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第214話 ドックフードの行方
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一日、稼働しただけの迎賓館で藤和さんと別れた俺は、リーシャを車の後部座席に乗せた後、自宅へ。
母屋の敷地内に車を停めた頃には、太陽はすっかり沈んでいた。
すでに10月近いという事もあり、日が沈むのが本当に早くなっている。
「――さて」
「久しぶりですわ! 私が、ゴロウ様のご自宅に来れたのは!」
車から先に降りたリーシャが感極まった様子で、独り言を呟いている。
「わんっ!」
そうしていると、玄関を開けて桜が出てきた。
「おじちゃん!」
何だかお怒り気味のようだ。
そういえば――、国王陛下が来るという事で、雪音さんと一緒に服を選んで、おめかしをしていた事に気が付く。
俺としては、国王陛下に極力、桜たちのことを紹介はしたく無かった。
一時期は、桜を王宮に嫁がせるような事を一方的に伝えてきたりしたからだ。
「どうした?」
「今日はね! 雪音お姉ちゃんと出番を待っていたの!」
「わんっ!」
そういえば、フーちゃんの出番もなかったな。
まぁ、犬が苦手らしいから、円滑な取引を行うのなら、犬を出さない方がいいだろうし、悪くは無かったはずだ。
「それでね! 全然! 出番が無かったから! 寝ていたら、何時の間にか、こっちに来ていたの……」
「あー」
あれか、お昼寝時間になり睡魔に負けて寝てしまったという奴か。
「桜は、何も気にすることはないんだぞ?」
「そーなの?」
「ああ。むしろ出番が無かった方がいいまであるからな。俺としては、桜をモノのように扱った連中に紹介するのは、正直言って嫌だったからな。だから、桜は、今日はおめかしをして大きな建物で、気分転換したって事でいいんじゃないのか?」
「いいのかな?」
「もちろんだ。何時もと違っていただろ?」
「うん! みんなね! 桜のこと、お嬢様って呼んだの! 物語の御姫様になったみたいだったの!」
「そうかそうか」
俺は桜の頭を撫でる。
「えへへ……」
桜は可愛いな。
笑顔を上目遣いに向けてくる桜は、本当に娘みたいで可愛い。
そんな姪っ子の笑顔を見ていると語彙力が低下する気がする。
「五郎さん! おかえりなさい……? えっと、リーシャ様でしたっけ?」
桜の頭を撫でていると、雪音さんが玄関から出てくると、首を傾げたあと、俺の後ろを見て、リーシャの名前を呟く。
俺の後ろに立っていたリーシャも、困ったような表情で、
「夜分に遅く失礼します」
「えっと……、五郎さん。説明して頂けますか?」
どうやら、雪音さんはリーシャさんを歓迎とまではいかないようで――、まぁ、それは考えて見れば当然。
俺と雪音さんは、結婚を前提としたお付き合いをしている。
そんな中、俺と結婚したいと異世界から押しかけてきたリーシャを、雪音さんが良いと思っているとは思えない。
まぁ、この考えは、あくまでも俺の考えであって雪音さん当事者ではないから、何とも言えないが……。
「分かりました」
「……それでは夕食を作りましたので、まずは夕食を食べながらでも――」
そう雪音さんは提案してくる。
その言葉は、リーシャにもかけられたのは、幾ら俺でも理解できた。
「リーシャ。夕食は、まだだよな?」
「はい、頂いても良いのですか?」
「雪音さんが良いって言っているからな」
良いんだよな? と、少し自問自答しながらも、
「桜、フーちゃん。夕食を食べるぞ」
「はーい!」
「わんっ!」
「そういえば、ペットフードを消費しないと……」
