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第221話 聖剣エクスカリバーとの契約
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「――でも……」
「それに雪音さんは、パジャマ姿ですから」
「そうね。お客様を待たせてはいけないモノね」
「はい」
雪音さんが、桜の部屋へと入っていったのを見送ったあと、人数分のコップを麦茶を手に客間として利用している居間へと向かう。
「お待たせしました」
「――こ、これは! ゴロウ様に、飲み物を持ってきてもらうとは!?」
「メディーナ。落ち着いてください。ここの世界では、自分達のことは基本的に自分でするのが原則です」
「――そ、そうなのですか? 副隊長」
「はい。それと、こちらの世界に居る間は、ナイルと呼び捨てにしてください」
「ハッ! 分かりました!」
「敬礼も不要です。それと、私達が異世界から来ているという事も他言無用です」
「分かりました」
早速、ナイルさんがメディーナさんに日本でのことを押しえてくれている。
その事に、ナイルさんの成長が見えて感慨深い。
まぁ、ナイルさんに、この世界の常識を教えたのは雪音さんと、根室さんだけど。
二人のやり取りを見たあとに、俺は、リーシャの方へと視線を向ける。
彼女は、ピッチャーから、それぞれのコップに麦茶を注いでいた。
以前は、してもらうのが当たり前だと言う感じだったのに……。
「成長したな……」
思わず出来の悪い我が子の成長を見るような感じだ。
「ゴロウ様……」
「――ど、どうした!?」
何故か、半眼で俺を見て来ているリーシャと目が合う。
「何故か分かりませんけど、すごく失礼な事を考えておられませんでしたか?」
「ソンナコトナイヨー」
おっと、思わずカタコトになってしまった。
益々、リーシャは不審な目を向けてくる。
ここは話題を逸らさないと。
「そういえば、リーシャ」
「何ですか?」
「族長とは、会えたのか?」
「いえ。クレメンテ様は、竜国に赴いているという事で、副族長のディアルーナ様と会ってきました」
「そうなのか……」
やっぱり族長はいないと。
「はい。残念ながら婚約の事に関しては族長が戻ってきてからとなります。ただ、ゴロウ様が宜しければ族長は結婚に関しては既に許可を出していますので、問題はないかと」
「いやいや、さすがにキチンと挨拶はしないとな」
日本でもプロポーズ後には、相手の親に結婚の挨拶に伺うのは常識なモノだし。
「そうですか……」
「それにしても、結婚もそうだが、少し困ったな……」
「何か、族長に話したいことでもあったのですか?」
リーシャの、その問いかけに俺は頷く。
「じつは異世界からの顧客に対して、毎回、俺が手を繋いで店舗まで入ってもらうのは効率が悪いだろ?」
「そうですね……」
「そこで、入店の仕様変更とか出来ないのか? と、思ったんだが……」
「行うことは可能ですが、それには膨大な魔力が必要です」
「それって魔力回路が無いと出来ないとか?」
「――いえ。必要なのは魔力だけです。これでも、私も結界に関してのエキスパートですので! 私が入店の設定を変更する儀式を行うことが可能です!」
「おお!」
何と言うか初めてリーシャが、すごい奴に見えてきた。
「それでは、行きましょう」
「ん?」
「変更だけなら、そんなに時間は掛かりませんから。それに、先ほど、膨大な魔力が必要とゴロウ様にお伝えしましたが、その魔力は、今のゴロウ様は有していますので、さっさと儀式をしてしまいましょう」
俺の腕を掴み立ち上がるリーシャ。
彼女は、歩き出す。
しかも、凄まじい強さで。
有無も言わさない腕力で、俺は無理矢理立たされて、リーシャの後を付いていく。
「それでは、ゴロウ様。お願いします」
