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第228話 店舗分店の話
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でも、まぁ……ナイルさんなら問題ないと思い――、
「分かりました。もう夜も遅いですけど気を付けてください。フーちゃんも迷惑をかけるんじゃないぞ?」
「わんっ!」
何故か知らないが上機嫌っぽいフーちゃん。
そんなナイルさんとフーちゃんが玄関から出ていくのを見送ったあと、俺は風呂に入った。
「ふうー」
体を洗い、湯舟に体を沈めたあと、思わず溜息が漏れる。
それにしても、この一週間は色々あったな。
国王陛下が来日したり、王女殿下が迎賓館に引っ越ししてきたり、エメラスさんが半裸になっていたりと。
「明日は普通に、生活できればいいな……」
思わず、そんな言葉が口から漏れてしまうくらい色々とあったのだ。
湯舟に浸かったまま色々なことを考えていると、欠伸が出てくる。
そして気が付けば、俺の意識は睡魔に負けていた。
「おじちゃん!」
そんな折、姪っ子の声と共に、俺の意識が戻る。
目を凝らして見れば、仕切りのガラス戸の向こうに、桜の姿が見えた。
「どうした?」
「雪音お姉ちゃんが、夕飯できたって!」
「そうか」
いけない、いけない。
風呂場で、思わず意識が飛んでいた。
風呂から出たあとは髪の毛を乾かす。
そして、居間に入ると、すでにちゃぶ台の上には料理が所狭しと並んでいた。
もちろん料理だけでなく、桜や雪音さんも居る。
「あれ? メディーナさんと、ナイルさんは? あとフーちゃんも」
「メディーナさんは疲れているようで、まだ寝ているみたいです」
「そうなのか……」
たしかに初めてする仕事だと疲れが貯まるのも致し方ないよな。
「はい。――ですので、夕飯はおにぎりか何かを作っておこうと思います」
「それがいいですね。あと、ナイルさんは……」
「ナイルさんは、川で鍛錬してくるからと言っていました。食事は、先に進めておいていいとのことです」
「なるほど……。それじゃ夕食にしますか」
久しぶりに、雪音さんと桜、3人でまったりと食事を摂る。
食事を摂り終えたあと、食器は俺が洗うことにして、雪音さんと桜が風呂に入りにいく。
そして、30分ほど経過したところで――、
――ガラッ
――と、玄関の戸が開く音が聞こえてきた。
ちなみに我が家は、台所から玄関まで廊下で一直線に繋がっているので、廊下から覗き込むだけで、誰が帰宅したのか一目で分かる。
玄関の方を見れば、体中、傷だらけのナイルさんの姿が見えた。
そして、そんなナイルさんを他所に、ナイルさんの頭の上から飛び降りたフーちゃんは、廊下を軽快な音と共に駆けてくると、水飲み場で水を飲み始めた。
しかも飲む速度が速い。
まるで何か運動でもした後のように。
「ナイルさん、おかえりなさい」
「ゴロウ様。ただいま戻りました」
ナイルさんが戻ってきたのを確認したところで、ドライヤーの音が聞こえてくる。
どうやら、お風呂から雪音さんと桜は出たようだ。
「ナイルさん。まずはお風呂からどうですか? 埃塗れですし……。その間に、夕食の用意しておきますよ?」
「――そ、それは助かりますが……。――で、ですが……、ゴロウ様に、そのような真似をしてもらう訳には……」
「まぁ、気にしないでください。郷に入っては郷に従えと言いますし」
「は、はぁ――」
納得いかない様子で頷くナイルさん。
「ただ、雪音さんと桜が、まだ脱衣所に居るみたいなので、出てくるまで待っていてください」
「それは、もちろんです」
――20分後。
桜と、雪音さんが脱衣所から出てきたあと、ナイルさんが風呂場に向かった。
「なんだか、ナイルさんの恰好、凄かったですね」