「ガルルルッルル」
俺の言葉にいきなり臨戦態勢になるフーちゃん。
何と言うか、俺はフーちゃんの健康管理の為に50%OFFの業務用の仔犬用のドックフードを30キロ買ったというのに……。
まったく消費されていない現実に少し落ち込むぞ。
「フーちゃん」
「ガウガウ!」
「おじちゃん。フーちゃんは、ドックフードは却下だ! だって」
土間から上がった姪っ子が、足元を歩くフーちゃんを抱きかかえて何度か頷くと、そう通訳してくる。
「桜」
「何?」
「フーちゃんは、犬だ」
「う、うん……」
「つまり、ドックなフードは完全栄養食なんだ」
「うん?」
「そして、フーちゃんに必要なのは、仔犬用に作られた!」
俺は、ラックの上に乗せておいた仔犬用のドックフード30キロ入りを持ち上げる。
「このドックフードこそが正しい食事!」
「でも、不味いから嫌だって言っているの……」
桜はフーちゃんを抱いたまま、そんなことを言ってくる。
「五郎さん、何をしているのですか?」
俺がドックフードロスを如何にして減らそうかと考えて桜に力説していたところで、雪音さんが横から話しに割って入ってきた。
「いえ。ドックフードに関して、仔犬には必要な成分が含まれていると――」
「でも、五郎さん」
「はい?」
「たぶん、フーちゃんは雑食犬なので、ドックフードだけじゃなくても問題なさそうですよ? それに食べたくないモノを無理矢理食べさせるのは、よくありませんから」
そう言いながらお皿の上に山盛り乗せられたローストポークを台所の床上に置く雪音さん。
もちろん、ローストポークの豚は、根室さんの家から分けて貰った豚を加工して作ってある。
「はい。お手!」
「わんっ!」
「おかわり!」
「わんっ!」
「いいわよ」
「わんっ!」
いつの間にか台所まで移動していたフーちゃんは、雪音さんの指示に従って、芸をしたあと、ローストポークを食べ始める。
それも、とても美味しそうに……。
「あの、五郎さん」
「はい?」
「その、フーちゃん用に購入したドックフードですけど、腐らせてしまうのなら根室さんの御爺さん、お婆さんに提供してもいいのでは?」
「そういえば、根室さんの家には犬がいましたね」
「はい。成犬だけでなく小さな仔犬も居ましたので、きっと喜んでくれると思います」
「それなら、後日、俺が根室さんの家に届けに行ってきます」
「お願いします」
仕方ない。
フーちゃんの為に購入したドックフードだったが、食べてくれないのなら意味はないからな。
「それでは、五郎さん。夕食の準備が出来ましたので」
居間に到着すれば、御鍋が、ちゃぶ台の上にドン! と、置かれていた。
さらに大皿が二つ。
一つは牛肉が盛られた大皿。
もう一つの大皿には、お豆腐やうどん、シイタケ、長ネギ、春菊、白菜が盛られていた。
これは、一目で分かる。
鍋の種類が!
「今日は、すき焼きですか?」
「はい。近所の方が、野菜を持ってきてくれましたので」
「そうですか」
近所と言っても、一番近いのは根室さんの家だが――。
まぁ、田舎の近所というのは大雑把だからな。
それでも、近所で農家をしているとなると1軒しか思いつかない。
「今度、何かお礼に持っていった方がいいですね」
「あ、その事ですけど、五郎さんが御店を開業したおかげで、遠くまで買い物に行かなくて良くなったと喜んでいましたので大丈夫だと思いますよ?」
「まぁ、それでも何かしらを物々交換と言う形で渡すのは田舎の礼儀ですから」
「そうですね」
「おじちゃん……」
雪音さんと会話をしていたら、ポツリと桜が俺を呼んでくる。
「どうかしたのか?」
「えっと……、この料理って?」
――な! ま、まさか……すき焼きを知らないのか?
