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第172話 計画を立てよう
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「はい。フォークリフトが動いていますと万が一があった場合、危険ですからね」
「それでは藤和さんと納品に関しての話を詰めてもらってもいいですか?」
「五郎さんは?」
「自分は、店のホームページ作成をしないといけないので」
「そうですね……。少しでも認知度を上げることも必要ですから」
そこは雪音さんも同意のようで――。
「月山様は、ホームページを開設される予定なんですか?」
「そうですけど……」
「それなら、いい業者を知っていますがどうですか?」
「いまはいいです」
業者に頼むと、ホームページ作成はかなりのお金を取られるからな。
いまは、そこまで余裕がない。
「分かりました。何かありましたらご用立ててください」
「その時は、お願いします」
現場を任せて俺は母屋へと戻る。
居間に入れば、桜とフーちゃんと和美ちゃんが縁側でだらーっと横になっていた。
もちろん、フーちゃんを枕にしていたのは桜で……。
2人と一匹は完全にお昼寝モード。
間違いなくお留守番は出来ていなかった。
ホームページを開設する為の手続きを終えたあとは、どのようなホームページを作るか考える。
幾つか案はあるが、ネットで定形のテンプレを拾ってきて、それを利用してホームページを作ることにした。
大まかな雛形と紐づけをしていた所で、玄関の戸が開く音が聞こえてくる。
「あらら」
居間に入ってきたのは雪音さん。
俺は、すぐに視線をパソコンへ戻して作業を始めるが――、「みんなお昼寝中なんですね」と、語り掛けてきた雪音さんに俺は「そうですね」と、言葉を返す。
「あっ、そういえば商品の確認の方は終わったんですか?」
「はい。お支払いも済ませておきました。ただ……、一つ問題があって――」
「何かあったんですか?」
「はい。今月の光熱費と根室さんの給料をお支払いしたら家計がかなりピンチです」
「それって相当なレベルで?」
「はい。早急に資金繰りが必要になりますので、五郎さん!」
「何でしょうか?」
「今日の夜に異世界に塩を納品されにいくんですよね?」
「はい……」
「それでは、以前にお伺いした質屋巡りで資金確保をお願いします。目黒さん経由ですと時間が掛かりますので、待っている余裕はありませんので」
「ちなみに、おいくらほど?」
「今後の仕入れの代金を含めまして300万円ほど頑張って換金してきてください」
「……あ、はい」
俺が思っていたよりも月山雑貨店の財政は火の車だったらしい。
それからお昼休憩に店に戻った俺は、カウンターに立ちながらノートパソコンで近隣県の質屋が多い場所を調べていく。
一件あたり10万円以上の換金になると、色々としつこく聞かれることもありチェーン店などを除外すると、質屋の数は限られる。
「これは早いうちに何とかしないとダメだな……」
藤和さんなら、人脈を持ってそうだが一人に任せきるのも良くはない。
「今回の異世界の貴族との交渉でも、藤和さんにおんぶ抱っこだったからな。もう少し考えないとな……」
ナイルさんと根室さんがお昼休憩をしている間に、インターネットである程度は目ぼしがついた。
プリンターで印刷したあとはホチキスで留めてから折り畳み、ズボンのポケットに入れる。
やる事をやったあとは暇になったので店の中を巡回するが、本当に客がこない。
普通に、これは不味いのでは……。
休憩時間が終わった二人に仕事を引き継いだあとは、母屋に戻りアイスクリームを食べている桜と和美ちゃんを横目で見ながらホームページ作成作業を開始する。
「雪音さん」
「はい、何でしょうか?」
麦茶を持ってきた雪音さんに、金策の為に明後日から家を空ける旨を伝えると、雪音さんは頷いたあと洗濯物を取り込むために縁側から庭へと降りていく。
そして、俺が質屋に行くことを聞いていた桜は手を上げると――、「桜もいく!」と、話しかけてくる。
完全に一緒に付いてくる気ありありのようだ。
「おっさん! うちもいく!」
「恵美さんが許可を出さないからダメだ」
「ええっ!? それなら、お母さんがOKを出すならいいってことか?」
「まぁ……それなら……」
本当は良くはない。
他人の子供を連れていって何か問題があったら責任なんて取れないからな。
まぁ根室さんが許可を出す訳もないし、俺は曖昧に答えておく。
「おじちゃんと二人きりで旅行なの」
和美ちゃんが俺の言葉に「それじゃ、お母さんに確認とってくる!」と言い立ち上がりかけたところで、桜の手が和美ちゃんの腕を掴むとポツリと何か呟いた。
「――え?」
和美ちゃんが、体を硬直させたあと壊れたブリキのおもちゃのごとく、桜の顔を見たと思う。
俺からは、桜の背中と後頭部しか見る事は出来ない。
「ヒッ! お、おっさん! ――う、うちは! また今度にする!」
「そうか?」
「本当に? 次は無いの。分かったの?」
桜の問いかけにコクコクと頷く和美ちゃんの表情は、真っ青だ!