「ですよね。それよりも、雪音さんに食事の用意をやってもらってしまって、申し訳ない」
「いいんですよ? それに台所は女の城って言いますでしょ?」
「雪音さんって、結構、古風ですよね」
「ふふっ」
「桜も手伝うの!」
「それじゃ桜ちゃんには、お椀とか用意してもらおうかしら?」
「わかったの!」
3人でナイルさんの食事の用意をすること2分ほど。
すぐに用意は終わり――、何もする事が無くなると、桜が眠くなったのか――、
「もう、こんな時間ですからね。私は、桜ちゃんを寝かせてきますね」
「お願いします」
雪音さんが、桜を抱っこして、桜の部屋へと。
その間、俺は冷蔵庫から、雪音さんが料理して用意してくれたローストポークを取り出す。
「ほら、ローストポークだぞ」
「わんっ!」
尻尾をこれでもか! と、振って、俺が置いた皿の上に乗せてあるローストポークを一心不乱に、フーちゃんは食べる。
何故か、何時の間にか贅沢な犬になっているな……。
「ゴロウ様。どうかされましたか?」
「いえ。なんでも――」
俺は、視線を脱衣所から出てきて話しかけてきたナイルさんへと向ける。
「それにしても随分と激しい運動をしてきたんですね」
「そうですね」
苦笑いを浮かべるナイルさん。
修練とは言えど、ボロボロになるまで頑張るとは、騎士というのは大変らしい。
「おおっ! 御馳走ですね」
「まぁ、今日は、メディーナさんも食事に参加する予定でしたから」
「なるほど。そういうことですか。申し訳ありません。騎士の修練が足りてないばかりに、何時間も寝てしまうとは――」
「いえいえ。気にしないでください。それよりも、冷めないうちにどぞ」
「はい。頂きます」
俺の勧めもあり、ナイルさんは食事を摂る。
俺は一息つき、桜の部屋へと向かう。
そっと戸を開ければ、敷布団では、桜だけでなく雪音さんも添い寝という形で寝ていた。
「だよな……」
本当の母娘のような姿に、俺は独り言を呟く。
よくよく考えてみれば、雪音さんも、今日は色々とあったから疲れていない方がおかしい。
俺は、そっと襖を閉じて居間に戻る。
「ゴロウ様、どうかされましたか?」
リスのように白米を頬張るナイルさんが、そんなことを聞いてくるが、
俺は、頭を左右に振り、何でもないと答える。
そして――、
「ナイルさん。明日からのことなんですが……」
「明日からですか?」
「はい。通常どおり、ナイルさんが異世界に帰る前の業務に戻したいと思っています」
「ああ。そういうことですか。メディーナの教育については辺境伯の騎士団の時から、アロイス様に仰せつかっていますので、お任せください」
「それは頼もしいですね」
そこで、俺は一度、言葉を切ってから――、
「じつはナイルさん。月山雑貨店のことですが――、異世界用の雑貨店と、結城村用の雑貨店の二つに分けて業務を行いたいと思っているのですが、どう思いますか?」
「どうとは?」
「ですから、異世界と、日本――、こちらの世界で営業する店舗をそれぞれ用意するという意味です。値札やレジの生産システムなどを考えると、店を分けて運営した方が効率が良いと言う話が上がっていまして……、辺境伯様は、こういう話が上がってくる事は想定とかは――」
実際のところ、店舗の運営において辺境伯が、どこまで考えているのか――、どういう付き合いをして行きたいのかの明確な区分けというか判断がつかなかったから、異世界の窓口となっているナイルさんに俺は確認する意味合いも込めて聞く。
「ノーマン様は、店舗を分けて運営するという事は想定はしていないというか……、そこまでは考えてはいなかったように見受けられます」
「そうなんですか?」
「はい。あくまでも店舗の経営は副産物としてしか捉えていないかと。ノーマン様は、塩や香辛料と言ったモノの取引、あとは缶詰に関する権利などについて考えておられる節がありました」
