮したつもりで言葉を口したはずだった。
でも、それは俺自身の考えを押し付けているだけで、他人がどう考えているかまでは――、その結果、どう感じ、受け取るかまでは考えてはいなかった。
「もう、五郎さんは回りに気を回しすぎです。もう少し我儘でもいいんですよ?」
そう俺に提案してくる雪音さん。
「機会があれば――」
「機会があったらじゃないです! ほら! 最近は、色々と悩んでいるんですよね!」
両手を広げてくる雪音さん。
「はい! 甘えていいのですよ!」
「それは、流石に……」
白昼堂々とは言わないけど、まだ日が沈むまでは時間がある。
そんな中で、自分よりも一回り以上、年下の女性に甘えるのは気恥ずかしさがある。
「――と、とりあえず……、気を付けます」
「どうして、丁寧語なんですか?」
「何となく……」
「五郎さんは、本当にアレですね」
その雪音さんの言葉に俺は頭を掻く。
さて――、何て言葉を返したらいいものか。
「根室さんと変わってきますね」
「――あ、はい。(もう、五郎さんったら……)」
母屋から、店先へ。
「今戻りました」
「月山さん、おかえりなさい」
まず、店に入って俺に気が付いて話かけてきたのは、根室さんから。
「娘は、ご迷惑をおかけしませんでしたか?」
「いえいえ。桜と一緒に遊んでくれました。今は、桜の部屋で一緒に疲れて寝ているはずです」
「そうですか。娘を最近は、遊びに連れていけないので、今日は、いい気分転換になったと思います。ですから、ありがとうございます」
「気にしないでください。桜も和美ちゃんと一緒に――、同年代と遊ぶのは楽しそうにしていますから」
「それは、よかったです。――あ、そろそろ時間ですね」
「そういえば、そうですね」
根室さんの退勤時間まで、あと数分。
「根室さん。自宅までは、ナイルさんに護衛してもらってください。もう日が沈むのも早いですから」
「――え!? いいんですか!?」
「もちろん。ナイルさん!」
「はい。ゴロウ様、どうかされましたか?」
こちらをナイルさんは、チラチラと此方を見て来ていた。
もちろん、俺ではなく根室さんの方をだと思うが。
「根室さんを自宅までエスコートしてやってください。ついでに和美ちゃんも寝ていますから」
「分かりました。それでは、根室さん、行きましょう」
「――は、はい! それでは、月山様、お疲れ様でした。ナイルさん、用意してきますね」
「はい」
仕事を引き継ぐ。
「――では、根室さん。自分は、娘さんを連れてきますね」
「はい! ナイルさん、お願いします」
バックヤードで、根室さんが着替えている間に、母屋に行ったナイルさんが戻ってくる。
そのナイルさんの腕の中にはお姫様抱っこされている和美ちゃんの姿が。
「ゴロウ様。いま、戻りました」
「では、根室さんの母娘を自宅まで護衛してください」
「はっ! 分かりました! このナイル、ゴロウ様の命令を忠実にこなしてきます!」
片膝をついて忠誠を誓ってくるナイルさん。
「ナイルさん、店の中ですよ?」
「――も、もうしわけありません」
「とりあえず気を付けてください」
「はい」
俺とナイルさんの会話が終わって数分が経過したところでバックヤードから姿を見せた根室さんは、ナイルさんが護衛として付きそう形で、実家への帰路についた。
たぶん、根室さんは夕食を食べて帰ってくるはずだから、待たずにご飯にするとしよう。
午後9時になり、店を閉店したあとはシャッターを閉めて母屋に戻る。
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい。ナイルさんは、夕食を根室さん宅で食べてくると電話がありました」
「そうですか」
「はい。夕食の準備をしてしまいますね」
桜は疲れて起きれないのか熟睡中。
フーちゃんは、ローストポークを食べている。
そして、俺と雪音さんは夕飯を食べたあと交互に風呂に入ったあと、就寝した。
――それからストーブなどの暖房器具が届いたのは、午後2時を過ぎたころ。
白猫ヤマトが運んできたのを、俺と雪音さんで梱包から外していく。
「五郎さん。コタツではないテーブルは倉庫に移動してもらってもいいですか?」
「了解」
新しいコタツを居間と客間に配置したあと、元々あったテーブルは、親父の日記が置いてあった部屋へと運んでいく。
全てのテーブルを運び終えたあとは、石油ストーブを配置していく。
「まぁ、こんなところか」
「コタツなの!」
「わんっ!」
「普通のコタツ!」
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