バックヤード前に到着したところで、店内に通じるバックヤード側へのドアを開けて欲しいと懇願してくるリーシャ。
「もう少し優しく案内してくれ」
リーシャの返答を待たずに、バックヤード側へと繋がる扉を開く。
もちろん、その際には鈴の音が鳴る音が聞こえてくる。
俺とリーシャは手を繋ぎ店舗の中へと入る。
店の中は、すでにシャッターこそ下ろしているが、ガラスを通り越して入ってくる日差しにより明るい。
「ゴロウ様。結界の触媒はどちらに?」
「ああ。それなら――」
俺は、レジが置かれている棚の下から、ロングソードを取り出す。
その名も『聖剣エクスカリバー』。
どこかで聞いた名前だ。
「また埃塗れに……」
「やっぱりアレか? 何かした方がいいか?」
コクリと頷くリーシャ。
「壁に掛けるとか、きちんと研ぐとか、そういうことをしてください」
「それだと銃刀法違反で問題になるからな」
「……」
無言になったリーシャ。
「リーシャ?」
「もういいです。それでは、そのエクスカリバ―を両手に持ってください。その後は、契約が終わるまで、そのままの体勢でお願いします」
両手で、エクスカリバーを持つと、リーシャが自身の親指を犬歯で切り、滴る血で、俺の足元に直径2メートルほどの魔法陣を書いていく。
「さて、ゴロウ様。参ります!」
魔法詠唱を開始し、それと共に、体中から力が――、魔力が抜けていく。
「ゴロウ様。店舗入り口の入店の仕様を変更しました」
「そ、そうか……」
ありえないくらい眠い。
相当に魔力容量は増えたはずなのに、体中から力が抜けていった。
今日は、よく眠れそうだ。
「これで、俺が態々、手を繋がなくても一般人は入れるわけか?」
「はい。ただ、バックヤード側は今まで通りですので通り抜けられるのは、異世界側と繋がっている限りゴロウ様と、それに近い魔力を有する方限定にしておきました。ただ、これは以前から仕様として含まれていたみたいですけど」
「そうか」
そういえば以前に桜がフーちゃんを購入した時に、異世界に無断で来たことがあったな。
「とりあえず、力を貸してくれて感謝する。リーシャ」
「気になさらないでください。だって、私が分からなかったら、族長に確認する手筈だったのですよね?」
俺は頷く。
ここで見栄や虚言をつく必要はないからな。
「やっぱり、ゴロウ様は、私が結界の維持・管理が出来るということを失念されていましたね?」
「そんなことないぞ?」
まったく、今日は、やけに鋭いな。
月山雑貨店の異世界側の入店方法を更新したあと、俺とリーシャは母屋に戻る。
「もう終わったのですか?」
そう尋ねてくるナイルさん。
どうやら、俺が店舗のことで何かするとは薄々と勘づいてはいたようだ。
「はい。一応は――」
「そうですか。こちらも、ある程度の事情は説明しておきました。明日からは、月山雑貨店のクルーとして、少しの間、常識を学ぶことも含めて勤務する事に同意しました」
「そうですか。それではナイルさんも?」
「もちろんです。そのために私も、こちらの世界に来たのですから」
「よろしくお願いします」
これで、しばらくは人材不足に悩まされることもなくなった。
ただ、いずれかは何とかしないと。
話が一段落ついたところで、俺は人数分の布団を敷いていく。
正直、もう俺は眠い。
つまり、俺が寝る為に全員を寝かせようという腹積もりだ。
全員分の布団を敷いたあと――、
「それではナイルさん、リーシャ、メディーナさん。おやすみなさい。良い夢を――」
ナイルさんとリーシャさんなら、先に寝ても問題ないだろう。
俺は二人を信用しているからな。
自分の部屋に戻ったあとは、布団を押し入れから取り出す。
その際に、お日様の匂いがする。
どうやら、雪音さんは俺の布団を干してくれていたようだ。
布団を敷いたあと、俺は布団の上で横になる。
すると、すぐに睡魔が襲ってきた。
