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第219話 王女殿下との顔合わせ(2)
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「ありがとうございます」
「いえ。お気になさらずに――」
そう言葉を返しておく。
それにしても、国王陛下の動きが思っていたよりも早い。
あとは、リーシャ待ちだが、婚約の話が持ち上がっているルイーズ王女殿下と顔を会わせるのは、少々不味い気がする。
そう考えたところで、
「ゴロウ様、一度、リーシャ様がお戻りになるまで迎賓館に王女殿下と付き人の方々を連れていくのは如何でしょうか?」
俺とエメラスさんとの会話を聞いていたナイルさんが、横から提案してくる。
どう話を持っていくか思案していたので、それは渡りに舟とも言えることであった。
「そうですね。ルイーズ様とエメラスはどうかな?」
「それは、迎賓館まで案内して頂けるという事ですか?」
「そうなります」
「そうですか。それでは、お言葉に甘えさせて頂きます」
思ったより、あっさりと此方の提案を聞き入れてくれた事に、少し気にはなったが、俺は、ルイーズ王女殿下と侍女、そして護衛の姫騎士を店内に連れていく。
その際に、弱い光が店全体から発せられた。
光ったのはアリアさんと手を繋いで店舗に入った時。
それにしても異世界の人は、必ずどこかしら病を負っているな。
「ツキヤマ様?」
「あ。ゴロウでいいです」
アリアさんと手を繋いで店舗に入ったところで思考していた所で、ルイーズ王女殿下が話しかけてきた。
黙って立っていた俺に何か思う所があったのだろう。
「それでは、ゴロウ様。案内をお願いできますか?」
「分かりました」
俺は3人を連れて、バックヤード側から母屋のある敷地へと出る。
「ここが異世界……。暗闇の世界なのですか?」
アリアさんが面白いこと呟くが――、
「アリア。ゴロウ様の世界と、私達の世界は時差が存在するのです」
「時差ですか?」
「はい。転移魔法を使った際に、元々、居た場所と距離が離れていた場合、太陽の位置が変わっている事がありますね? それと同じことです」
「そうなのですか! 初めて、体感しました!」
アリアが茶色い瞳で、感激だと言わんばかりに俺の方を見てくる。
そんな瞳で見ても、俺は何もしてないからな。
変に勘違いされても困る。
俺は転移魔法なんて使えないし。
「やっぱり、ノーマン様も強大な魔力を有していて、大陸でも有名な大魔法師ですから! ゴロウ様も!」
ほら、勘違いしている。
「――いや、俺は魔法とかは使えないから」
「え?」
俺の言葉に固まるアリア。
「――で、でも……。ナイル様やアロイス様が、ゴロウ様は、魔力があるとお屋敷で……」
「俺には魔法回路が無いから」
「そ、そうなのですか……。申し訳ありません」
いきなり頭を下げてくる。
どうして、頭を下げてくるか知らないが――、
「気にする必要はない。こっちの世界では、魔法とかは必要ないから」
俺はポケットから鍵を取り出し、ワゴンRのエンジンを起動させる。
低い音と共に、エンジンがかかる。
「とりあえず車に乗ってくれ。迎賓館まで案内するから」
「分かりましたわ。エメラス、アリア。ゴロウ様の御厚意に甘えましょう」
3人が車に乗り込む間に、俺は母屋に移動する。
玄関を開ける。
すると丁度、雪音さんが廊下を歩いて近づいてくる姿が見えた。
「あれ? 五郎さん。おかえりなさい」
「ただいま――じゃなくて、少し迎賓館まで出かけてくるので、迎賓館の鍵を取ってきてもらえますか?」
「え? 迎賓館の鍵ですか?」
「ああ。じつは――、エルム王国の国王陛下が、ルイーズ王女殿下を差し向けてきたんだ」
「分かりました。すぐに鍵を持ってきますね」
パジャマ姿の雪音さんが居間へと向かう。
そして、数十秒で戻ってくる。
「五郎さん。鍵です」
「ありがとうございます」