「すき焼きって料理だぞ。凄い美味しいんだ」
「そうなの?」
俺の、『凄く美味しい』と言う、言葉の部分で目をキラキラと輝かせる桜。
そんな桜を見て、少し涙が涙腺に滲んでいる雪音さん。
まったく! 桜を見ていた父方の親族は、どれだけ桜に対して、杜撰で酷い対応をしてきたのか……。
「こ、これが……、伝説に聞いた……、す、すき焼き……」
俺の横に座っていたリーシャも目を輝かせている。
そして、リーシャは、すき焼きという単語を知っているらしい。
母屋の敷地内に車を停めた頃には、太陽はすっかり沈んでいた。
すでに10月近いという事もあり、日が沈むのが本当に早くなっている。
「――さて」
「久しぶりですわ! 私が、ゴロウ様のご自宅に来れたのは!」
車から先に降りたリーシャが感極まった様子で、独り言を呟いている。
「わんっ!」
そうしていると、玄関を開けて桜が出てきた。
「おじちゃん!」
何だかお怒り気味のようだ。
そういえば――、国王陛下が来るという事で、雪音さんと一緒に服を選んで、おめかしをしていた事に気が付く。
俺としては、国王陛下に極力、桜たちのことを紹介はしたく無かった。
一時期は、桜を王宮に嫁がせるような事を一方的に伝えてきたりしたからだ。
「どうした?」
「今日はね! 雪音お姉ちゃんと出番を待っていたの!」
「わんっ!」
そういえば、フーちゃんの出番もなかったな。
まぁ、犬が苦手らしいから、円滑な取引を行うのなら、犬を出さない方がいいだろうし、悪くは無かったはずだ。
「それでね! 全然! 出番が無かったから! 寝ていたら、何時の間にか、こっちに来ていたの……」
「あー」
あれか、お昼寝時間になり睡魔に負けて寝てしまったという奴か。
「桜は、何も気にすることはないんだぞ?」
「そーなの?」
「ああ。むしろ出番が無かった方がいいまであるからな。俺としては、桜をモノのように扱った連中に紹介するのは、正直言って嫌だったからな。だから、桜は、今日はおめかしをして大きな建物で、気分転換したって事でいいんじゃないのか?」
「いいのかな?」
「もちろんだ。何時もと違っていただろ?」
「うん! みんなね! 桜のこと、お嬢様って呼んだの! 物語の御姫様になったみたいだったの!」
「そうかそうか」
俺は桜の頭を撫でる。
「えへへ……」
桜は可愛いな。
笑顔を上目遣いに向けてくる桜は、本当に娘みたいで可愛い。
そんな姪っ子の笑顔を見ていると語彙力が低下する気がする。
「五郎さん! おかえりなさい……? えっと、リーシャ様でしたっけ?」
桜の頭を撫でていると、雪音さんが玄関から出てくると、首を傾げたあと、俺の後ろを見て、リーシャの名前を呟く。
俺の後ろに立っていたリーシャも、困ったような表情で、
「夜分に遅く失礼します」
「えっと……、五郎さん。説明して頂けますか?」
どうやら、雪音さんはリーシャさんを歓迎とまではいかないようで――、まぁ、それは考えて見れば当然。
俺と雪音さんは、結婚を前提としたお付き合いをしている。
そんな中、俺と結婚したいと異世界から押しかけてきたリーシャを、雪音さんが良いと思っているとは思えない。
まぁ、この考えは、あくまでも俺の考えであって雪音さん当事者ではないから、何とも言えないが……。
「分かりました」
「……それでは夕食を作りましたので、まずは夕食を食べながらでも――」
そう雪音さんは提案してくる。
その言葉は、リーシャにもかけられたのは、幾ら俺でも理解できた。
「リーシャ。夕食は、まだだよな?」
「はい、頂いても良いのですか?」
「雪音さんが良いって言っているからな」
良いんだよな? と、少し自問自答しながらも、
「桜、フーちゃん。夕食を食べるぞ」
「はーい!」
「わんっ!」
「そういえば、ペットフードを消費しないと……」
「ガルルルッルル」
俺の言葉にいきなり臨戦態勢になるフーちゃん。
何と言うか、俺はフーちゃんの健康管理の為に50%OFFの業務用の仔犬用のドックフードを30キロ買ったというのに……。
まったく消費されていない現実に少し落ち込むぞ。