どうやら、国王陛下の件といい随分と疲れていたようだ。
意識が落ちるのが、自分自身でもよく分かるくらいに。
「それに雪音さんは、パジャマ姿ですから」
「そうね。お客様を待たせてはいけないモノね」
「はい」
雪音さんが、桜の部屋へと入っていったのを見送ったあと、人数分のコップを麦茶を手に客間として利用している居間へと向かう。
「お待たせしました」
「――こ、これは! ゴロウ様に、飲み物を持ってきてもらうとは!?」
「メディーナ。落ち着いてください。ここの世界では、自分達のことは基本的に自分でするのが原則です」
「――そ、そうなのですか? 副隊長」
「はい。それと、こちらの世界に居る間は、ナイルと呼び捨てにしてください」
「ハッ! 分かりました!」
「敬礼も不要です。それと、私達が異世界から来ているという事も他言無用です」
「分かりました」
早速、ナイルさんがメディーナさんに日本でのことを押しえてくれている。
その事に、ナイルさんの成長が見えて感慨深い。
まぁ、ナイルさんに、この世界の常識を教えたのは雪音さんと、根室さんだけど。
二人のやり取りを見たあとに、俺は、リーシャの方へと視線を向ける。
彼女は、ピッチャーから、それぞれのコップに麦茶を注いでいた。
以前は、してもらうのが当たり前だと言う感じだったのに……。
「成長したな……」
思わず出来の悪い我が子の成長を見るような感じだ。
「ゴロウ様……」
「――ど、どうした!?」
何故か、半眼で俺を見て来ているリーシャと目が合う。
「何故か分かりませんけど、すごく失礼な事を考えておられませんでしたか?」
「ソンナコトナイヨー」
おっと、思わずカタコトになってしまった。
益々、リーシャは不審な目を向けてくる。
ここは話題を逸らさないと。
「そういえば、リーシャ」
「何ですか?」
「族長とは、会えたのか?」
「いえ。クレメンテ様は、竜国に赴いているという事で、副族長のディアルーナ様と会ってきました」
「そうなのか……」
やっぱり族長はいないと。
「はい。残念ながら婚約の事に関しては族長が戻ってきてからとなります。ただ、ゴロウ様が宜しければ族長は結婚に関しては既に許可を出していますので、問題はないかと」
「いやいや、さすがにキチンと挨拶はしないとな」
日本でもプロポーズ後には、相手の親に結婚の挨拶に伺うのは常識なモノだし。
「そうですか……」
「それにしても、結婚もそうだが、少し困ったな……」
「何か、族長に話したいことでもあったのですか?」
リーシャの、その問いかけに俺は頷く。
「じつは異世界からの顧客に対して、毎回、俺が手を繋いで店舗まで入ってもらうのは効率が悪いだろ?」
「そうですね……」
「そこで、入店の仕様変更とか出来ないのか? と、思ったんだが……」
「行うことは可能ですが、それには膨大な魔力が必要です」
「それって魔力回路が無いと出来ないとか?」
「――いえ。必要なのは魔力だけです。これでも、私も結界に関してのエキスパートですので! 私が入店の設定を変更する儀式を行うことが可能です!」
「おお!」
何と言うか初めてリーシャが、すごい奴に見えてきた。
「それでは、行きましょう」
「ん?」
「変更だけなら、そんなに時間は掛かりませんから。それに、先ほど、膨大な魔力が必要とゴロウ様にお伝えしましたが、その魔力は、今のゴロウ様は有していますので、さっさと儀式をしてしまいましょう」
俺の腕を掴み立ち上がるリーシャ。
彼女は、歩き出す。
しかも、凄まじい強さで。
有無も言わさない腕力で、俺は無理矢理立たされて、リーシャの後を付いていく。
「それでは、ゴロウ様。お願いします」
バックヤード前に到着したところで、店内に通じるバックヤード側へのドアを開けて欲しいと懇願してくるリーシャ。
「もう少し優しく案内してくれ」