俺は鍵を受け取ると、玄関の戸を開く。
すると雪音さんが車の方を見て、
「来られたのは、ルイーズ王女殿下だけではないのですね。エメラス様も来られているのですね」
ルイーズ王女殿下と、エメラスさんと面識のある雪音さんは頷く。
「あともう一人の方は――」
「辺境伯邸でメイドをしていたアリアという女性です」
「そうですか。ルイーズ王女殿下の侍女という事で辺境伯様が付けてくれたという所ですか」
「たぶん、そう思います」
「そうですか。それでは、五郎さん。もう遅いので気を付けて行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」
すでに車に乗り込んでいた3人を見て、俺は運転席に座り、運転席側のドアを閉める。
「それでは、これから迎賓館までお連れします。その前に――」
俺は3人にシートベルトの付け方をレクチャーした後、車を走らせる。
車は、街灯が殆どない農村地を走る。
しばらく走ると山の頂上に向けて続く道路が見えてくる。
道路を上がっていき――、到着した場所は迎賓館。
すでに、劇団の方は全員帰したこともあり、完全な暗闇。
「ここが迎賓館ですか……」
車から降りて、大使館兼迎賓館を見上げたルイーズ王女殿下は感慨深くポツリと呟く。
「はい。ここはルイーズ様の為に用意した館になりますので、ご自由に使ってください」
「ご自由なわりには使用人が迎えに出てこないようだが?」
エメラスさんが、ツッコミを入れてくる。
そりゃ居ないのは当たり前だ。
何せ、何時までも何十人も人を雇っておけるほど、経済力なんて無いから。
「まだ人の手配が済んでいないのです」
「ふむ……、ルイーズ王女殿下」
「ええ。分かっています。丁度、良いかも知れません」
「丁度いい?」
「いえ。こちらの話です。それよりも屋敷の中を案内して頂いても宜しいでしょうか?
「そうですね」
リーシャに関しては、ナイルさんに任せておけば大丈夫だろう。
それよりも、迎賓館の使い方をレクチャーする方が重要だ。
一々、サポートとかしていられないからな。
俺は、ルイーズ王女殿下、エメラスさん、アリアを連れて迎賓館の中を案内していく。
そして一通り説明し終わったとこで、リビングで腰を落ち着かせる。
「それにしても、私のために、これだけの屋敷を用意してくれたのですか?」
「はい。小さかったですか?」
「――いえ。すごくうれしかったです」
「そうですか」
一応、胸を撫でおろす。
何か阻喪でもあるようなら、エメラスが抗議してくるのは目に見えているからだが。
「それにしても、冷蔵庫、冷凍庫と言ったモノはすごいですわね。氷も作れるのですよね?」
「まぁ、そのへんは――」
俺は曖昧に言葉を返し立ち上がる。
「それでは、明日のお昼に、伺いますので、その時によろしくお願いします」
「お昼ですか?」
俺はコクリと頷く。
「こちらの世界では、ドレスを着て日常を過ごすという慣習はありませんので、普段着を購入する為に来ます」
「――! ゴロウ様! 王家から下賜されたドレスを身につけてはいけないと?」
「いえ。そういう訳ではなく、日本だとドレスを普段から着る方は少ないと説明したいのです」
「待ちなさい。エメラス」
「で、ですが!」
「お父様は、エルム王国のことは日本政府には知られないようにと仰られていました。その点を考慮に入れますとドレスなどは着ない方がいいでしょう。洋服も、異世界に合わせた格好をした方が、不審にも思われないと思いますから」
「分かりました。それでは――。ゴロウ」
「何か?」
「明日、宜しく頼む」
「任せてください」
頼まれなくても、アリアとエメラスは、見目麗しい恰好をしているし、10人が擦れ違えば、9人が振り向くほどだ。
「それでは、自分は、一度、店に戻りますので――」
俺は、迎賓館の鍵の輪に通されていたスペアキーを取り出す。
「こちらの鍵は、迎賓館のマスターキーになっています。何かあれば利用してください」
「わかりましたわ」