「和美ちゃん?」
「――な、ななな、何でもないさ」
「わーい! おじちゃんと久しぶりのお出かけなの!」
「わんっ!」
どうやらフーちゃんも付いてくるらしい。
話しも一段落つき、しばらくホームページ制作に没頭していると、「おう! 五郎!」と、軽い口調で縁側から話しかけてくる人物が来訪した。
「田口村長、玄関から来てください」
キーボードから手を放し立ち上がったあとは、田口村長が座っている縁側へと腰を下ろす。
「それで、何かありましたか?」
「五郎が、数日間は家を留守にすると孫から聞いての。お前が、留守の間は店を手伝ってやろうと思ったのだ」
「おじいちゃん!」
雪音さんが、俺と村長が話している事に気が付いたのか、居間に入ってくる。
「おお、雪音。元気にしておったかの?」
「元気はいいの。それより、どうして! おじいちゃんがお店の手伝いをする話になるの? そもそも畑作業はいいの?」
「その合間に手伝いにくるだけだからの」
「田口村長、そんなに人手は要らないんですけど……」
あまり繁盛しているとは言えない店なので……自分で言っていて悲しくなるが……。
兎に角必要ないと告げる。
「なあに、異世界人の相手をする人間は居た方がいいじゃろう?」
「……それは、ナイルさんのことですか?」
「うむ。まぁ儂も、五郎の父親には色々と教えたからのう。当たり障りない対応をしておくぞ?」
つまり、村長が来た理由は、俺の護衛として異世界から来ているナイルさんの対応という訳か。
雪音さんも理由を聞かされて「そういうこと……」と納得しているし、まぁ俺としても、ナイルさんの相手をしてもらえるなら、その都合がいい。
「分かりました。お願いできますか?」
「うむ。任せておけ! 婆さんも手伝う予定じゃが大丈夫かの?」
「もちろんです」
むしろ、和美ちゃんが家に居るので田口妙子さんが居た方が良い。
「――さて、五郎。此処からは本題なのだが……」
「本題ですか?」
「うむ。以前に、五郎から話を聞いたことがあったが、塩を異世界に売った後の金銭の取引は金の装飾品でもらっているのだろう?」
「そうですね。その方が換金しやすいので」
「そこでだ! たしか、その金は辺境伯が作っていると聞いた。それは間違いないかの?」
「そうですね……」
どうも話が読めない。
「それで、藤和からも話を聞いたが今後、大量の塩や物資の取引をする際に、物の流れを行政が何時までも気が付かないとは思えん。しかも、百万人以上もの市場を開拓するとなると尚更ということになる」
「自分は、そこまでは考えていないですね」
「五郎、最悪の状況を想定して動くことも重要じゃぞ?」
「それでは藤和さんと納品に関しての話を詰めてもらってもいいですか?」
「五郎さんは?」
「自分は、店のホームページ作成をしないといけないので」
「そうですね……。少しでも認知度を上げることも必要ですから」
そこは雪音さんも同意のようで――。
「月山様は、ホームページを開設される予定なんですか?」
「そうですけど……」
「それなら、いい業者を知っていますがどうですか?」
「いまはいいです」
業者に頼むと、ホームページ作成はかなりのお金を取られるからな。
いまは、そこまで余裕がない。
「分かりました。何かありましたらご用立ててください」
「その時は、お願いします」
現場を任せて俺は母屋へと戻る。
居間に入れば、桜とフーちゃんと和美ちゃんが縁側でだらーっと横になっていた。
もちろん、フーちゃんを枕にしていたのは桜で……。
2人と一匹は完全にお昼寝モード。
間違いなくお留守番は出来ていなかった。
ホームページを開設する為の手続きを終えたあとは、どのようなホームページを作るか考える。
幾つか案はあるが、ネットで定形のテンプレを拾ってきて、それを利用してホームページを作ることにした。
大まかな雛形と紐づけをしていた所で、玄関の戸が開く音が聞こえてくる。
「あらら」
居間に入ってきたのは雪音さん。
俺は、すぐに視線をパソコンへ戻して作業を始めるが――、「みんなお昼寝中なんですね」と、語り掛けてきた雪音さんに俺は「そうですね」と、言葉を返す。
「あっ、そういえば商品の確認の方は終わったんですか?」
「はい。お支払いも済ませておきました。ただ……、一つ問題があって――」
「何かあったんですか?」
「はい。今月の光熱費と根室さんの給料をお支払いしたら家計がかなりピンチです」
「それって相当なレベルで?」
「はい。早急に資金繰りが必要になりますので、五郎さん!」
「何でしょうか?」
「今日の夜に異世界に塩を納品されにいくんですよね?」
「はい……」
「それでは、以前にお伺いした質屋巡りで資金確保をお願いします。目黒さん経由ですと時間が掛かりますので、待っている余裕はありませんので」
「ちなみに、おいくらほど?」
「今後の仕入れの代金を含めまして300万円ほど頑張って換金してきてください」
「……あ、はい」
俺が思っていたよりも月山雑貨店の財政は火の車だったらしい。