リーシャの返答を待たずに、バックヤード側へと繋がる扉を開く。
もちろん、その際には鈴の音が鳴る音が聞こえてくる。
俺とリーシャは手を繋ぎ店舗の中へと入る。
店の中は、すでにシャッターこそ下ろしているが、ガラスを通り越して入ってくる日差しにより明るい。
「ゴロウ様。結界の触媒はどちらに?」
「ああ。それなら――」
俺は、レジが置かれている棚の下から、ロングソードを取り出す。
その名も『聖剣エクスカリバー』。
どこかで聞いた名前だ。
「また埃塗れに……」
「やっぱりアレか? 何かした方がいいか?」
コクリと頷くリーシャ。
「壁に掛けるとか、きちんと研ぐとか、そういうことをしてください」
「それだと銃刀法違反で問題になるからな」
「……」
無言になったリーシャ。
「リーシャ?」
「もういいです。それでは、そのエクスカリバ―を両手に持ってください。その後は、契約が終わるまで、そのままの体勢でお願いします」
両手で、エクスカリバーを持つと、リーシャが自身の親指を犬歯で切り、滴る血で、俺の足元に直径2メートルほどの魔法陣を書いていく。
「さて、ゴロウ様。参ります!」
魔法詠唱を開始し、それと共に、体中から力が――、魔力が抜けていく。
「ゴロウ様。店舗入り口の入店の仕様を変更しました」
「そ、そうか……」
ありえないくらい眠い。
相当に魔力容量は増えたはずなのに、体中から力が抜けていった。
今日は、よく眠れそうだ。
「これで、俺が態々、手を繋がなくても一般人は入れるわけか?」
「はい。ただ、バックヤード側は今まで通りですので通り抜けられるのは、異世界側と繋がっている限りゴロウ様と、それに近い魔力を有する方限定にしておきました。ただ、これは以前から仕様として含まれていたみたいですけど」
「そうか」
そういえば以前に桜がフーちゃんを購入した時に、異世界に無断で来たことがあったな。
「とりあえず、力を貸してくれて感謝する。リーシャ」
「気になさらないでください。だって、私が分からなかったら、族長に確認する手筈だったのですよね?」
俺は頷く。
ここで見栄や虚言をつく必要はないからな。
「やっぱり、ゴロウ様は、私が結界の維持・管理が出来るということを失念されていましたね?」
「そんなことないぞ?」
まったく、今日は、やけに鋭いな。
月山雑貨店の異世界側の入店方法を更新したあと、俺とリーシャは母屋に戻る。
「もう終わったのですか?」
そう尋ねてくるナイルさん。
どうやら、俺が店舗のことで何かするとは薄々と勘づいてはいたようだ。
「はい。一応は――」
「そうですか。こちらも、ある程度の事情は説明しておきました。明日からは、月山雑貨店のクルーとして、少しの間、常識を学ぶことも含めて勤務する事に同意しました」
「そうですか。それではナイルさんも?」
「もちろんです。そのために私も、こちらの世界に来たのですから」
「よろしくお願いします」
これで、しばらくは人材不足に悩まされることもなくなった。
ただ、いずれかは何とかしないと。
話が一段落ついたところで、俺は人数分の布団を敷いていく。
正直、もう俺は眠い。
つまり、俺が寝る為に全員を寝かせようという腹積もりだ。
全員分の布団を敷いたあと――、
「それではナイルさん、リーシャ、メディーナさん。おやすみなさい。良い夢を――」
ナイルさんとリーシャさんなら、先に寝ても問題ないだろう。
俺は二人を信用しているからな。
自分の部屋に戻ったあとは、布団を押し入れから取り出す。
その際に、お日様の匂いがする。
どうやら、雪音さんは俺の布団を干してくれていたようだ。
布団を敷いたあと、俺は布団の上で横になる。
すると、すぐに睡魔が襲ってきた。
どうやら、国王陛下の件といい随分と疲れていたようだ。
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