ルイーズ王女殿下が頷いたところで、俺はすぐに家に戻るために迎賓館の外に1人で出た。
「いえ。お気になさらずに――」
そう言葉を返しておく。
それにしても、国王陛下の動きが思っていたよりも早い。
あとは、リーシャ待ちだが、婚約の話が持ち上がっているルイーズ王女殿下と顔を会わせるのは、少々不味い気がする。
そう考えたところで、
「ゴロウ様、一度、リーシャ様がお戻りになるまで迎賓館に王女殿下と付き人の方々を連れていくのは如何でしょうか?」
俺とエメラスさんとの会話を聞いていたナイルさんが、横から提案してくる。
どう話を持っていくか思案していたので、それは渡りに舟とも言えることであった。
「そうですね。ルイーズ様とエメラスはどうかな?」
「それは、迎賓館まで案内して頂けるという事ですか?」
「そうなります」
「そうですか。それでは、お言葉に甘えさせて頂きます」
思ったより、あっさりと此方の提案を聞き入れてくれた事に、少し気にはなったが、俺は、ルイーズ王女殿下と侍女、そして護衛の姫騎士を店内に連れていく。
その際に、弱い光が店全体から発せられた。
光ったのはアリアさんと手を繋いで店舗に入った時。
それにしても異世界の人は、必ずどこかしら病を負っているな。
「ツキヤマ様?」
「あ。ゴロウでいいです」
アリアさんと手を繋いで店舗に入ったところで思考していた所で、ルイーズ王女殿下が話しかけてきた。
黙って立っていた俺に何か思う所があったのだろう。
「それでは、ゴロウ様。案内をお願いできますか?」
「分かりました」
俺は3人を連れて、バックヤード側から母屋のある敷地へと出る。
「ここが異世界……。暗闇の世界なのですか?」
アリアさんが面白いこと呟くが――、
「アリア。ゴロウ様の世界と、私達の世界は時差が存在するのです」
「時差ですか?」
「はい。転移魔法を使った際に、元々、居た場所と距離が離れていた場合、太陽の位置が変わっている事がありますね? それと同じことです」
「そうなのですか! 初めて、体感しました!」
アリアが茶色い瞳で、感激だと言わんばかりに俺の方を見てくる。
そんな瞳で見ても、俺は何もしてないからな。
変に勘違いされても困る。
俺は転移魔法なんて使えないし。
「やっぱり、ノーマン様も強大な魔力を有していて、大陸でも有名な大魔法師ですから! ゴロウ様も!」
ほら、勘違いしている。
「――いや、俺は魔法とかは使えないから」
「え?」
俺の言葉に固まるアリア。
「――で、でも……。ナイル様やアロイス様が、ゴロウ様は、魔力があるとお屋敷で……」
「俺には魔法回路が無いから」
「そ、そうなのですか……。申し訳ありません」
いきなり頭を下げてくる。
どうして、頭を下げてくるか知らないが――、
「気にする必要はない。こっちの世界では、魔法とかは必要ないから」
俺はポケットから鍵を取り出し、ワゴンRのエンジンを起動させる。
低い音と共に、エンジンがかかる。
「とりあえず車に乗ってくれ。迎賓館まで案内するから」
「分かりましたわ。エメラス、アリア。ゴロウ様の御厚意に甘えましょう」
3人が車に乗り込む間に、俺は母屋に移動する。
玄関を開ける。
すると丁度、雪音さんが廊下を歩いて近づいてくる姿が見えた。
「あれ? 五郎さん。おかえりなさい」
「ただいま――じゃなくて、少し迎賓館まで出かけてくるので、迎賓館の鍵を取ってきてもらえますか?」
「え? 迎賓館の鍵ですか?」
「ああ。じつは――、エルム王国の国王陛下が、ルイーズ王女殿下を差し向けてきたんだ」
「分かりました。すぐに鍵を持ってきますね」
パジャマ姿の雪音さんが居間へと向かう。
そして、数十秒で戻ってくる。
「五郎さん。鍵です」
「ありがとうございます」
俺は鍵を受け取ると、玄関の戸を開く。
すると雪音さんが車の方を見て、
「来られたのは、ルイーズ王女殿下だけではないのですね。エメラス様も来られているのですね」
ルイーズ王女殿下と、エメラスさんと面識のある雪音さんは頷く。