「フーちゃん」
「ガウガウ!」
「おじちゃん。フーちゃんは、ドックフードは却下だ! だって」
土間から上がった姪っ子が、足元を歩くフーちゃんを抱きかかえて何度か頷くと、そう通訳してくる。
「桜」
「何?」
「フーちゃんは、犬だ」
「う、うん……」
「つまり、ドックなフードは完全栄養食なんだ」
「うん?」
「そして、フーちゃんに必要なのは、仔犬用に作られた!」
俺は、ラックの上に乗せておいた仔犬用のドックフード30キロ入りを持ち上げる。
「このドックフードこそが正しい食事!」
「でも、不味いから嫌だって言っているの……」
桜はフーちゃんを抱いたまま、そんなことを言ってくる。
「五郎さん、何をしているのですか?」
俺がドックフードロスを如何にして減らそうかと考えて桜に力説していたところで、雪音さんが横から話しに割って入ってきた。
「いえ。ドックフードに関して、仔犬には必要な成分が含まれていると――」
「でも、五郎さん」
「はい?」
「たぶん、フーちゃんは雑食犬なので、ドックフードだけじゃなくても問題なさそうですよ? それに食べたくないモノを無理矢理食べさせるのは、よくありませんから」
そう言いながらお皿の上に山盛り乗せられたローストポークを台所の床上に置く雪音さん。
もちろん、ローストポークの豚は、根室さんの家から分けて貰った豚を加工して作ってある。
「はい。お手!」
「わんっ!」
「おかわり!」
「わんっ!」
「いいわよ」
「わんっ!」
いつの間にか台所まで移動していたフーちゃんは、雪音さんの指示に従って、芸をしたあと、ローストポークを食べ始める。
それも、とても美味しそうに……。
「あの、五郎さん」
「はい?」
「その、フーちゃん用に購入したドックフードですけど、腐らせてしまうのなら根室さんの御爺さん、お婆さんに提供してもいいのでは?」
「そういえば、根室さんの家には犬がいましたね」
「はい。成犬だけでなく小さな仔犬も居ましたので、きっと喜んでくれると思います」
「それなら、後日、俺が根室さんの家に届けに行ってきます」
「お願いします」
仕方ない。
フーちゃんの為に購入したドックフードだったが、食べてくれないのなら意味はないからな。
「それでは、五郎さん。夕食の準備が出来ましたので」
居間に到着すれば、御鍋が、ちゃぶ台の上にドン! と、置かれていた。
さらに大皿が二つ。
一つは牛肉が盛られた大皿。
もう一つの大皿には、お豆腐やうどん、シイタケ、長ネギ、春菊、白菜が盛られていた。
これは、一目で分かる。
鍋の種類が!
「今日は、すき焼きですか?」
「はい。近所の方が、野菜を持ってきてくれましたので」
「そうですか」
近所と言っても、一番近いのは根室さんの家だが――。
まぁ、田舎の近所というのは大雑把だからな。
それでも、近所で農家をしているとなると1軒しか思いつかない。
「今度、何かお礼に持っていった方がいいですね」
「あ、その事ですけど、五郎さんが御店を開業したおかげで、遠くまで買い物に行かなくて良くなったと喜んでいましたので大丈夫だと思いますよ?」
「まぁ、それでも何かしらを物々交換と言う形で渡すのは田舎の礼儀ですから」
「そうですね」
「おじちゃん……」
雪音さんと会話をしていたら、ポツリと桜が俺を呼んでくる。
「どうかしたのか?」
「えっと……、この料理って?」
――な! ま、まさか……すき焼きを知らないのか?
「すき焼きって料理だぞ。凄い美味しいんだ」
「そうなの?」
俺の、『凄く美味しい』と言う、言葉の部分で目をキラキラと輝かせる桜。
そんな桜を見て、少し涙が涙腺に滲んでいる雪音さん。
まったく! 桜を見ていた父方の親族は、どれだけ桜に対して、杜撰で酷い対応をしてきたのか……。
「こ、これが……、伝説に聞いた……、す、すき焼き……」
俺の横に座っていたリーシャも目を輝かせている。
そして、リーシャは、すき焼きという単語を知っているらしい。
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