それからお昼休憩に店に戻った俺は、カウンターに立ちながらノートパソコンで近隣県の質屋が多い場所を調べていく。
一件あたり10万円以上の換金になると、色々としつこく聞かれることもありチェーン店などを除外すると、質屋の数は限られる。
「これは早いうちに何とかしないとダメだな……」
藤和さんなら、人脈を持ってそうだが一人に任せきるのも良くはない。
「今回の異世界の貴族との交渉でも、藤和さんにおんぶ抱っこだったからな。もう少し考えないとな……」
ナイルさんと根室さんがお昼休憩をしている間に、インターネットである程度は目ぼしがついた。
プリンターで印刷したあとはホチキスで留めてから折り畳み、ズボンのポケットに入れる。
やる事をやったあとは暇になったので店の中を巡回するが、本当に客がこない。
普通に、これは不味いのでは……。
休憩時間が終わった二人に仕事を引き継いだあとは、母屋に戻りアイスクリームを食べている桜と和美ちゃんを横目で見ながらホームページ作成作業を開始する。
「雪音さん」
「はい、何でしょうか?」
麦茶を持ってきた雪音さんに、金策の為に明後日から家を空ける旨を伝えると、雪音さんは頷いたあと洗濯物を取り込むために縁側から庭へと降りていく。
そして、俺が質屋に行くことを聞いていた桜は手を上げると――、「桜もいく!」と、話しかけてくる。
完全に一緒に付いてくる気ありありのようだ。
「おっさん! うちもいく!」
「恵美さんが許可を出さないからダメだ」
「ええっ!? それなら、お母さんがOKを出すならいいってことか?」
「まぁ……それなら……」
本当は良くはない。
他人の子供を連れていって何か問題があったら責任なんて取れないからな。
まぁ根室さんが許可を出す訳もないし、俺は曖昧に答えておく。
「おじちゃんと二人きりで旅行なの」
和美ちゃんが俺の言葉に「それじゃ、お母さんに確認とってくる!」と言い立ち上がりかけたところで、桜の手が和美ちゃんの腕を掴むとポツリと何か呟いた。
「――え?」
和美ちゃんが、体を硬直させたあと壊れたブリキのおもちゃのごとく、桜の顔を見たと思う。
俺からは、桜の背中と後頭部しか見る事は出来ない。
「ヒッ! お、おっさん! ――う、うちは! また今度にする!」
「そうか?」
「本当に? 次は無いの。分かったの?」
桜の問いかけにコクコクと頷く和美ちゃんの表情は、真っ青だ!
「和美ちゃん?」
「――な、ななな、何でもないさ」
「わーい! おじちゃんと久しぶりのお出かけなの!」
「わんっ!」
どうやらフーちゃんも付いてくるらしい。
話しも一段落つき、しばらくホームページ制作に没頭していると、「おう! 五郎!」と、軽い口調で縁側から話しかけてくる人物が来訪した。
「田口村長、玄関から来てください」
キーボードから手を放し立ち上がったあとは、田口村長が座っている縁側へと腰を下ろす。
「それで、何かありましたか?」
「五郎が、数日間は家を留守にすると孫から聞いての。お前が、留守の間は店を手伝ってやろうと思ったのだ」
「おじいちゃん!」
雪音さんが、俺と村長が話している事に気が付いたのか、居間に入ってくる。
「おお、雪音。元気にしておったかの?」
「元気はいいの。それより、どうして! おじいちゃんがお店の手伝いをする話になるの? そもそも畑作業はいいの?」
「その合間に手伝いにくるだけだからの」
「田口村長、そんなに人手は要らないんですけど……」
あまり繁盛しているとは言えない店なので……自分で言っていて悲しくなるが……。
兎に角必要ないと告げる。
「なあに、異世界人の相手をする人間は居た方がいいじゃろう?」
「……それは、ナイルさんのことですか?」
「うむ。まぁ儂も、五郎の父親には色々と教えたからのう。当たり障りない対応をしておくぞ?」
つまり、村長が来た理由は、俺の護衛として異世界から来ているナイルさんの対応という訳か。
雪音さんも理由を聞かされて「そういうこと……」と納得しているし、まぁ俺としても、ナイルさんの相手をしてもらえるなら、その都合がいい。
「分かりました。お願いできますか?」
「うむ。任せておけ! 婆さんも手伝う予定じゃが大丈夫かの?」
「もちろんです」
むしろ、和美ちゃんが家に居るので田口妙子さんが居た方が良い。
「――さて、五郎。此処からは本題なのだが……」
「本題ですか?」
「うむ。以前に、五郎から話を聞いたことがあったが、塩を異世界に売った後の金銭の取引は金の装飾品でもらっているのだろう?」
「そうですね。その方が換金しやすいので」
「そこでだ! たしか、その金は辺境伯が作っていると聞いた。それは間違いないかの?」
「そうですね……」
どうも話が読めない。
「それで、藤和からも話を聞いたが今後、大量の塩や物資の取引をする際に、物の流れを行政が何時までも気が付かないとは思えん。しかも、百万人以上もの市場を開拓するとなると尚更ということになる」
「自分は、そこまでは考えていないですね」
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