「なるほど……」
こちらとは、物の見方が異なるのか。
「分かりました。もう夜も遅いですけど気を付けてください。フーちゃんも迷惑をかけるんじゃないぞ?」
「わんっ!」
何故か知らないが上機嫌っぽいフーちゃん。
そんなナイルさんとフーちゃんが玄関から出ていくのを見送ったあと、俺は風呂に入った。
「ふうー」
体を洗い、湯舟に体を沈めたあと、思わず溜息が漏れる。
それにしても、この一週間は色々あったな。
国王陛下が来日したり、王女殿下が迎賓館に引っ越ししてきたり、エメラスさんが半裸になっていたりと。
「明日は普通に、生活できればいいな……」
思わず、そんな言葉が口から漏れてしまうくらい色々とあったのだ。
湯舟に浸かったまま色々なことを考えていると、欠伸が出てくる。
そして気が付けば、俺の意識は睡魔に負けていた。
「おじちゃん!」
そんな折、姪っ子の声と共に、俺の意識が戻る。
目を凝らして見れば、仕切りのガラス戸の向こうに、桜の姿が見えた。
「どうした?」
「雪音お姉ちゃんが、夕飯できたって!」
「そうか」
いけない、いけない。
風呂場で、思わず意識が飛んでいた。
風呂から出たあとは髪の毛を乾かす。
そして、居間に入ると、すでにちゃぶ台の上には料理が所狭しと並んでいた。
もちろん料理だけでなく、桜や雪音さんも居る。
「あれ? メディーナさんと、ナイルさんは? あとフーちゃんも」
「メディーナさんは疲れているようで、まだ寝ているみたいです」
「そうなのか……」
たしかに初めてする仕事だと疲れが貯まるのも致し方ないよな。
「はい。――ですので、夕飯はおにぎりか何かを作っておこうと思います」
「それがいいですね。あと、ナイルさんは……」
「ナイルさんは、川で鍛錬してくるからと言っていました。食事は、先に進めておいていいとのことです」
「なるほど……。それじゃ夕食にしますか」
久しぶりに、雪音さんと桜、3人でまったりと食事を摂る。
食事を摂り終えたあと、食器は俺が洗うことにして、雪音さんと桜が風呂に入りにいく。
そして、30分ほど経過したところで――、
――ガラッ
――と、玄関の戸が開く音が聞こえてきた。
ちなみに我が家は、台所から玄関まで廊下で一直線に繋がっているので、廊下から覗き込むだけで、誰が帰宅したのか一目で分かる。
玄関の方を見れば、体中、傷だらけのナイルさんの姿が見えた。
そして、そんなナイルさんを他所に、ナイルさんの頭の上から飛び降りたフーちゃんは、廊下を軽快な音と共に駆けてくると、水飲み場で水を飲み始めた。
しかも飲む速度が速い。
まるで何か運動でもした後のように。
「ナイルさん、おかえりなさい」
「ゴロウ様。ただいま戻りました」
ナイルさんが戻ってきたのを確認したところで、ドライヤーの音が聞こえてくる。
どうやら、お風呂から雪音さんと桜は出たようだ。
「ナイルさん。まずはお風呂からどうですか? 埃塗れですし……。その間に、夕食の用意しておきますよ?」
「――そ、それは助かりますが……。――で、ですが……、ゴロウ様に、そのような真似をしてもらう訳には……」
「まぁ、気にしないでください。郷に入っては郷に従えと言いますし」
「は、はぁ――」
納得いかない様子で頷くナイルさん。
「ただ、雪音さんと桜が、まだ脱衣所に居るみたいなので、出てくるまで待っていてください」
「それは、もちろんです」
――20分後。
桜と、雪音さんが脱衣所から出てきたあと、ナイルさんが風呂場に向かった。
「なんだか、ナイルさんの恰好、凄かったですね」
「ですよね。それよりも、雪音さんに食事の用意をやってもらってしまって、申し訳ない」
「いいんですよ? それに台所は女の城って言いますでしょ?」