「あともう一人の方は――」
「辺境伯邸でメイドをしていたアリアという女性です」
「そうですか。ルイーズ王女殿下の侍女という事で辺境伯様が付けてくれたという所ですか」
「たぶん、そう思います」
「そうですか。それでは、五郎さん。もう遅いので気を付けて行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」
すでに車に乗り込んでいた3人を見て、俺は運転席に座り、運転席側のドアを閉める。
「それでは、これから迎賓館までお連れします。その前に――」
俺は3人にシートベルトの付け方をレクチャーした後、車を走らせる。
車は、街灯が殆どない農村地を走る。
しばらく走ると山の頂上に向けて続く道路が見えてくる。
道路を上がっていき――、到着した場所は迎賓館。
すでに、劇団の方は全員帰したこともあり、完全な暗闇。
「ここが迎賓館ですか……」
車から降りて、大使館兼迎賓館を見上げたルイーズ王女殿下は感慨深くポツリと呟く。
「はい。ここはルイーズ様の為に用意した館になりますので、ご自由に使ってください」
「ご自由なわりには使用人が迎えに出てこないようだが?」
エメラスさんが、ツッコミを入れてくる。
そりゃ居ないのは当たり前だ。
何せ、何時までも何十人も人を雇っておけるほど、経済力なんて無いから。
「まだ人の手配が済んでいないのです」
「ふむ……、ルイーズ王女殿下」
「ええ。分かっています。丁度、良いかも知れません」
「丁度いい?」
「いえ。こちらの話です。それよりも屋敷の中を案内して頂いても宜しいでしょうか?
「そうですね」
リーシャに関しては、ナイルさんに任せておけば大丈夫だろう。
それよりも、迎賓館の使い方をレクチャーする方が重要だ。
一々、サポートとかしていられないからな。
俺は、ルイーズ王女殿下、エメラスさん、アリアを連れて迎賓館の中を案内していく。
そして一通り説明し終わったとこで、リビングで腰を落ち着かせる。
「それにしても、私のために、これだけの屋敷を用意してくれたのですか?」
「はい。小さかったですか?」
「――いえ。すごくうれしかったです」
「そうですか」
一応、胸を撫でおろす。
何か阻喪でもあるようなら、エメラスが抗議してくるのは目に見えているからだが。
「それにしても、冷蔵庫、冷凍庫と言ったモノはすごいですわね。氷も作れるのですよね?」
「まぁ、そのへんは――」
俺は曖昧に言葉を返し立ち上がる。
「それでは、明日のお昼に、伺いますので、その時によろしくお願いします」
「お昼ですか?」
俺はコクリと頷く。
「こちらの世界では、ドレスを着て日常を過ごすという慣習はありませんので、普段着を購入する為に来ます」
「――! ゴロウ様! 王家から下賜されたドレスを身につけてはいけないと?」
「いえ。そういう訳ではなく、日本だとドレスを普段から着る方は少ないと説明したいのです」
「待ちなさい。エメラス」
「で、ですが!」
「お父様は、エルム王国のことは日本政府には知られないようにと仰られていました。その点を考慮に入れますとドレスなどは着ない方がいいでしょう。洋服も、異世界に合わせた格好をした方が、不審にも思われないと思いますから」
「分かりました。それでは――。ゴロウ」
「何か?」
「明日、宜しく頼む」
「任せてください」
頼まれなくても、アリアとエメラスは、見目麗しい恰好をしているし、10人が擦れ違えば、9人が振り向くほどだ。
「それでは、自分は、一度、店に戻りますので――」
俺は、迎賓館の鍵の輪に通されていたスペアキーを取り出す。
「こちらの鍵は、迎賓館のマスターキーになっています。何かあれば利用してください」
「わかりましたわ」
ルイーズ王女殿下が頷いたところで、俺はすぐに家に戻るために迎賓館の外に1人で出た。
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