「雪音さんって、結構、古風ですよね」
「ふふっ」
「桜も手伝うの!」
「それじゃ桜ちゃんには、お椀とか用意してもらおうかしら?」
「わかったの!」
3人でナイルさんの食事の用意をすること2分ほど。
すぐに用意は終わり――、何もする事が無くなると、桜が眠くなったのか――、
「もう、こんな時間ですからね。私は、桜ちゃんを寝かせてきますね」
「お願いします」
雪音さんが、桜を抱っこして、桜の部屋へと。
その間、俺は冷蔵庫から、雪音さんが料理して用意してくれたローストポークを取り出す。
「ほら、ローストポークだぞ」
「わんっ!」
尻尾をこれでもか! と、振って、俺が置いた皿の上に乗せてあるローストポークを一心不乱に、フーちゃんは食べる。
何故か、何時の間にか贅沢な犬になっているな……。
「ゴロウ様。どうかされましたか?」
「いえ。なんでも――」
俺は、視線を脱衣所から出てきて話しかけてきたナイルさんへと向ける。
「それにしても随分と激しい運動をしてきたんですね」
「そうですね」
苦笑いを浮かべるナイルさん。
修練とは言えど、ボロボロになるまで頑張るとは、騎士というのは大変らしい。
「おおっ! 御馳走ですね」
「まぁ、今日は、メディーナさんも食事に参加する予定でしたから」
「なるほど。そういうことですか。申し訳ありません。騎士の修練が足りてないばかりに、何時間も寝てしまうとは――」
「いえいえ。気にしないでください。それよりも、冷めないうちにどぞ」
「はい。頂きます」
俺の勧めもあり、ナイルさんは食事を摂る。
俺は一息つき、桜の部屋へと向かう。
そっと戸を開ければ、敷布団では、桜だけでなく雪音さんも添い寝という形で寝ていた。
「だよな……」
本当の母娘のような姿に、俺は独り言を呟く。
よくよく考えてみれば、雪音さんも、今日は色々とあったから疲れていない方がおかしい。
俺は、そっと襖を閉じて居間に戻る。
「ゴロウ様、どうかされましたか?」
リスのように白米を頬張るナイルさんが、そんなことを聞いてくるが、
俺は、頭を左右に振り、何でもないと答える。
そして――、
「ナイルさん。明日からのことなんですが……」
「明日からですか?」
「はい。通常どおり、ナイルさんが異世界に帰る前の業務に戻したいと思っています」
「ああ。そういうことですか。メディーナの教育については辺境伯の騎士団の時から、アロイス様に仰せつかっていますので、お任せください」
「それは頼もしいですね」
そこで、俺は一度、言葉を切ってから――、
「じつはナイルさん。月山雑貨店のことですが――、異世界用の雑貨店と、結城村用の雑貨店の二つに分けて業務を行いたいと思っているのですが、どう思いますか?」
「どうとは?」
「ですから、異世界と、日本――、こちらの世界で営業する店舗をそれぞれ用意するという意味です。値札やレジの生産システムなどを考えると、店を分けて運営した方が効率が良いと言う話が上がっていまして……、辺境伯様は、こういう話が上がってくる事は想定とかは――」
実際のところ、店舗の運営において辺境伯が、どこまで考えているのか――、どういう付き合いをして行きたいのかの明確な区分けというか判断がつかなかったから、異世界の窓口となっているナイルさんに俺は確認する意味合いも込めて聞く。
「ノーマン様は、店舗を分けて運営するという事は想定はしていないというか……、そこまでは考えてはいなかったように見受けられます」
「そうなんですか?」
「はい。あくまでも店舗の経営は副産物としてしか捉えていないかと。ノーマン様は、塩や香辛料と言ったモノの取引、あとは缶詰に関する権利などについて考えておられる節がありました」
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